日本で登録したApple Payは以前は海外では使えませんでしたが、現在では海外で使えるように対応が変わりました。この記事ではApple Payで使えるクレジットカードのブランドや、Apple Payの使い方などについて詳しく解説します。
ケータイ電話を機械にかざすだけでお金が支払えるおサイフケータイという文化は、日本が発祥でした。日本では初代iPhoneが2007年に発表される3年も前の2004年に、ケータイ電話に決済専用のICチップを埋め込むという画期的な方法を開発して、おサイフケータイ文化が発達しました。
しかし、おサイフケータイ文化というのは日本独自の文化でなかなか海外には広がっていきませんでした。スマホが普及してからも、iPhoneではおサイフケータイが利用できないということで、あえてAndroidにする人もいたくらいです。
しかし、2014年にiPhoneのおサイフケータイともいえるApple Payが登場したら、世界中にApple Payが広がっていきました。日本でも2016年にApple Payが使えるようになりましたが、当初は国内のみの利用で海外では利用できませんでした。
現在はApple Payは海外でも利用できるようになりましたが、条件などがあります。この記事では日本で登録したApple Payを海外で使う条件や、使い方などについて詳しく見ていきましょう。
スマホをかざすだけで簡単に決済できるようになるおサイフケータイは、日本で発達した機能でした。しかし、日本ではおサイフケータイの機能はAndroidスマホが先行してしまい、iPhoneはかなり遅くなってからの対応でした。
iPhoneのおサイフケータイといえるApple Payは2014年にアメリカで始まり、日本では2016年10月から利用できるようになりました。しかし、Apple Payが利用できるようになった当初は、日本で登録したApple Payは海外利用には対応しておらず、海外旅行に行った時の支払いに利用することはできませんでした。
しかし、2017年9月から日本で登録したApple Payが海外でも使えるようになりました。海外で使えるApple Payには条件があるのですが、条件を満たしたApple Payなら海外での支払いに利用できます。ぜひ海外旅行や海外出張に行く際には、Apple Payを利用して、キャッシュレスな旅行を楽しんでみましょう。
この記事では国内で登録したApple Payが海外で使えるのか確認する方法や、実際に海外でApple Payを使うときの使い方について詳しく解説します。
海外旅行や海外出張に行った時に、支払いにApple Payが使えることには大きなメリットがあります。こちらでは海外での支払いにApple Payを使うメリットについてみていきましょう。
海外での支払いにApple Payが使えると支払いが楽になる、というメリットがあります。iPhoneをApple Payの決済ができる機会にかざすだけでクレジットカード決済ができるApple Payが使えれば、現金を持ち歩かなくて済みます。海外に行ったら必ず必要になる日本円を現地通貨に両替する必要もなくなります。
また、iPhoneを機械にかざすだけで簡単に決済できるので支払いが終わるので、レジで現金を渡してお釣りを受け取る、という手間がなくなります。これが大きな手間の節約になります。しかもiPhoneは電話やメールが入ったときのために、いつでもすぐに出せるところにしまってあります。
慣れない海外でも、いつも通りの決済ができるApple Payは本当に便利です。
海外に行ってクレジットカード決済をするときに心配な点には、スキミング被害に遭う可能性が高くなる、ということです。クレジットカードで支払うためには、店員に一度カードを渡さなくてはいけないので、自分が気が付かないうちに、情報を読み取るための機械に通されてしまったら、スキミング被害は防ぐことができません。
しかし、Apple Payでの支払いができるとiPhoneを自分で機械にかざすだけで決済できます。海外でも店員にクレジットカードを渡す必要がないので、スキミング被害に遭う可能性が低くなり、安心できます。
Apple Payの支払いはクレジットカードで行います。クレジットカードを使うとポイントを貯めることができるので、Apple Payを使えば使うほどクレジットカードのポイントを貯めることができます。
しかも、クレジットカードを使うためには、通常はサインが必要なので現金払いよりも面倒くさい所もあるのですが、Apple PayはiPhoneをかざすだけ、という手軽さです。簡単操作で少額利用でもポイントが貯まっていくのは、Apple Payのメリットです。
Apple Payに登録できるクレジットカードのブランドはいろいろとあります。クレジットカードだけではなく、Suicaなどの交通系電子マネーなどもApple Payに登録できます。しかし、海外での決済で利用できるクレジットカードの国際ブランドは限られているので注意しましょう。
Apple Payの海外での支払いに対応している国際ブランドのクレジットカードは次の3つです。
・MasterCard
・JCBカード
・アメリカン・エキスプレス
この3つのブランド以外のクレジットカードも、Apple Payに登録はできますが、海外での支払いに対応はしていません。海外に行く予定があり、Apple Payを利用したいと考えている人は、ぜひこの3つのブランドのクレジットカードを登録しておくようにしましょう。
ここでちょっと意外な国際ブランドがApple Payに対応できるクレジットカードに入っていないのに驚いた人もいることでしょう。というのはクレジットカードの国際ブランドとしてもっとも有名だと思われるVISAが入っていないのです。
今後の展開はわかりませんが、2019年6月現在、VISAはApple Payで使えるクレジットカードのブランドに入っていません。VISAブランドのカードを登録しているから、海外でも安心だと思っていたら、Apple Payに対応していなかった、という声も実際にあります。
VISAはApple Payの海外での支払いには対応していないので注意しましょう。
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