YouTubeのモデレーターの意味や役割は?その設定方法や報酬は?
YouTubeに興味があるなら知っておくべきモデレーターの基本。モデレーターとは?給料や報酬は?設定方法は?ブロックやタイムアウトって何?などなど、ここではユーチューバ―を目指すなら知っておきたいYouTubeのモデレーター基本情報を分かりやすく説明します。
目次
そもそもYouTubeのモデレーターとは?
モデレーターとは、英語で直訳すると仲裁をする人あるいは、調停をする人などの意味となります。では、YouTube業界でのモデレーターとはどういう意味なのでしょうか?
配信者により指定される協力者
YouTubeの役割でのモデレーターとは、YouTubeのライブ配信やチャンネル動画などに投稿されているネガティブなコメントや悪意のある嫌がらせコメントをチェック、管理者に報告をする、必要があればコメントの削除もおこなう人のことです。
番組視聴数が増えれば増えるほど、コメントのチェックを自分一人でおこなうのは難しくなりますが、モデレーターという存在を設定すれば、こうした嫌がらせから上手に逃げられると言うわけです。
YouTubeの運営者にとって、もっとも大敵と言えるのが荒らし。荒らしとは、自分が配信しているチャンネル動画やライブ配信中のコメント欄などに、ネガティブな内容のコメントなどを書きこまれる行為で、荒らしが続くとチャンネル視聴数が激減するだけでなく、YouTube側からの信用度も下がってしまいます。
ですから、荒らしをいかに出さないか、というのもYouTubeをスムーズに運営していく上ではとても大切なことになるのです。
YouTubeのモデレーターとは、基本的には管理者に指名をされた人がなります。もちろん、指名をされたからと言って必ずならなくてはいけないものでもありません。また、1つのYouTubeチャンネルに対して複数のモデレーターを設定することができます。
人数の上限はないため、何名でも何十名でも必要に応じてモデレーターの設定ができます。指名をするモデレーターの資格は特になく、チャンネル登録をしているYouTubeのユーザーであれば誰でも指名可能です。実際にモデレーターの役割を詳しく見て行きましょう。
YouTubeモデレーターの役割を解説!
YouTubeにおけるモデレーターとは、端的に言えばコメントの管理をすることがメインとなります。YouTubeは主に動画配信とライブ配信の2つの番組構成で成り立っていますが、どちらにおいてもモデレーターはとても重要な存在となります。
ライブの配信時には、不適切な内容のコメントなどがないか、管理者の代わりにチェック、管理者に報告をして必要に応じてコメントの削除もおこないます。動画のコメントについても同様に管理、削除をおこないます。
チャット内コメントの削除などの管理
YouTubeのライブ配信チャットでは、誰でも簡単に自由なコメントを書き込めます。チャット内のコメントはさまざまで、番組に対して好意的なコメントもあれば、アンチなコメントも非常に多く書きこまれることもあります。
YouTubeの番組に関係するネガティブコメントなら仕方ないと割り切れますが、なかには、番組とまったく関係のない嫌がらせの誹謗中傷コメントがチャット内を荒らしていることも少なくありません。
そこで、モデレーターの登場です。モデレーターは、このような嫌がらせコメントをチャット内で見つけた場合、管理者に報告、さらには削除する権限があります。
また、嫌がらせや誹謗中傷のコメントを削除したとしても、これに懲りず何度も同じユーザーから嫌がらせ内容のコメントを投稿されることがあります。こうした場合には、特定のYouTubeユーザーに対して、タイムアウトを実施する権限も持っています。
さらにタイムアウトをしてもしつこく嫌がらせのコメントを投稿してくるユーザーもなかにはいます。こうした場合には、最終手段としてブロック設定をおこないますが、ブロック設定をおこなえるのは管理者のみとなります。
とはいえ、嫌がらせなどのコメントを初期の段階でモデレーターが対応をしてくれることで、管理者の負担は大幅に軽減されるため、管理者にとってモデレーターは非常に大きなサポーターとなっているのは間違いありません。
YouTubeにおけるブロック、タイムアウトとは?
ブロックとは、YouTube内の特定のユーザーに対して管理者が自らコメントを拒否する方法です。嫌がらせのコメントを何度も削除しているのに、それでもしつこくコメントを投稿するユーザーがいる場合、ブロックをすれば二度とそのユーザーはコメントを送れなくなります。
タイムアウトは、嫌がらせコメントを投稿してくるユーザーに対して、一定時間コメントを書き込めなくすることです。タイムアウトはモデレーターでも実行できますが、ブロックに関しては管理者のみの権限となります。
一般的には、しつこい嫌がらせコメントの攻略法としてタイムアウトをおこなえば大抵の嫌がらせユーザーは諦めるのですが、そこれでも諦めない場合の最終手段としてブロックをおこなうことになります。
チャット内のお知らせなどのサポート
モデレーターのもう一つの役割に、YouTubeのライブ配信時に視聴者に対して【定期】から始まるコメントを定期的に配信するというのがあります。
これは、視聴者に配信ルールやチャンネル登録のアナウンス、ゲーム中継時の設定の説明などを管理者に代わってお知らせをする作業となり、ライブ配信で忙しい管理者(配信者)にとってモデレーターとは、片腕のような存在にもなっています。
モデレーターに報酬はあるの?
気になるモデレーターの報酬についてですが、基本的には報酬や給料などは発生しないと考えてください。報酬や給料を目的としてモデレーターになりたいという方は、残念ながら諦めたほうが良でしょう。
モデレーターの位置づけとしては、給料はもらえないけど自分が大好きなYouTubeチャンネルや管理者のサポートができることに幸せを感じる、という方が基本的に向いていると言えます。
モデレーター選びの注意点は?
報酬や給料が発生しないモデレーターだからこそ、依頼する管理者側もそれなりに気を付けてモデレーターを選定する必要があります。モデレーターにはチャットのコメントを削除する権利があります。
このため、管理者との価値観がある程度合う人でないと、削除して欲しくないコメントまで削除されてしまう、タイムアウトをされてしまう恐れもあります。こうしたことを考えずにむやみやたらに誰でもモデレーターに指名してしまうと、後々とても厄介になるので気を付けてください。
また、モデレーターを引き受ける場合には本当に信頼できる管理者なのか?現在の仕事などに影響しない程度にサポートできるのか?などということをよく考えてからにすることをオススメします。
モデレーターには給料や報酬は発生しないため、最初は面白半分でできていたとしても、そのうちに負担が大きくなってきてしまい最終的には、給料や報酬が出ないのにやってられない、ということにもなりかねません。管理者もモデレーターもお互い気持ち良く作業ができるよう、引き受ける側もキチンと判断をしてください。
YouTubeモデレーターの設定方法
モデレーターの設定方法はコメント欄からの追加とライブのチャットからの追加、2種類の設定方法があります。
コメント欄からの設定方法
- YouTubeコメント欄画面に入り、コミュニティをクリック、公開されたコメントタブをクリック
- モデレーターを依頼したいユーザーのコメント横にある旗のマークをクリック
- このユーザーをコメント管理者として追加と出てくるのでそちらをクリック
以上の方法でモデレーター設定が完了します。1つの番組で複数のモデレータを設定できるので、モデレーターを増やす場合には、同じ方法でおこないます。
ライブチャットからの設定方法
- ライブ配信中のチャット欄を確認→コメントの右側の:マークをクリック
- モデレーター追加と出てくるのでそちらをクリック
モデレーターの解除方法
一度モデレーターに指名をしたけどやはり解任したいという場合には、YouTube内のコミュニティ設定画面からおこないます。ただし、解除に関しては管理者側からしかできません。
モデレーターを引き受けたもののやはり辞めたい、というモデレーターの方は、管理者にコメントなどで事情を説明し解除をしてもらう必要があります。このため、モデレーター側は指名をされたからと安易に引き受けると後々断る時に多少気まずくなることもあるため、よく考えてから指名を受けることをオススメします。
モデレーターでYouTubeがより快適に!
YouTubeにおけるモデレータについて理解いただけましたか?YouTubeで番組をあげる以上、そしてその番組の人気が上れば上がるほど残念ながら、番組内のチャットやコメントの荒らしは多くなります。そんなときに、心強いサポートとなるのがモデレーターなのです。
給料も出ないのに嫌がらせ内容のコメントを削除してくれたり、連絡係をしてくれたり、本当に心強いサポーターとなります。モデレーターはYouTube生活を快適に送るためには必要な存在です。ぜひ、モデレーターについての情報を深め今後のYouTube活動に役立ててもらえると嬉しいです。