2019年11月12日更新
【Mac】iPhoneの写真を取り込む方法!パソコンに画像を転送するには?
MacにiPhoneの写真を取り込む方法を解説します!MacにiPhoneの写真を転送する方法はいくつかあります。自分に合った方法を使いこなすことでMac・iPhoneの応用スキルが向上します。MacとiPhoneの写真共有術を日々のワークに役立ててください。
目次
MacにiPhoneの写真を取り込むには?
Macを使ったiPhone写真の取り込み方法を知っていますか。簡単にできそうなことですが、改めて聞かれると、普段どうやってiPhone写真の取り込みを行っているのか、うまく説明できない人も多いのではないでしょうか。とりあえずメールに写真を添付して送ることで、Macへの写真の取り込みを行っている人もいるかもしれません。
iPhoneに便利な機能が付加されてくると、iPhoneだけで大抵のことは対応できるようになっているので、あえてMacを使ってiPhoneで保存した写真の取り込みを行う必要性が発生しないということも、推測できます。
しかし、Macを使ったiPhone写真の取り込み方法は知っておくべきでしょう。むしろMacとiPhoneで写真データを共有する術を知っておくことで、iPhoneとMacの両方の使い方も汎用性がでてくるはずです。いざというときに対応できるといくことだけでなく、MacとiPhoneの普段使いに関しても機能的な使い方のアイデアが浮かんでくるでしょう。
Macを使ったiPhone写真の取り込み方法は大きく分けて3通りあります。1つはiPhone・Macに搭載されている、共有・同期機能を使用する方法です。
2つ目はオンラインストレージを利用する方法です。Appleが用意しているiCloudだけでなく外部サービスのGoogleフォトを使うこともできます。3つ目はiPhoneをMacに直接つないでiPhoneの写真データをMacに転送する方法です。
共有・同期機能を利用する
iPhone・Macに搭載されている、共有・同期機能を使用する方法について説明します。具体的には「AirDrop」というアプリを使用します。「AirDrop」というアプリはMacとiPhoneをBluetoothでつないで写真をなどのデータを転送できるアプリです。
Apple純正のアプリで、MacとiPhoneの両方にデフォルトで搭載されています。「AirDrop」の使い方や手順については後述します。
オンラインストレージを利用する
次に、オンラインストレージを利用する方法について説明します。基本的にはAppleが用意しているオンラインストレージ「iCloud」を使用してiPhoneの写真を一旦取り込み、改めてiCloudからMacにダウンロードするという方法です。
この作業を行うにはいくつかやり方がありますが、一番便利なのが「マイフォトストリーム」という機能を使ってiPhoneの写真を取り込むやり方です。「マイフォトストリーム」の使い方や手順については後述します。
パソコンと直接繋いで写真を移動する
次に、iPhoneをMacに直接つないで写真データを転送する方法について説明します。具体的には、iPhoneとMacをLightning ケーブルでつないでiTunesや写真アプリと同期させ、iPhone写真のMacへの取り込みを行うというやり方です。
パソコンとスマホを直接つないでデータ転送するという方法は、最もオーソドックスなやり方ですが、iPhoneとMacの場合は意外にこの手順を知らない人もいるようです。詳しい手順は後述します。
MacにiPhoneの写真を同期して取り込む方法
まず、iCloudにMacとiPhoneを同期させてiPhone写真の取り込みを行う手順について説明します。まず事前準備として、MacとiPhoneをWiFi環境に接続する必要があります。iPhoneの設定で特に気を付けたいのは、iPhoneの通信設定をモバイル通信モードのまま作業しないように注意することです。
iPhoneから転送するデータが少量のデータであれば問題ないのですが、大量のデータ同期の場合、iPhoneの通信料がかさむ可能性があります。基本的にはiPhoneをWiFi環境に接続した状態で作業しましょう。
iCloud
iCloud同期を使った、基本的なiPhone写真の取り込み方法は、「フォトライブラリ」を使うやり方です。iCloudを通してMacとiPhoneの全ての写真が同期されます。同期されたMac・iPhoneの写真は、「写真アプリ」を立ち上げればMac・iPhoneどちらからでも見ることができます。
「フォトライブラリ」を使用するには、MacとiPhoneの両方で、「フォトライブラリ」をオンに設定する必要があります。
iCloudで同期する方法
Macの設定手順は、「システム環境設定」→「iCloud」で「写真」にチェックを入れ、オプションで「iCloudフォトライブラリ」にチェックを入れて、「完了」をクリックします。
iPhoneの設定手順は「設定」→「Apple ID」→「iCloud」→「写真」→「iCloud写真」でオンに設定します。
「フォトライブラリ」を使用する際は、iCloudの容量に気を付けましょう。「フォトライブラリ」機能させると、MacとiPhoneの全ての写真が同期されるので、気づかないうちに写真データがたまってしまう可能があります。iCloudの無料ストレージ容量は5GBまでです。それを超える場合は有料になることを憶えておきましょう。
マイフォトストリーム
iCloud同期を使った、便利なiPhone写真の取り込み方法「マイフォトストリーム」を説明します。iCloudを通してMacとiPhoneの写真を同期させるのは「フォトライブラリ」と同じですが、「マイフォトストリーム」はMac・iPhoneともに「写真アプリ」を立ち上げているときに写真が保存されます。
「マイフォトストリーム」にアップロードされた写真の保存期間は30日間となっています。その間に必要な写真はコピーする必要があります。
マイフォトストリームで同期する方法
Macの設定手順は、「システム環境設定」→「iCloud」で「写真」にチェックを入れ、オプションで「マイフォトストリーム」にチェックを入れて、「完了」をクリックします。
iPhoneの設定手順は「設定」→「Apple ID」→「iCloud」→「写真」→「マイフォトストリーム」でオンに設定します。
「マイフォトストリーム」の写真を表示するには、Mac・iPhoneともに、
「写真アプリ」を立ち上げて「アルバム」→「マイフォトストリーム」を選択すれば表示されます。
MacにiPhoneの写真を転送して取り込む方法
前述した通り、Bluetooth経由でiPhoneの写真をMacに取り込む方法として「AirDrop」というアプリを使うやり方があります。「AirDrop」を使用できるOS条件は、MacはOS X Yosemite (10.10) 以降、iPhoneはiOS 7以降になります。
AirDrop
「AirDrop」で写真を転送する大きな流れは、iPhone・Macの両方で「AirDrop」を「有効にした後、iPhoneからMacを指定して写真を転送するという流れです。転送した写真はMacのダウンロードフォルダに保存されます。
AirDropで共有する方法
AirDropで共有する手順は、まず、iPhoneで「設定」からBluetoothをオンに設定します。
次に、iPhoneのホーム画面で下側から上に向かってスワイプします。
WiFiなどのアイコンがまとまっている枠を長押しします。
枠が広がり、中に「AirDrop」のアイコンが表示されるので、タップします。
通信先の選択画面が表示されるので「すべての人」をタップします。
次に、Mac側で「Finder」のメニューバーから「移動」を選び、開いたメニューバーから「AirDrop」を選びます。
「AirDrop」の画面が開くので、画面下方の「このMacを検出可能な相手」をクリックして「全員」を選択します。
次にiPhone側で「写真アプリ」より、転送する写真を選択します。転送する写真にチェックを入れたら、画面左下の「転送マーク」をタップします。次の画面で転送先としてMacを選択すれば、Macのダウンロードフォルダに写真が転送されます。
写真の移動が終了したら、iPhoneとMacともにAirDropの設定をオフにします。
MacにiPhoneの写真を移動する方法
次に、MacにiPhoneを直接つないで写真を移動し、パソコン内に写真の取り込みを行う方法について説明します。MacにiPhoneを直接つないで写真を移動する方法は2通りのやり方があります。
1つは、iTunesと同期して、iPhone内の全ての写真を「写真アプリ」に取り込む方法です。もう1つはiPhoneとiTunesを同期せず、「写真アプリ」を使って移動する写真を手動で指定して、パソコン内に写真を移動する方法です。
iTunes
iPhoneとiTunesを同期させる手順を説明します。
iTunesで写真を移動させる方法
まず、iPhoneをMacに直接Lightningケーブルでつないだ後、iTunesを立ち上げます。iTunesの画面が開いたら、画面上方の「デバイスマーク」をクリックします。
iPhoneの管理画面に切り替わったら、左メニューから「写真」を選択し、中央画面の「写真を同期」のチェックボックスにチェックを入れます。これで次回より、iPhoneをMacに直接つないでiTunesを立ち上げると自動的に同期して、パソコン内に写真を移動することができます。パソコン内に保存された写真は「写真アプリ」でいつでも閲覧できます。
写真アプリ
次に、iPhoneとiTunesを同期せず、「写真アプリ」を使って写真を手動でパソコン内に移動する手順を説明します。
写真アプリで写真を移動させる方法
まず、iPhoneをMacに直接Lightningケーブルでつないだ後、「写真アプリ」を立ち上げます。「写真アプリ」の画面が開いたら、画面上方メニューの「読み込み」をクリックします。iPhoneに保存されている写真が表示されるので、全ての写真の読み込みを行う場合は「すべての新規項目を読み込む」をクリックします。
読み込む写真を指定する場合は、読み込む写真をクリックしてチェックマークを入れた後、「○個の選択項目を読み込む」をクリックします。
「写真アプリ」を使って写真を手動でパソコン内に移動する場合は、事前にiTunesと同期していないか確認してください。同期している場合は、同期をオフに設定してから作業を行ってください。
MacにiPhoneの写真をクラウドサービスで取り込む方法
MacにiPhoneの写真をクラウドサービスで取り込む方法について説明します。外部クラウドサービス「Googleフォト」を使って、iPhoneに保存している写真をパソコン内に取り込むやり方です。
Googleフォト
Googleが提供しているクラウドサービス「Googleフォト」を活用すれば、iPhone・Macの両方の写真・動画を簡単に保存できます。一度同期すれば、iPhoneでもMacでも写真・動画を閲覧することが可能です。
「Googleフォト」はアプリをインストールして、インターネット経由でクラウドストレージにデータを同期します。「Googleフォト」を使用する際は、ログイン時にGoogleアカウントが必要になるので、事前に取得しておく必要があります。
「Googleフォト」に写真を保存すると、同期したiPhone・Macの写真を一元管理できます。写真の整理機能も充実しており、自動タグ付けや時系列の並べ替え機能によって、写真データを検索しやすいように分類します。
「Googleフォト」に写真を保存しておけば写真データのバックアップになるので、iPhone・Mac側に保存している写真データはいつでも削除することが可能です。「Googleフォト」に写真データを保存して、iPhone・Mac側のストレージは常に軽くしておくという使い方もできます。
「Googleフォト」のストレージ容量は無制限に設定されています。1600万画素までの写真と1080p(フルHD)までの動画であれば無制限に保存できます。「Googleフォト」は基本的に無料で利用できるサービスです。「Googleフォト」に同期する際は、写真データの容量を気にせずにデータ移行できます。
iPhoneの写真を同期させる
「Googleフォト」にiPhoneを同期させて写真を保存する手順としては、まず、Appストアで「Googleフォト」のアプリをダウンロードします。
「Googleフォト」アプリを立ち上げると、初期設定のオリエンテーションが始まります。この初期設定の過程で、Googleアカウントでログインするのと同時に「同期・バックアップ」の機能をオンに設定します。
初期設定が終了すると自動的にiPhoneと「Googleフォト」の同期が行われ、「Googleフォト」のクラウドストレージにiPhoneの写真データが保存されます。
パソコンに写真を移動する
その後、パソコンに写真を移動するには、Macでブラウザを立ち上げて、同じGoogleアカウントでログインします。Googleアカウント管理から「Googleフォト」の画面を開けば、いつでも閲覧・ダウンロードができます。
Macの「写真アプリ」の写真データを「Googleフォト」に同期する場合は、専用アプリをダウンロードして設定を行いますが、今回は割愛します。
MacにiPhoneの写真を取り込もう!
MacにiPhoneの写真を取り込む方法は、いくつかありますが、自分ができる範囲内で無理のない方法を試してみましょう!自分にあった方法を使いこなせれば、MacとiPhoneの活用の幅も広がるはずです。