iPhone XR・XSの発売に合わせて便利な機能が追加されたiOS12が公開されました。ベゼルレスタイプとしてはiPhone Xに続き2代目のiPhoneとなるiPhone XRを中心に、より便利になった機能をご紹介します。
iPhone XRはiPhone XSとiPhone XS Maxと同時に発表された機種です。iPhone Xから採用されたホームボタン(ベゼルボタン)の無いタイプのiPhoneであり、iOS12を搭載したiPhoneです。
ベゼルボタンが無くなったため、従来のiPhoneとは操作方法に違いがありますが、そこはApple社が作成しただけあり、若干のコツさえ掴めばすぐに使いこなせるでしょう。iPhone XRを例に基本的な使い方から説明してまいります。
従来のベゼルボタンのあるiPhoneでもパスワードと指紋認証の2種類の方法がありましたが、iPhone Xからは顔認証という技術が採用されています。iPhone XRでも同様に顔認証でロックを解除することが可能です。
iPhone XR・iPhone XSでも、画面をタッチするかiPhone本体を持ち上げると画面が点灯し、画面の最上部にロックされた錠前が現れます。顔認証が成功すれば、錠前が外れた状態、ロック解除状態となります(上記の写真状態)。
この段階で画面下から上に向かってスワイプ(指で画面を撫でるように動かす操作)するとホーム画面が表示されます。
もし、顔認証が上手くいかなかった場合でも、同様に画面下から上のスワイプを行うと、パスワードを求める状態になりますので、登録したパスワードを入力すればロックが解除されます。
ロックを解除し、最初に立ち上げた状態がホーム画面です。アプリを起動した後でホーム画面に戻す方法は、以前のiPhoneであればベゼルボタンを押すだけでした。iPhone X以降はロックを解除したときと同様に画面下から上にスワイプすればホーム画面が表示されます。
マルチタスク画面とは、iPhoneで終了させていないアプリを並列で表示する事です。この方法は、以前のiPhoneであればベゼルボタンをダブルクリック(短くい2度クリック)すれば表示されていました。
iPhone X以降はホーム画面で画面下(画面よりもさらに下のフレーム部分)から上に指をスワイプすれば以前の機種と同様に稼働中のアプリが画面上に横並びで表示されます(iPhoneのホーム画面を呼び出す時と同じ動作です)。
アプリを切り替える方法は、マルチタスク画面を呼び出して希望のアプリを選んでタップして切り替えるという方法が一般的ですが、iPhone XRやiPhone XSでは一つ前のアプリに戻るのはとても素早く出来ます。
方法は、アプリの画面下に表示されている白い横線の上に指を置き、左から右にスワイプするだけです。これだけで簡単に一つ前に使用していたアプリに戻ることが出来ます。
起動中のアプリを終了する場合は、先に説明したマルチタスク画面に切り替え、起動中のアプリが並んでいる状態で、終了させたいアプリを選択し、アプリ画面をタップした状態から上にスワイプすると終了となります。
この終了方法はiOS10以前の終了方法と同じです。違うのはマルチタスク画面を呼び出す方法だけです。
iPhoneを終了させる方法は、本体の左側にある音量調整ボタンの「+」側を押しながら、本体右側のサイドボタンを長押しすると画面上部に「スライドで電源オフ」と表示されるスライドスイッチが現れます。そのボタンを左から右にスライドさせると電源がオフになります。
通常通りの使い方をしているとさほど遭遇する機会はありませんが、アプリが動作停止してしまい、マルチタスク画面にも切り替えられない状態になることがあります。俗に言う「フリーズ」という状態です。
この状態になると大概の場合どのキーを触っても反応しません。ベゼルボタンのあるiPhoneであれば、ベゼルボタンを押しながら電源キーの長押しという判りやすい操作で再起動させることが出来ましたが、iPhone X以降のベゼルボタンが無いタイプでは、ちょっと操作が難しくなります。
iPhoneの基本的な使い方を覚えたところで、さらに便利にiPhoneを使いこなすための機能をご紹介します。
簡易アクセスモードとは、近年の大画面化したiPhone用に、片手でも操作をしやすいよう、ワンアクションで画面の上部を下にスライドさせ、アイコンなどに指が届き易くする機能です。満員電車など、片手で操作をするときに便利な機能です。
方法は、まず設定で簡易アクセスが使えるように機能をオンにする必要があります。
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