Google Dictionaryをご存知ですか。Googleが提供するChrome拡張機能の1つで、簡単操作の優れた和訳・英訳ツールです。今回はGoogle Dictionaryの使い方、設定方法、便利な機能をまとめました。
Google Dictionaryとは、Google chromeの拡張機能の一つで、クリックだけで和訳、英訳、熟語表示、画像検索への誘導を備えた多機能ツールです。以前は日本語には対応していませんでしたが、機能追加から日本語での利用もできるようになりました。現在は28か国語の翻訳で使えるため、万能辞書として導入をお勧めします。
日常の英文翻訳はもちろんですが、Google Dictionaryは英語学習にも使えます。表示される項目としては、英語(単語)を日本語に和訳するのはもちろんですが、発音もボタン1つで聞けます。英語新聞を日本語に翻訳する勉強方法は昔からメジャーですが、学習効率を高め、ヒアリング能力も身に付きます。
Google Dictionaryの使い方は極めてシンプルです。英語文章でわからない単語をダブルクリックするだけで、ポップアップウインドウが開きます。画像は実際の使用風景を示しています。黄色い枠の中に、選択した英語単語、和訳、選択した言語の種類が表示されます。
画像では「out」の横にスピーカーマークがあります。こちらをクリックすると音声が流れる仕組みになっています。
まず拡張機能とは何かからご説明します。拡張機能とは、Google Chromeに追加する機能の総称です。使用者の使いやすいよう調整するカスタムパーツとも言えます。
多くのシステムが無料で提供されており、Googleからも多数公開されています。Google DictionaryもGoogle Chromeの拡張機能として提供されており、Chrome ウエブストアから導入が可能です。
それでは実際にGoogle Dictionaryの使い方をご紹介します。導入の流れから設定、翻訳方法などを簡単にまとめました。
まずは導入方法です。Google Chromeの拡張機能として、Google Dictionaryを追加します。拡張機能とはGoogle Chromeをより便利に使えるようにするための追加オプションだと思ってください。拡張機能はChromeウェブストアから導入できます。
Chromeウェブストアから「Google Dictionary」と検索しましょう。画像にある[Google Dictionary(by googole)]が1ページ目に表示されますね。右側にある[Chromeに追加する]ボタンを押すことでシステムがChromeに反映されます。
ChromeにGoogle Dictionaryを追加後、画像のような表示になります。赤丸部分には本のマークが追加され、ポップアップには「Google DictionaryがChromeに追加されました」と記載があります。右上のマークが表示されれば導入は成功ですので、画像を参考にしてください。
Google Dictionaryは導入できましたか?次に使用言語の設定をします。Google Dictionaryのアイコンを右クリックします。ウインドウが表示されるので、赤丸のオプションを選択しましょう。
オプション画面では、基本的な設定をします。まず一番上の「My language」で使用する言語を選択しましょう。今回は英語を日本語に和訳したいので、リストから[Japanese]をクリックします。他の言語にすると、その言語に翻訳されるため、中国語を英訳するなども可能です。
次に翻訳方法を設定します。オプションの「Pop-up definitions(ポップアップの定義)」から変更できます。翻訳方法とは、どのような操作をした時にGoogle Dictionaryのウインドウが開くかを決定するものです。どちらの設定でも問題ないので、合う使い方を選びましょう。また両方選択場合でも特に動作に支障ありません。
Display pop-up when I double-click a word | 単語をダブルクリックで起動 |
Display pop-up when I select a word or phrase | 単語を選択で起動 |
Word historyでは和訳した英語単語の記録設定を変更できます。Google Dictionaryで確認した単語はすべて保存され、csvファイルでダウンロードできます。どちらの設定もチェックを入れておきましょう。
Store words I look up, including definitions | 翻訳した単語を登録する |
Allow other extensions to retrieve my word history | 他の拡張子が自分の単語履歴を取得できるようにする |
ダウンロードしたデータはExcelなどの表計算ソフトで閲覧できます。A列が言語(en:英語)、B列が翻訳した言語の種類(ja:日本語)、C列が登録した単語、D~H列が単語の和訳した意味を示しています。
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