iPad Proに純正スマートキーボードは必要？おすすめの使い方を解説！

iPad Proだけでなく、タブレット全般に言えることですが、ソフトウェアキーボードを使ってレポートを作成したり、長文のメールを打つのは大変です。ソフトウェアキーボードを使用すると、画面の半分が隠れてしまいますし、ブラインドタッチも難しいです。そんな時は、キーボードを購入して使ってみましょう。これから使い方を紹介していきます。

初心者の方におすすめするのは、Apple純正キーボードである「スマートキーボード」です。値段は2万円前後と高めですが、「スマートコネクター」を使って、簡単にかつ迅速にiPadに接続することができるので、iPadやiPad Proの初心者にはおすすめです。

スマートキーボードには、今まで、US（英語）配列のキーボードのみしかありませんでしたが、最新版ではUS配列に加えてJIS（日本語）配列も追加されましたので、JIS配列のキーボードを探しているiPad Proユーザーにもおすすめです。

iPad Proにあるスマートコネクター（Smart Connector）がSmart Keyboard（スマートキーボード）と接続されると、すぐにタイピングできるのでスイッチ等は必要ありません。

スマートキーボードのカバーの前面がキーボードになっており、キーボードを使用するときは、さっと広げるだけです。広げると、スマートキーボードが文字入力にも映画鑑賞にも最適なスタンドになります。

スマートキーボードには、今まで、US（英語）配列のキーボードのみしかありませんでしたが、最新版ではUS配列に加えてJIS（日本語）配列も追加されています。

JIS配列とUS配列の違いについて疑問に思われる方もいると思うので、こちらに記載しておきます。

下記に写真がありますが、上がJIS配列のキーボード（こちらはWindowsのキーボードですが）で、下がUS配列のキーボードです。まず、見てわかるようにJIS配列のキーボードには日本語が書かれています。反対にUS配列は日本語がなく、シンプルです。

理由は、JISは日本語用、USが英語用だからです。そのため、JIS配列キーボードは、日本語入力がしやすいですが、US配列キーボードは入力しにくいです。また、US配列キーボードを使用していた方がJIS配列のキーボードに切り替えると使い方が違うので、戸惑う方もいます。

iPad Pro用スマートキーボード（Smart Keyboard）はiPad Proとの間で電力をやり取りしているので、バッテリーも充電も必要ありません。さらに、スマートキーボードを開くと、自動でスリープ状態から復帰してくれるので、作業にすぐ取り掛かることができます。

iPad Pro用スマートキーボードの素材は、ポリウレタンとマイクロファイバーです。キーとキーの間にすきまがないので、ジュースや水をこぼしても壊れません。

スマートキーボードを使わない時は、閉じるとiPad Proを保護してくれるカバーになります。スマートキーボードはiPad Proの背面に磁力でくっついていて、耐久性があるので、iPad Proの前面と背面をしっかりと守ってくれます。

オンスクリーンのショートカットバーを使うと、タップ数回でボールドしたり、イタリックやアンダーラインの適用、さらにはコピー＆ペーストまでできます。また、アプリケーションの切り替えや検索機能の呼び出しなどに、キーボードショートカットを使うことも可能です。

さらに、アプリケーションに内蔵されたショートカットで、そのアプリケーションを操作することもできます。対応するアプリケーションであればどれでも、Commandキーを長押しするとショートカットが表示されます。

これからそれらの使い方について詳しく紹介していくので、ショートカットキーの使い方を覚えてiPad Proをさらに快適に使いこなしていきましょう。

①「Command」キー＋「スペース」キーを押すと『検索』機能が起動します。
②この検索画面にアプリ名を入力すると、該当する候補が表示されます。
③キーボードの「上下左右」キーで選び、「Enter」を押すとアプリを起動することができます。

＊「Command」キーはMacにも存在しますが、Windowsユーザーには馴染みがないと思うので、説明しておきます。Windowsでいうと「Command」キーは、「Control」キーと同じです。

①「Command」キー＋「H」キーを押すと、『ホーム画面』に戻れます。
＊『HOME』の「H」と覚えておきましょう。

①「Command」キー＋「N」キーを押すと、『新規メール作成』画面が表示されます。

②アドレスを入力して「Enter」、件名を入力して「Enter」、本文を入力して、最後に「Command」キー＋「Shift」キー＋「D」キーで送信まで行えます。

①「Command」キー＋「Tab」キーを押すと、『最近使用したアプリ』を表示することができます。

それぞれのアプリで使用できるショートカットのリストを表示するには、iPad Pro使用中またはホーム画面で「Command」キーを長押しします。すると、下の写真のような画面が表示されます。

また、iPad Proでも、コピーやペーストなどの機能がWindowsと同様に使用できます。

・コピー：「Command」＋「C」
・ペースト：「Command」＋「V」
・カット：「Command」＋「X」
・太字：「Command」＋「B」
・斜体：「Command」＋「I」

Apple公式サイトに載っていたiPad Pro用スマートキーボード（Smart Keyboard）購入者のレビューをまとめましたのでご紹介します。

・iPad Pro本体背面を全面カバーする構造になっている為、持ち歩きの際に段差などもなくすっきりしています。薄く軽く、閉じれば本体の前後面を丸ごと覆う格好になるのが良いです。

・iPad Pro本体との接続について、本体背面にある小さな端子と物理的に接続して動作する仕掛けの為、バッテリーやUSBケーブルがいらず、また無線でも無いので「余計な心配がいらない」です。また、iPad Pro本体を固定するマグネットが比較的強力なので安定感もあります。

・薄いキーボードにしては、キータッチも良く、文字は打ち込みやすいです。また、反応も速く画面への表示の遅れもほとんど感じなかったです。文字をキーボードで入力しながらペンで画面操作できました。ペンはスクリーン上部に置く形になります。

・iPad Proがスクリーン部分に対応するわけですが、その重さのため、キーをたたくと微妙にiPad Pro部分が揺れるのが気になります。

・値段の割にかなりプラスチックです。頑丈ではありますが質感に個性が無い素材の為、エクステリアがちょっと貧相になります。また、キー配置はmacbookに準拠していて良いのですが、ライトが点いたりはしません。ESCキーがありません。用途次第では問題無いかもしれませんが、個人的には「あっ」と思いました。

・パームレストが無い為、例えば膝の上で作業しようとすると辛い姿勢になる上、キーボード左下にあるキー（CapsLock）を手の腹で押してしまい、気づくと何度も大文字になったりする事が個人的にはありました。

・キーボードの周囲がかなり鋭く細くなっています。持ち方によっては痛い思いをすると思いますし、手を滑らせると本当に切れて出血すると思います。

・全面カバーではありますが側面がガラ空きになり、また幅が「電源ボタンを除いたサイズと同じ」になっている為、放り込むカバンによっては電源ボタンが押しっぱなしになると思います。

・キーボードはiPad Pro本体との接続や固定が全てマグネットの為、スマートホンや磁気カード類をくっつけて置いてしまうと全てに影響を与えます。

スマートキーボード（Smart Keyboard）のメリットとしては、①簡単に接続できる、②充電が不要、③カバーかつスタンドになるという点です。

スマートキーボードの魅力や使い方について紹介してきました。iPro Pro用スマートキーボードは価格が2万円前後とちょっとお高めですが、Apple純正キーボードであるスマートキーボードだからこそ、スマートキーボードにしかない性能や機能がたくさんあります。せっかくですので予算がある方、ご購入してみてはいかがですか。