QRコード決済のメリット/デメリット!店舗とユーザー側それぞれの視点で紹介!
本記事ではQRコード決済のメリットとデメリットを、店舗側・ユーザー側それぞれの視点で紹介していきます。便利なQRコード決済ですが、裏にはデメリットがあるのも事実です。メリット・デメリットを覚えて快適なQRコード決済ライフを送りましょう。
目次
- 1QRコード決済のメリットとデメリットを理解することが重要!
- ・そもそもQRコード決済の仕組みとは?
- 2QRコード決済を利用するデメリット一覧
- ・【店舗側のデメリット1】QRコード決済手数料が発生する
- ・【店舗側のデメリット2】インターネット通信環境が必要
- ・【店舗側のデメリット3】QRコードすり替え詐欺
- ・【利用者側のデメリット1】スマホ使えなければQRコード決済ができない
- ・【利用者側のデメリット2】QRコード決済サービスに対応している店舗数
- 3QRコード決済を利用するメリット一覧
- ・QRコード決済・利用者側のメリット一覧
- ・QRコード決済・店舗側のメリット一覧
- 4QRコードを店舗に導入する方法
- ・日本のQRコード決済サービス一覧
- 5QRコード決済のデメリットは少ない!新規顧客開拓のためにも店舗導入を検討しよう!
QRコード決済のメリットとデメリットを理解することが重要!
本記事冒頭の本章では、QRコード決済の仕組みについて紹介します。QRコード決済メリットとデメリットを深く理解するためにも、QRコード決済の仕組みを覚えておくことは重要です。QRコード決済を利用したことがない人は、まず本章で紹介するQRコード決済の原理や仕組みについて理解しましょう。
そもそもQRコード決済の仕組みとは?
QRコード決済の仕組みは、QRコード決済利用者側が事前にQRコード決済アプリに現金やクレジットカードからチャージし、スマホアプリ内にあるバーコードを読み取りすることで決済される仕組みになっています。
または、店舗側のQRバーコードを、利用者がアプリで読み取りすることで、店舗側にお金が入金される仕組みもあります。両者の仕組みの違いは、QRコード決済業者によって異なるので覚えておきましょう。
QRコード決済を利用するデメリット一覧
続いて本章では、QRコード決済を利用するデメリットを紹介していきます。QRコード決済を利用する側と、店舗側でデメリットが異なるので、個別に詳しく紹介していきます。
店舗側のデメリット1 | QRコード決済手数料が発生する |
店舗側のデメリット2 | インターネット通信環境が必要 |
店舗側のデメリット3 | QRコードすり替え詐欺のリスクも |
利用者側のデメリット1 | スマホ使えなければQRコード決済ができない |
利用者側のデメリット2 | QRコード決済サービスに対応している店舗数 |
【店舗側のデメリット1】QRコード決済手数料が発生する
QRコード決済を利用する上で覚えて置きたいポイントが、QRコード決済時の決済手数料です。LINE Payなどは将来的に店舗側の決済手数料0%にすると公言していますが、現状では店舗側の決済手数料支払いが必要です。利用するQRコード決済サービスによって、決済手数料は異なりますが0.95%〜3.25%ほどが必要となります。
利幅の小さな飲食店を運営している方にとって、3%以上の決済手数料は大きな金額となりますが、将来的にこの決済手数料はなくなると予想されています。現状ではQRコード決済サービスを選択する際の選択方法として、利用者の多さと決済手数料がキーとなってくるでしょう。
【店舗側のデメリット2】インターネット通信環境が必要
大きなデメリットにはなりませんが、必要なポイントとして、QRコード決済サービスを店舗側が利用する上で、インターネット通信環境は必須と覚えておきましょう。Wi-Fi接続、またはスマホ携帯の携帯キャリア回線でも問題ありません。
QRコード決済は、インターネット通信を利用して決済するため、インターネット環境のない場所では利用できないので注意しましょう。また、何らかの問題が発生してネット通信環境が切断されてしまうと、QRコード決済サービスが利用できないので注意してください。
利用者側にも同じデメリットがあり、スマホ電源が切れてしまった場合はQRコード決済が決済できません。店舗側では充電器の貸し出しや、電源プラグの貸し出しなどのサービスをする必要も出てくるので、1つのオプションとして店舗側で覚えておくと良いでしょう。
【店舗側のデメリット3】QRコードすり替え詐欺
QRコード決済先進国の中国では、2017年にQRコードのすり替え詐欺が横行していた過去があります。2019年9月現在では、日本で同様の手口の犯行が行われたという事例はありませんが、将来的に発生する可能性はゼロではありません。このようなリスクは、クレジットカードでも発生するので十分に注意しておく必要があります。
【利用者側のデメリット1】スマホ使えなければQRコード決済ができない
QRコード決済、利用者側のデメリットとして挙げられるのが、スマホのバッテリー問題です。QRコード決済はスマホのアプリや、Apple Pay、おサイフケータイなどを利用する必要があるため、スマホの充電が切れている状態では利用できないという点です。
モバイルバッテリーや、モバイルバッテリーレンタルなどのサービスも普及しつつありますが、いざというときにスマホの充電が切れてしまっては意味がありません。QRコード決済を中心に支払いしたい人は、スマホのバッテリーには十分に注意して利用することをおすすめします。
【利用者側のデメリット2】QRコード決済サービスに対応している店舗数
QRコード決済サービスは、全国展開しているチェーン店舗を中心に拡大傾向ですが、小さな個人商店規模の実店舗では、未導入の店舗が多数存在します。都市部以外での利用が限定されるというデメリットがありますが、QRコード決済の、今後の利用店舗拡大に期待しましょう。
QRコード決済を利用するメリット一覧
続いてQRコード決済を利用するメリットを一覧にして紹介していきます。
QRコード決済・利用者側のメリット一覧
QRコード決済・利用者側のメリット1 | 決済の時間・手間が減る |
QRコード決済・利用者側のメリット2 | ポイント還元を受けられる |
QRコード決済・利用者側のメリット3 | クレジットカードよりも安全性が高い |
【メリット1】決済の時間・手間が減る
QRコード決済のメリットは、決済時間の手間や時間を軽減できるという点です。現金決済の場合は、スタッフへの現金受け渡し、お釣りの受け渡しなどの時間が発生しますが、QRコード決済の場合は、スマホを取り出して読み取りするだけの仕組みとなっています。
金銭管理的な部分でもQRコードを読み取りするだけなので現金ミスが減少し、会計待ち時間を短縮することもできます。こういった点では店舗側としてのメリットも多数あるのを覚えておきましょう。スタッフへのトレーニング時間も短縮でき、盗難などのリスクを低減する効果も大きなメリットでしょう。
【メリット2】ポイント還元を受けられる
QRコード決済を利用する利用者側の大きなメリットは、QRコード決済によるポイント還元です。QRコード決済以外の電子マネー決済にもポイント還元がされる仕組みになっており、クレジットカードとの組み合わせで、高いポイント還元率を実現することが可能です。
また、QRコード決済に新規登録するだけで、無料ポイントを獲得できるので、それらのポイントを狙ってQRコード決済サービスを導入するというのも、QRコード決済の有効的な活用方法でしょう。
【メリット3】クレジットカードよりも安全性が高い
QRコード決済を利用する、利用者側のメリットはまだあります。QRコード決済はクレジットカードよりもスキミングなどによる、個人情報の流用のリスクが低く、安全に利用できる仕組みになっています。
スマホのQRコード決済サービスは、一定期間が過ぎると利用できなくなっている仕組みで、スマホを紛失した場合でも安心して対処することが可能です。
クレジットカード紛失の場合は、クレジットカード会社に連絡し、クレジットカードを停止するという手順が必要ですが、QRコード決済はスマホの自動ロック機能を利用し、遠隔でロックできるセキュリティ機能をオンしておけば、盗難時の心配も軽減されます。
QRコード決済・店舗側のメリット一覧
QRコード決済・店舗側のメリット1 | QRコード決済の導入初期費用が安い |
QRコード決済・店舗側のメリット2 | QRコード決済で新規顧客を獲得できる |
QRコード決済・店舗側のメリット3 | 入金サイクルが早い・キャッシュフロー改善に役立つ |
【メリット1】導入初期費用が安い
QRコード決済の店舗導入費用ですが、ほとんどのQRコード決済サービスでは、導入費用が無料の場合が多いというのを覚えておきましょう。QRコード決済を利用するのに必要なコストは、インターネット回線の月額料金と、バーコード読み取りに必要なスマートフォンやタブレットを購入するのみとなっています。
個人営業している小規模店舗の場合は、自分のスマートフォンにバーコード読み取り専用アプリをインストールするだけで、すぐに導入することができます。こういった導入初期費用の安さや、導入のしやすさはQRコード決済の大きなメリットの1つとなるでしょう。
【メリット2】新規顧客獲得
前の章でも述べましたが、QRコード決済サービス各社では、自社のサービスに顧客を取り込むために、さまざまな新規登録キャンペーンや、ポイント還元サービスを展開しています。QRコード決済を利用することで、顧客にもメリットがあり、店舗側でポイントを消費できる原理になっています。
この原理をうまく活用することが重要なので、QRコード決済サービス会社を探している人は、ポイント還元率やポイントキャンペーンの開催頻度を確認して、QRコード決済会社を選択すると良いでしょう。
【メリット3】入金サイクルが早いサービスを利用してキャッシュフロー改善
クレジットカード決済サービスでは、入金サイクルが遅いなどの問題がありますが、QRコード決済会社によっては、翌日入金というサイクルでサービスを提供しているものもあります。ビジネスを運営する上で、キャッシュ・フローは非常に重要なポイントですが、QRコード決済は入金サイクルが早いので安心して利用することができます。
また、QRコード決済は、店舗側で利用できるアプリを無料配布している業者も多いのが特徴です。店舗側のバーコードリーダーアプリを利用すれば、入金の確認や売上管理、返金処理ができるアプリもあるので、そういったサービスを提供しているQRコード決済を利用すると良いでしょう。
QRコードを店舗に導入する方法
本記事最後の本章では、QRコード決済を実店舗に導入する方法を簡単に紹介していきます。
日本のQRコード決済サービス一覧
日本のQRコード決済サービス1 | PayPay |
日本のQRコード決済サービス2 | LINE Pay |
日本のQRコード決済サービス3 | 楽天ペイ |
日本のQRコード決済サービス4 | Amazon Pay |
日本のQRコード決済サービス5 | Origami Pay |
日本のQRコード決済サービス6 | d払い |
日本のQRコード決済サービス7 | PayB |
日本のQRコード決済サービス8 | au Pay |
日本のQRコード決済サービス9 | メルペイ |
日本のQRコード決済サービス10 | atone |
日本のQRコード決済サービス11 | Pring |
日本のQRコード決済サービス12 | ゆうちょPay |
LINE Payの導入方法
LINE Pay導入方法1 | 上記LINE Pay公式サイトにアクセスしてください。 |
LINE Pay導入方法2 | 画面上部の「申請」をクリックして「必須項目を入力」します。 |
LINE Pay導入方法3 | 出店審査が開始されます。「申請照会」で審査状況が確認できます。 |
楽天ペイの導入方法
楽天ペイ導入方法1 | 上記LINEペイ公式サイトにアクセスしてください。 |
楽天ペイ導入方法2 | 画面上部の「お申し込み」をクリックして「必須項目を入力」します。 |
楽天ペイ導入方法3 | 出店審査が開始されます。「ログイン」で審査状況が確認できます。 |
Origami Payの導入方法
Origami Pay導入方法1 | 上記OrigamiPay公式サイトにアクセスしてください。 |
Origami Pay導入方法2 | 画面右下の「店舗として登録する」をクリックして 「メールアドレスを入力」します。 |
Origami Pay導入方法3 | Origami Payよメールが送信されます。 メール本文にあるURLをクリックして、 必要情報を入力してください。 |
PayPayの導入方法
PayPay導入方法1 | 上記LINEペイ公式サイトにアクセスしてください。 |
PayPay導入方法2 | 「加盟店に申し込み」をクリックして「必須項目を入力」します。 |
QRコード決済のデメリットは少ない!新規顧客開拓のためにも店舗導入を検討しよう!
本記事ではQRコード決済のメリットとデメリットを、店舗側・ユーザー側それぞれの視点で紹介してきました。QRコード決済にはメリットが多く、デメリットが少なと分かってもらえたでしょうか?本記事を参考に、店舗側・利用者ともにQRコード決済サービスを利用して、快適なキャッシュレスライフを送りましょう。