Windows7のクリーンインストール方法!PCに再インストールできない対処法も解説!
クリーンインストールはだれでも無料で簡単に行えます。Windows7をクリーンインストールすれば不具合の解消やパフォーマンスの向上が図れます。Windows7をクリーンインストールする手順やできない時の対処法をご紹介します。
目次
Windows7のクリーンインストールとは?
クリーンインストールという言葉をご存知ですか?PCをクリーンインストールすると、OSが買ったばかりの新品のようにまっさらな状態にできます。クリーンインストールは無料で行えます。Windows7をクリーンインストールすると主に3つのメリットがあるので、ひとつずつご紹介します。
PCのあらゆる問題を解決できる
Windows7を使用していて何か不具合があった場合、通常は原因を突き止めてソフトのアンインストールや再起動などを試みます。しかし原因がわからない細かい不具合の場合は対処が難しく、解決に時間がかかります。そんなときにWindows7をクリーンインストールすれば初期状態に戻るため、PCの多くの不具合が解決します。
有償の修理を頼む前に、無料でできるクリーンインストールをして問題が解決するか試してみましょう。
パフォーマンスの向上につながる
何年も同じPCを使用していると、パフォーマンスが劣化します。無料のソフトを使えばパフォーマンスを妨げているものを特定して対処できますが、時間がかかりますし定期的にチェックしなければなりません。何度も同じ作業を繰り返すのは面倒でストレスが溜まります。
クリーンインストールをするとどのソフトが原因なのか、要らないソフトなのかを自身で判断する必要がなく、本当に必要なものだけが残るので短時間で楽に行えます。
容量を確保できる
市販されているPCを購入すると、たくさんのアプリケーションがプリインストールされています。また使わなくなったソフトやファイルを放置していると、PCの容量を圧迫します。Windows7をクリーンインストールすればひとつずつアンインストールする手間が省け、多くの容量を確保できます。
Windows7をクリーンインストールするための準備
Windows7をクリーンインストールするのは無料ですが、ある程度準備が必要です。これらの準備をしないとOSを再インストールできなかったり、大切なフォルダが消えたりします。必ずバックアップやハードウェア構成を確認してください。
クリーンインストールに必要なもの
Windows7をクリーンインストールするにはインストールディスク、各種ハードのドライバ、重要ファイルのバックアップが必要です。Windows7のインストールディスクがない方は、Microsoftの公式サイトから無料でISOイメージファイルを入手できます。
またメーカー製PCの場合はインストールディスクではなく、リカバリーディスクが用意されていることがあるのでこれを使いましょう。各種ハードのドライバは、ディスクがなければ公式サイトから最新のドライバを無料でダウンロードできます。
バックアップをとっておく
Windows7を再インストールすると、Cドライブに入っているデータはすべて消去されてしまいます。必ず重要なデータは外付けHDDなどにバックアップしておきましょう。
ハードウェアの構成を確認しておく
第6世代以降のCPUの場合は、USBキーボード・USBマウス・USB外付け光学ドライブを使用して、OSの再インストールはできません。またM.2規格のSSDにはWindows7をインストールできません。これらはWindows7に対応していない技術のため、一般的な手順ではOSを再インストールできないようです。
Windows7をクリーンインストールする手順
それではWindows7をクリーンインストールする手順をご紹介します。PCに詳しくない方は見慣れない画面が表示されて戸惑うかもしれませんが、下記の通りの手順でOSを再インストールすれば問題ありません。
ディスクがある場合
インストールディスクやリカバリーディスクがある場合は、光学ドライブにディスクを入れてPCを起動してください。するとマザーボードメーカーのロゴが表示されます。起動できるストレージが複数ある場合は起動ストレージ選択画面を表示させます。
マザーボードのメーカーによって、起動ストレージを選択するファンクションキーが異なるので注意してください。ASUSは「F8」、AsRockは「F11」、GIGABIYTEは「F12」キーを押してください。
起動ストレージを選択するとインストールディスクから起動するので、「Enter」キーを押してください。またストレージの選択画面でUEFIがついたものとついていないものが2種類表示されますが、UEFIを選択するとUEFIモードでWindows7をインストールします。
UEFIモードはWindows7の起動時間が速くなる、2.2TB以上の容量のHDDを起動ドライブに選択できるようになるというメリットがあります。
「Enter」キーを押した後にPCを起動すると、自動的にWindows7のインストールプログラムが起動します。言語や入力方式などを選択して「次へ」をクリックすると、「今すぐインストール」と表示されるのでこれをクリックしてください。するとマイクロソフトのライセンス条項が表示されます。
ライセンス条項の下にある「同意します」にチェックを入れて「次へ」をクリックしてください。そのあと「新規インストール(カスタム)」を選択し、インストール場所を「ディスク0未割り当て領域」にして「次へ」を押すと、Windows7の再インストールを開始します。
何度かPCが再起動したのち、Windowsのセットアップ画面が表示されます。ユーザー名やパスワードを設定しましょう。Windowsのプロダクトキーはパッケージに記載されています。更新プログラムは「推奨設定を使用します」を選択するのが無難です。日時やネットワークの設定も完了すると、Windows7が起動します。
しかしこの時点ではまだWindows7のインストールが完了していません。インターネットに繋ぐ、音を出すといった基本的な機能がまだ使えないため、ドライバソフトウェアのインストールが必要です。ディスクがなければマザーボードのメーカーサイトからドライバをインストールしてください。
ディスクが無い場合
Windows7のインストールディスクがない場合は、MicrosoftのページからWindows7のISOファイルをダウンロードできます。ISOファイルをダウンロードするにはWindows7のプロダクトキーが必要です。またUSBドライブやDVDに書き込む必要があるため、4GB以上のUSBドライブなどを用意してください。
Microsoftが提供する無料のOS
Windows7のISOファイルのダウンロードは下記のリンクから行えます。プロダクトキーを入力してISOファイルをダウンロードし、DVDなどに書き込んでください。詳しい手順は公式サイトに載っているため割愛します。クリーンインストールの手順はディスクがある場合と同じです。
Windows7を再インストールできない場合
Windows7でOSを再インストールできない場合、ほとんどはHDDやSSDが原因です。HDDやSSDをフォーマットしたことがあるなら必ず下記の注意事項と対処法に目を通してください。
HDDやSSDをファーマットしたことがある
古いBIOS形式のブートとUEFIブートは、Cドライブを含んだHDDやSSD、いわゆるシステムドライブの互換性がありません。またUEFIモードでインストールしたい場合は、新品のHDDやSSDを別のPCで事前にフォーマットした場合は、そのままではWindows7をインストールできないので注意してください。
対処法
OSを再インストールする前に、ディスクを初期化しなければなりません。Windows7のセットアップのインストール場所の設定で、パーティションを作成してください。すでにあるパーティションはすべて削除して、Cドライブに割り当てる容量を入力すれば、Windows7の再インストールが完了するはずです。
Windows7をクリーンインストールしよう
Windows7をクリーンインストールすれば新品の状態になるため容量が空き、不具合もなくなります。長年使用していて細かい不具合が出ている場合は、ここで紹介した手順でクリーンインストールをしてみましょう。Windows7のインストールディスクやプロダクトキーなどは重要なので必ずなくさないようにしましょう。
OSの再インストールをする前に必ずバックアップをしておき、USBキーボードなどが使えるか確認してください。Windows7を再インストールできない場合はHDDやSSDにパーティションを作成しましょう。