PayPal(ペイパル)アプリの使い方!アカウントの登録方法やセキュリティの設定方法を解説
海外サイトの支払いに利用するオンライン決済サービスのPayPalは、ブラウザでも十分便利ですが、アプリを設定するともっと便利に使えるようになります。本記事では、そんないPayPalアプリのメリットやアカウントの登録方法、使い方にいたるまでを詳しく紹介します。
目次
- 1PayPal(ペイパル)アプリとは?
- ・そもそも世界中で使われるPayPalとは?
- ・クレジットカードや銀行口座を登録して利用できる
- 2PayPal(ペイパル)アプリのアカウント設定方法
- ・PayPalアプリのインストール
- ・PayPalアプリのアカウント設定
- 3PayPal(ペイパル)アプリの使い方
- ・PayPalアプリで支払う
- ・PayPalアプリで送金する
- ・PayPalアプリで利用履歴を管理
- 4PayPal(ペイパル)アプリのメリット
- ・PayPalアプリのメリットイコールPayPalのメリット
- ・国内使用なら手数料が無料というPayPalのメリット
- ・PayPalなら取引に銀行口座も使えるというメリット
- ・PayPalでもクレジットカードのポイントが貯まるメリット
- ・PayPalなら海外サイトで使いやすいというメリット
- 5PayPal(ペイパル)アプリとPayPalのセキュリティ
- ・PayPalのセキュリティシステム
- ・PayPalアプリのセキュリティ
- ・不正利用されてもPayPalなら買い手が保護される
- 6PayPal(ペイパル)アプリを設定すれば海外通販も安心
PayPal(ペイパル)アプリとは?
PayPal(ペイパル)アプリとは、オンライン決済サービスのPayPalをスマートフォン上で扱える便利なアプリです。PayPalをご存じの方は、この章を飛ばして次の「PayPal(ペイパル)アプリのアカウント設定方法」、および「PayPal(ペイパル)アプリの使い方」の章を見ていただくとして、この章では、まずはPayPal自体について説明します。
そもそも世界中で使われるPayPalとは?
PayPalとはメールアドレスとパスワードだけで、通販サイトや各種サービスの支払い、個人間の送金などができるオンライン決済サービスです。支払いにPayPalを選ぶと、相手のサイトにクレジットカードの情報や住所氏名を登録せずとも支払いが完了し、PayPalに登録した住所に品物が届くので、個人情報が守れ、手間も省ける便利なサービスです。
クレジットカードや銀行口座を登録して利用できる
PayPalを利用するには、住所氏名のほかにクレジットカードや銀行口座の情報を登録しなければなりません。ネットでの支払いにPayPal払いを選択すると、PayPalに登録したクレジットカードや銀行口座から代金が支払われるため、あなたのクレジットカード番号や銀行口座の情報を利用先のサイトに伝えずに済みます。
また、PayPalの支払いは、買い物をした段階でいったんPayPalにプールされ、相手に支払われるのは発送が確かめられるか品物が届いてからのことが多く、詐欺に遭う可能性が少ないメリットがあります。また詐欺に遭ってもPayPalに連絡することで代金を返金してもらうことも可能です。
安心できる国内の大手サイトとは異なり、相手をどのくらい信用していいかわからない、特に海外のネット通販では、クレジットカード払いよりもPayPal払いの方が圧倒的に安全です。
PayPal(ペイパル)アプリのアカウント設定方法
それではPayPal(ペイパル)自体についてのことは前章までとし、ここからはPayPalアプリでのアカウント登録方法をお伝えします。なお、すでにPayPalのアカウントを登録済みの場合も、「PayPalアプリのインストール」と、「PayPalアプリのアカウント設定」の最初の部分までは目を通してください。
PayPalアプリのインストール
PayPalアプリを利用してアカウントを登録するには、まずPayPalアプリをインストールします。以下のリンク先のApp Store、もしくはGoogle PlayからPayPalアプリをインストールしてください。
PayPalアプリのアカウント設定
PayPalアプリがインストールできたら、いよいよPayPalアカウントの設定です。まずはホーム画面からPayPalアプリを立ち上げ、PayPalアカウントを登録済みの場合は「ログイン」を選んで、「PayPal(ペイパル)アプリとPayPalのセキュリティ」の章の「Touch IDやFace IDでセキュリティ強化」の項に進んでください。
PayPalアカウントを持っていない場合は「新規登録」を選び、SMSを受けられるスマートフォンの電話番号を入力して「続行」をタップします。
SMSに認証コードが届いたら、その認証コードを入力し、メールアドレスとパスワードを入力して「続行」を選び、氏名と生年月日を入力して、また「続行」をタップします。
つづいてPayPalアプリに住所を入力します。郵便番号を入力すると住所候補が表示されるのでそれを選択して、細かい番地などを追加します。このとき、郵便番号を入力しても住所候補が表示されない場合には、「私のアドレスが見えません」を選択して住所を逐一入力します。
ここで入力した住所は、PayPalで通販すると相手に送られる住所ですので、PayPalを主に海外通販で使うのならば、ローマ字表記が無難です。しかし、「都道府県」は漢字表記でしか選べませんし、海外からの通販であっても相手からすればJapanさえわかれば、あとは相手に読めない文字でも日本国内では問題ないのでローマ字表記が必須ではありません。
さらにPayPalアカウントにクレジットカードを設定します。カード番号と有効期限、それに3桁のセキュリティコードを入力して「カードの登録」を選択します。これでPayPalのアカウントが設定されました。
あとはこのアカウントでメールアドレスを認証しておく必要があります。そのためには、PayPalアカウントを設定したところで、PayPalから届いたメールを確認して「メールアドレスを確認する」をタップします。するとブラウザが立ち上がりますので、パスワードを入力して「メールアドレスを確認」を選択します。
するとブラウザの画面がPayPalのものに切り替わりますので、タブごと閉じてしまって大丈夫です。
PayPal(ペイパル)アプリの使い方
ここからはPayPal(ペイパル)アプリの使い方を説明します。
PayPalアプリで支払う
PayPalアプリでの支払いは簡単です。PayPalに対応したサイトで支払いにPayPalを選ぶとブラウザでPayPalが開かれます。そこでメールアドレスとパスワードを入力して、クレジットカードや銀行口座の中から支払い方法を選択するだけです。支払い自体にはPayPalアプリは使えませんが、利用履歴はのちほどPayPalアプリで確認できます。
PayPalアプリで送金する
PayPalアプリからは送金が可能です。送金時のPayPalアプリの使い方は、PayPalアプリを立ち上げ、ログインしたら、画面下右の「支払い」を選択し、送金相手のメールアドレスを入力します。つづいて送金額を入力して「次へ」をタップし、「個人間への支払い」を選択します。
すると確認画面が表示されますので、送金金額と「友達・家族への支払い」を選択しているか、そして銀行口座か残高からの支払いを設定しているかを確認して「今すぐ支払い」をタップしてください。これで友達や家族への送金が完了します。
PayPalアプリで利用履歴を管理
PayPalアプリで一番便利なのは、利用履歴を管理できることです。利用履歴の確認時のPayPalアプリの使い方は、立ち上げた段階で表示される「お客様の取引」を見ると、最近3つの取引が表示されます。「お客様の取引 →」をタップすれば、それ以前の取引も確認できますし、詳細を見ることもできます。
PayPal(ペイパル)アプリのメリット
PayPal(ペイパル)アプリの使い方を理解していただいたところで、今度はPayPalアプリを使うべき理由をお伝えします。
PayPalアプリのメリットイコールPayPalのメリット
まず、最初にお伝えしておかなければならないのは、PayPalアプリのメリットが=PayPalのメリットであるということです。ただし、PayPalをブラウザ経由で利用するよりも、PayPalアプリを、のちほど「PayPal(ペイパル)アプリとPayPalのセキュリティ」の章で説明するように、Face IDやTouch IDで利用するほうが便利です。
ただ単にPayPalをおすすめするのではなく、PayPalアプリの利用をおすすめするのは、これによるものです。
国内使用なら手数料が無料というPayPalのメリット
PayPalは国内同士のアカウントによる、日本円での取引は手数料が無料です。ただし、海外のアカウントとの取引では、国内同士の取引とは異なり、為替手数料や送金手数料が必要になります。
PayPalなら取引に銀行口座も使えるというメリット
一般的に、ネット上の支払いにはクレジットカードが必要になります。しかし、PayPalなら銀行口座から口座振替で支払いできるため、クレジットカードなしでネットでの支払いを行うという使い方が可能です。また、銀行口座を登録することで、クレジットカードとは異なり、個人間の送金も可能となります。
PayPalでもクレジットカードのポイントが貯まるメリット
PayPalへの支払い時にも、相手のサイトに直接クレジットカード払いしたときと同様、クレジットカードのポイントが貯まります。残念ながらPayPal自体にはポイント制度がないとはいえ、クレジットカードのポイントはしっかりと獲得できます。そのため、銀行口座からの支払いという使い方よりもクレジットカード払いという使い方のほうがお得です。
PayPalなら海外サイトで使いやすいというメリット
もともとアメリカ生まれのサービスということで、PayPalは海外サイトでは非常に普及しています。そのため、海外サイトを利用するのであれば、実質的にPayPalを使うかクレジットカードを使うしか方法はありません。しかし海外サイトでクレジットカードを使うにはいささか勇気が必要です。
そこで、相手にクレジットカードや銀行口座の情報が渡らずに済むPayPalを利用するメリットが浮かび上がるのです。
PayPal(ペイパル)アプリとPayPalのセキュリティ
PayPal(ペイパル)とPayPalアプリなら、お店のサイトにクレジットカードや銀行口座の情報が渡らないとはいえ、PayPal自体のセキュリティが甘ければ安心することはできません。もちろんそのことはPayPal側でも承知していますので、いくつものセキュリティが用意されています。
PayPalのセキュリティシステム
PayPalは、PayPal経由の取引を365日、24時間不眠不休でモニタリングしているため、不審な取引を関知するとアカウントの利用を制限して被害を最小限に止めます。もちろん個人情報は暗号化されているので、情報流出の危険も非常に少なくなっています。
2段階認証でセキュリティ強化
それに加えて、PayPalでは2段階認証にも対応しており、支払い時に一手間増えるもののセキュリティをより強化させることができます。ただしPayPalアプリでは2段階認証を設定できませんので、まずはブラウザでPayPalにアクセスし、右上の歯車アイコンの「設定」ボタンを選びます。
画面が切り替わったら「セキュリティ」タブを選択します。
さらに2段階認証の項目で「設定する」を選びます。
そしてSMSを使って「コードを受け取る」か、認証アプリをスマートフォンにインストールして「認証アプリを使用する」かを選択して「設定する」を選びます。
これでPayPalに2段階認証が設定され、セキュリティが強化されます。
PayPalアプリのセキュリティ
PayPalアプリのログインには、パスワードではなく指紋・顔認証を使うことも可能です。指紋・顔認証はパスワードよりもセキュリティが強化されますから、指紋・顔認証に対応しているスマートフォンであれば、こちらを設定しておくことをおすすめします。
Touch IDやFace IDでセキュリティ強化
「PayPal(ペイパル)アプリのアカウント設定方法」でお伝えしたように、すでにPayPalのアカウントをお持ちの場合は、最初に「ログイン」を選んだところでTouch ID・Face IDを使用するかの選択画面になります。そこで「Touch IDを使用」(もしくは「Face IDを使用」)を選択し、「OK」をタップすれば指紋・顔認証が利用可能になります。
もしアカウントを持っておらず、PayPalアプリの最初の立ち上げ時にアカウントを登録した場合は、まずPayPalアプリ右上の歯車アイコンの「設定」ボタンをタップし、「ログインとセキュリティ」を選択します。
その上で「Touch ID」(もしくは「Face ID」)のスイッチをオン(緑色)にします。すると確認画面が表示されますので、Touch IDで指紋認証するか、Face IDで顔認証すれば、以後指紋・顔認証が可能となります。
不正利用されてもPayPalなら買い手が保護される
このようにPayPalのセキュリティは十分に強力なのですが、それでもフィッシングメールと呼ばれる詐欺メールに引っ掛かったり、利用したサイトから一向に品物が届かなかったりといった被害をゼロにすることはできません。しかしこうした場合には、すぐにPayPalに連絡すると調査ののちに返金されるので安心です。
PayPal(ペイパル)アプリを設定すれば海外通販も安心
PayPal(ペイパル)アプリを導入することで、海外サイトでの通販や海外のサービス利用時に、クレジットカードがなくても銀行口座からの振替で買い物ができますし、クレジットカードや銀行口座の情報を相手のサイトに渡すことなく、簡単かつ安全に利用できるようになります。PayPalアプリをインストールして、海外通販を安全に楽しんでください。