スマホのバッテリー交換を自分でやる方法!交換できる機種や費用も解説!

スマホのバッテリーがもたなくなったから交換したい。そんなときに業者に依頼するのではなく、自分で修理することで出費を抑えることができます。自分でやる場合と業者でスマホのバッテリー交換を行う場合はどのように違うのか、費用とメリットデメリットなどを解説します。

スマホのバッテリー交換を自分でやる方法!交換できる機種や費用も解説!のイメージ

目次

  1. 1スマホのバッテリーを自分で交換することはできる?
  2. 電池パックを自分で外せられれば交換は可能
  3. 2スマホのバッテリーを自分で交換する場合の費用は?
  4. 基本的には新しい電池パックを用意するのみ
  5. 交換キットがあると便利
  6. ショップに修理を頼んだ場合は
  7. 3スマホのバッテリー交換を自分でする方法
  8. 機種に対応したバッテリーを用意する
  9. 慎重に裏蓋を開けて電池パックを交換
  10. 4スマホのバッテリー交換を自分でするメリット・デメリット
  11. スマホのバッテリー交換を自分でするメリット
  12. スマホのバッテリー交換を自分でするデメリット
  13. 5不安なら無理せず修理業者に依頼しよう
  14. 電池パック交換後に不具合が出たらすぐにショップへ
  15. 6スマホのバッテリー交換を自分で安全に交換しよう

スマホのバッテリーを自分で交換することはできる?

スマホを長く使っているとバッテリーの持ちが悪くなってきたり、画面に表示されるバッテリー残量があてにならなくなるというトラブルに悩まされている人は多くいると思います。そんなときはバッテリー交換がもっとも有効な方法になりますが、正規の販売店だと非常に高く、専門の業者に頼んでもそれなりの値段がかかってしまい、懐に痛いと思った経験がある方も多くいます。

いまや生活とは切っても切り離せないスマホですが、バッテリーを交換しないまま使い続けることは難しくなると、悩ましく思いながらも高いお金を払うべきか、あるいは我慢して使い続けるか、どちらかの選択肢が頭に浮かぶと思います。

ならばスマホのバッテリーを自分で交換することはできないのか、と思った方は非常に鋭いです。そんな疑問について、本記事で修理交換ができるのかどうか、できるならどういった手順で行えばよいかを順にお答えします。

電池パックを自分で外せられれば交換は可能

自分で修理交換ができるのか、結論から言えば、電池パックを自分で外すことができれば、理屈上は交換が可能です。実際にECサイトなどで検索してみると「交換キット」などの名称で、あまり見慣れない工具のキットが販売されているのを確認することができます。やり方に関してもネット上で検索を行うと手順を丁寧に解説してくれているサイトが数多く存在しています。

スマホのバッテリーを自分で交換する場合の費用は?

普段使っているスマホも、蓋を開けて中身を見たことがある方はそう多くはないと思いますので、大丈夫なのかという疑問もあるかと思います。しかしまずは、スマホのバッテリーを自分で交換しようと思った際にどのくらいの費用と手間がかかるのか、そしてショップに依頼した場合と比較してどの程度お得なのかが気になるところだと思いますので、その点から解説します。

基本的には新しい電池パックを用意するのみ

スマホの機種ごとによって修理の方法が違うため多少事情が異なるところはありますが、基本的にバッテリー(電池パック)交換は専用の新しい電池パックを用意するだけで可能となります。スマホの多くはリチウムイオンバッテリーというものを使用しており、省スペースでたくさんの電力を蓄えることができます。このバッテリーは劣化することが想定されており、スマホの作成元も簡単に交換が行われるように内部構造を作っています

新しいバッテリー(電池パック)ですが、これは機種ごとに異なるため値段や種類は異なりますが、基本的にはAmazonや楽天などのECサイトで3000~5000円程度で購入できます。バッテリーはどれも同じように見えますが、たくさんの種類があるため、購入の際は慎重に型番を確認してから購入を行ってください

交換キットがあると便利

スマホのバッテリーを自分で取り替えたいという需要に応えて、同様にECサイトでは交換キットが販売されています。スマホは、仮にネジを外したとしても硬く固定されており取り外しづらいため、それをできるだけ簡単に取り外せるようにするための工具や、iPhoneの場合だとネジが星型の特殊な形状をしている場合があり、それを取り外すための専用のドライバーが入っているといった場合もあります。

交換キットの値段はまちまちですが、機種によっては必ず購入しなければならないため、あらかじめ取り外しにはどのような工具が必要になるのかを自分の機種と照らし合わせて確認する必要があるといえます

ショップに修理を頼んだ場合は

iPhoneスマホの場合、Apple製品限定保証、あるいはAppleCare+に加入している場合はバッテリーの交換費用は無料となるため、正規のショップに交換を依頼しに行くのがもっとも安全で安く交換できる方法であるといえます。ただし、AppleCare+の場合はバッテリーのみではなく本体の交換になるため、バックアップなどを取得する必要があるようです。

保証対象外の場合はモデルによって異なり、iPhone8以前のモデルは5,400円、それ以降のモデルは7,800円の修理費用が必要です。この値段で、バッテリー+交換キットの費用と比較して、お得かどうかを決めることができます。

Androidスマホの場合は契約しているキャリアが対応を行っています。電池パックが外側から簡単に取外せるタイプのスマホの場合は費用は2,500~3,500円程度になり、周囲を依頼するまでもなく自分で簡単に交換することができます。バッテリーが内臓されているスマホの場合はキャリアに修理を依頼することになります。費用は以下の通りです。
 

  AU Docomo SoftBank
バッテリー交換費用 非公開(1万円程度) 7,500~8,500円 7,500~8,500円
修理サービス等 故障紛失サポート(月380円)
1回目の交換 5,000円
2回目の交換 8,000円
25ヶ月以上利用 2,000円割引
なし 安心保証パック(プラス)
同一機種を1年以上継続で
3,000円割引

スマホのバッテリー交換を自分でする方法

ショップなどでスマホのバッテリーを交換するのが高いと感じた方は、自分で修理を行う必要があります。そういった方のために、ここからは修理にかかる費用と、バッテリー(電池パック)の購入方法、実際に修理する方法について順に解説します。

機種に対応したバッテリーを用意する

まず当然ですが、最初に機種に対応したバッテリーを用意する必要があります。このバッテリーですが、まず自分の使用してるスマホの機種を調べて「(機種名) バッテリー」などでECサイトで検索を行うと、対応したバッテリーが出てくると思います。ここで間違えてしまうとそもそもスマホに刺さらなかったり、不具合を起こす可能性があるため、慎重に購入を行ってください

慎重に裏蓋を開けて電池パックを交換

どの機種でも共通ですが、バッテリーを交換する際は感電の危険性や、放電による機器の故障を避けるために、必ず本体の電源を切ってから作業を行う必要があります。また、取り外した部品は無くさないようにケース等に入れておくと安心です。

ここからXperia、iPhone、Nexusの3機種の交換方法を解説します。
 

  • Xperiaの場合
  1. 電源が切れていることを確認して背面の蓋を開ける
  2. バッテリー周辺の小さなネジを外す
  3. 枠になっているカバーを取り外し、バッテリー面の接着用テープを剥がす
  4. バッテリーを外し、新しいバッテリーと入れ替えて接着
  5. 逆の手順でカバーを戻してふたを閉じる

 
  • iPhoneの場合
  1. 電源が切れていることを確認して、下面の星型のネジ2本を取り外す(専用の工具が必要)
  2. フロントパネルを取り外す
  3. 内部のコネクタがつながっているのを確認してから、ピンセットで持ち上げながら外す
  4. 反上に持ち上げながら対側のコネクタを取り外す
  5. 接着テープを剥がしながらバッテリーを外す
  6. 新しいバッテリーを取り付け、外したコネクタを元に戻す

 
  • Nexusの場合
  1. 電源が切れていることを確認して、細い溝にヘラを差し込んで天板側からゆっくりと外す
  2. 内部のカバーのネジを6個外し、カバーを持ち上げる
  3. 金色のバーとコネクタを外す
  4. バッテリーを取り替えて、逆の手順でコネクタ等を元の状態に戻す

スマホのバッテリー交換を自分でするメリット・デメリット

ここまでで、正規の店や専門店に修理を依頼する場合と、自分で修理を行う2つの方法について述べてきました。保険などに加入している場合は正規店の交換がおすすめですが、それ以外は自分で交換したほうが安くつくことがわかります。このように実際にスマホのバッテリーを交換することで得られる金銭的メリットもありますが、デメリットも当然ありますので、注意喚起のために順に説明します。

スマホのバッテリー交換を自分でするメリット

まずはスマホのバッテリー交換を自分で行うメリットについて解説します。既に分かっている方も多いかと思いますが、まず一つ目が修理費用が安くなる点、そしてもう一つが業者に依頼するよりも修理期間を短縮できる可能性がある点です。これらについて順に説明していきます。

修理費用が格安に

スマホのバッテリー交換を自分ですることによって、当然修理費用は安くならなければなりません。自分でスマホの中身を見て勉強がしたいという特別な事情がない限り、時間と手間がかかるなどのデメリットを受けてしまい、よいことはありません。どの程度割安になるかは機種によりますが、場合によっては「こんなに安くなるの!?」と思うほど、業者に依頼するよりも格段に安くなる場合があります

修理期間が短縮できる

故障などの場合は原因を探って、必要なパーツを用意するという膨大な手間がかかる場合がありますが、バッテリー交換の場合はやり方が全て決まっており、慣れている人ならば当日中に素早く修理を行うことも可能です。業者に依頼した場合はスマホを預けて、しばらく待って、修理完了の報告を受けて取りに行くといった手間と、いくらかの期間がどうしても発生してしまいます。

スマホのバッテリー交換を自分でするデメリット

スマホのバッテリー交換を自分でする際、安くなるという大きなメリットを享受することができます。しかし業者に依頼しないことによってデメリットも発生しますので、それについて触れていこうと思います。まず一つ目が、慣れていない人はむしろ交換に時間がかかってしまうこと。もう一つが、故障のリスクがあることです。

バッテリー交換の作業時間がかかる

バッテリー交換の作業時間を短縮できると上で述べましたが、機械を弄り慣れていない人にとってはデメリットになります。なぜならどこを弄ればよいのか、これで本当にあっているかなど、確認作業が多くかかってしまうことがほとんどだからです。

ちなみに業者に頼んだ場合も、まず対応しているショップに行き、事情を説明して書類を書いてスマホを渡し、退店してしばらくしてからまたショップに行ってスマホを取りに行く、というかなりの手間が発生します。修理期間は場合によってまちまちですが、交換には作業時間がかかり、混雑している時期などは受け取りまでにかなりの時間がかかることが予想されます

またiPhoneなどの場合は店の予約をする手間があったり、すぐに交換しようと思っていても思いのほか時間がかかってしまう、ということもあります。自分で修理する場合も、ショップに行って修理してもらう場合も、それなりに時間がかかることを想定しておくことを勧めます

故障するリスクが高くなる

交換業者は当然ですが業務で修理を行っているため、正確な専門知識を持っています。自分で交換を行う場合、ネットでいくらかの知識を得ることはできますが、余計な部分に触れて断線してしまったり、取り外しの際に「外れないぞ?」と言って無理に外そうとして壊してしまったりといったケースも少なくありません。また、自分での修理には保証がないため、故障してしまった場合には新しく買い換えなければならないというリスクがあります

不安なら無理せず修理業者に依頼しよう

ここまででスマホのバッテリー(電池パック)の交換方法、自分で交換を行う際のメリット・デメリットについて解説してきました。難しそうで自分にはできない、壊れたら怖い、と思う方は無理せずに修理業者に依頼することをお勧めします。先ほども述べましたが、自分で修理する場合、ほとんどの人が慣れていないため時間がかかり、まあ保証がきかないため故障した際に大損してしまう可能性があるためです

方法はわかっているのに無理して蓋を開けて戻らなくなった、という事態になったら悲惨で、大切なデータさえ失ってしまう可能性があります。不安なら無理せずに修理業者に依頼するほうがよいといえます。

電池パック交換後に不具合が出たらすぐにショップへ

一方、ショップに交換修理を依頼してバッテリー(電池パック)を交換した場合はしっかりと保証がつくことがほとんどです。仮に不具合が出た場合でも、お金を払っているためしっかりとアフターケアを受けることができるのは大きなメリットです。ショップに依頼して修理したのに不具合が出た方は、すぐにショップに行きましょう。

スマホのバッテリー交換を自分で安全に交換しよう

スマホのバッテリー交換を自分で行いたいと思う方は、受けられるメリットと、受けなければならないデメリットについてしっかり考えておくべきだといえます。ネットに交換方法は乗っているので、方法さえ分かっていれば自分でもできると思いがちですが、スマホも精密機器なので思っている以上に繊細に扱う必要があります。業者に依頼するのがもっとも安全ですが、こちらはやはり費用と一定の時間がかかってしまいます。

もっとも安く交換したいと思うなら、やはり自分で交換するしかないというのが結論になります。スマホはもともとバッテリー交換を想定した構造で作られているため、故障しないように慎重に扱えば、何事もなく交換できる可能性もあります。手動で交換する際は、慎重に、ゆっくりと時間をかけて、わからないことが出てきたら調べながら行いましょう。

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この記事のライター
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