スマホが熱いのは故障の原因?すぐ熱くなる理由や冷却する対策を解説!
スマホを使っている最中に熱くなってしまうことが多くなった場合、なにが原因で熱い状態になるのかについて解説していきます。また、すぐスマホが熱い状態になってしまう理由とスマホを冷却する対策方法についても併せて紹介していきます。
目次
スマホがすぐ熱くなるのは故障が原因?
スマホを操作している時や、アプリでゲームを楽しんでいるときなどで端末がすぐに発熱してしまうことがあります。スマホの発熱は、iPhoneやAndroidなどスマホの端末の種類に限らず様々な機種で発生します。通常特に熱くなるようなことはなかったにもかかわらず、突然発熱するようになった場合にはなぜなのか不安になってしまう方も多くいます。
このスマホでの急激な発熱は一体何を意味しているのかという疑問に対して、その原因として考えられる項目を挙げていきます。また、その発熱は故障なのかという心配をする方も多くいますので、ここで原因をはっきりさせて、少しでもスマホの発熱に対する不安を解消してください。では、スマホ発熱の原因としてよく言われている事柄をいくつか解説します。
バッテリーの劣化
スマホの急激な発熱の原因としてもっとも考えられるのがバッテリーの劣化です。スマホにも寿命はありますが、実は端末の内部に搭載されているこのバッテリーにも寿命があります。何回も充電することで、スマホは継続的に使用することが可能ですが、スマホの使用日数の経過に伴い確実にバッテリーの機能が消耗していくことは間違いありません。
バッテリーに負担がかかってしまうと、劣化も早くなります。また発熱の症状が見られるようになりますので、バッテリーの機能が限界に達しているという目安にもなります。これ以外にもバッテリーの温度が上昇することはありますが、継続的に発熱する場合は、バッテリーの交換を検討するサインになりますので、ショップでの相談をおすすめします。
CPUの負荷
スマホがすぐ熱くなることの原因として次に考えられるのが、CPUの負荷です。CPUに負担がかかればかかるほどスマホの端末が異常に熱くなります。また、スマホのCPUに負荷をかけている状態がそのまま継続してしまうと、使用しているアプリのフリーズや端末の意図しない再起動など、不具合とみられる動作が発生するようになります。
アプリを起動して操作することにより、スマホのCPUの使用が大きくなっていきます。特にCPUが大きく使用されるのが、3Dのゲームアプリです。ゲームの動きが繊細なアプリはそれを表示させるためにCPUがたくさん働きます。そのために端末も発熱し、すぐに温度が異常なレベルまで上昇してしまいます。アプリの起動数によっても変動します。
環境湿度の高い場所に放置
スマホの温度上昇の原因として考えられる3つ目の項目は、湿度の高い場所で使用、放置してしまったということです。スマホは防水のものもありますが、継続的に湿度や水気にさらされている場合には、端末に悪影響を与えてしまう可能性が否めません。また、前のiPhone端末などは水に非常に弱いタイプもありますので特に注意が必要です。
浴室などでスマホを使用する時には、そのまま放置せずに湿度の高い浴室からすぐに出すようにしてください。また、知らずのうちにスマホを使っている環境が湿度の高い場所であったという場合もあります。乾かしたいからと言って直射日光に当て続けるというのも避けてください。日光には熱がありますので、すぐにスマホが発熱してしまいます。
スマホが発熱するとどうなる?
ここまでは、スマホがすぐに発熱してしまう場合の原因について紹介してきました。スマホの温度が上がる原因としてはバッテリーの問題ということが多く見られます。その他にもアプリを起動させているが為にCPUを大きく使ってしまったいる場合、そして湿度の高い場所にそのままスマホを放置してしまうことなどが挙げられました。
上記のようなことが原因でスマホの温度が上がることは分かりましたが、スマホが発熱するとその後どうなってしまうのかという疑問を持つ方もいますので、ここからはそれについて説明していきます。スマホの発熱をそのままにしてしまうことでメリットは全くありませんので、できるだけ回避するように工夫して使ってください。
CPUの動作が停止する
スマホの温度上昇をそのまま放置してしまうと、CPUの動作が停止することがあります。これは先ほども少し触れましたが、3DゲームなどCPU使用率の高いアプリを使い続けていることですぐに発熱します。発熱が止まらなければCPUに負荷がかかり続け、いずれ限界に達してしまいます。限界に達すると、CPUの動きがストップせざるを得なくなります。
とはいえゲームアプリを全く使わないように制限してしまってはスマホを楽しむことができません。温度の上昇をできるだけ続かないようにさせるには、ゲームを少し休ませる時間を設けることをおすすめします。休憩にもなりますので一石二鳥です。少し熱が下がったようでしたら再開するという動作を繰り返して、アプリが落ちることを防ぎましょう。
バッテリーが劣化する
スマホの温度上昇をそのままにしてしまうと、バッテリーの劣化にもつながります。それほど操作していないにもかかわらず、すぐに発熱する場合は既にバッテリーがひどく劣化してしまっていることが考えられます。まだバッテリーが正常に使用できる状態の方は、今後のバッテリーの劣化を防ぐためにも適度なスマホの冷却をおすすめします。
いくらスマホの状態が良くてもバッテリーの機能が正常でなければ、継続的に使用するのが困難になります。カバーなどをスマホに装着してスマホの破損を防止する対策も良いものですが、スマホ内部のものに対しても配慮した使用が不具合発生を極力減らすことに繋がります。是非バッテリーにも対策として温度の上昇を防ぐようにしましょう。
スマホが故障する
スマホの温度が上昇したまま放っておくと、ひどい場合にはスマホ自体が故障してしまうこともあります。スマホが故障してしまえば、もちろん修理に出す必要があります。症状によっては電源が入らないなどのトラブルでデータを消失てしまうリスクもゼロではありません。このためにもスマホの温度上昇には気を付ける必要があります。
また、何もしていないにもかかわらずスマホの温度上昇が止まらない場合には、バックグラウンドでアプリや機能が作動している可能性があります。アプリを終了したように見えても実は、後ろ側で通信していたなどというケースが多くあります。このためにはタスク一覧を確認したり、アプリの設定からそれぞれ強制停止するなどが重要になります。
スマホが熱い時の対策!スマホを冷却する方法
ここまでは、スマホの温度上昇をそのままにしてしまうことの弊害について解説してきました。スマホ端末の発熱はメリットがほぼありません。バッテリーが破損するだけでなく、スマホのCPUの異常停止、そして最悪な場合はスマホ自体の故障まで引き起こしてしまうというリスクが潜んでいます。これらには気を付ける必要があります。
ここからは、スマホがすぐに熱い状態になってしまう場合などの際に、具体的にどうすれば冷却できるのかという対策について紹介していきます。スマホの冷却方法は様々な手段があります。適切な冷却方法を知って、スマホに損傷を与えることなく、健全なコンディションに戻していきましょう。それでは1つずつチェックしていきます。
動作しているアプリを停止する
スマホの冷却に効果的なのが動作しているアプリを停止することです。アプリが動作していることで少なからずCPUに負担をかけることになります。特に使用していないアプリを無駄に作動させておくのはバッテリー消費にもつながりますので積極的に停止していきましょう。バックグラウンドで動いているアプリを停止することも冷却に有効です。
バックグラウンドで動いているアプリなどをスマートに停止するには、お掃除アプリを使用するのがお勧めです。一括で起動中のアプリを停止する機能が搭載されていることが殆どですので、1つずつ手動でアプリの強制停止をせずに、素早く一括停止し、冷却につなげていきましょう。アプリが完全に停止されましたら別の方法を試しましょう。
充電をやめる
スマホの冷却につながる次の対策方法は、充電をやめるということです。とはいっても充電を全くせずにスマホを使うことは不可能ですので、充電のタイミングに注意をしていきましょう。どのタイミングかというと、スマホの充電中に操作をしないということです。アプリやゲームをするのも控えるようにしてください。バッテリーに負担がかかります。
スマホの充電中にアプリを使用し続けることで、バッテリーの負荷が増大してしまいます。そのまま使うことでなかなかバッテリーの残量が上昇しないということがあります。これでは悪循環になってしまいますので、バッテリーがある程度までチャージされるまで待ちましょう。チャージ後にアダプターを抜いて、使用することが発熱を抑えます。
スマホのカバーをとる
スマホの冷却ができる次の対策法は、スマホのカバーをとるということです。この方法は熱い状態のスマホをすぐに冷却させたい時に有効の対策です。スマホのカバーは、落下した時に破損することから端末を守ってくれますが、その反面外の空気に触れる面積が少なくなりますので、熱が上昇しやすくなっています。また冷却にも時間がかかります。
スマホのカバーを取り外し、スマホが冷却されるまではその状態で待機しましょう。ある程度まで冷却できましたら再びカバーを装着して使用するようにしてください。スマホのカバーには様々な材質のものがありますが、バンパー型のケースを選ぶと、熱が他の物に比べてこもりにくくなっていますのでおすすめします。
バンパー型のスマホケースというのは、スマホのまわりにに枠を付けるようなイメージのケースのことです。スマホの端末全体をカバーすることがありませんので、もしスマホを地面に落としてしまったなどの際は、完全に損傷から防ぐことは難しい場合があります。激しい運動を行う時などにはあまり向いていません。
スマホの電源を切る
次の冷却方法は、スマホの電源を切ってみるということです。この方法は、スマホのCPUやアプリなどの動作が完全にストップしますので、他の冷却対策に比べて早く冷却することができます。ただし、その間は通話を受けることや、LINEやアプリのプッシュ通知を確認することもできませんので、時間に余裕がある時に行ってみてください。
環境湿度の低いところで放熱する
スマホを冷却するための対策として、できるだけ湿度の低いところで放熱するということです。先ほども触れましたが、気付かずに湿度がスマホの温度の上昇につながっている場合がありますので、もしスマホの状態が気になるという方は湿度を調べるなどして環境を選ぶようにしてください。こちらは、可能な範囲で結構です。
スマホが熱い時にしてはいけないスマホの冷却方法
ここまでスマホでできる冷却の方法を紹介してきました。スマホが熱い状態になってしまった際に有効な冷却方法を上記で紹介しましたが、これらの対策を行う中で、気を付けなければならない点がいくつかありますので解説しておきます。素早くスマホの冷却をしたいからといって、下記で紹介するようなことは絶対やらないようにしてください。
冷蔵庫や保冷剤で急激に冷やす
まずスマホが熱い時にしてはいけないスマホの冷却方法として1つ目を紹介します。それは、スマホの端末を冷蔵庫に入れたり、保冷剤を接触させて急激に冷却をするということです。これをおこなってしまうと最悪の場合はスマホ自体が故障してしまうリスクがあります。スマホ故障を避けるためにも急激な冷却は控えるようにしてください。
なぜ急激な冷却方法がだめなのかというと、スマホの端末が急激な温度の変化により結露してしまう恐れがあるからです。スマホの端末内部で結露が発生してしまうと、ショートしてしまうリスクがあります。ショートしてしまうと、完全にスマホは使えなくなってしまいます。ですので、上記で紹介した正しい冷却方法を必ず行うようにしてください。
水で冷やす
次に行ってはいけない冷却方法は、水で冷やすということです。冷蔵庫や保冷剤でなくても十分にスマホが結露してしまう可能性があります。最近では、多くのスマホ端末が防水仕様になっています。防水機能があっても、水にぬらして冷やすことは必ず控えるようにしてください。防水とはいっても継続的な水没により、故障してしまうことがあります。
スマホが熱いと感じたら冷却しよう!
スマホを使っていて、不自然な温度の上昇が感じられた場合は、スマホを冷却してみましょう。ゲームを行っていた場合は時間で区切ってスマホの冷却時間を設けたり、アプリを強制定期したり、不要なデータを削除しておくなど、できる対策はたくさんあります。早いうちからスマホを冷却して、不具合の発生を回避していきましょう。