性能を重視してiPadを選ぶなら、上位モデルのiPad ProやiPad Airがおすすめです。10.5インチ以上のディスプレイで動画視聴や絵の制作等を楽しめます。iPad Pro 10.5と第3世代のiPad Airのスペック・価格の違いなどを比較しました。
Appleから販売されている大人気タブレット・iPadには様々なモデルがあり、以下の表のようなサイズの違いがあります。
インチ | モデル |
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12.9 | iPad Pro 12.9インチモデル |
11 | iPad Pro 11インチモデル |
10.5 |
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9.7 |
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7.9 | iPad mini |
10.5インチサイズの機種には「iPad Pro 10.5インチモデル」と「iPad Air 第3世代」の2種類がありますが、2019年3月に発売されたiPad Air 3を契機にiPad Pro 10.5は販売終了しました。現在iPad Pro 10.5は、一部の関連ショップでしか購入することが出来ません。
iPad Pro 10.5とiPad Air 3、はたしてどちらのモデルの方が優れているのでしょうか?両モデルのスペックや価格の違いを比較してみましょう。
iPad Pro 10.5、iPad Air 3、iPad(第6世代)、それぞれのスペックの違いを比較すると、以下の表のようになります。
iPad Pro 10.5 | iPad Air 3 | iPad(第6世代) | |
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サイズ | 10.5インチ(2,224 x 1,668ピクセル) | 9.7インチ(2,048 x 1,536ピクセル) | |
ストレージ |
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重量(Wi-Fiモデル) | 469 g | 456 g | 469 g |
リアカメラ |
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フロントカメラ |
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ディスプレイ |
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耐指紋性撥油コーティング | |
ProMotion | リフレッシュレート最大120Hz | - | - |
スピーカー | 4スピーカーオーディオ | 2スピーカーオーディオ | 2スピーカーオーディオ |
キーボード |
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Bluetooth Keyboard |
プロセッサ | A10X Fusion | A12 Bionic | A10 Fusion |
スタイラスペン | Apple Pencil(第1世代) |
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iPad Pro 10.5とiPad Air 3は、どちらも標準モデルのiPadより優れたスペックを誇っています。iPad Pro 10.5の方が優れている点もあればiPad Air 3の方が優れている点もあり、甲乙つけがたい関係と言えるでしょう。
iPad Pro 10.5、iPad Air 3、iPad(第6世代)、すでに販売が終了している機種もありますが、それぞれのモデルの価格の違いを比較すると以下の表のようになります。
iPad Pro 10.5 | iPad Air 3 | iPad(第6世代) | |
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Apple Store | 販売終了 | Wi-Fiモデル
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Wi-Fiモデル
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docomo | 販売終了 |
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au |
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softbank | 販売終了 |
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iPad(第6世代)、iPad Air 3、iPad Pro 10.5という順番に本体価格が高くなっています。
Wi-Fiモデルなら、Apple Storeでの購入価格が一番安いです。SIMカードを内蔵しモバイルデータ通信が出来るセルラーモデルなら、docomoかsoftbankで購入すると比較的安く買えるようです。(auも価格に大差はありません。)
iPadで動画を撮影する時に、本体に内蔵されているカメラの性能が極めて重要になります。高性能カメラなら簡単に高画質の動画を撮れますが、質の低いカメラでは色合いがにじんだ動画になってしまいます。
特に、美容系の動画や「踊ってみた」などの作品を動画サイトにアップロードしている方にとって、iPadシリーズのカメラの性能の違いは気になるところでしょう。iPad Pro 10.5とiPad Air 3のカメラのスペックの違いを比較してみました。
iPad Pro 10.5、iPad Air 3、iPad(第6世代)、それぞれのモデルのカメラのスペックの違いを比較すると、以下の表のようになります。
iPad Pro 10.5 | iPad Air 3 | iPad(第6世代) | |
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リアカメラ |
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フロントカメラ |
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自撮りに使うフロントカメラに着目すると、iPad Pro 10.5とiPad Air 3では同じスペックのカメラが搭載されていることが分かります。光が通るレンズの穴の大きさを表すF値(絞り値)は共に2.2。一般的にF値(絞り値)が少ない方が多くの光を取り入れて綺麗な映像を撮れるため、iPad(第6世代)のカメラより性能が優れているといえます。
一方、リアカメラに着目すると、iPad Pro 10.5のカメラの方がiPad Air 3のカメラより画素数・F値(絞り値)において優れていることが分かります。しかも光学式手ぶれ補正やLEDフラッシュ、4K動画撮影など様々な機能に対応しており、まさにプロ並の美麗な動画を撮影できるメリットがあります。
何気ない日常生活のワンシーンを日中に撮影するだけなら大して違いは気にならないでしょうが、YouTuberのようにインターネット配信を生業としている方にとってはiPad Pro 10.5の方が魅力的です。
ディスプレイの性能はiPadの使用感を大きく左右します。色合いがにじんで見えるディスプレイでは、長時間使用していると目が疲れてしまいます。タッチパネルを操作していると指紋や脂などの汚れが付くため、表面にコーティングが施されていることも重要です。
iPad Pro 10.5とiPad Air 3のディスプレイのスペックの違いを比較してみました。
iPad Pro 10.5、iPad Air 3、iPad(第6世代)、それぞれのモデルのディスプレイのスペックの違いを比較すると、以下の表のようになります。
iPad Pro 10.5 | iPad Air 3 | iPad(第6世代) | |
---|---|---|---|
サイズ | 10.5インチ(2,224 x 1,668ピクセル) | 9.7インチ(2,048 x 1,536ピクセル) | |
ディスプレイ |
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耐指紋性撥油コーティング | |
ProMotion | リフレッシュレート最大120Hz | - | - |
iPad Pro 10.5とiPad Air 3はどちらも10.5インチサイズモデルであり、iPad(第6世代)には無いTrue Toneディスプレイやフルラミネーションディスプレイなどの技術が採用されています。
高解像度動画を正確に描画できる上に光の反射が抑えられており、屋外でも安心して使用できる目に優しいディスプレイ仕様となっています。直接画面の内部に触れているような操作感も魅力的です。
ただし、「ProMotionテクノロジー」はiPad Pro 10.5の方にしか採用されていません。
ちなみにProMotionテクノロジーとは、Appleが開発している画面表示を滑らかにする技術のことです。iPad Pro 10.5では、iPad Air 3の2倍にあたる120Hzものリフレッシュレート(1秒間に画面が切り替わる速さを表す数値)を実現しているため、うっとりするほど自然なスクロールアニメーションを表現することが出来ます。
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