2020年02月12日更新
Sketchfabで3Dモデルをダウンロード・アップロードする方法を解説
SketchfabとはPCで作成した3DモデルをアップロードしたりダウンロードしたりできるWebサービスです。この記事ではSketchfabのアップロードやダウンロードの方法や、細かい設定方法などの使い方について詳しく解説します。
目次
Sketchfabとは?
SketchfabというWebサービスが、クリエーターの間で話題になっています。この記事では、Sketchfabとはどんなサービスで、どんな使い方をするのか解説します。
3Dモデルをアップロードして公開できるWebサービス
Sketchfabとは、3Dモデルをアップロードし、Web上に公開できるWebサービスです。以前は、立体的なモデルを構築するために、縮小した模型を作成する必要がありました。しかし、3DCADが使えるようになり、仮想空間上に3Dモデルを比較的簡単に作成できるようになりました。
建物や街の3Dモデルだけではなく、工業製品でも、3Dモデルの部品同士を組み合わせてシミレーションできます。実物を作らなくても、PC上である程度検証できるようになりました。
Sketchfabは、3Dモデルを誰でも簡単にWeb上にアップロードし、他人と共有できるWebサービスです。
SNSなどに埋め込んだりクライエントと共有したりできる
Sketchfabにアップロードした3Dモデルは、ブログやSNSに埋め込んで、Web上に公開できます。また、有料プランであれば、限定公開できるため、顧客との秘密のプロジェクトに関する情報を、パスワードをかけて共有できます。
今までは3Dモデルを作成しても、共有するために手間がかかりましたが、Sketchfabならファイルをアップロードするだけで、簡単に公開・共有できるようになりました。
Sketchfabが対応しているファイル形式について
3Dモデルを作成できるファイル形式は、数多くあります。Sketchfabでは、多くのファイル形式に対応しています。Sketchfabが対応しているファイル形式は、次の通りです。
- 3DC point cloud (.3dc)
- 3DS (.3ds)
- ac3d (.ac)
- ASCII (.asc)
- Biovision Hierarchy (.bvh)
- Blender (.blend)
- Carbon Graphics Inc (.geo)
- Collada (.dae)
- Design Web Format (.dwf)
- Designer Workbench (.dw)
- DirectX (.x)
- FBX (.fbx)
- Generic Tagged Arrays (.gta)
- Kerbal Space Program (.mu)
- Keyhole Markup Language (.kmz)
- Lightwave (.lwo .lws)
- Open Flight (.flt)
- Open Inventor (.iv)
- OpenSceneGraph (.osg .osgt .osgb .ive)
- Polygon File Format (.ply)
- Shape (.shp)
- Standard Tessellation Language (.stl)
- Valve (.vpk)
- Virtual Reality Modeling Language – VRML (.wrl, .wrz)
- Wavefront (.obj)
Sketchfabでアップロードする方法
Sketchfabで3Dモデルをアップロードする方法を、ご紹介します。
まずは以下URLのサイトを開き、Sketchfabを使い始めましょう。
アカウントの設定
ファイルをアップロードする前に、Sketchfabのアカウントを設定しましょう。
- Sketchfabのページに入って「sign up」をクリック
- 「ユーザーネーム」を選ぶ
他にアカウントを作るために必要な情報は「メールアドレス」と「パスワード」です。この3つを入力したら「CREATE ACCOUNT」をクリックし、アカウントを作成します。
SNS連携でも、アカウントを作成できます。Facebookアカウント、Googleアカウント、Twitterアカウントを持っている方は、SNS連携も利用しましょう。
メールアドレスで登録した場合に、登録したアドレスに、認証用のメールが届きます。メールを確認して「Click Here to Confirm(確認するためにクリック)」をクリックします。
3Dモデルのアップロード方法
Sketchfabで3Dモデルをアップロードする方法は、以下の通りです。
- Sketchfabのホームページの「UPLOAD」をクリック
ファイルを選択してアップロード
Sketchfabのアップロードをクリックすると、アップロード画面が開きます。こちらにアップロードする3Dモデルをドラッグ&ドロップするか、クリックするとフォルダからファイルを選べます。どちらかの方法で、3Dモデルをアップロードします。
詳細の記入
ファイルをアップロードしたら、詳細を入力できます。次の項目を入力します。
- Model name:タイトル
- Description:説明文
- Categories:カテゴリー
- Tags:タグ(コンマで区切りを入れると複数入力ができます)
- Private mode:限定公開(有料プランのみ利用可能)
- Allow Download:ダウンロードを許可するかどうか
詳細を入力できたら「CONTINUE」をクリックします。サイトへ掲載するための処理が始まります。処理が完了すると、プレビュー画面が表示されます。問題なければ「Publish Anyway」をクリックすると、すぐに公開されます。「Edit 3D Setting」をクリックすると、再度編集できます。
ブログなどへの埋め込み方法
Sketchfabにアップロードした3Dモデルは、ブログやSNSに埋め込めます。埋め込む方法は、以下のとおりです。
- アップロードした3Dモデルのページを開く
- 埋め込みコードは「Embed」をクリックすると入手できる
このように埋め込み用のコードが記載されています。こちらをコピーし、ブログなどのhtml編集画面に貼り付けると、3Dモデルを埋め込みできます。
設定を変更する方法
Sketchfabの細かい設定を変更する方法は、以下のとおりです。
- 設定を変更する場合は、アップロードした3Dモデルのページの「Setting」をクリック
向きの変更方法
3Dモデルの向きを変更したい場合は、X軸、Y軸、Z軸の中心の向きを変更できます。設定画面の「」「Y」「Z」をクリックすると位置を変更できます。
影の変更方法
影を変更したい場合は、「Shading」をクリックします。
- 「Lit」は通常の影が付く
- 「Shadeless」は影なしに設定できる
背景の変更方法
3Dモデルの背景を設定できます。
- 「Fixed Background」をオンにすると、背景に写真を利用できる
ライトニングの変更方法
3Dモデルに当てるライトを調整できます。
- ライトを当てる場合は、「Light」をオンにする
訳注の入れ方
Sketchfabでは説明文を設置できますが、3Dモデルの中に訳注を入れて、細かい詳細の解説を記入する機能もあります。
- 訳注を入れたい場合は、「Annotationアイコン」をクリック
- 訳注を入れる場所をダブルクリック
- 訳注の入力欄が出てくるため、タイトルと訳注の内容を入力
Sketchfabから3Dモデルをダウンロードする方法
ダウンロードボタンが表示されている3Dモデルのみダウンロード可能
アップロードの方法で解説したように、自分の作品のダウンロードを許可するかどうかは、作者が決められます。ダウンロードできる作品には、ダウンロードボタンが表示されているため、ダウンロードしたい作品にダウンロードボタンがあるか確認しましょう。
ダウンロードボタンをクリックすればOK
ダウンロードしたい作品を見つけたら、その作品のページを開きます。ダウンロードボタンをクリックするだけで、ダウンロードできます。
Sketchfabで3Dモデルを使いこなそう!
この記事では、Sketchfabの使い方をご紹介しました。Sketchfabは、3Dモデルを簡単に共有できる便利なツールです。3Dモデルを作成している方は、Sketchfabを活用して、どんどん他の人と共有していきましょう。