楽天Edyとは？使い方や特徴(メリット)とポイントの貯め方を解説！

楽天Edyは、楽天グループのサービスだけでなく、実店舗での買い物代金の支払いにも使える電子マネーです。楽天Edyには様々な種類があり、スマホ利用の有無にかかわらず使える特徴があります。

どのような使い方が可能なのか、楽天Edyの種類を見ていきましょう。

FeliCaチップを内蔵したおサイフケータイ対応のAndroidスマホでは、楽天Edyアプリをインストールすることで楽天Edy決済を使えるようになります。スマホ上でチャージや決済手続きを行えるメリットがあり、最も汎用性の高いタイプの楽天Edyと言えます。

様々な企業・自治体が発行しているEdy機能付きカードを取得すれば、スマホを使わずに楽天Edyを利用することが出来ます。

なお、楽天Edyの運営母体である楽天グループによって発行されているEdyカードには、以下の2種類があります。

一つ目は、楽天ポイントカードにEdy機能を搭載した「Edy-楽天ポイントカード」です。楽天市場にて324円（税込）で購入した後、以下のリンクにアクセスして初期設定およびチャージを行えば、カードを提示するだけで支払いに使えます。

二つ目は、楽天カードにEdy機能を搭載した「Edy機能付き楽天カード」です。以下のリンクにアクセスして発行申請を行うと、与信審査終了後にカードが送られてきます。

Edy-楽天ポイントカードと違って、楽天カードの場合は楽天Edyの初期設定を行う必要はありません。チャージ後にそのままショッピング代金の支払いに利用できるメリットがあります。

なお、すでに楽天カードを持っている方は、以下のリンクにアクセスしてEdy機能付き楽天カードへの切り替え手続きを行うことも可能です。

残念ながら、iPhone単体では楽天Edyを利用することはできません。しかし、いくつかの付属機器を自分で用意すれば、iPhoneでも楽天Edyを使えるようになります。

iPhoneで楽天Edyを使う方法として、以下の2種類が挙げられます。

一つ目は、上記の「Edyカード」と「パソリ（RC-S390）」を使う方法です。ちなみにPaSoRi（パソリ）とは、SONY（ソニー）によって開発・製造されている非接触型ICカードリーダー商品のこと。パソリは電子マネーの管理に使えるため、iPhoneで楽天Edyを使いたい時に大変便利です。

パソリ（RC-S390）を購入し、iPhoneにインストールした「パソリ対応 楽天Edyアプリ」を起動してiPhoneとパソリをBluetooth接続します。そしてパソリでEdyカードを読み取れば、iPhone上で楽天Edyの残高照会やチャージを行えるようになります。（支払いはiPhoneではなくEdyカードを提示して行う。）

二つ目は、iPhoneに「おサイフケータイ対応機器」を接続する方法です。以下のようなデバイスを用意すれば、iPhoneでもAndroidスマホのおサイフケータイサービスの一部を使えるようになります。
 

• スマートウォッチwena wrist
• スマートウォッチwena wrist pro
• スマートウォッチwena wrist active
• おサイフケータイジャケット

おサイフケータイ・Edyカード・iPhone、それぞれの楽天Edyの種類を比較すると、以下の表のような使い方の違いがあります。
 

楽天Edyのデータをパソコンに読み込ませるために必要な楽天Edyリーダーは、以下のリンクから購入することができます。（または「FeliCaポート/パソリ」でも代用は可能。）

楽天Edyにはいろいろな種類があるので使い方が難しそうに見えますが、一度使い方を覚えてしまえば後は簡単に使いこなせます。

ここからは、楽天Edyの具体的な使い方について解説していきます。

楽天Edyを使用するためには、楽天Edyに対応した決済ツールを準備する必要があります。以下の4種類のうち、自分が利用しやすいものを一つ選択してください。

楽天グループのサービスを頻繁に利用している方には、Edy機能付き楽天カードがおすすめです。

楽天カードは年会費永年無料のクレジットカードで、100円の利用につき1ポイントの楽天スーパーポイントが還元されます。（ポイント還元率1%。）審査条件が比較的緩く、収入の少ない方でも発行できるメリットがあります。

しかも楽天市場での買い物時にポイント還元率が3倍にアップしたり、新規入会で最大8,000ポイント貰えたりするお得なキャンペーンもあります。

Edy機能付き楽天カードが欲しい方は、以下のリンクから発行申し込みを行ってください。

Edy機能を搭載しているクレジットカードは楽天カードだけではありません。ANAが発行しているANAカードの大半にもEdy機能が付いています。

ANAカードは、一般カードからゴールドカードまでラインアップが充実しており、自分のライフスタイルに合ったカードを選択できるメリットがあります。ポイント還元率はカードによって異なりますが、日々の買い物で貯めたマイルで旅行できるのはANAカードならではの使い方です。

ちなみに、在学期間中は年会費無料になる学生用のカードも用意されています。楽天Edyを使えるクレジットカードが欲しい学生さんにおすすめです。

興味のある方は、以下のリンクからANAカードをチェックしてみてください。

クレジットカードを発行したくない方には、Edy機能の付いたポイントカードがおすすめです。ポイントカードを提示すれば日々の買い物でポイントが貯まる上に、チャージしたEdyで支払いを行うことも可能です。第三者に悪用されるリスクが低いというメリットもあります。

Edy-楽天ポイントカードは、楽天カードと違って取得に324円（税込）の初期費用がかかってしまうのが難点です。以下のリンクにアクセスしてポイントカードを購入した後、カード番号を登録して楽天Edyの初期設定を行ってください。

ちなみに、クロネコメンバーズに会員登録すれば、楽天Edy付きクロネコメンバーズカードを無料で発行する裏技も使えます。タダで楽天Edy対応のポイントカードが欲しい方は、以下の方法を試してみてください。
 

1. クロネコメンバーズの公式サイトにアクセスし、「新規登録」から会員登録を行う
2. クロネコメンバーズにログインし、トップページの「お客様情報」を選択する
3. 基本設定の「クロネコメンバーズカード」をクリックする
4. 「クロネコメンバーズカードのお申込み・追加発行」を選択する
5. カード到着後に連携設定を行う

余計なカードを無意味に持ち歩きたくないという方には、モバイル版の楽天Edyをスマホに登録することをおすすめします。

おサイフケータイ対応のAndroidスマホなら、楽天Edyアプリをインストールすることで楽天Edy決済を利用できるようになります。スマホ上でアプリを操作するだけで、簡単にチャージや決済手続きを行うことが可能です。

一方、iPhoneの場合、そのままでは楽天Edyを使うことは出来ません。以下のどちらかのパターンを選択して、必要なアイテムを揃えてください。
 

• Edy機能付きカード＋パソリ（RC-S390）を用意して、「パソリ対応 楽天Edy」アプリをiPhoneにインストールする
• wena wristやおサイフケータイジャケットなどのおサイフケータイ対応機器を用意して、「おサイフリンク」アプリをiPhoneにインストールする

楽天Edyはプリペイド（前払い）方式の電子マネーなので、代金の支払い前にチャージ（入金）を行わなければなりません。

楽天Edyは様々な種類のチャージ方法に対応しており、自分の実行しやすいものを選べるメリットがあります。具体的なチャージ方法を見ていきましょう。

コンビニやスーパーなどの楽天Edy加盟店に行けば、楽天Edyアカウントに現金でチャージすることが出来ます。レジにいる店員に「楽天Edyのチャージをお願いします」と伝え、チャージしたい金額を現金で支払ってEdyカードまたはスマホを提示しましょう。

1回あたりのチャージ金額の上限は25,000円。最大で50,000円までチャージすることが可能です。

楽天Edyにチャージできる店舗を知りたい方は、以下のリンクにアクセスして最寄りの楽天Edy加盟店を検索してください。なお、チャージ対応加盟店でも一部店舗にてチャージを受け付けていない場合もあります。

楽天Edyのスマホアプリ、または楽天Edyリーダーと接続したパソコンの「Edy Viewer」上で、楽天Edyアカウントにクレジットカードの情報を登録することが出来ます。

後は、画面上でチャージ金額を入力してクレジットカード決済すればチャージが完了します。現金を用意する必要が無く、最も簡単なチャージ機能の使い方と言えるでしょう。

1回あたりのチャージ金額の上限は25,000円まで。ただし、登録したクレジットカードの利用期間が30日未満の場合、セキュリティの観点から1日にチャージできる金額の上限が10,000円に制限されます。

おサイフケータイ、Edy機能付き楽天カード、パソリ（RC-S390）＋iPhoneを利用している場合、楽天Edyアカウントにオートチャージを設定することが出来ます。

オートチャージ設定が完了したら、2時間に1度残高が確認され、設定金額以下になった時にクレジットカード決済や銀行口座振替などの手段で自動的にチャージが実行されます。

オートチャージの設定方法にはいろいろな種類があるので、自分の実行しやすいものを選んでください。
 

• 楽天Edyのスマホアプリで「チャージ設定」から「オートチャージ設定」を選択する
• ローソンなどのオートチャージ対応店舗で楽天Edyの決済を行う（自動的に設定が完了する）
• 楽天カードを持参して、ファミリーマートの専用端末「Famiポート」でオートチャージ設定を行う
• パソコンで楽天e-NAVIにアクセスしてオートチャージ設定を行う

楽天グループのサービスを利用する中で貯まった楽天スーパーポイントを、1ポイント＝1円のレートで楽天Edyにチャージすることが出来ます。（ただし期間限定ポイントは不可。）

以下のリンクにアクセスし、ポイントチャージ申請を行いましょう。

ポイントチャージ申請が完了した時点では、まだ楽天スーパーポイントを楽天Edyで使用することは出来ません。申請したポイントをEdyとして受け取る必要があります。

申請ポイントの受け取りには以下の3種類の方法があるので、自分の実行しやすいものを選択してください。
 

• 「Famiポート」や「国内線 自動チェックイン機」などの端末で、「楽天Edy」→「Edyを受け取る」を選択して受け取り手続きを行う（Edyカードやスマホが必要）
• 楽天Edyスマホアプリで受け取り手続きを行う
• 楽天Edyリーダーを接続したパソコンでEdy Viewerを立ち上げて受け取り手続きを行う

楽天Edyは単に使い方が簡単なだけでなく、利用代金の一部がポイント還元される経済的メリットに富んだ電子マネーです。利用すればするほどお得感が増すため、あまり意味のない日常的な買い物の際にも楽天Edyを利用する意味を見出すことが出来ます。

楽天Edyでポイントを貯める方法は簡単です。決済時にEdyカードまたは楽天Edyを設定したスマホを提示して、代金を電子マネー決済で支払うだけです。

特別な使い方をしなくても自動的にポイントが貯まっていくのが楽天Edyの魅力と言えるでしょう。

楽天Edyで支払いを完了すると、200円ごとに1ポイントの楽天スーパーポイントが貯まります。

ポイント還元率は0.5％。楽天Edy単体のポイント付与率はそれほど高くありませんが、チャージにクレジットカードを使えばクレジットカードのポイントも還元され、容易にポイントの二重取りを実現できます。

現金で支払いを行うとポイント還元率が0になってしまうので、楽天Edyを使える店では積極的に楽天Edyを使っていきましょう。

楽天グループは楽天Edy関連のキャンペーンを随時実施しており、加盟店でのポイント還元率が2倍以上に跳ね上がることは珍しくありません。お得な期間を無意味に終わらせないためにも、定期的に公式サイトのキャンペーン情報をチェックしましょう。

最近では、電子マネーやバーコードを利用したスマホ決済サービスが流行っています。現金やクレジットカードでも支払いはできるのに、何故電子マネーを使う必要があるのでしょうか。

ここでは、他の決済方法には無い楽天Edyならではのメリット、利用する意味について見ていきましょう。

2018年度の主要電子マネー発行枚数を見ると、楽天Edyが日本国内の電子マネーサービスの中で最も高いシェア率を誇っていることが分かります。
 

1. 楽天Edy
2. Suica
3. nanaco
4. PASMO
5. iD

楽天Edyユーザーは、店頭に置かれている端末にEdyカードやおサイフケータイ等をかざすだけで買い物が出来ます。財布の中の小銭を探して無意味に時間を浪費する必要が無く、より買い物が楽しくなることでしょう。

楽天Edyで支払いを行うと、利用代金200円ごとに1ポイントの楽天スーパーポイントが貯まります。貯まったポイントは再びチャージに回すことも出来るので、現金と同じ意味を持ちます。

クレジットカードや銀行口座と紐付けたオートチャージ機能により、残高を気にすることなく楽天Edyを利用することが可能です。オートチャージに対応している加盟店なら、楽天Edyを利用しただけでオートチャージの設定が完了。チャージの意味を考える必要すらないので、初心者の方でも簡単に使いこなせるメリットがあります。

おサイフケータイ対応のスマホ、または楽天EdyリーダーでEdyカードを読み込めるパソコンなら、ネットショッピングでの支払いにも楽天Edyを利用できます。

商品の支払い方法で「楽天Edy」を選択し、画面の指示に従って手続きを進めればOK。クレジットカード情報を入力することに抵抗のある方でも安心して使えるため、セキュリティの観点からも大きな意味があります。

楽天Edyは、全国の約50万の店舗で使うことが出来ます。コンビニ、スーパー、レストランなど多彩な業種に対応しており、日々の生活の中の様々なシーンで重宝することでしょう。

今回は、楽天Edyの種類・使い方・利用する意味（メリット）などをご紹介いたしました。最後に本記事の要点をまとめると、以下の5点が挙げられます。
 

• 楽天Edyとは楽天Edy株式会社によって提供されているプリペイド型の電子マネーのことで、200円ごとに楽天スーパーポイントが1ポイント貯まる
• Edy機能を搭載したポイントカード・クレジットカード、おサイフケータイ対応のAndroidスマホを提示するだけで楽天Edy決済が出来る
• iPhoneで楽天Edyを利用したい場合は、iPhone+Edyカード+パソリ（RC-S390）、またはiPhone+おサイフケータイ対応機器の組み合わせが必要
• 代金を支払う前に、現金・クレジットカード・楽天スーパーポイントなどを使って楽天Edyアカウントにチャージする必要がある
• 楽天Edyなら幅広い業界でキャッシュレス決済をお得に利用できるため、意識的に利用するだけの意味がある

iPhone単体で使えないのが大きなデメリットですが、楽天Edyを利用することで決済の効率化を図れることは間違いありません。電子マネーに興味のある方は、ぜひ本記事を参考にして楽天Edyを日々の買い物時に使ってみてください。