Adobe Flash Playerが2020年に終了!要因や各ブラウザサポート今後の対応は?

Adobe Flash Player2020年に完全に廃止されて終了します。Adobe Flash Playerを使っていたゲームなどは終了後はどのように移行したらいいのでしょうか。この記事では終了になる要因や各ブラウザの対応についてお伝えします。

目次

  1. 1Adobe Flash Playerが2020年に完全終了!その要因とは?
  2. セキュリティリスクの問題
  3. スマホなどのタッチスクリーンに対応していない
  4. 利用者の激減
  5. 2Flash終了!廃止の影響を最も受ける分野は?
  6. スマホアプリや最新の動画・ゲームサイトなどは一切影響なし
  7. 影響を最も受けやすい分野はこちら!
  8. 3Flash終了後の展望について
  9. HTML5へ移行
  10. 2020年の終了後のFlash Playerの動作について
  11. 4Flash終了に向けた各ブラウザのサポートの状況について
  12. Google Chrome
  13. Firefox
  14. Microsoft
  15. Apple
  16. 5Flash終了に向けてセキュリティリスクを回避するための対応法について
  17. ブラウザで無効にする方がいい
  18. 主要なブラウザでFlashを無効にする方法
  19. 6Flash Player終了に向けて対策を始めていこう!

Adobe Flash Playerが2020年に完全終了!その要因とは?

Adobe Flash Playerが2020年に正式に廃止されて完全に終了することになりました。現在のところ、徐々にFlash Playerからの移行が進んでいます。

この記事ではAdobe Flash Playerが廃止されて完全終了することになった要因や、各ブラウザのサポートの対応状況、それから各自でやるべきことについてお伝えします。まずはFlash Playerが廃止される要因についてみていきましょう。

セキュリティリスクの問題

大きな問題はAdobe Flash Playerにはセキュリティ上の問題が大きかった、という点です。1990年代に登場したFlash PlayerはPC上でアニメーションを動かすことができる画期的なプログラムとして2000年代までソフトウエア開発にはなくてはならないものでした。

しかし、2007年にApple社の総御者であるスティーブ・ジョブズが「Thoughts on Flash」でFlash Playerの脆弱性を指摘し、結果としてiPhoneでは取り入れられませんでした。実際にジョブズの指摘以前からAdobe Flash Playerの脆弱性を突いた攻撃は頻繁に行われており、クラッカーの格好の標的になっていたことも事実です。

結局、その脆弱性が克服できなかったということで、とうとう完全に廃止されて終了するに至ってしまいました。

スマホなどのタッチスクリーンに対応していない

スティーブ・ジョブズがiPhoneへFlash Playerを搭載しないことを決めたことにより、スマホ向けのFlash Playerの開発は一切行われませんでした。そのためにスマホやタブレットで利用されているタッチスクリーンに全く対応していません。Flash Playerはスマホやタブレットでは一切動作しません。

iPhoneだけではなくAndroidや、PC用のタッチスクリーンでもFlash Playerを動作させることはできません。現在、PCよりもはるかにユーザー数が多いスマホで利用できないというのは、今後の展望が一切見いだせないということと同じことです。

利用者の激減

Flash Playerの脆弱性が指摘されたことや、Flash Playerを使わなくてもサイトやアプリに動画を埋め込む新しい技術が出現したことなどにより、Flash Playerを使う人が激減しました。

実際に、現在新しく開発されているPC用のアプリや、制作されている動画でFlash Playerを利用しているものはほとんどありません。利用する人が以前に比べると激減したということも、Flash Playerが廃止されて完全終了する要因になったと考えられています。

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Flash終了!廃止の影響を最も受ける分野は?

Adobe Flash Playerが終了することで最も影響を受ける分野というのはどのような分野があるのか見ていきましょう。

スマホアプリや最新の動画・ゲームサイトなどは一切影響なし

まずは現在の状況ですが、スマホやタブレットのアプリは全く影響を受けません。そもそもFlash Playerが対応していないので、今後の展望にもスマホやタブレットのアプリは一切関係ありません。

以前はFlash Playerで作られていた動画やゲームのサイトですが、現在ではFlash Playerの代わりに普及しつつあるHTML5を使って作るようになっています。そのために、最新の動画やゲームには全く影響がありません。

1990年代や2000年代から運営されている古いサイトでは影響がありますが、現在も更新が行われているところでは、HTML5への移行が終了しているか移行途中のはずです。2020年のFlash Player完全廃止までには完全に新しいシステムに移行が終了するはずなので心配はありません。

影響を最も受けやすい分野はこちら!

それでもどうしてもFlash Playerの廃止の影響を受ける分野があります。特に影響を受ける分野というのはこちらの2つの分野です。

eラーニング

1990年代後半から2000年代にかけてPC上のブラウザで学ぶことができるeラーニングが盛んになりました。eラーニングの多くが動画やアニメーションで授業を行い、確認テストをゲーム形式で行う、という構成になっていたのでFlash Playerを使って作られているものがほとんどでした。

古くからあるeラーニングの中には、現在Flash Player終了に向けた対応やサポートが遅れているものもあります。もしも現在利用しているeラーニングでまだFlash Playerを使っているようなら、管理者に2020年のFlash Player終了に向けた対応はどうなっているのか、ということを質問してみた方がいいでしょう。

ブラウザゲーム

PCのブラウザ上で遊べるブラウザゲームの多くが、HTML5が登場するまでFlash Playerを利用して作られていました。HTML5そのものは2008年ごろから使えるようになっていましたが、つい数年前までHTML4でFlash Playerを利用して作っていたゲームも多かったのが事実です。

現在もアップデートが行われているゲームサイトでは、Flash Playerを利用せずにHTML5のみで動作できるように対応ができているサイトもあります。しかし、更新が行われなくなってしまったものはFlash Playerがないと動作しません。

Flash Playerの脆弱性を考えると更新されないゲームでは遊ばない方が無難でしょう。開発者へ問い合わせができる場合には問い合わせてみて、問い合わせができないようならそのゲームで遊ぶことはあきらめましょう。

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Flash終了後の展望について

Adobe Flash Playerが終了した後の展望というのはどうなるのかについてみていきましょう。

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K.C
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