2019年11月05日更新
Windows10でDVDが再生できない時の対処法!動画が見れない原因を解説!
Windows10ではDVDは再生できないの?Windows7からWindows10にしたらDVDが再生できない。こうお嘆きの貴兄にWindows10のDVDドライブで映画を見れない原因は?PCでDVDを再生するにはどうすればいいのか対処法を解説します。
目次
- 1Windows10のMediaPlayerでDVDが再生できない原因とは
- ・動画のコーデックの添付がないためにDVD再生できない
- 2Windows10でDVDが再生できない時の対処法
- ・純正アプリの有料Windows DVDプレイヤーを使う
- ・Windows10のDVD再生フリーソフトでも可能
- ・見れないときはDVDドライブやディスクを疑う
- 3Windows10のDVDが再生できないときに使うフリーソフト
- ・定番はVLC MediaPlayer(VLCメディアプレイヤー)
- ・再生する方法
- 4DVDドライブが認識されずWindows10で再生できない場合
- ・PCのトラブルシューティングツールで認識させる
- ・パソコンのDVDドライブに問題がある
- 5DVDディスクの問題によりWindows10で再生できない場合
- ・ディスクを清掃する方法
- ・デジタル放送の録画(CPRM)ディスクは使えない
- 6Windows10でDVDが再生できないときの対処法を確認しよう
Windows10のMediaPlayerでDVDが再生できない原因とは
Windows7やWindows8.1からWindows10にアップデートしたら、”パソコンでDVDが見れないようになってしまった”そういう経験をした方も多いでしょう。
原因はWindowsPCバージョン「Vista」「7」でサポートされていた、WindowsMediaPlayerのDVDのサポートをWindows10で止めてしまったことが原因です。
動画のコーデックの添付がないためにDVD再生できない
なぜMicroSoftが、Windows10でDVDを見れないよう、DVDのサポートを打ち切ったのか。理由は判りませんが、Windows MediaPlayerでDVDの動画を再生できない原因は、動画のコーデックの添付がないことが、DVDを見れない原因のようです。
以前はWindows Media Centerが添付されていた
DVDを再生できない原因はWindows10にアップデートしたことが原因です。「7」「Vista」にはWindows Media Centerが添付されていましたが、「10」では添付されなくなりました。
そこで無償期間中にWindows10にアップデートした場合は、期間限定でWindows DVDプレイヤーが提供されていました。
無償期間中を過ぎてアップデートしたユーザーは、以前再生できたDVDが見れないようになりました。Windows8.1、XPでDVDを視聴していた方も、Windows10にアップデートしてDVDが見れない様になったようです。
本来「XP」「8.1」もDVD再生に対応しておらず、DVDは再生できないはずですが、再生できたのは、パソコンメーカーが再生ソフトをバンドルしていたからです。それがWindows10にアップデートしたことで削除されました。
Windows10ではWindows Media Centerが削除された
Windows7、VistaでDVDを再生できたのは、Windows Media Centerが、Windowsに組み込まれていたおかげです。Windows10では、Windows Media Centerが削除されPCでDVDが、再生できないようになりました。
Windows10でDVDが再生できない時の対処法
この章でWindows10でDVDが再生できない(動画が見れない)時、の対処法を解説します。
上図はWindows10の純正で「Microsoft Store」からダウンロードできます。
純正アプリの有料Windows DVDプレイヤーを使う
Windows10ではDVD再生を標準でサポートしていません。PCでDVDの再生ができないのですが、Microストアで、純正Windows10用 DVDプレイヤーを購入して「再生できない」に対処できます。
有料(1,750円)ですが、純正ソフトの値段としては、性能面も含めて良心的ではないでしょうか。
Windows10のDVD再生フリーソフトでも可能
とはいえ早くPCでDVDを再生したい、間に合わせでもよいという場合には、Windows10用のDVD再生フリーソフトの導入も考えたいところです。
見れないときはDVDドライブやディスクを疑う
フリーソフトを導入してもWindows10と相性が悪く、DVDが再生できない(動画が見れない)こともあります。そこでWindows10純正のDVDプレイヤーをインストールしたところが、それでもDVDが再生できないときには、DVDドライブやディスクを疑わざるをえません。
Windows10のDVDが再生できないときに使うフリーソフト
この章では対処法として、フリーソフトで評判のよいDVD再生ソフトのVLC MediaPlayer(Win10対応)を紹介します。
定番はVLC MediaPlayer(VLCメディアプレイヤー)
Windows10の、DVDが再生できないときのフリーソフトの定番は、VLC Media Player(Windows10対応)です。機能性にすぐれ日本語にも対応しており、インストールも分かりやすく簡単に行えます。
VLC MediaPlayerのダウンロード方法
VLC Media Player(フリーソフトWindows10対応)のダウンロード方法は上記のリンクをクリックすると、ダウンロードファイルのあるサイトに移動できます。
VLC Media Playerのインストール方法
フリーソフトの中から、DVDが再生できないときに導入するとよい、DVD再生フリーソフトの「VLC Media Playe(Windows10対応)」を、パソコンにインストールしてみます。
フリーソフト「VLC MediaPlayer」(Windows10対応)のダウンロードページに移動できたら、上の「ダウンロードVLC」をクリックします。
PCのエクスプローラで「ダウンロード」にVLCMediaPlayerの実行ファイルがダウンロードされるので、その場でダブルクリックしてインストールします。
PCでの言語仕様が選択できます。OKをクリックします。
「次へ」をクリックして続行します。
VLCMediaPlayer「ライセンス契約書」をよく読んで「次へ」をクリックします。
パソコンで動画を再生するときに、必要なコンポーネントを入力します。よくわからない場合は、「次へ」をクリックしても大丈夫です。
「インストール」をクリックします。
PCにインストール進行中です。
PCにインストール完了です。
最後に上記のようなアクセス同意を求められます。「続ける」をクリックします。※同意できないのであれば、チェックをはずして「続ける」をクリックしても大丈夫のようです。
上の様にVLCの「ホーム画面」が表示されます。「メディア」をクリックすると、パソコンの「エクスプローラ」が開き任意のフォルダから、動画や映画を再生できます。
映画の「ISO」ファイルを再生した動画です。
再生する方法
- VLCMediaPlayer(Win10対応フリーソフト)で動画を再生する方法
- メニューバーの「メニュー」を使う
- ドラッグアンドドロップを行う
VLCMedia Playerで動画を再生する方法には、VLCMediaPlayerのメニューバーの「メニューを使う場合」と「ドラッグアンドドロップを行う場合」があり、さらに動画の保存されている「フォルダを開く」とDVDプレイヤーの「ディスクを開く」があります。
メニューを使う場合
- 「メディア」⇒「フォルダを開く」を指定する
- 「メディア」⇒「ディスクを開く」を指定する
はじめに1の、「フォルダ」から任意の動画を選択する方法を解説します。
VLCMediaPlayerのショートカットアイコンをパソコンのデスクトップ上でクリックします。
VLCMedia Playerのメニューバーの「メディア」をクリックします。
プルダウンメニューから「フォルダを開く」を選択します。
Windows10PCの、「エクスプローラ」が表示されるので、目的の動画や映画が保存されている「フォルダ」を、選びます。
選択したフォルダをクリックすると、上のように動画ファイルのリストが表示されます。
ファイルリストから再生したい動画を、ダブルクリックして再生します。
自動再生できないときには画面上の「再生」をクリックします。矢印の「■」をクリックすると「リスト」に戻ります。
- メニューから「ディスクを開く」を選択
次はVLCMediaPlayerの「ディスクを開く」を、選択してパソコンのDVDプレイヤーのDVDを再生します。
パソコンのDVDプレイヤーにDVDをセットして再生する場合に、「ディスクを開く」を選択します。
「再生」をクリックするとDVDプレイヤーにセットしたDVDが再生されます。
DVDの動画が再生されました。
ドラッグアンドドロップを行う場合
- 「保存フォルダ」をドラッグアンドドロップ
- E:ドライブをドラッグアンドドロップ
はじめに「保存フォルダ」をドラッグアンドドロップします。
動画を保存したフォルダを「ドラッグ&ドロップ」しても再生できます。
エクスプローラを閉じます。
フォルダのアイコンをダブルクリックすると再生が始まります。
違う動画だった場合は「■」をクリックすると、動画のリストが表示されます。
- 次に”E:ドライブをドラッグアンドドロップ”を解説します。
まず別々に「エクスプローラ」と「VLCMediaPlayer」を開き、サイズを縮小しておきます。
windows10のエクスプローラから「PC」を開きます。
Windows10のE:ドライブアイコンをVLCMediaPlayerホーム画面の中心にドラッグ&ドロップします。
すると動画が再生されます。
自動再生について
Windows10でDVDが見れない(再生できない)不具合は、「VLC」の導入で対処できましたが、パソコンを操作しなくても、DVDプレイヤーにDVDをセットすれば、自動で動画の再生が始まるようにしたい、と考えるのが自然です。
エクスプローラで「E:」ドライブを右クリックして「自動再生を開く」をクリックしますと、これからはVLCからDVDプレイヤーが起動してDVDの再生が自動ではじまるようになります。
上の「自動再生を開く」の項目がないケースもあり、そのときは「DVDプレイヤー」に自動再生の機能がないことになります。
DVDドライブが認識されずWindows10で再生できない場合
DVDドライブが認識されず、Windows10で再生できないと思われたときは、デバイスマネージャーで確認してみるのが一番です。
PCのトラブルシューティングツールで認識させる
- スタートボタン横の検索欄に「デバイスマネージャー」と入力する
- デバイスマネージャーでDVD/CD-ROMの項目をダブルクリックする
- 問題なければ下図のように表示されます
- DVD/CD-ROMの項目に「!」「?」がついていたら、認識されていないか「ドライバ」に問題があります
一応ドライバを更新してみましょう。「ドライバの更新」を選択して「OK」をクリックします。
インターネットから最新版のドライバをダウンロードできます。あとは案内通りにすすめましょう。これで認識されなかったら、「お買い上げの店」「メーカー」のサポートを受けましょう。
パソコンのDVDドライブに問題がある
下記のような症状が、DVDドライブ操作中に出るようでしたら、DVDドライブ本体の不具合を、疑ったほうが良いかもしれません。
- DVDディスクが読み取れない(以前は読み取れていた)
- カシャカシャ異音がする
- DVDディスクのエラーが出る
- マイコンピュータにアイコンが出ない
- 書き込みエラーが頻繁に出る
上記の不具合の症状で「読み込めない」「読み込みエラーが出る」だけでしたら、まずDVDドライブのレンズクリーニングをお勧めします。我々でも、cd/dvdレンズクリーナーを購入すれば簡単にできますので、試してみる価値はあります。
まずDVDドライブのレンズクリーナーで、クリーニングをして見ることをおススメしますが、クリーニングしても改善しなければ、「DVDプレイヤーの交換」が必要となります。
DVD-Rに100~200枚程度書き込んで壊れてしまったというケースもありますが、1,000枚程度は焼けるという丈夫なドライブもあるようです。
DVD-Rにはレーザー光線で書き込みを行います。このレーザーピックアップ部品の劣化や、モータードライブの不良など、故障の原因はさまざまあるようです。
DVDドライブを修理依頼してみる
DVDドライブのクリーニングをしても改善されない時は、「DVDドライブ」の故障が原因疑われ、対処法として、DVDドライブの交換の必要があります。
DVDドライブは、DVD-Rにレーザーで書き込みをします。レーザーピックアップ部品や、DVDドライブのモーターの故障は、我々の手に負えません。お買い求めの販売店で修理の相談をしてみましょう。補償期間中であれば無償で修理もできます。
DVDドライブのドライバの再インストール
デバイスマネージャーは「コントロールパネル」にあります。
再生できない原因がDVDプレイヤーのドライバに問題があるとしたら最新のドライバに変更する必要があります。
上図で最新のDVDドライバを取得できます。
DVDディスクの問題によりWindows10で再生できない場合
DVDディスクに問題があるケースは、DVDドライブに問題が無かった場合、ディスクの表面が汚れているということがあります。ディスクに汚れているとうまくデータが読み込めなかったりします。
ディスクを清掃する方法
DVDやCDの細かいキズは深くなければデータは読み込めますが、汚れているとレーザーの反射が乱れて読み込めないということです。
そこでディスクの汚れをウエスで拭くことで、読み込みを回復させることが可能です。「ウエス」は眼鏡拭きなど、微細な繊維の素材で織られたものが良く、ホームセンターなどでも販売されています。
「DVDディスクの汚れ」のウエスでの拭き方ですが、上の図のようにDVDディスクの中心から、外側に向けて拭くようにしてください。「読み込み」に影響がありますので必ず、「DVDの中心から外へ拭く」を守ってください。
このようにDVDの表面を円に沿って拭きがちですが誤った拭き方です。
DVDディスクの研磨では、上の画像にもありますように、CD,DVD専用の研磨機器も販売されています。値段はネット上で2,000~4,000円位で買えるようですが、興味と余裕のある方は検討しましょう。
デジタル放送の録画(CPRM)ディスクは使えない
WindowsMediaPlayerは、そもそもDVDの再生ができないのですが、デジタル放送の録画(CPRM)には、対応しておらず再生することはできません。
CPRM再生用DVD有料ソフトが必要
注意点として、WIndowsDVDプレイヤーを購入しても、「CPRM録画を見れないです。WIndowsDVDプレイヤーでは、地デジを録画したDVDの再生はできないです。
やはり市販のCPRM対応ソフトを購入しなくては、地デジ録画DVDは見れないようです。CPRM対処法としては、CPRM再生用DVD有料ソフトの導入が、有力な対処法になるでしょう。
あと確認していただきたいのは、お使いのPCのDVDドライブが、「CPRM」に対応しているかということです。地デジ対応ソフトを用意しても、DVDドライブがCPRM未対応ではどうしようもありません。一度確かめたほうが良いでしょう。
- DVDドライブ診断ソフト「nero infotool」(フリーソフト)でWindows10DVDプレイヤーの「CPRM診断ソフト」
上図は下記のリンク、無料DVDドライブ診断ソフト「nero infotool」で、パソコンのDVDドライブをチェックした結果です。
赤枠の「CPRM」欄に「✔」がついてCPRMに、対応していることが判ります。このソフトは、パソコンにインストールする必要がなく、解凍した「.exe」実行ファイルを、Wクリックするだけですぐ診断できます。
Windows10でDVDが再生できないときの対処法を確認しよう
Windows10で、DVDが再生できないときの、対処法を解説してきましたが、結論はWindows10でDVDが見れない、再生できない原因はWindows10自身に、DVD再生ソフトが標準で添付されてないことでした。本記事で対処できることを確認しましょう。