楽天モバイルの組み合わせプランとスーパーホーダイを比較！選び方やどっちがいいのかを解説

大手キャリアのスマホの月額利用料金よりも、大幅に安くなることから楽天モバイルへの乗り換えを検討している人が増えています。今後、楽天モバイルは格安SIMではなくて自社回線化することから、音声通話やデータ通信の品質も向上することが見込まれる上に、料金も現在のレベルからそれほど高くはならないのではないかと期待されています。

楽天モバイルへの乗り換えを検討するときに、楽天モバイルには頻繁に宣伝されているスーパーホーダイのほかに組み合わせプランという料金プランがあるということに気がつく人もいるでしょう。

楽天モバイルに乗り換えるのなら、組み合わせプランとスーパーホーダイのどちらがよりお得に使えるのか、この記事ではそのおすすめの選び方について見ていきましょう。

テレビのCMやネットの広告で洗練されている楽天モバイルの料金プランは主にスーパーホーダイです。楽天モバイルのホームページを見なければ、組み合わせプランに気がつく人はあまりいません。しかし、よくよく料金表を見てみると、スーパーホーダイよりも安い料金プランで組み合わせプランが使えることに気が付きます。

楽天モバイルの組み合わせプランとスーパーホーダイとでは、色々と細かい条件が変わってきます。いったいどちらがおすすめなのか悩む人が増加中です。

楽天モバイルの組み合わせプランとスーパーホーダイとどちらがおすすめなのか、というのは一人ひとりのスマホの使い方で決まります。スーパーホーダイは確かにとてもお得な特典がたくさんついているおすすめな料金プランです。

しかし、スーパーホーダイについている特典をすべて使い切れない人は、組み合わせプランを使うことで月額利用料金をスーパーホーダイの半額以下に抑えることもできます。しかし、組み合わせプランでスーパーホーダイについている特典と同じ機能を使おうとすると、月額利用料金はかなり高額になってしまいます。

どちらのプランがおすすめなのかというのは人によって人によって大きく違ってくるので、この記事を読みながらあなたはどちらのプランがおすすめかよく考えてみましょう。

ここからは楽天モバイルの組み合わせプランとスーパーホーダイ、どちらがおすすめかはそれぞれのプランのおすすめポイントを理解しなければ判断できません。それぞれのプランの詳細について詳しく見ていきましょう。まずは組み合わせプランの詳細について解説します。

組み合わせプランではSIMカードの種類を選ぶことができる点がおすすめポイントです。組み合わせプランで選べるSIMカードの種類には3種類あります。

楽天モバイルの組み合わせプランで選ぶことができるSIMカードの一つ目は音声通話SIMがあります。これは090、080、070から始まる携帯電話番号が発行されて、電話回線を利用した電話による音声通話と、データ通信によるインターネット接続の両方を利用できるSIMカードです。

スーパーホーダイでも音声通話SIMは利用できますが、組み合わせプランでも携帯電話番号のある音声通話SIMを使うことができます。

楽天モバイルの組み合わせプランで契約できるSIMカードの種類にはSMS付データSIMがあります。SMSというのは携帯電話番号で送れるショートメールのことですが、SMS付データSIMでは音声通話はできません。

050から始まる電話番号のようなものは発行されますが、これはSMSのみに利用できるものです。音声通話は必要ないけれども、SNSなどを利用するのにSMSによる電話番号認証が使えないと困る、といった場合に利用するSIMです。このSMS付きデータSIMを楽天モバイルで選べるのは組み合わせプランのみとなっています。

楽天モバイルの組み合わせプランで契約できるSIMカードの種類には、SMSなしのデータSIMがあります。こちらはデータ通信でインターネットに接続できるだけのSIMです。音声通話も出来なければ、SMSも利用できません。

電話やSMS機能が付いていないノートPCやSMSが必要ないタブレット端末に使うのならSMSなしデータSIMがおすすめです。SMSなしデータSIMも楽天モバイルでは組み合わせプランでしか契約することができません。

楽天モバイルは現在のところNTTドコモとauから回線の提供を受けています。組み合わせプランではドコモとauどちらの回線でも利用することができます。ドコモからの乗り換えでも、auからの乗り換えても、ドコモの回線に対応している一部のソフトバンクの端末からでも、組み合わせプランなら乗り換えが可能です。

組み合わせプランの料金プランは次のようになっています。
 

楽天モバイルでスーパーホーダイと比べた時の組み合わせプランの特徴には次のようなものがあります。

楽天モバイルの組み合わせプランでは高速データ通信のギガ数のプランを変更することができます。組み合わせプランの中だけでの変更ではなく、docomo回線の音声通話SIMを利用していれば組み合わせプランからスーパーホーダイへプランを変更することもできます。

組み合わせプランからスーパーホーダイへのプラン変更は、スーパーホーダイから組み合わせプランへ変更するよりも簡単にできます。組み合わせプランの中でのプラン変更も、組み合わせプランからスーパーホーダイのプラン変更も、利用状況に応じて自由にプランが変更できるのが組み合わせプランのメリットと言えるでしょう。

スーパーホーダイでは、月額利用料金に応じて最低利用期間が1年間、2年間、3年間と縛りがあります。最低利用期間が1年で契約した人は1年以内に、2年で契約した人は2年以内に、残念で契約した人は3年以内に契約解除してしまった場合には、9,800円の契約解除料を支払わなければいけません。

組み合わせプランでは、音声通話SIMでは基本的に1年間の最低利用期間がありますが、データSIMでは最低利用期間がありません。契約した次の日に契約解除しても、データSIMであれば契約解除料なしで解除することもできます。

スーパーホーダイよりも最低利用期間の縛りが緩いというのは、組み合わせプランのメリットと言えるでしょう。

楽天モバイルのスーパーホーダイのひとつの大きな目玉というのは、通常は月額850円必要な10分かけ放題が基本料金の中で使えるという点です。これは、10分以内で終わる音声通話を頻繁にかける人にとってはなくてはならないオプションだといってもいいでしょう。

一方で、組み合わせプランでは10分間かけ放題は別に契約する必要があります。10分間かけ放題を契約していなければ、すべての音声通話に通話料がかかります。楽天電話アプリを利用していれば30秒で10円、アプリの利用がなければ30秒で20円の通話料が必要です。 

1ヶ月に40分以上の音声通話をするようであれば、10分間かけ放題を利用したほうがお得になります。組み合わせプランであれば、10分間かけ放題が別途契約が必要になるというのは電話をよく利用する人にとってはデメリットになるでしょう。

次は楽天モバイルのスーパーホーダイの詳細について見ていきましょう。

楽天モバイルのスーパーホーダイでは、音声通話SIMのみ提供されています。データSIMはSMS付もSMSなしもどちらもスーパーホーダイでは利用することができません。

楽天モバイルの組み合わせプランでは、提供されている回線はドコモとauでしたが、スーパーホーダイで利用できる回線はドコモしかありません。auからの乗り換えを考えている場合には、スマホをSIMロック解除するか、新しくスーパーホーダイで利用できるスマホに買い換えるしかありません。

楽天モバイルのスーパーホーダイの料金プランは、楽天会員か楽天会員ではないか、楽天会員でもダイヤモンド会員かそれ以外の楽天会員かで料金が変わってきます。料金プランは次のようになります。なお、楽天会員とダイヤモンド会員の割引料金は期間限定です。スーパーホーダイ3年目からは通常料金に戻ります。
 

楽天モバイルのスーパーホーダイプランの特徴には次のような特徴があります。

なく、モバイルのスーパーホーダイには、基本料金の中に10分間かけ放題がついています。これはスーパーホーダイの大きな特徴といってもいいでしょう。

楽天モバイルのスーパーホーダイの通常料金であれば、組み合わせプランに月額850円の10分間かけ放題のオプションをつけた料金と比較しても、それほどお得感は感じません。

しかし、楽天会員や楽天ダイヤモンド会員の料金は組み合わせプランの同じくらいのギガ数に10分間かけ放題のオプションを受けた料金よりもかなり安くなっています。楽天会員ならとてもお得に利用できる料金プランになっています。

楽天モバイルのスーパーホーダイの大きなメリットには、高速データ通信容量を使い切ってもある程度のデータ通信が保障されるという点があります。組み合わせプランでは高速データ通信容量を使い切ってしまった後は最大通信速度が200kbpsに制限されてしまいます。

しかし、スーパーホーダイでは高速データ通信容量を使い切っても1Mbpsの最大通信速度を保証されます。もちろんこちらは最大なので、通信環境によってはこの速度が出ないこともありますが、組み合わせプランで通信制限を受けてしまった時と比較するとかなり快適にデータ通信ができるようになるのは間違いありません。

楽天モバイルのスーパーホーダイの大きな特徴には、最低利用期間を選ぶことができるというメリットがあります。最低利用期間が短ければ、その分月額利用料金は高くなってしまいますが、最低利用期間を使いきれば後は契約解除料なしで楽天モバイルを解約することができます。

楽天モバイルの最低利用期間は1年、2年、3年と選べます。他の携帯電話会社の多くが2年縛りのところ、1年を選べるというのは楽天モバイルならではの選択肢といえるでしょう。

楽天モバイルを利用する時に気をつけなければいけないのは、楽天会員や、楽天ダイヤモンド会員の割引を使って3年プランで契約をしている場合、3年目からは料金が通常料金に跳ね上がって変更してしまうということを理解しておく必要があります。

楽天ダイヤモンド会員でスーパーホーダイの2.1GBプランを契約したとしても、1年目は月額980円で済みますが、2年目には1,480円に変更、3年目には2,980円に変更と初年度の3倍の月額料金に跳ね上がってしまいます。 

3年目に料金が変更して跳ね上がった時に楽天モバイルを解約したいと思っても、3年契約で契約していた場合には契約解除料金が別途かかってしまいます。楽天モバイルのスーパーホーダイを契約するときには、1年目、2年目、3年目と料金がどのように変更して上がっていくのかよく理解した上で契約しましょう。

楽天モバイルの組み合わせプランとスーパーホーダイの詳細についてここまで見てきました。ここでもう一度両方のプランを比較してみた違いについてまとめてみましょう。

楽天モバイルの組み合わせプラントスーパーホーダイを比較すると、選べるSIMの種類に違いがあります。スーパーホーダイでは音声通話SIMしか選べませんが、組み合わせプランではデータSIMも選ぶことができます。

スーパーホーダイと組み合わせプランを比較すると、どちらのプランもdocomo回線を利用することができますが、au回線は組み合わせプランでしか利用することができません。auからの乗り換えを考えている人は、そのままでは端末を利用できない可能性があるという点は、スーパーホーダイのデメリットといえるでしょう。

楽天モバイルの組み合わせプランとスーパーホーダイを比較すると、最低利用期間に大きな違いがあります。スーパーホーダイでは、1年、2年、3年と最低利用期間を選ぶことができますが、2年目までの割引を考えると多くの人が選ぶ最低利用期間は3年になるでしょう。

3年間は解約したくても解約できないスーパーホーダイの3年プランと、1年間使えばいつでも解約できるようになる組み合わせプランとでは、人によっては組み合わせプランのほうにメリットを感じてもおかしくはありません。

楽天モバイルの組み合わせプランとスーパーホーダイを比較すると、基本料金の中に10分間かけ放題が入っているかどうかというのは大きな違いになります。スマホから音声通話を頻繁にかける人にとっては、この10分間かけ放題が基本料金に入っているというのは、スーパーホーダイに変更するべき理由になるでしょう。

楽天モバイルの組み合わせプランとスーパーホーダイを比較すると、割引に大きな違いがあります。組み合わせプランには割引はほとんど用意されていませんが、スーパーホーダイには楽天会員なら2年間ずっと500円引き、ダイヤモンド会員ならさらに500円引き、3年間の最低利用期間の契約で2年間1,000円割り引き、という割引があります。

この割引は組み合わせプランにはありません。割引の期間はスーパーホーダイのほうが安くなります。しかし、3年目からは料金が跳ね上がるという点で、メリットになるのかどうか、よく考えてから契約しましょう。

楽天モバイルの2つのプランを比較したときに、選び方をどうしたらいいのか悩んでしまうことでしょう。この記事の最後に、どういった点を比較して楽天モバイルのプランを選んだらいいのか、その選び方について解説します。

楽天モバイルの料金プランで、スーパーホーダイを選ぶ選び方をするべき人とは次のような人です。

まず、楽天モバイルでスーパーホーダイを選ぶべき選び方をするべき人には、楽天会員の人がいます。楽天会員で3年契約をした場合には、2年目までの割引プランはかなり魅力的です。3年目に料金が高くなることを考えても、3年間のトータルで考えてみるとかなりのお得になります。

また、さらに楽天会員で10分間かけ放題が必要な人はスーパーホーダイを選ぶ選び方をするべきでしょう。組み合わせプランで通話料金を支払いながら電話をかけるよりも、1回の通話時間は10分間と制限がありますが、10分ごとにかけなおすことをすれば、ずっと通話料金無料でかけ放題ができるのは大きな魅力です。

音声通話が1か月あたり40分を超える人は、スーパーホーダイを選ぶ選び方をして、10分間かけ放題を選んだほうがいいでしょう。

楽天モバイルで組み合わせプランを選ぶ選び方をするべき人とは次のような人です。

まず、音声SIMが必要ない人は、組み合わせプランでデータSIMを選ぶ選び方をしましょう。電話機能がないタブレット端末やノートPCでは通話SIMを入れても全く意味がありません。タブレットやノートPCではデータ通信が使えれば十分なので、組み合わせプランでデータSIMを選ぶ選び方をしましょう。

また、2台目のスマホで電話機能が必要ないという場合にも、組み合わせプランを選ぶ選び方で十分でしょう。SNSを使うだけだという場合には、SMS付のデータSIMを選ぶ選び方をすれば利用できます。

楽天モバイルの組み合わせプランを選ぶ選び方をするべき人というのは、10分間かけ放題が必要ない人です。スマホを持っている人の中には、一応連絡用に通常の携帯電話機能は必要だけれども、実はそれほど電話をかけることはない、という人もかなりいます。

会社や学校への事務的な連絡に電話を使うだけで、家族や友人との連絡にはLINEなどの音声通話で十分だという人も少なくありません。そういう人にとっては10分間かけ放題は必要ないオプションです。10分間かけ放題のオプション料金の850円分の音声通話を楽天モバイルのアプリを使って30秒10円でかけると40分程度の通話ができます。

1か月あたりの音声通話の時間が40分に行かない人は、10分間かけ放題が必要ありません。ということはスーパーホーダイは3年目に月額利用料金が変更になることを考えると必要ないでしょう。

この記事では楽天モバイルの組み合わせプランとスーパーホーダイを比較して、どちらがお勧めか、ということについて検証してきました。組み合わせプランとスーパーホーダイを比較すると、楽天会員は2年目まではスーパーホーダイの方がお得に利用できますが、3年目に料金が変更することを考えると、どちらがおすすめかは一概には言えません。

両方のプランを比較して、どちらがおすすめかというのは人によって違います。スマホをどのように使っているのかよく考えて、どちらのプランにしたほうがいいのか選んでみることをおすめします。