nanacoで固定資産税の支払いをしてポイントを貯める方法と上限時の対処法を解説!
nanacoを使えばセブンイレブンで、コンビニ払いの固定資産税や自動車税などを支払えます。しかも、クレジットカードでnanacoにチャージすれば、実質的にはクレジットカードで固定資産税を払ったことになり、しかもクレジットカードのポイントも貯められるのです。
目次
- 1固定資産税をコンビニで支払うならnanacoがお得!
- ・コンビニでの固定資産税の支払いは原則現金のみ
- ・セブンイレブンなら固定資産税のnanaco支払いが可能
- 2nanacoで固定資産税を支払うメリット
- ・指定のクレジットカードチャージでポイントを貯められる
- ・税金のクレジット払いに必要な手数料がかからない
- ・クレジットカードなので支払いが猶予される
- 3nanacoで固定資産税を支払う注意点
- ・nanacoポイントの二重取りはできない
- 4nanacoで固定資産税を支払う方法
- ・nanacoにクレジットチャージする
- ・nanacoで固定資産税の支払いをする
- 5nanacoチャージの上限を固定資産税が超えた時の対処法
- ・固定資産税の金額が5万円以内の場合
- ・固定資産税の金額が10万円以内の場合
- ・10万円以上を一括で支払いたい場合
- 6固定資産税をnanacoでお得に支払おう
固定資産税をコンビニで支払うならnanacoがお得!
固定資産税や自動車税などはコンビニ払いが可能ですし、一部クレジットカード払いが可能なところもあります。しかし、固定資産税の場合、クレジットカード払いでは手数料がかかることが多く、クレジットカードのポイント還元を計算に入れてもマイナスになるかせいぜいトントンになるのが関の山です。
一方、コンビニ払いならセブン-イレブン(以下セブンイレブン)で利用できるnanacoやイオングループのWAONといった電子マネーでの支払い方法が可能です。残念ながら、こうした固定資産税などの税金や公共料金の支払いでは電子マネーのポイントはつかないのですが、クレジットカードによってはnanacoへのチャージでポイントを獲得できてお得です。
そのため、クレジットカードでチャージしたnanacoで固定資産税を支払う方法ならば、実質的にクレジットカードによる固定資産税納付となり、クレジットカードで税金を払えた上にポイントまで獲得できるようになります。本記事では、このnanacoにクレジットチャージすることでクレジットカードのポイントをお得に獲得する方法を説明します。
コンビニでの固定資産税の支払いは原則現金のみ
セブンイレブンなどのコンビニでの固定資産税の支払い方法は、原則現金のみとなっています。そのため固定資産税は、SuicaやEdyなどの電子マネーによる支払い方法やクレジットカードによる支払いも受け付けてもらえません。これは固定資産税に限らず、コンビニ払い可能な税金や公共料金についても同様です。
セブンイレブンなら固定資産税のnanaco支払いが可能
しかしセブンイレブンでは、nanacoであれば固定資産税を初めとする税金や各種公共料金の支払いが可能です。ただし、この場合nanacoでの支払いは現金に準じるものとして、nanacoポイントは還元されません。したがって、普通の買い物のように現金や銀行からnanacoへチャージして固定資産税を支払っても、決してお得にはなりません。
nanacoで固定資産税を支払うメリット
いくらセブンイレブンで現金以外の支払い方法が選べるからといっても、nanacoポイントが貰えないのであれば、わざわざnanacoを使う意味がないと思われるかもしれません。しかし、実は固定資産税などの税金や公共料金をnanacoで支払うことには、大きなメリットがあるのです。
指定のクレジットカードチャージでポイントを貯められる
ひとつは、クレジットカードによってはnanacoへのチャージでポイントが貯められるということです。「クレジットカードによっては」というのは、2019年8月現在、nanacoへのチャージでポイントが貯まる主なクレジットカードは以下の4つしかないためです。
- リクルートカード(VISA・MasterCard・JCB)……還元率1.2%(上限3万円)
- Yahoo!カード(VISA・MasterCard・JCB)……還元率0.5%
- セブンカード・プラス……還元率0.5%
- ファミマTカード……還元率0.5%
この中ではリクルートカードの還元率が高く非常にお得ですが、ポイントがじゃらんやホットペッパーなどのリクルートグループか、ローソン、昭和シェル石油などのPontaを使えるお店でなければ利用しづらいため、使う人を選びます。
Yahoo!カードは還元率こそ低いものの、Tポイントが貯められるため、利用先が広く便利にお得に使えます。ただし、Yahoo!カードは今後TポイントからPayPayのポイントへと移行していくことを発表していますので、PayPayではなくd払いやauペイを利用するという人には向いていないかもしれません。
セブンカード・プラスはそのままnanacoポイントが貯められますので、セブンイレブンやイトーヨーカドーといったセブン&アイグループでお得に使えます。ファミマTカードはYahoo!カード同様にTポイントが貯まるのでお得ですし、使い勝手に優れます。
固定資産税のセブンイレブンでの支払いの際には、これらのカードのいずれか、もしくは複数を利用してポイントを貯めるのがお得です。なぜ複数のカードを利用するのかについては、のちほど「nanacoチャージの上限を固定資産税が超えた時の対処法」の章で詳しく説明します。
税金のクレジット払いに必要な手数料がかからない
セブンイレブンで固定資産税を、クレジットカードからチャージしたnanacoで支払うメリットのふたつめは、固定資産税の実質的なクレジットカード払いにもかかわらず、手数料が不要だと言うことです。冒頭でも触れましたが、固定資産税などの税金を直接地方自治体にクレジット払いすると、別途手数料がかかることが少なくありません。
それなのに、実質的にはクレジットカードで支払っているにもかかわらず、nanacoを経由してセブンイレブンで支払うという方法を採ることで、手数料を支払わずに済み、お得に納税できるのです。
クレジットカードなので支払いが猶予される
そして忘れてはならないメリットが、クレジットカードによるチャージなので、実際に引き落とされるのが1ヶ月以上あとになる、ということです。2019年8月現在での低金利ではあまりメリットを感じられませんが、うまく運用すれば単純に考えて1か月の金利分だけ得することができます。また、たまたま金欠な月であれば、この効用は大きな物になります。
nanacoで固定資産税を支払う注意点
セブンイレブンで、クレジットカードからチャージしたnanacoを使って固定資産税を支払う方法を採る場合、ふたつの注意点があります。ひとつはnanacoへのチャージにはふたつの上限があるということで、もうひとつはnanaco払いによるポイントは貯められないということです。
前者についてはのちほど「nanacoチャージの上限を固定資産税が超えた時の対処法」でお伝えするとして、ここではふたつめのnanaco払いによるポイントは貯められないということについて説明します。
nanacoポイントの二重取りはできない
通常、セブンイレブンなどにおいてnanacoで支払うとnanacoポイントが貯められます。しかし、固定資産税などの税金や公共料金の支払いでは、nanacoポイントは還元されません。たいていはレジで「ポイントはつきませんがよろしいですか?」と尋ねられますが、もしそう言われなくても「ポイントがついていない!」などと慌てないでください。
あくまでもクレジットカードのチャージによるポイントだけで我慢してください。
nanacoで固定資産税を支払う方法
それでは、実際にnanacoを使って固定資産税をお得に支払う方法をお伝えします。といってもその方法は簡単で、
- nanacoにクレジットカードから固定資産税の費用をチャージ
- コンビニでnanacoを使って固定資産税を支払う
だけです。
nanacoにクレジットチャージする
以下のリンク先からnanaco会員メニューにアクセスし、クレジットカードから納税額をチャージします。この段階でクレジットカードのポイントが貯められます。なお、初めてクレジットチャージを利用する際には、クレジットカード事前登録が必要ですので、余裕を持ってクレジットカードの登録を済ませておいてください。
なお、nanacoには5万円というチャージ額の上限があり、かつ一度にチャージできる金額も3万円までと決められています。そのため、3万円以上のチャージは2回に分けてください。もし納税額が5万円以上であれば、特別な方法が必要となりますので、その場合は次の「nanacoチャージの上限を固定資産税が超えた時の対処法」の章を参考にしてください。
nanacoへのクレジットカードチャージの方法
それでは、スマートフォンのブラウザでの実際のチャージ方法をお教えします。nanacoにクレジットカードからチャージするには、まずnanaco会員メニューにアクセスし、nanacoカードにある16桁のnanaco番号とカード記載の7桁の番号を入力して「ログイン」ボタンをタップします。
つづいて画面下の「クレジットチャージ」を選択します。
さらにクレジットチャージのパスワードを入力して「次へ」を選びます。
クレジットカードの番号の下4桁が表示されますので、確認の上「クレジットチャージ(入金)」のボタンをタップします。
つづいて「選択してください」をタップして5000〜3万円のチャージ金額を選びます。
チャージ金額を設定できたら「申込み」ボタンをタップします。
すると確認画面が表示されますので、右上の「ログアウト」を選択して、nanaco会員メニューを終了します。
nanacoで固定資産税の支払いをする
nanacoにクレジットカードからチャージをした段階では、チャージ金額はセンター預かり状態でnanacoの残高には反映されていません。そのため、セブンイレブンのレジやセブン銀行のATMでnanacoカードの残高照会を確認して、センター預かり状態のチャージ金額を残高に反映させる必要があります。
少々面倒な作業ですが、どうせ固定資産税の支払いのためにレジには赴かなければならないのですから、その際にレジに「残高確認をお願いします」と一声かけてください。
チャージ金額がnanacoの残高に反映されれば、あとは普通のnanaco払いと同じです。固定資産税の振り込み用紙をレジに渡して、nanacoをレジにかざせば支払いは終了です。
nanacoチャージの上限を固定資産税が超えた時の対処法
先にも触れたように、nanacoへのチャージ金額の上限は5万円です。しかし、固定資産税の支払いが5万円を超えても、以下に記す方法を使えばnanacoでの支払いは可能です。
固定資産税の金額が5万円以内の場合
固定資産税の支払い金額が5万円以下であれば、クレジットチャージしたnanacoによるコンビニ払いにはなんの問題もありません。3万円を超えた場合には、クレジットチャージを2回に分けなければなりませんが、それでも1日のうちにクレジットチャージして、お得にクレジットカードのポイントを貯めながら、固定資産税の支払いが可能です。
固定資産税の金額が10万円以内の場合
固定資産税の支払い金額が5万円超、10万円以下の場合も、クレジットカードからnanacoにチャージしてクレジットカードのポイントをお得に貯められます。ただし、この場合はクレジットチャージに2日かける必要があります。この方法は、クレジットチャージが直接nanacoにチャージされるのではなく、一度センター預かり状態になることを利用します。
具体的には、初日にクレジットチャージでnanacoに5万円をチャージし、セブン銀行のATMかセブンイレブンのレジで残高確認して、nanacoカードに5万円をフルにチャージします。そして翌日に、あらためて残りの必要な金額をnanacoにチャージします。この時点で、nanacoには5万円の残高と、何万円かのセンター預かり状態のお金があります。
この状態でセブンイレブンのレジに向かい、まずはnanaco払いで5万円を支払います。するとチャージ金額が足りないといわれますので、あらためて残高確認をしてもらい、センター預かりの残高をnanaco残高に変更して、残りの分をnanaco払いします。この方法で、5万円超、10万円以下の固定資産税をnanacoでコンビニ払いできます。
10万円以上を一括で支払いたい場合
さすがに10万円超の固定資産税は、1枚のnanacoでは支払い切れません。しかし、複数のnanacoを使えば、クレジットカードからnanacoにチャージしてクレジットカードのポイントをお得に貯めることが可能です。ただし、nanacoは、一人で複数持つことが可能ですが、一つのクレジットカードはひとつのnanacoにしかチャージできません。
そのため、複数のnanacoを持つ場合は複数のクレジットカードが必要です。つまり、1枚目のnanacoに還元率1.2%のリクルートカードを紐付けすると、2枚目以降のnanacoには0.5%還元のカードしか付けられないのです。とはいえ、0.5%でもポイントが貯まるのは0よりはずっとマシです。こうして複数のnanacoを利用してコンビニ払いしてください。
固定資産税をnanacoでお得に支払おう
以上、nanacoにクレジットカードからチャージすることで、固定資産税をセブンイレブンでコンビニ払いしてもポイントが貯まる、お得な方法をお伝えしました。nanacoを使うことで、本来ならクレジットカード払いで支払わなければならない手数料を支払わずに済み、なおかつクレジットカードのポイントまで手に入るお得な方法をぜひ利用してください。
なお、この方法は固定資産税のみならず、ほかの税金や公共料金の支払いにも応用できますので、nanacoとクレジットカードを組み合わせて、うまくクレジットカードのポイントを稼いでください。