楽天EdyをiPhoneで使う方法！必要なものやアプリの使い方・チャージ方法を解説

楽天Edyはおサイフケータイ対応の電子決済サービスなので、基本的にAndroidスマホで利用する電子決済サービスです。おサイフケータイに対応していないiPhoneでは楽天Edyは利用できません。しかし、外部デバイスを併用することでiPhoneでも楽天Edyを利用できるようになりました。

今回は、iPhoneで楽天Edyを利用する方法とその注意点について解説します。

楽天Edyとは、楽天Edy専用カードや楽天Edy機能付きのクレジットカードを使って電子マネーをチャージして、店頭で読み取り機にカードを読み取らせることで買い物できる電子マネー決済サービスです。

この楽天Edyはスマホにアプリをインストールすることで、スマホでも楽天Edyを利用できます。ただし、楽天Edyはおサイフケータイ対応のスマホでしか利用できないので、実質Androidスマホでしか利用できません。

しかし、2019年3月から楽天EdyがiPhoneでも使えるようになりました。楽天Edyの公式サイトでも、iPhoneで楽天Edyが使える方法が紹介されており、今後、iPhoneで楽天Edyを利用するユーザーが増えてくることが予想されます。

ただ、大事な注意点はiPhoneで楽天Edyを利用する際は、iPhone単体で楽天Edyを使える訳ではないということです。iPhoneで楽天Edyを使えるようにするには、特定の外部デバイスを装着しする必要があります。

また、iPhoneで楽天Edyを利用する際は、外部デバイスに対応した専用アプリを利用します。

次に、楽天EdyをiPhoneで利用するためのデバイスとアプリを紹介します。

楽天EdyをiPhoneで利用する場合は、2つのデバイスから選択できます。

初めに紹介するのデバイスは、「パソリ」というSONY製の外付けICカードリーダーです。楽天Edyの公式サイトでは「RC-S390」という機種が専用機種として紹介されており、楽天の販売価格は4,743円 （税込）です（2019年9月時点）。

使い方の概要としては、「パソリ」に楽天Edyカードもしくは楽天Edy機能を持つクレジットカードを装着し、iPhoneにBluetoothで接続することで、iPhoneと楽天Edy機能を連携させて電子マネー決済を行うという流れです。

次に紹介するのデバイスは、「おサイフケータイジャケット」というdocomoが提供しているデバイスです。「おサイフケータイジャケット」はおサイフケータイを利用するための電子カードが内蔵されており、iPhoneにBluetoothで接続することで疑似的にiPhoneにおサイフケータイ機能を持たせるデバイスです。

「おサイフケータイジャケット」はその名の通り、iPhoneカバーのようにiPhone本体に装着して利用します。

楽天EdyをiPhoneで利用する際は、専用アプリで設定・管理を行います。専用アプリは使用するデバイスによって異なります。

「パソリ」を利用して楽天EdyをiPhoneで利用する際は、「パソリ用Edyアプリ」をインストールします。「パソリ用Edyアプリ」は無料でAppストアからインストールできます。

「おサイフケータイジャケット」を利用して楽天EdyをiPhoneで利用する際は、「おサイフリンク」をインストールします。「おサイフリンク」は無料でAppストアからインストールできます。

次に、「パソリ」を利用してiPhoneで楽天Edyを使う方法をレビューします。

事前準備として、パソリをiPhoneに接続して「パソリ用Edyアプリ」の初期設定を行います。

パソリをiPhoneにBluetooth接続するには、まず、「パソリ用Edyアプリ」をタップして立ち上げます

「パソリ用Edyアプリ」の画面が開いたら「次へ進む」をタップします。

Bluetooth接続（ぺリング）のポップアップが表示されるので、パソリのぺリング用パスワードを入力すれば接続できます。

次に、楽天Edy機能がついているカードをパソリに装着します。楽天Edy専用カード「Edy-楽天ポイントカード」もしくは楽天Edy機能付きクレジットカード「Edy機能付き楽天カード」を、パソリの中心合わせて重ねます。

次に、「パソリ用Edyアプリ」の画面上からクレジットカードで楽天Edyにチャージする手順を説明します。まず、「パソリ用Edyアプリ」のホーム画面で「チャージ」をタップします。

チャージ方法の選択の画面で「クレジットカード」をタップします。

ちなみに、ここで「楽天会員ID」を選択すると、楽天IDに登録しているクレジットカード（楽天市場の買い物で利用するクレジットカード）を使ってチャージできます。「現金でチャージしたい場合」を選択すると、コンビニなどの楽天Edy加盟店の店頭でチャージできます。

クレジットカードの情報登録の画面が表示されるので、手順に従ってクレジットカード情報を入力し、チャージ金額を指定すれば楽天Edyにチャージできます。

パソリには上記のような通常チャージの方法以外に、オートチャージ設定も行えます。オートチャージ設定とは、定期的にチャージ残高を確認して、残高が設定金額より少なくなっている場合は自動で金額をチャージする機能です。パソリのオートチャージ機能は2時間に1回の間隔で残高を確認します。

上記の準備が整ったら、実際に店頭で、パソリを利用して楽天Edyを使ってみましょう。使い方は簡単です。店頭で店員に楽天Edyで決済したい旨を伝えて、レジの読み取り機にカードを装着したパソリをかざすだけです。

ただ、注意点として、楽天Edyカード・パソリ・iPhoneは常に一緒に携帯していないと、楽天Edyによる決済は行えないので注意しましょう。

次に、「おサイフケータイジャケット」を利用してiPhoneで楽天Edyを使う方法をレビューします。

事前準備として、おサイフケータイジャケットをiPhoneに接続して「おサイフリンク」の初期設定を行います。

おサイフケータイジャケットをiPhoneにBluetooth接続して初期設定を行うには、まず、「おサイフリンク」をタップして立ち上げます

Bluetooth接続（ぺリング）のポップアップが表示されるので、おサイフケータイジャケットのぺリング用パスワードを入力すれば接続できます。

Bluetooth接続を行った後、「利用できるサービスを表示する」をタップします。

表示された電子マネー一覧から「楽天Edy」を選択します。

支払方法を選択・チャージするには、まず、「おサイフリンク」アプリのホーム画面で「楽天Edy」を選択します。

次の画面で「チャージ」をタップします。

次のチャージ画面でチャージ方法・チャージ金額を設定します。クレジットカード・楽天会員IDなどを選択できます。

次のチャージ内容確認の画面で、チャージ内容を確認し「チャージ（入金）する」をタップすると　チャージが決定します。

おサイフケータイジャケットには残念ながら、パソリに搭載されている「オートチャージ」機能はありません。楽天Edy用のデバイスを選択する際は、この点を考慮して選択するようにしましょう。

iPhoneで外部デバイスを使って、楽天Edyのスマホ決済を利用しましょう。iPhoneで楽天Edyのスマホ決済を行うためには、外部デバイスを利用する必要がありますが、選択肢は2つあります。

Sonyが提供する「パソリ」は楽天Edyカードを装着して使用します。「パソリ」はオートチャージ機能が利用でききて便利ですが、常にパソリ・カード・スマホを携帯している必要があります。

docomoが提供している「おサイフケータイジャケット」はカードが内蔵されていてジャケットとしてスマホに装着できるので、一体で持ち運べて便利です。ただし、オートチャージ機能は装備されていません。

それぞれの特徴をよく理解して、自分のニーズに合った方法を選択しましょう。