タクシー配車・予約アプリ5つを比較！メリット/デメリットやエリアについても解説！

タクシーの配車アプリが続々と登場しています。しかし、最近ではタクシーアプリの数が増えすぎてどのアプリを使ったらいいのか、という声も聞かれます。

この記事では現在日本でリリースされている主要なタクシー配車アプリ5つを比較して、それぞれの特徴やエリアや支払い方法などを比較してみます。まずはタクシー配車アプリとはどんなものなのか、ということについてみていきましょう。

タクシー配車アプリとは、タクシーの予約が簡単にできるアプリです。タクシーアプリ登場以前は、タクシーを予約するためにはタクシー会社に直接電話を掛けるしかありませんでした。

しかし、アプリが登場してからはタクシー会社に電話を掛けなくても、アプリの操作だけでタクシーの予約や、スマホのGPS機能と連携して今いる場所へタクシーを配車してもらうことができるようになりました。

タクシーアプリの中には、すでにダウンロード数が100万を超えている大人気アプリになっているものもあります。今後、スマホアプリを使いこなせる世代のタクシー予約の主流になっていくと思われます。ぜひあなたも使い勝手のいいタクシーアプリを見つけて使いこなしてみましょう。

タクシー配車アプリを選ぶときには、特に次のポイントに注意して選びましょう。

taxiの配車アプリには対応エリアがそれぞれあります。全国に対応しているアプリもありますが、全国対応していない地域限定のアプリもあります。東京や大阪といった大都市であれば、対応エリアに入っているタクシーアプリも多いのですが、東京から離れた地域だと対応していないエリアもあります。

タクシーアプリを選ぶときには、乗車料金の支払い方法にも注意しましょう。タクシー会社に電話して予約や配車をお願いするときには現金での支払いもできるのが一般的です。しかし、アプリでの予約ではクレジットカードによる事前支払いだったり、アプリ独自の支払い方法しかできないアプリもあります。

タクシーは良く乗るけれども、クレジットカードは使っていない、という人もいることでしょう。クレジットカードを使えればほとんどすべてのアプリを使えますが、クレジットカードを使っていない場合には現金対応のアプリを選びましょう。

これは実際にダウンロードして使ってみないとわかりませんが、アプリの使い勝手もそれぞれのアプリで大きく違います。タクシーアプリの場合には、アプリのダウンロードは無料でできるので、気になるアプリがあったら実際にダウンロードして使ってみることをおすすめします。

こちらではまずはこの記事でご紹介するおすすめのタクシーアプリを比較できるように一覧表にしてみました。エリアや支払い方法など、それぞれのタクシーアプリの特徴を比較してみてください。
 

おすすめのタクシーが予約できるアプリにはUberがあります。Uberは現在70カ国500以上の都市に展開している世界的に大人気のタクシーアプリです。海外では一般のドライバーが空き時間に送迎をすることで報酬を得られるということで、タクシーを利用したい人にも、働きたい人にも評判のいいアプリです。

日本では一般ドライバーによる送迎サービスは白タク行為になるということで、現在は利用することができません。日本ではＵｂｅｒと契約しているプロの個人タクシーか、タクシー会社による配車サービスなので、違法性もなく安心して利用できます。

Uberの最大の特徴は、アプリでタクシーの車種を選択できるということです。もちろん高級車を選択すればその分だけ乗車料金も高くなります。行きたい場所によっては普通のタクシーではなく、高級車で乗り付けたい、ということもあることでしょう。そんな時にはUberが選ばれています。

Uberではアプリ上から、クラウンやベンツなどのセダンタイプの高級車を使ったメーターが付いていない「ハイヤー（Uber Black）」、高級車の6人乗りのバンタイプでメーターが付いていない「ブラック　VAN」、高級車にタクシーメーターが付いている「プレミアムタクシー」、一般のタクシーの「タクシー」を選べます。

気になるのがUberが対応しているエリアです。Uberの対応エリアは最初は東京のみで始まりましたが、現在では横浜と大阪にも展開しています。今後も対応エリアが広がっていくことを期待していきましょう。

海外でも同じアプリを利用できるので、Uberの対応エリアに海外出張で頻繁に行く人にはとても便利なアプリです。

Uberの基本料金は迎車料金とメーター料金です。このほかに、ハイヤーとBlack VANは車種指定料が1080円、プレミアムタクシーは予約料金500円が必要です。

支払い方法はクレジットカードかデビットカードによる事前決済のみです。現金払いはできません。事前にクレジットカードかデビットカードを登録しておく必要があります。

Uberのメリットとデメリットにはどのようなものがあるのか見ておきましょう。

他のアプリと比較した場合のUberを使う最大のメリットというのは、車種を選べる、という点にあります。ただのタクシーではなく、高級車で訓練されたハイヤー専門のドライバーさんのおもてなしを体験できるととても話題になっています。特別なデートの日に利用する人も多いようです。

デメリットは普通のタクシーでいい場合でも、近くに配車できるタクシーがない場合には高級なハイヤーやプレミアムタクシーしか表示されないことがある、という点です。そうすると料金が割高になってしまいます。

おすすめのタクシーアプリには「フルクル」もあります。kmタクシーを運営する国際自動車株式会社が運営するタクシー配車アプリです。「フルクル」という名前の通り、アプリを立ち上げてスマホを振ると、近くを走っている空車タクシーがやって来るという、ちょっとユニークは配車アプリです。

他のタクシーアプリと比較した場合のフルクルの最大の特徴はその操作性のユニークさと使いやすさでしょう。アプリを立ち上げてスマホを振るだけで、タクシーを呼ぶことができるというのは、世界中どこを探してもありません。

タクシーとのマッチングができたらスマホが振動します。すると画面が点滅します。その画面を道路に向けてスマホを掲げて振っていると、タクシーからも乗客がどこで待っているのかがわかりやすい、というのはタクシードライバーにも優しいアプリになっています。

フルクルの対応エリアは東京都内の限られた地域のみです。東京23区内と三鷹市、武蔵野市が利用可能範囲です。

フルクルのアプリを利用するための料金は、タクシーのメーター料金のみです。通常は迎車料金がかかりますが、フルクルの場合には半径500m以内のタクシーのみがマッチングすることから迎車料金は必要ありません。対応エリア内で迎車料金を節約したい場合に使えます。

支払い方法は降車時決済で現金とクレジットカードの他に電子マネーも利用できるものがあります。

フルクルのメリットとデメリットは次のようなものがあります。

フルクルの最大のメリットは迎車料金が必要ないということです。公式サイトでは「kmタクシーとお客様をゆるーつなぐマッチングアプリ」とありますが、フルクルは予約アプリでもなく、また配車アプリというほどしっかりとした配車をするわけではありません。

ただ単にその時にたまたま近くにいたタクシーを呼べるアプリ、ということで迎車料金が必要ありません。迎車料金は迎車料金に加えて予約料金も必要になることもあり、場合によっては1,000円近く掛かることもあります。それが節約できるというのは頻繁にタクシーを利用する人にとっては大きい金額になってきます。

しかし、しっかりと予約をするアプリではないということでデメリットもあります。フルクルのデメリットは自分が呼んだタクシーを他の人に横取りされることがある、ということです。

位置情報がずれていたことで、近くでタクシーを探していた人を間違えて乗せていってしまったり、タクシー待ちをしている人が多いエリアで誰を乗せたらいいのかわからずに適当に乗せていってしまった、ということも良くあります。

ドライバーと乗客をゆるーくつなぐというコンセプトなので、この辺の対応もゆるーくなっているのをデメリットと感じる人には向かないでしょう。

おすすめのタクシーアプリには「nearMe.」もあります。nearMe.の最も大きな特徴は、相乗りする人を探せる、という点です。タクシーは一人で乗っても、何人もので乗っても1台当たりの料金は同じです。また距離によって料金が変わるので、特に高額になる距離が長い場合には、同じ方向へ行く人と相乗りして割り勘にした方が節約になります。

nearMe.はタクシーに関するアプリですが、タクシーを配車できるわけでも、予約できるわけでもない、という点は理解しておきましょう。タクシー待ちの列ができているところで、同じ方向へ行く人を見つけることができる、というアプリです。

雨の日や終電が終わってしまった深夜には、タクシー乗り場には長蛇の列ができます。そこで同じ方向へ相乗りできる人を見つけて、最も順番が早い人のところに一緒に並べれば、より早くタクシーに乗ることができます。また、料金の節約もできる、というアプリです。

他のアプリと比較すると、その点が大きな違いになる点です。

現在の対応エリアは東京都、神奈川県、埼玉県の一部エリアです。今後順次拡大予定です。

こちらのアプリの支払い方法は少し変わっています。まず全員がクレジットカードを事前に登録しておきます。各自が降りる場所を登録したら、そこまでの割り勘料金が自動で計算されて、クレジットカードで決済されます。

その料金は一番最後に降りる人をライドリーダーとして、ライドリーダーに支払われます。ライドリーダーは自分の割り勘分を含めて、最後に通常の支払い方法でタクシー料金を支払います。料金は時間帯と各自が乗る距離を勘案して、それぞれが最大限得になるように自動で計算されます。割り勘の金額でもめることもありません。

こちらのタクシーアプリのメリットとデメリットについてそれぞれ見ていきましょう。

タクシーアプリnearMe.のメリットには、安心して利用できる、という点があります。節約や時間短縮になるとわかっていても見ず知らずの人とタクシーを相乗りするというのは、ちょっと不安な点もあります。特に女性の場合には、知らない男性に家の場所を特定されてしまうのではないか、という心配もあります。

その点、nearMe.では事前にアプリに自分の顔写真や性別などのプロフィールを登録しなければ利用できません。もちろんクレジットカードを登録しているので、本名や住所などの個人情報もたどれます。マッチングした人を見て相乗りするかどうか決められる、というのは大きなメリットになります。

こちらのアプリのデメリットには、アプリの動作が安定しない、という点があります。登録している途中で、クレジットカードの確認が終わらなかったり、対応エリア内でアプリが突然落ちてしまう、ということが頻繁に起こっています。今後のアップデートに期待したいところです。

おすすめのタクシーアプリには「JapanTaxi」もあります。こちらのアプリは以前は「全国タクシー」という名前でした。海外からやってきたUberと比較すると、日本独自のタクシーアプリの先駆けといっていいアプリです。

Japanタクシーは前身の全国タクシーという名前の通り、全国対応している点が大きな特徴となります。タクシー会社が独自で行っているアプリはそのタクシーの対応エリアのみとなります。便利な機能が付いているアプリであっても、リリース直後は東京を中心として大都市圏だけになります。

その点、Japanタクシーは全国のタクシー会社と提携している、という点が大きな特徴です。全国どこにいてもスマホのGPS機能で簡単に今いる場所にタクシーを予約できる、というのはJapanタクシーだけの特徴です。

Japanタクシーの対応エリアは全国です。全国の13のタクシー会社と提携しているので、全国どこからでも予約ができます。すぐに配車して欲しいのに空いているタクシーがない場合には、一番近いタクシー会社の電話番号が表示されるので、電話で予約することもできます。

Japanタクシーの利用料金は利用したタクシー会社が定める迎車料金とメーター料金になります。アプリの利用料金は特に必要ありません。支払い方法は事前決済と降車時決済から選べます。現金支払いとクレジットカード、Apple Pay、Yahoo！ウォレットなどから支払い方法も選ぶことができます。

タクシーを予約する前にアプリに降車地点を登録すると、どのくらいの料金がかかるのか事前に確認することもできます。

こちらのアプリのメリットとデメリットにはどのようなものがあるのか見ていきましょう。

他のアプリと比較した時に、大きなメリットになるのは全国どこでも利用できる、という点です。他のタクシーアプリは地域限定でしか使うことができません。対応エリアも東京を中心としたエリアのみ、というアプリがほとんどです。

一方でJapanタクシーなら全国どこでも利用することができます。全国あちらこちらへの出張が多い人もいることでしょう。そんな人にとってはこのアプリ一つで簡単にどこの地域でもアプリを利用できるというのは、手間もかからずにとても便利なことです。

また、自動で今いる場所の位置情報がタクシー会社に送信されるので、簡単にアプリを使うことができる、という点です。アプリに慣れていない人でも簡単に使えるという評判です。

Japanタクシーのデメリットではまれに対応エリア外の地域があるという点です。しかし、そのときにはタクシー会社の電話番号が表示されるので、電話で予約できます。

また、他のアプリと比較するとタクシーアプリでは表示されない広告がユーザーの同意なしに表示される、というクレームもあります。アプリの利用料金を徴収していないので、アプリの運営費用を広告表示で賄っているようです。アプリも運営するためには経費が掛かるので、仕方がない点かもしれません。

おすすめのタクシーアプリには「タクシーチャンピオン」もあります。こちらのアプリはアプリでタクシーを配車予約するのではありません。その近隣で配車が可能なタクシー会社を教えてもらえるアプリです。タクシーの予約は自分で電話をかけて行います。

知らない土地に行ったときには、どこのタクシー会社に電話をしたらいいのかわかりません。地方では隣のエリアが対象のタクシー会社に電話をしてしまった、ということもあるでしょう。

そんな時に、そのエリアで使えるタクシー会社を見つけられるこちらのアプリは便利です。電話はアプリから掛けられます。複数社が表示された場合には、片っ端から繋がるまでかけ続けることができます。こちらのアプリは配車してもらえるタクシー会社を見つけるまでとにかく電話をかけ続けられるという点が大きな特徴になります。

また、予約が成立するとチャンピオンポイントがもらえるのが、他のアプリと比較すると珍しい点です。溜まったポイントはAmazonギフトポイントなどに交換できます。

こちらのアプリの対応エリアは全国です。全国どこでも利用できます。ただまれに対応圏外になる場合もあります。

こちらのアプリを利用する場合に必要な料金は、利用したタクシー会社が定める迎車料金とメーター料金です。タクシー会社やエリアによって迎車料金が必要ない場合には、メーター料金だけで利用できます。支払い方法は各タクシー会社が定める支払い方法で、降車時に決済します。

こちらのアプリのメリットとデメリットを見ていきましょう。

こちらのアプリを使う大きなメリットは、タクシー会社の縛りがない、という点です。タクシー会社が独自で運用しているアプリでは、その会社のタクシーしか呼べません。Japanタクシーは提携している13のタクシー会社しか呼べません。

しかし、このアプリを使えば会社の縛りがなく、スマホのGPS情報で得た位置情報から最も近い順番からタクシー会社が表示されていきます。一つのタクシー会社に断わられても、次から次へとタクシー会社に電話を掛けられる、というのは他のアプリにはないメリットといえるでしょう。

また、アプリを使ってタクシーを予約出来たら、ポイントが貯まる点も他のアプリにはありません。ポイントを交換できるポイントサービスの数がどんどんと増えています。ぜひガンガンとアプリを使って、お得にポイントを貯めていきましょう。

こちらのアプリは配車にGPS情報を使っていない点です。タクシー会社の検索にはGPSを使っているようですが、タクシーの予約は電話で行うので、ピンポイントでGPSからの位置情報でタクシーが来てくれる、ということはありません。知らない地域でも、自分がいる場所を電話で説明しなくてはいけない、という点は大きなデメリットと感じる人もいます。

この記事ではおすすめのタクシーアプリを5つご紹介しました。それぞれのアプリにメリットとデメリットがあるので、比較してみるといろいろなことがわかります。複数のアプリが使えるエリアでは、その時の状況によって使うタクシーアプリを選ぶ、という人もいるようです。

全国対応しているアプリもあるので、東京や大阪といった都市圏ではなく地方にお住いの人でも利用できるアプリもあります。ぜひお住まいのエリアに対応しているアプリをいくつか実際に使って試して比較してみて、それぞれのアプリの使い勝手がどのような感じなのか、ご自身の手で試してみてください。