楽天モバイルのスーパーホーダイの低速モード(1Mbps)でできることや評価を紹介

楽天モバイルのスーパーホーダイプランでは、高速データ通信容量を使い切ると最大1Mbpsの速度制限がかかります。楽天モバイルの低速モード(1Mbps)とはどのくらいの速度なのか、実際に利用しているユーザーの意見・評判をまとめました。

楽天モバイルのスーパーホーダイの低速モード(1Mbps)でできることや評価を紹介のイメージ

目次

  1. 1楽天モバイルのスーパーホーダイの低速モード【1Mbps】で出来る事
  2. 楽天スーパーホーダイとは?
  3. 楽天モバイル使い放題のプラン
  4. できることは最大10分間以内の国内通話かけ放題
  5. 1Mbpsでできること
  6. 2楽天モバイルの1Mbpsの速度制限を解説
  7. 速度制限は時間帯が2つ
  8. 朝の速度
  9. 昼の速度
  10. 夕方の速度
  11. 夜の速度
  12. お昼の低速モードは注意
  13. 3楽天モバイルの1Mbpsのレビューと評価
  14. 【レビュー】数ヶ月で実効速度が低下の可能性あり
  15. 【評価】他社との比較
  16. 4楽天モバイルの1Mbpsで動画を視た場合
  17. 低速モードで動画を開く場合
  18. 5楽天モバイルのスーパーホーダイの低速モードでも使える

楽天モバイルのスーパーホーダイの低速モード【1Mbps】で出来る事

楽天モバイルとは

楽天モバイルは、楽天市場でお馴染みの楽天グループによって提供されている格安スマホサービスです。

モバイルビジネスに関する消費者動向を調査・発表しているMMD研究所によると、楽天モバイルは2019年度格安SIMシェア率ランキングのナンバーワンに輝いています。そのシェア率は25%を超えており、格安スマホユーザーの4人に1人は楽天モバイルを利用している計算になります。

楽天モバイルの人気の理由として、主に以下の3点が挙げられます。
 

  • 豊富な料金プランの中から自分に合ったものを選択することで通信費を節約できる
  • 利用代金の一部が楽天スーパーポイントに還元される(楽天モバイルユーザーなら楽天市場でのポイント還元率が2~3倍にアップする特典もあり)
  • サポートサービスを提供するリアル店舗を全国各地に出店している

格安スマホのシェア率グラフ

出典: https://mmdlabo.jp/investigation/detail_1784.html

なお、楽天モバイルは2019年10月以降、順次自社回線(MNO)への移行を予定しています。料金プランがどのように変化するか未定ですが、楽天モバイルユーザーは既存の回線と新回線のどちらかを自分で選択できるので心配は無用と言えるでしょう。

楽天スーパーホーダイとは?

楽天スーパーホーダイとは

出典: https://mobile.rakuten.co.jp/

楽天スーパーホーダイは、楽天モバイルの契約プランの一種です。ドコモ回線を利用したデータ通信+音声通話プランで、以下の4種類の契約コースがあります。
 

  プランS プランM プランL プランLL
データ通信
(高速データ通信容量)
2GB 6GB 14GB 24GB
速度制限時のデータ通信 最大1Mbpsで使い放題
(12:00~13:00、18:00~19:00は最大300kbps)
音声通話 楽天でんわアプリを使った10分以内の国内通話は無料でかけ放題
(楽天でんわアプリ不使用時の通常電話料金は30秒20円)
月額基本料金
(契約から2年以内)
  • 2,980円(各種割引非適用時)
  • 2,480円(楽天会員割+最低利用期間1年縛り)
  • 1,980円(楽天会員割+最低利用期間2年の長期割適用時)
  • 1,480円(楽天会員割+最低利用期間3年の長期割適用時)
  • 1年目のみ980円(楽天会員ランクがダイヤモンド+最低利用期間3年の長期割適用時)
  • 3,980円(各種割引非適用時)
  • 3,480円(楽天会員割+最低利用期間1年縛り)
  • 2,980円(楽天会員割+最低利用期間2年の長期割適用時)
  • 2,480円(楽天会員割+最低利用期間3年の長期割適用時)
  • 1年目のみ1,980円(楽天会員ランクがダイヤモンド+最低利用期間3年の長期割適用時)
  • 5,980円(各種割引非適用時)
  • 5,480円(楽天会員割+最低利用期間1年縛り)
  • 4,980円(楽天会員割+最低利用期間2年の長期割適用時)
  • 4,480円(楽天会員割+最低利用期間3年の長期割適用時)
  • 1年目のみ3,980円(楽天会員ランクがダイヤモンド+最低利用期間3年の長期割適用時)
  • 6,980円(各種割引非適用時)
  • 6,480円(楽天会員割+最低利用期間1年縛り)
  • 5,980円(楽天会員割+最低利用期間2年の長期割適用時)
  • 5,480円(楽天会員割+最低利用期間3年の長期割適用時)
  • 1年目のみ4,980円(楽天会員ランクがダイヤモンド+最低利用期間3年の長期割適用時)
月額基本料金
(3年目以降)
2,980円 3,980円 5,980円 6,980円

楽天モバイル使い放題のプラン

楽天モバイルの料金プラン

出典: https://mobile.rakuten.co.jp/fee/super_hodai/?l-id=top_pc_super_hodai

楽天スーパーホーダイの魅力として、定額制の料金でインターネットが使い放題という点が挙げられます。

しかも、10分以内の国内通話なら無料でかけ放題、通信容量制限に引っ掛かっても最大1Mbpsの低速モードで使い放題と様々な「放題」特典が付いているため、「楽天スーパーホーダイ」という料金プラン名になっています。

できることは最大10分間以内の国内通話かけ放題

楽天モバイルの音声通話プラン

出典: https://mobile.rakuten.co.jp/fee/super_hodai/?l-id=top_pc_super_hodai

スマホの最大の弱点は、音声通話料金が非常に高いことです。おおむね30秒20円程度が相場なので、5分間話しただけで通信費が200円もかかってしまいます。

その点、楽天モバイルの楽天スーパーホーダイには国内通話を10分間使い放題というお得なサービスが付帯しており、通信費の節約に重宝します。

以前まで最大10分間の国内通話かけ放題サービスを利用するには別の契約を行う必要がありましたが、現在では楽天スーパーホーダイのプランの中に標準で含まれているので安心です。

ただし、国内通話を10分間使い放題にするためには、通話時に「楽天でんわアプリ」を利用することが必要条件です。もしも自分のスマホに楽天でんわアプリがインストールされていない場合は、以下のリンクにアクセスしてダウンロードしておきましょう。

‎「楽天でんわ」をApp Storeで
楽天でんわ -番号そのままで通話料がお得- - Google Play のアプリ

1Mbpsでできること

実を言うと、楽天モバイルの通信速度は格安スマホの中ではそれほど速い方ではありません。高速モードを使用しても、24時間あたりの平均下り速度は2.0~3.0Mbps程度。最大1Mbpsの速度制限がかかったところで、大して変わらないのが実情です。

上記の動画を見れば一目瞭然なように、1Mbpsの速度制限がかかっている状態でも問題なくインターネットを利用することが出来ます。「スマホは使えれば良い」という主義の方にとって、楽天モバイルは非常にコストパフォーマンスに長けている理想的なサービスと言えるでしょう。
 

  1Mbpsの場合 高速データ通信の場合
テキストメッセージのやり取り ◎快適 ◎快適
Webブラウジング 〇特にストレスなく利用可能 ◎快適
地図・ゲームアプリの表示 〇特にストレスなく利用可能 ◎快適
動画ストリーミング再生 〇高画質の動画はカクつくが、それ以外は問題なし ◎快適
アプリのダウンロード △多少時間がかかる ◎快適

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楽天モバイルの1Mbpsの速度制限を解説

楽天モバイルの速度制限

出典: https://mobile.rakuten.co.jp/?l-id=header_pc_top

楽天モバイルでは、1か月間に利用した高速データ通信容量が各契約プランごとに定められている上限を超えてしまうと、最大1Mbpsの低速モードに切り替えられてしまいます。

最大1Mbpsという通信速度制限は一日のインターネット利用にどのような影響を与えるのか、時間帯ごとに見ていきましょう。

速度制限は時間帯が2つ

楽天モバイルでは一度速度制限に引っ掛かると、月内は常に最大1Mbpsの低速モードのままです。しかし、一日の特定の時間帯だけは、データ通信速度がさらに遅くなってしまいます。
 

  • 12:00〜13:00
  • 18:00〜19:00

上記の2つの時間帯にはインターネットの通信回線が混雑するため、超低速モードを強いられることに気をつけてください。

速度制限はどのくらい?

低速モードでは最大1Mbps、12:00〜13:00および18:00〜19:00の超低速モードでは最大300kbpsが通信速度の上限になります。

回線が混雑する時間帯にはナローバンド並の速度しか出なくなり、スマホの魅力が大きく損なわれてしまいます。

朝の速度

朝方に楽天モバイルの低速モードを利用すると、ほぼ安定して1Mbps程度の速度が出ます。8~9時前後の通勤・通学時間帯には多くの社会人・学生がスマホを利用するため重くなりやすい傾向が見られますが、それ以外は問題ありません。

昼の速度

12:00〜13:00の時間帯には、目に見えて通信速度が遅くなります。平均速度は0.3Mbps程度。SNSでテキストを読み込む分には問題ありませんが、画像・動画の表示に倍以上の時間がかかるようになります。

夕方の速度

18:00〜19:00の時間帯にも、平均速度が0.3Mbps程度にまで低下します。社会人の場合ちょうど仕事終わりの時間なので、ネットで自由に調べものが出来ないと非常にストレスが溜まります。

夜の速度

18:00〜19:00のピーク時間帯を過ぎれば、ほぼ安定して1Mbps程度のスピードが出るようになります。就寝前のSNSチェック等も問題なく行えるため、ストレスなく床に就くことが可能です。

お昼の低速モードは注意

12:00〜13:00頃に適用される最大300kbpsの超低速モードは要注意です。社会人にとってはお昼休憩に当たる時間帯であり、ネットニュースの確認やSNSの送受信など行いたいことが山ほどあるでしょう。

しかし、コンテンツの読み込みに多大な時間がかかり、Webサイトの閲覧にストレスを感じます。快適にインターネットサーフィンを行いたいなら、Wi-Fiスポット等を利用した方が良いでしょう。

速度制限時の速度は?

プロバイダー等が提示するインターネットの回線速度で「最大~bps」と書いてある場合、理論上の最大値はほぼ出ません。しかし、楽天モバイルでは速度制限をかけられていても最大値の1Mbpsがほぼ安定して出ることに驚かされます。

12:00〜13:00および18:00〜19:00の時間帯さえ回避すれば、スマホでインターネットを利用する際に特に不自由はしないでしょう。

楽天モバイルの1Mbpsのレビューと評価

楽天スーパーホーダイプランと組み合わせプランとの違いは、高速データ通信容量を使い切っても最大1Mbpsの通信が使い放題のままという点です。楽天スーパーホーダイを利用すれば一定の条件下でネットや音声通話が使い放題になるため、通信費の節約にこの上なく重宝します。

はたして、1Mbpsという速度は世間のネットユーザーにとってどのように感じるのでしょうか?実際に楽天スーパーホーダイプランを契約している楽天モバイルユーザーのレビュー・評価・口コミを見ていきましょう。

【レビュー】数ヶ月で実効速度が低下の可能性あり

理論上の数値ではなく、一般的な利用環境下で計測される通信速度を「実効速度」と呼びます。

楽天スーパーホーダイは2017年9月からサービス提供を開始したプランであり、多くのネットユーザーの間では「サービス開始当初は優れた速度が出るだろうが、数か月も経てば実効速度が低下するだろう」という冷ややかなレビューが少なくありませんでした。

そして現在でも楽天モバイルの実効速度の低さを指摘する口コミがあり、1Mbpsという数値以上に体感的な遅さを意識しているユーザーが目立ちます。

【レビュー】スーパーホーダイで料金を節約できる

楽天モバイルの好意的な口コミの中には、「スーパーホーダイプランで通信費を節約できた」という意見が多く見受けられます。

10分間の国内通話が使い放題で、高速データ通信を使えなくなっても最大1Mbpsのデータ通信が使い放題。1か月間の通信費が1万円を超えることも珍しくないキャリアスマホと比べれば、月額数千円でこれだけの通信機能を使える楽天モバイルは節約派のスマホユーザーに最適なサービスと言えるでしょう。

【レビュー】低速モードでもストレスが少ない

docomo、au、softbankなどのキャリアスマホの場合、速度制限に引っ掛かると送受信時の通信速度が最大128kbpsになります。テキストの表示ですら遅延するため、モバイル通信ではとてもネットを楽しむことは出来ません。

その点、楽天モバイルユーザーの間では「最大1Mbpsの低速モードでもストレスなく使えている」という意見が多く見受けられます。キャリアスマホの制限速度より圧倒的にハイスピードでネットが使い放題であり、ヘビーユーザーも安心です。

【レビュー】プランS(2GB)がおすすめのプラン

楽天スーパーホーダイプランなら、低速モードでも十分に使い放題を満喫できます。わざわざ月額料金を上げてまで高速データ通信容量の多いプランを選ぶのは、通信費節約の観点的に賢明ではありません。

最安のプランSを利用しているユーザーの間でも、「プランS(2GB)が一番コスパが良くてスマホ代の節約に重宝する」ともっぱらの評判です。

【評価】他社との比較

楽天モバイルと他社との速度制限時のスピード比較

出典: https://mobile.rakuten.co.jp/fee/super_hodai/?l-id=top_pc_super_hodai

楽天モバイルの低速モード(最大1Mbps)を、他社の低速モードと比較してみましょう。

Y!モバイルはキャリアスマホと同じで最大128kbps、格安スマホの中でトップクラスの通信速度を誇るUQモバイルですら最大200~300kbps程度です。

この比較結果を見ると、楽天モバイルの低速モード使い放題サービスがいかに良心的で実用性に長けているかよく分かります。

【評価】低速モードで1週間過ごした結果

楽天モバイルSIMアプリのインストール

「楽天モバイルSIMアプリ」を使えば、ワンタッチで高速データ通信のオン・オフを切り替えることが出来ます。普段から低速モードでネットを利用していれば、データ通信量を節約できる上に、余った高速データ通信容量を翌月に繰り越すことが出来ます。

‎「楽天モバイル SIMアプリ」をApp Storeで
楽天モバイル SIMアプリ データ通信利用量がわかりやすい! - Google Play のアプリ

1週間ほど低速モードのみで楽天モバイルを使い続けてみたところ、インターネットを利用する上で特に大きな支障はありませんでした。よほど急いでいる時でなければ十分に使えるので、普段から高速データ通信容量を節約する使い方を心掛けておくと良いでしょう。

【評価】低速モードはどんな感じ?

最大1Mbpsの低速モードは、高速データ通信より若干遅いくらいで体感的にはそれほど気になりません。

しかし、12:00〜13:00および18:00〜19:00の時間帯に最大300kbpsまで速度制限されると、明らかに遅く感じます。特に画像・動画の読み込みが非常に遅くなり、ISDN時代を彷彿とさせるネット環境になってしまいます。

【評価】速度のテスト結果

朝~夜の各時間帯で楽天モバイルの低速モードの速度をテストしてみたところ、平均速度はおおむね1Mbps前後でした。公式サイトに記載されている通りの最大値が実際に提供されていることに魅力を感じます。

楽天モバイルの1Mbpsで動画を視た場合

YouTubeに代表される動画サイトはインターネットの主流コンテンツであり、毎日スマホで動画を見ているという方も少なくありません。

1Mbpsという速度表示を見ると遅く感じるかもしれませんが、低速モードでも動画のオンライン視聴は十分に可能です。楽天モバイルの低速モードで動画を見た場合の体感について解説していきます。

低速モードで動画を開く場合

動画コンテンツの視聴は非常に通信容量を喰うため、動画を見る時に低速モードに切り替えると通信容量の節約に重宝します。

低速モードと超低速モード、それぞれのモードで動画コンテンツを見た時の表示速度を比較してみましょう。

低速モードで地図アプリを開いた場合

上記の動画を見れば一目瞭然なように、低速モードの1Mbpsでも全く問題なく地図アプリを開くことが出来ます。さすがに超低速モードでは不自由さを感じますが、12:00〜13:00および18:00〜19:00の時間帯を避ければ街の散策も安心して行えます。

低速モードで動画を再生した場合

こちらも1Mbpsなら問題なく動画を読み込めています。高画質の動画を再生すると遅延が発生することもありますが、データ容量を気にすることなくYouTubeアプリが使い放題になるのは大きなメリットです。

楽天モバイルのスーパーホーダイの低速モードでも使える

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今回は、楽天スーパーホーダイプランの特徴や低速モードの使用感などをご紹介いたしました。最後に本記事の要点をまとめると、以下の5点が挙げられます。
 

  • 楽天モバイルの楽天スーパーホーダイは、10分間の国内通話無料かけ放題、2~24GBの高速データ通信容量付きの格安スマホプラン
  • 高速データ通信容量を超えても、最大1Mbpsの低速モードに切り替わるだけでネットは使い放題のまま
  • 最大1Mbpsの低速モードでも、SNS・地図アプリ・動画視聴などは問題なく行える
  • データ通信容量の節約のために、普段から低速モードで楽天モバイルを利用するのもおすすめ
  • ただし、12:00〜13:00および18:00〜19:00のピーク時間帯には通信速度が最大300kbpsにまで落ちることに注意が必要

「速度制限」という言葉を聞くとネガティブな印象を受けますが、楽天モバイルなら低速モードでも余裕でインターネットを楽しめる強みがあります。しかもネットが使い放題のままなので、ヘビーユーザーでも通信費を大幅に節約可能です。

キャリアスマホの高額な通信費に悩んでいる方は、本記事を参考にして楽天モバイルへの乗り換えを検討してみてはいかがでしょうか。

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シンタロー
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