Amazonのセラーセントラルとベンダーセントラルの違いや選び方について解説!

Amazonで購入する商品を扱っているのは、Amazonに商品を卸している業者だけではありません。Amazonで商売をしている業者にはセラーセントラルとベンダーセントラルがあります。今回はセラーセントラルとベンダーセントラルの違いについて解説します。

目次

  1. 1Amazonベンダーセントラルとセラーセントラルとの間にある違いとは?
  2. Amazonには2つの販売方法がある
  3. 2Amazonベンダーセントラルの持ち味
  4. メリット
  5. デメリット
  6. 3Amazonベンダーセントラルにはないセラーセントラルの持ち味
  7. メリット
  8. デメリット
  9. 4Amazonベンダーセントラルの戦略的選択方法
  10. ベンダーセントラルを選択すべきとき
  11. セラーセントラルを選択すべきとき
  12. 5Amazonベンダーセントラルの特徴を考えて選択しよう!

Amazonベンダーセントラルとセラーセントラルとの間にある違いとは?

Amazonは現在、日本ネットショッピングで最も多くのユーザーが利用し、なおかつ最も多くの利益を上げている通販サイトです。商品の豊富さや値段の安さなどに、私たちの目はどうしても引かれてしまいますが、注目すべきなのはその斬新なビジネスモデルです。身近にもAmazonで転売をして収入を得ている友人や知人が大勢いるかもしれません。

彼らはこの斬新なAmazonのビジネスモデルの恩恵を受けているユーザーです。「買って売る」というシンプルで伝統的なビジネススタイルの裾野を広げ、参入が容易で誰でも商いをして利益を得られるビジネスの新しいシステムを作り上げたのがAmazonです。そんなAmazonが作り上げた販売方法を今回はご紹介します

Amazonには2つの販売方法がある

Amazonというオンラインの「ショッピングモール」に商品を出品して販売と配送の業務をワンセットでしたいという人は世界中にいますAmazonは自社の通販サイトで行う販売方法を2つのカテゴリーに分けAmazon通販サイト内の商いを組織しています。どんなカテゴリーなのでしょうか。

ベンダーセントラル

Amazonが自社の通販サイトの商いを組織するために作り上げた2つの販売方法の1つは、ベンダーセントラルです。ベンダーセントラルとは、Amazonという巨大ネット販売業者に商品を納品し、販売のすべてを委ねる販売スタイルです。つまりAmazonに販売をして利益を上げる販売方法です近所の大手スパーに野菜や他の商品を卸す業者に似ているかもしれません

セラーセントラル

Amazonが自社の通販サイトの商いを組織するために作り上げた2つの販売方法のもう1つは、セラーセントラルです。セラーセントラルとは、Amazonに商品を出品し、Amazonの販売システムやツールを借りて直接商品の販売を手がける販売スタイルですAmazonの転売を副業にしている転売ヤーは、セラーセントラルで商売をしていることになります。

例えて言うなら、Amazonという「スーパーマーケット」のアイスクリームセクションに、自分のアイスを置かせてもらいその販売を自分で行うものの、購入者は「スーパーマーケット」の買い物カゴを使い、「スーパーマーケット」のレジ袋で商品を持ち帰るといった具合です。

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Amazonベンダーセントラルの持ち味

Amazonが2つの販売方法を確立したことには、当然、戦略的な理由があります。現在のAmazonがグローバル企業として大成功し、巨額の富を得ていることは、Amazonが戦略的に打ち出し、実行してきた販売戦略が見事に機能したことの証拠ですベンダーセントラルとセラーセントラルの両者には、販売戦略的にどのような違いがあるのでしょうか

これからベンダーセントラルとセラーセントラルの違いや特徴をそれぞれ分析し、双方にどのようなメリットとデメリットがあるのかを考えます。まず、ベンダーセントラルを取り上げます

メリット

ベンダーセントラルにはどのようなメリットがあるのでしょうか。4つのメリットをこれから紹介します

販売に関わる業務の簡素化によって利益を上げやすい

ベンダーセントラルの最初のメリットは、販売に関わる業務の簡素化によって利益を上げやすいことです。業務の簡素化とはどういう意味でしょうか。販売業務は、ただ商品を買って売るだけではありません。梱包や配送などの業務もあります

商品の梱包と配送は販売上重要ですが手間がかかります。Amazonはそうした手間のかかる梱包や配送業務を行ってくれます。また利益を上げるためには欠かすことのできないマーケティングも、グローバル企業として実績や経験、知識を豊富に持つAmazonに委託できるので、利益を上げやすいという側面もあります

消費者からの信頼が得やすい

ベンダーセントラルの2番目のメリットは、消費者からの信頼を得やすいことです。消費者からの信頼が得やすいとは、どういう意味でしょうか。消費者が商品を購入する際、Amazonの購入サイトでは「Amazonが販売」という表示になります。配送される商品が、確実にAmazon販売のお墨付きなら、確かに信頼できます。

Amazonという「信頼の看板」を使って商品の出品と販売が行えるので、消費者は信用して商品を購入できますですから売上高に大きく貢献します

マーケティングツールの利用で販売が促進される

ベンダーセントラルの3番目のメリットは、マーケティングツールの利用で販売が促進されることですAmazonには独自のマーケティングシステム「Amazon Vine」があります

Amazonがこれまで培ったマーケティング戦略の知識と実績が詰め込まれた「Amazon Vine」を利用できれば、消費者の心をとらえる商品の選択、販売戦略を立てやすくなります。必然的に販売は促進され売上高に反映されます

Amazonの広告宣伝により売り上げが上がる

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この記事のライター
伊藤清貴
現在南米のサッカー大国アルゼンチンに、妻と愛犬のミニチュア ピンシャー「チキ」と暮らしています。これまで20年間で...

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