Androidスマホを使っていて、いきなり「戻る」ボタンが使えなくなったことはありませんか。なかなか体験することのないことかもしれませんが、万が一「戻る」ボタンが使えなくなったときに慌てないよう、対策を覚えておきましょう。
Androidスマホをお使いの場合、一つボタンのiPhoneとは異なり、必ずと言って良いほど「戻る」ボタンがあります。アプリを使ったり、ネットを見たり、そんな時に「戻る」ボタンを重用しています。
そんな「戻る」ボタンが動かなくなった経験はあるでしょうか。そうそう簡単に効かない状態になったりはしないのですが、万が一そんな状態になったときのため、対策を知っておくこと、またその予防策を知っておくことは有益です。
一番やってしまいがちなのが、水に濡らすことです。最近のスマホは防水性能が高いので、濡らすことはよくあっても、それが原因となることは少ないかもしれません。それでも、ポケットに入れたまま洗濯したりとかとなると、防水機能も効果がないかもしれません。もっとも、その時は戻るボタン以前にスマホ自体が反応しないでしょう。
ともあれ、少し前のスマホであったり、土砂降りの中で操作したり、浴槽や洗面台で水の中に落としたり、大汗をかいたままスマホを操作したりなどなど、生活の中で水に濡らすことは多いです。原因の一つとして想定しておきましょう。
アプリのインストールに関連してのトラブルの可能性もあります。アプリ同士の相性やシステムとの相性のが原因となって反応しない可能性もあります。また、あまり事例としては聞かないですが、アプリ自体の不具合による動作不良の可能性もあります。
一方、悪意のあるウィルス等のプログラムによる動作不良を起こしている可能性もありますので、反応しない症状が発生する前後にインストールしたソフトを確認してみましょう。
OSが古かったり、ファームウェアがバージョンアップされていないため、最新のソフトとの不具合が発生する場合もあります。Androidのバージョンが何時のものか、最近バージョンアップされていないか、これもチェック項目として重要です。
また、システム自体によって反応しない場合もあり得ます。Androidのバージョンにも注意を払いましょう。
Androidスマホに特有の症状として「スマホ連打病」という症状が出ることがあります。これは、戻るボタンとタッチスクリーンの干渉で起こる症状で、戻るボタンが押されっぱなしになる状態をいいます。
こうなると作業を進めようにも常に戻り続けるので、正常に終了すら出来なくなってしまいます。
ネットで調べると、何件もの報告が上がっていますので、戻るボタンとタッチスクリーン不具合というのは比較的発生しやすいのかもしれません。同様に、戻るボタンが反応しない状態となる可能性もあるようですので、修理も視野に入れて考えておいた方が良いでしょう。
以上、これらを試した上で、思い当たることがない場合、可能性として高くなるのが戻るボタンの不具合です。最もあり得るのが接触不良です。よく使うボタンだけに、丈夫ではあるものの、壊れる可能性が高いパーツでもあります。反応しない原因となっているかもしれません。
上記に書いた方法に心当たりが全くない場合は、残念ながらスマホ本体の故障を疑うしかないかもしれません。その際の確認方法もご紹介します。
上記方法をチェックした上で、戻るボタンが効かない原因をある程度特定する事が出来たら、次はそれについての対処法を説明していきます。
水没させたり、水をかけてしまった場合の対処法は、電源を落とし、完全に乾かす事です。
この時、念のためにSIMカードやSDカードは抜き取りましょう。また、自然乾燥をしてください。くれぐれもドライヤーなどで乾かすのは止めましょう。熱で基板がダメになることがあります。
家にある乾燥剤と一緒にジップロック等で乾燥させたり、生米と一緒に密閉するのも効果的です。天日で干すという方法もありますが、この時はスマホが熱くならないように気をつけましょう(基板が壊れる恐れがあります)。
とにかく、完全に乾燥させるため、1日くらいは放置した方が良いようです。
濡れているわけでもないのに、ボタンが効かないなら、再起動してみるのが手っ取り早い対処法でしょう。意外と忘れられていますが、長時間使っているとスマホの動作が安定しなくなることが多々あります。
アプリが起動しないとか、起動してもすぐに終了してしまう。またはネットに繋がらない等々の不具合が発生する原因に対し、再起動が一番有効な解決方法である事が多いようです。戻るボタンが効かない場合も、再起動によって復活することがあります。
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