2019年11月28日更新
Apple Pay(アップルペイ)とは?使い方やメリット・対応カードやデバイスなど解説!
iPhoneを使っている人は絶対に使った方がいいのがApple Payですが、Apple Payとはどんなものなのでしょうか。また、Apple Payの使い方とはどのように使えばいいのでしょうか。この記事では登録方法やメリットなどについて詳しく解説します。
目次
- 1Apple Payとはどんなサービス?
- 2Apple Payを使うメリットはとにかく楽チンなこと!
- ・改札をスイスイ!
- ・お買い物はキャッシュレスでスイスイ!
- ・財布いらずの生活が!
- ・クレジットカードポイントもどんどん貯まる!
- 3Apple Payに対応しているiPhoneの機種は?
- ・Suicaに対応しているiPhone
- ・Web上の支払いのみに対応しているiPhone
- 4Apple Payに登録できるクレジットカードは?
- ・ほとんどのクレジットカードが対応可能
- ・クレジットカードの登録ができないときには?
- 5Apple Payが使えるお店と使い方
- ・Apple Payを支払いに使える場所について
- ・Apple Payの使い方
- 6Apple Payを使うときの注意点
- ・Apple Pay支払いにしたことでポイントを損することがある
- ・Apple Pay読み込み後のSuicaは使えないので要注意!
- ・改札の中で電池切れしたら駅から出られなくなる可能性も!
- ・Visaはネットショップ決済に対応していない点に注意を!
- ・iPhoneの紛失・盗難に遭った場合の対処法
- 7Apple Payを使って支払いを簡単にしよう!
Apple Payとはどんなサービス?
さまざまな電子決済方法や電子マネーが登場している中で、iPhoneユーザーにとって絶対に外すことができないのはApple Payです。私たちの生活の中で、スマホは今や絶対に欠かすことができない大切なツールになっています。
日本では早くからSuicaが普及していたために、ケータイで駅の改札が通れるおサイフケータイが世界に先駆けて発達していました。しかし、スマホも登場してから長らくiPhoneはおサイフケータイに対応していなかったので、SuicaはAndroidスマホでしか利用できないものでした。
しかし、アップルペイが登場して、iPhoneもスマホ決済に参入したことで、iPhoneでもApple PayでSuicaなどの電子マネーが利用出来るようになりました。この記事では、アップルペイとはどのようなサービスで、どのような使い方をすればいいのか具体的に見ていきましょう。
Apple Payを使うメリットはとにかく楽チンなこと!
Apple Payを使うことには大きなメリットがあります。Apple Payを利用することのメリットというのは、生活で必要なさまざまのことがとにかくアップルペイで楽チンになるということです。アップルペイを使うことで生活の中のどんなことが楽チンになっていくのか、具体的なApple Payのメリットについて見ていきましょう。
改札をスイスイ!
Apple Payを利用していれば、駅の改札をスイスイと楽チンに通れるようになるというメリットがあります。アップルペイではSuicaを利用することができます。Suicaは以前は関東のJR限定の交通系電子マネーでしたが、現在では利用可能エリアが広く広がり、関東限定とは言えなくなりました。
現在ではSuicaを利用できるエリアは北は北海道から南は九州まで広がっています。アップルペイでモバイルsuicaの設定をしておけば、iPhoneを駅の改札にかざすだけで、アップルペイのSuicaでの決済でスイスイと通れてしまいます。
Apple Payで改札をスイスイ行けるようになったという点は、アップルペイの大きなメリットといえます。
お買い物はキャッシュレスでスイスイ!
日本では政府がキャッシュレス決済を主導しているために、今や様々な電子マネーが登場しています。また、お店での決済を現金ではなくてクレジットカードで行う人も増えてきました。アップルペイには、日本で使われている主要な電子マネーやクレジットカードを登録できるので、お店でのレジでの支払いもアップルペイでできてしまいます。
Apple Pay対応のお店のレジでの決済は、レジに置いてある専用端末にiPhoneをかざすだけでアップルペイ決済でスイスイと済ませることができてしまいます。お店のレジで小銭を数えるといった手間をかけずに済むようになるという点は、アップルペイの大きなメリットといえます。
財布いらずの生活が!
Apple Payを使いこなせるようになると、アップルペイで支払いがほぼすべてできるようになり、お財布いらずの生活が実現します。アップルペイを使えないお店もまだまだ多いので、多少の現金を持ち歩く必要はあるでしょう。それでも、アップルペイを使えるお店だけを選ぶように心掛ければ、完全にアップルペイだけのお財布いらずの生活の実現も夢ではありません。
お財布を持ち歩いていると、お財布を落としてしまう心配があります。また、会計の時に小銭を落としてばらまいてしまって、とても恥ずかしい思いをした、という経験がある人もいるでしょう。Apple Payを使って、完全キャッシュレスの生活を送れるようになると、アップルペイではこのような心配や失敗を全くしない生活を送れるようになります。
Apple Payを使って完全にお財布いらずの生活が送れるようになる、という点はアップルペイの大きなメリットといえます。
クレジットカードポイントもどんどん貯まる!
Apple Payにはクレジットカードを登録することができます。クレジットカードには、利用すれば利用するだけたまるクレジットカードの独自ポイントがあります。アップルペイでの支払いの時に、お店や電子マネーの決済にクレジットカードを利用していると、アップルペイで使った分だけクレジットカードポイントもどんどんと貯まるようになります。
同じ金額をお店に支払うのだとしても、現金ではクレジットカードポイントを貯める事はできません。アップルペイでクレジットカード決済を行うことで、クレジットカードポイントもどんどんと貯めることができるようになります。これもアップルペイの大きなメリットといえるでしょう。
Apple Payに対応しているiPhoneの機種は?
Apple PayはiPhoneで使えるスマホ決済サービスですが、実は現在まで発売されているすべてのiPhoneがアップルペイを利用できるわけではありません。こちらではアップルペイに対応しているiPhoneの機種について見ていきましょう。
Suicaに対応しているiPhone
Apple Payが使えるiOSの決済アプリはiPhoneの「Wallet」です。Apple Payが使えるWalletアプリはiOS9から搭載されたアプリです。アップルペイが使えるiOS9はiPhone6以降で利用できますが、Suicaやお店の端末にiPhoneをかざすことで決済ができるApple Payの非接触決済に対応しているiPhoneは限られています。iPhoneのアップルペイでSuicaなどに対応している非接触決済に対応しているiPhoneは次のiPhoneです。
・iPhone 7/7 Plus
・iPhone 8/8 Plus
・iPhone XS/XS Max/XR/X
・iPhone11/11Pro/11Pro Max
上記のiPhoneにはFelicaおよびNFCという非接触決済に対応するためのチップが埋め込まれています。このチップが、お店の専用端末や駅の改札でかざすと反応することで、Apple Payでの支払いが可能になります。
また、iPhone6以降のiPhoneとペアリングしたApple WatchでもApple Payの非接触決済が利用できます。SuicaとしてApple Payを利用できるApple Watchは次の通りです。
・Apple Watch Series 2
・Apple Watch Series 3
・Apple Watch Series 4
Web上の支払いのみに対応しているiPhone
Apple Payが使えるWletteのアプリはiOS9以降に搭載されたものなので、iOS9が使えるiPhoneであればWletteにアップルペイを登録することができます。しかし、FelicaとNFCのチップが埋め込まれていないiPhoneでは、駅の改札でかざしてApple PayをSuicaとして利用することができません。
そのようなiPhoneでのアップルペイの利用は、Web上での支払いにのみ対応しています。Apple PayのWeb上での支払いに対応しているiPhoneは次の通りです。
・iPhone 6s/6 Plus/6/6 Plus/SE
また、iPhoneではなくてもiPadのWalletアプリを使ってApple PayでのWeb上での決済を行うこともできます。Apple Payに対応しているiPadは次の通りです。
・iPad Pro
・iPad Air 2
・iPad mini 4
・iPad mini 3
Apple Payに登録できるクレジットカードは?
Apple Payに登録できるクレジットカードの種類も気になります。こちらではアップルペイで登録できるクレジットカードの種類についてみていきましょう。
ほとんどのクレジットカードが対応可能
Apple Payに登録できるクレジットカードの種類は、世間に出回っているクレジットカードの9割以上が登録できると考えて良いでしょう。現在日本で発行されているクレジットカードの多くが、VisaでもMasterCardでもアップルペイでも利用できます。
ただし、発行元が同じクレジットカードなのに、国際ブランドによってApple Payには登録できないクレジットカードというのもあります。特にVisaの場合には、アップルペイで使える場合と使えない場合があります。
Visaのクレジットカードを使っている人は、こちらのアップルペイに登録できるクレジットカードの一覧のページで、Apple Payに登録できるVisaかどうか確認してみることをおすすめします。
特におすすめのクレジットカードとは?
Apple Payを利用することで、Appleのポイントが貯まるとか、Appleがポイントが貯まるクレジットカードを発行している、ということはありません。ですから、アップルペイに登録するクレジットカードでも、Apple社と特に相性の良いクレジットカードがあるというわけではありません。
しかし、クレジットカードを登録するのであれば、できるだけお得に利用できるクレジットカードを選びたいものです。Apple Payで決済した時に、クレジットカード決済のポイント還元率がお得になるクレジットカードを選ぶと、よりお得にアップルペイを利用出来るようになります。
Apple Payに登録するので特におすすめのクレジットカードは次の通りです。
クレジットカード | 詳細 |
楽天カード | 年会費無料でポイント還元率が最低でも1%とお得。楽天のヘビーユーザーであれば年会費を支払ってもゴールドカードを持ってポイント還元率を上げるべき。 |
Amazon Mastercardクラシック | Amazonプライム会員であれば、ポイント還元率は驚異の2%になるのは見逃せない。 |
リクルートカード | 年会費無料でポイント還元率は1.2%と一般カードとしては素晴らしい還元率。 |
Orico Card THE POINT PREMIUM GOLD | Apple Payにも登録できるQUICKPayを使うのであれば、この還元率1.5%になるカードは必須といってもいい。 |
dカード | ポイント還元率が驚異の5%にもなるお得なキャンペーンも! |
クレジットカードの登録ができないときには?
Apple Payにクレジットカードが登録できなくて困ることがあります。クレジットカードがApple Payに登録できないときには、まず、アップルペイに登録できるクレジットカードかどうかを確認しましょう。次に、Apple Payを利用できる地域にいるのかどうかも確認しましょう。
例えば、アジアでは日本だけではなく台湾や中国、香港はApple Payに対応していますが、韓国は対応していません。Apple Payに対応していない地域では、日本ならApple Payに登録できるクレジットカードもアップルペイに登録できないので注意が必要です。
また、お使いのiPhoneやiOSのバージョンも確認しましょう。Apple Payの対象外であれば、クレジットカードを登録するためのApple PayのWalletのアプリも使えません。
Apple Payが使えるお店と使い方
Apple Payが使えるお店と、アップルペイの使い方についてみていきましょう。
Apple Payを支払いに使える場所について
Apple Payの使い方では、アップルペイを支払いに使えるお店やWebサイトが重要です。Apple Payを支払いに使える場所について詳しく見ていきましょう。
Apple Pay対応電子マネーについて
Apple Payには電子マネーも登録できます。電子マネーの使い方では、Suicaやおサイフケータイのように専用端末にかざすと決済ができる使い方をするものと、QRコードやバーコードで決済するものがあります。Apple Payの使い方では、アップルペイに対応している電子マネーは、QRコード決済ではなくて、かざして支払うタイプのものです。
iPhoneでQRコード決済が利用できないというわけではなく、QRコード決済はApple Payとは別に専用アプリをダウンロードしてApple Payとは別に登録すれば利用はできます。ただし、アップルペイに登録できる電子マネーはかざして支払う非接触決済のタイプのものだけです。
Apple Payに登録できる電子マネーには次のものがあります。
・Suica
・iD
・QUICPay
上記の3つの電子マネーを利用している人はぜひApple Payでの支払いを活用してみましょう。尚、日本では楽天EdyやWAON、nanacoといった電子マネーが普及していますが、現状ではApple Payには対応しない模様です。
Apple Payに対応しているお店について
Apple Payに対応している日本国内の主なお店には次のお店があります。
- Appleストア
- アピタ
- ピアゴ
- イオン
- エディオン
- JXTGエネルギー(エネオス、ESSO、モービル、ゼネラル)
- コジマ
- セブンイレブン
- ファミリーマート
- Lawson
- マツモトキヨシ
- 蔦屋書店
- ビックカメラ
- すき家
- ユニクロ
- ミニストップ
- ヨドバシカメラ
- マクドナルド
Apple Payに対応しているWebサービスについて
Apple PayはWebサービスでの決済でも利用できます。Apple Payが利用できる主なWebサービスには次のものがあります。
- Apple
- GU
- ユニクロ
- じゃらん
- 出前館
- 全国タクシー
- Yahoo!ショッピング
Apple Payの使い方
Apple Payの使い方についてみていきましょう。Apple Payをお店で使うときには、Apple Payを利用できるお店でiPhoneで支払う旨を伝えます。海外で言葉が通じなくても、iPhoneを見せるだけで使えるお店ではわかってもらえます。
Apple Payを使えるお店には、iPhoneをかざして決済するためのNFCの端末が必ず置いてあります。そちらの端末にiPhoneをかざすと決済が完了します。
iPhoneやiPadでのWeb上の決済で利用する場合の使い方についても見ておきましょう。Web上での使い方は、支払い画面での支払い方法の選択方法にアップルペイが表示されています。Apple PayのボタンをWeb上でタップします。
するとWalletのアプリと連携して、支払い情報が表示されます。Apple Pay経由での支払い方法に間違いがないことを確認したらパスコードで認証すれば、iPhoneやiPadでApple Payでの支払いの使い方ができます。
Apple Payを使うときの注意点
Apple Payを使うときには注意しなければいけない点があります。使い方によっては、アップルペイがデメリットになってしまうこともあります。Apple Payを使うときの注意点について見ていきましょう。
Apple Pay支払いにしたことでポイントを損することがある
例えば、JALカードSuicaでJALカードとの特約店でお買い物すると、JALのマイルが2倍貯まるという特典があります。しかし、同じJALカードSuicaでもアップルペイに登録して利用する使い方をしてしまうと、この特典を受けることができなくなります。
このように、クレジットカードのままであれば本来は受けることができていた特典を、アップルペイにしたことでポイントを損してしまうような例が時々見られます。特に特典が厚いクレジットカードを利用している場合には、アップルペイ経由での利用がお得な使い方になるのかどうか検討するようにしましょう。
Apple Pay読み込み後のSuicaは使えないので要注意!
Apple Payとカード型のSuicaは同時に利用することはできません。アップルペイに読み込んでしまった後のカード型のSuicaは利用できなくなるので注意しましょう。
改札の中で電池切れしたら駅から出られなくなる可能性も!
特に、長距離通勤や長距離通学をしている人は、電車の中でiPhoneでアプリで遊んだり、勉強したりする人も少なくありません。しかし、アップルペイのSuicaで電車に乗っている場合には、iPhoneのバッテリー切れに注意しましょう。
iPhoneがバッテリー切れしてしまっても1時間程度は改札にかざしても出られるようです。しかし、バッテリー切れから長時間経ってしまい、完全にiPhoneから放電されてしまった状態では、改札にiPhoneをかざしても反応しなくなり、改札から出られなくなってしまう可能性があります。
モバイルバッテリーを携帯するなどして、あらかじめ対策を取っておきましょう。
Visaはネットショップ決済に対応していない点に注意を!
Visaのクレジットカードは、Apple Payに登録できますが、Visaはネットショップの決済には対応していないので注意しましょう。Visaは店頭での決済には利用できますが、ネットショップではVisaは使えません。
また、一部店頭での決済にもアップルペイではVisaが利用できないお店もあります。アップルペイにクレジットカードを登録しようと思っている人で、これからクレジットカードを作ろうと思っている人は、まずはVisaとかMasterCardなどのブランドを選びます。このときにはVisaではなくMasterCardなどを作る方が無難でしょう。
複数カードの登録も可能
尚、Apple PayでVisaが使えないといっても、Visaのカードをアップルペイから外す必要はありません。アップルペイには複数のカードの登録が可能なので、Visa以外の使えるカードも登録しましょう。Visa以外でも複数のカードを登録しておくことで、世界中どこのお店に行っても対応できるようになるのでより便利になります。
気になるセキュリティは?
Apple Payを利用する上で、セキュリティ面がどうなのかが気になります。Apple Payから情報を抜き取られて、金銭的な被害が起きるようだと、アップルペイの便利さはデメリットにしかなりません。この記事の最後にアップルペイのセキュリティについてみておきましょう。
クレジットカード番号はiPhoneに保存されない
Apple Payはセキュリティ面でもメリットが大きいとい得ます。その理由の一つには、クレジットカード情報がiPhoneには保存されないという点があります。一度入力してアップルペイに登録したクレジットカードの情報は、アップルペイのサーバーに送られたら、iPhoneの中には残りません。
iPhoneとの電子的なやり取りは暗号化されるので、クレジットカード情報を抜き取られてしまう、という心配はありません。
店舗にもクレジットカード番号は伝えられない
また、Apple Payが安心できるといえる理由には、お店の側にもクレジットカード番号が伝えられない、という点もあります。お店に渡したクレジットカードの電子情報が抜き取られて悪用されるスキミングが問題になります。
Apple Payでも同じようなことが起きるのではないかと心配する人もいますが、アップルペイでは全く別の支払い情報番号がお店に伝えられます。クレジットカード情報はお店には伝わらないので安心しましょう。
iPhoneの紛失・盗難に遭った場合の対処法
iPhoneを紛失したり、盗難したりした場合のアップルペイへの対処法についても見ておきましょう。iPhoneを紛失したらPCなどの他のデバイスからiPhoneを探すでiPhoneを探すでしょう。iPhoneを検知できたら、アップルペイの使用を遠隔で停止することができます。
また、クレジットカード会社に連絡をしてカードでの支払いを停止することも大切です。ぜひiPhoneを探すからのアップルペイの停止と、クレジットカードの停止の両方を速やかに行って、金銭的な被害を未然に防ぎましょう。
Apple Payを使って支払いを簡単にしよう!
この記事ではApple Payにはどんなメリットがあって、どんな使い方をするのか、といったことについてみてきました。アップルペイを使うことで、いつも使っているスマホがお財布になるので、支払いがとても簡単にできるようになります。
iPhoneを使っていてまだアップルペイを使っていない人は、ぜひこの機会にアップルペイを利用してみてください。