2019年06月21日更新
iPhoneアプリ(150MB以上)をWi-Fiなしでアップデートする方法!
iPhoneは150MB以上の大容量のソフトウエアのアップデートやアプリのダウンロードはWi-Fiなしではできません。iPhoneのアップデートをWi-Fiなしで行う方法はないのでしょうか。この記事ではいろいろな方法をまとめてみました。
目次
- 1iPhoneでは150MB以上のアプリの更新はWi-Fiなしではできない?
- ・iPhoneのアップデートがWi-Fiなしではできない理由
- ・iPhoneのアップデートはWi-Fiなしでは本当にできないの?
- 2iPhoneのアップデートをWi-Fiなしで~PC経由で更新~
- ・PC経由でアップデートするメリットとは?
- ・PC経由で更新するときの注意点
- 3iPhoneのアップデートをWi-Fiなしで~デザリングを利用して~
- ・デザリングとは?
- ・デザリングで更新するための必要なものとは?
- ・デザリングで更新するときにはパケット容量に要注意!
- 4iPhoneのアップデートをWi-Fiなしで~Wi-Fiスポットに行く~
- ・Wi-Fiスポットで更新するときの大問題点とは?
- 5iPhoneのアップデートをWi-Fiなしで~USBメモリを利用する方法~
- ・USBメモリを利用するメリットとは?
- 6SIMカードのデータ通信でアップデートする裏技
- ・データ通信を利用するときの要注意点とは?
- ・データ通信を利用したWi-Fiなしで更新する裏技
- 7iPhoneのアップデートをWi-Fiなしで挑戦してみよう!
iPhoneでは150MB以上のアプリの更新はWi-Fiなしではできない?
日本では大人気のスマホiPhone。世界的に見るとiPhoneのシェア率は2割程度ですが、日本ではいまだに半分近くの人がiPhoneを使っています。Androidに比べると、操作性が非常に軽くてコストはかかってもiPhoneを手放せない、という人も少なくないようです。
ところで、このiPhoneを使う上で困っている人が増えているとのこと。それはAndroidと違って家にWi-Fi環境ないととても不便だというのです。実はiPhoneではソフトウエアのアップデートや150MB以上の容量のアプリをダウンロードがWi-Fiなしではできないのです。
iPhoneのアップデートや150MB以上の大容量のアプリの更新やダウンロードをWi-Fiなしで行う方法は何かないものでしょうか。ということで、この記事でいろいろな情報を探っていきます。
iPhoneのアップデートがWi-Fiなしではできない理由
iPhoneのアップデートがWi-Fiなしではできないのには理由があります。どんな理由があるのかまずは見ていきましょう。
Appleが認証していない
iPhoneはApple社製のスマホです。OSも端末もApple社の純正品を使うようになっています。iPhoneのソフトウエアをアップデートしたり、アプリをダウンロードしたり更新したりするは、すべてApple IDのサーバーを通さなくてはできない仕様になっています。
ファイル容量が小さなアプリや更新ならいいのでしょうが、150MBもあるアップデートやダウンロードでは、SIMカードのデータ通信では通信環境が不安定すぎることがあります。そのためにAppleではダウンロードやアップデート時に不具合が起こらないようにするためにあらかじめ対策を取っています。
その対策というのが、150MB以上のダウンロードやアップデートの場合には、通信環境がより安定しているWi-Fiへの接続時しかアップデートできない、というものなのです。
iPhoneのアップデートはダウンロードするファイル容量が大きすぎる
iPhoneのアップデートには、細かい不具合をこまめに更新していくマイナーアップデートと、1年に1回行われる大規模なメジャーアップデートがあります。マイナーアップデートならともかく、メジャーアップデートの時にはファイル容量が非常に大きくなる傾向にあります。
iPhoneをアップデートするためにはあらかじめ端末に空き容量を作っておく必要があるのですが、2GBから3GBの空き容量が必要なこともあります。大容量のファイルをダウンロードするためには、やはりデータ通信の通信容量よりもWi-Fiで安定的に大容量通信ができた方がいいのは言うまでもありません。
そのために、あらかじめiPhoneの大規模なソフトウエアの更新ではダウンロードはWi-Fi接続時のみと決められているのです。
iPhoneのアップデートはWi-Fiなしでは本当にできないの?
ところでiPhoneのアップデートは本当にWi-Fiなしではできないのでしょうか。
SIMカードのデータ通信で成功したという声も
Appleが定めているiPhoneの基本仕様では、Wi-Fiなしでは、iPhoneのソフトウエアのアップデートや150MB以上の大容量なアプリのダウンロードや更新はできない、ということになっています。
しかし、実際にはSIMカードを使ったデータ通信でもアップデートや150MB以上のアプリのダウンロードに成功したという声もあります。成功するかどうかはともかくとして、いろいろと試してみる価値はありそうです。
正統派から裏技まで抜け道はある!
iPhoneのアップデートがWi-Fiなしでできないかどうか、というのは実は抜け道がいろいろとあります。Wi-FiなしでiPhoneのアップデートをやる方法というのは、正統派の方法から、iPhoneのバグを利用した裏技的なものまで幅広くあるので、あなたが使える方法があればぜひ試してみましょう。
iPhoneのアップデートをWi-Fiなしで~PC経由で更新~
それではiPhoneのソフトウエアのアップデートや150MB以上の大容量なアプリのダウンロードをWi-Fiなしで行う方法について具体的に見ていきましょう。まずはPC経由でiPhoneのアップデートを、Wi-Fiなしで行う方法について説明します。
PC経由でアップデートするメリットとは?
お家にWi-Fiの環境が整っていなくても、PCが有線でオンラインにつながっているという場合も多いことでしょう。iPhoneのソフトウエアのアップデートは、iPhoneではなくPCのiTunesにダウンロードしてから、PCとiPhoneをケーブルでつないでアップデートすることができます。
PCに一度ダウンロードしてからアップデートを行うことはApple社も推奨している方法です。というのは、iPhoneをアップデートしているときに、PC経由であれば通信環境が途中で切断してしまう危険性がほとんどないからです。
安全に確実にiPhoneのアップデートを行いたいのであれば、PC経由で行うことを検討してみましょう。
PC経由で更新するときの注意点
PC経由でiPhoneをアップデートするときには、注意しなくてはいけない点があります。それは、自動同期をオフにしておくことです。PC側の設定で、iPhoneをPCにつなぐと自動的に同期が始まるようにしてある場合があります。
アップデートと同期が同時に行われてしまうと、データが消える可能性や、重複してiPhoneに取り込まれてしまう可能性があります。アップデートを行う前にはバックアップを取りますが、バックアップを取ったら同期の設定は解除しておきましょう。
iPhoneのアップデートをWi-Fiなしで~デザリングを利用して~
iPhoneのアップデートをWi-Fiなしで行う方法には、デザリングを利用する、という方法もあります。デザリングができる端末をもう1つ持っていることが前提になりますが、古いiPhoneを持っている場合、今使っている端末のSIMカードを古いiPhoneに入れて、デザリングする、という手段もあります。
デザリングとは?
デザリングとはいったいどういうことなのでしょうか。デザリングというのは、SIMカードが入っているスマホをポケットWi-Fiの親機として使う、というものです。デザリング対応機種を持っていて、携帯電話会社のデザリングのプランに加入していれば、スマホをWi-Fiの親機として、タブレット端末やノートPCでインターネット通信を利用することができます。
Wi-Fi環境なしではiPhoneのアップデートができないのであれば、他のスマホをWi-Fiの親機にすればWi-Fi環境を作ることができます。デザリングできる環境があるのなら、この方法でWi-Fiなしでアップデートすることが可能になります。
デザリングで更新するための必要なものとは?
デザリングを使ってWi-Fiなしでのアップデートに挑戦する場合には、デザリングができるスマホの端末と、その端末で使えるSIMカードが必要になります。また、デザリングを利用するためには携帯電話会社のデザリングのオプションに入らないといけない場合もあります。
端末は2012年以降のiPhoneは全てデザリングに対応しています。2012年以降に発売された古い端末を持っている場合には、現在使っているSIMカードを入れてデザリングできるかどうか試してみましょう。
料金プランは携帯電話会社に確認してみましょう。オプションは月額500円程度で利用できる場合が多いようです。格安SIMの場合には特にオプションがなく、自由にデザリングできる場合もあります。
デザリングで更新するときにはパケット容量に要注意!
デザリングを利用するというのは、SIMカードのデータ通信を利用してWi-Fi環境を無理やり作り出すということです。実際にはWi-Fi通信を行っているわけではありません。データ通信のパケットを利用して更新します。150MB以上の大容量のアプリの更新やソフトウエアアップデートを行えば、それだけパケットを大量消費します。
デザリングで大容量のアプリの更新を行ったことで、契約している高速通信容量を使い切ってしまう可能性もあるということは覚えておきましょう。
iPhoneのアップデートをWi-Fiなしで~Wi-Fiスポットに行く~
Wi-Fi環境が家になければ、iPhoneのアップデートを行うためにWi-Fiスポットに行く、という方法もあります。カフェやコンビニ等で無料で使える公衆Wi-Fiも全国にたくさんありますし、会社のWi-Fiを利用する、というのも1つの方法でしょう。
Wi-Fiスポットで更新するときの大問題点とは?
ただし、職場でも公衆Wi-Fiスポットでも、自分の家以外のWi-Fiスポットでアップデートをするときには大きな問題があります。それは、時にiPhoneのアップデートには数時間かかることもあるという点です。
大規模なメジャーアップデートであれば5時間以上かかることもあります。会社のWi-Fiで仕事中にアップデートを行う場合には、仕事中にiPhoneを利用することができなくなります。公衆Wi-Fiスポットならアップデートが終わらないとそこから移動することができません。
家なら寝ている間にアップデートを終わらせてしまえますが、外のWi-Fiスポットではそういうわけにもいかない、というのは大きな問題です。
iPhoneのアップデートをWi-Fiなしで~USBメモリを利用する方法~
アップデートではなく、Wi-FiもPCもない状態でバックアップを取るためには、USBメモリを利用する、という方法もあります。アップデートをする前には万が一の事態に備えてiPhoneをバックアップしなくてはいけないのですが、もしもPCもWi-Fi環境もない状態だとバックアップを取ることができません。
通常のUSBメモリをライトニングケーブルでつないでもいいのですが、USBメモリの中にはiPhoneのライトニング端子に直接つなぐことができるUSBメモリもあります。
USBメモリにはiPhoneのシステムまではバックアップを取ることができませんが、連絡先や動画や写真、音楽などはバックアップが取れます。アップデートによるファイルの紛失が心配な人はぜひUSBメモリへのバックアップを検討しましょう。
USBメモリを利用するメリットとは?
USBメモリを利用するメリットというのは、通信環境などを考えずに済むということでしょう。PCがなくても、Wi-Fi環境がなくても、大切なファイルをアップデート前にいつでもどこでもUSBメモリにつなぐだけでバックアップ取れるというのは大きなメリットです。
Wi-Fiスポットへの移動時間などに、大切なファイルだけはUSBにバックアップしておくといいでしょう。
SIMカードのデータ通信でアップデートする裏技
最後にご紹介するのは、Wi-Fiを利用しないでSIMカードのデータ通信を利用してiPhoneをアップデートしたり、150MB以上の大容量アプリをダウンロードする方法です。iPhoneのバージョンやSIMカードの通信状態によってはうまくいかないことも良くあるようですが、一度試してみる価値はあるでしょう。
データ通信を利用するときの要注意点とは?
Wi-FiなしでアップデートするためにSIMカードのデータ通信を利用する場合に気を付けなくてはいけないのは、パケット容量をとにかく大量に使う可能性があるということです。iPhoneのメジャーアップデートなら2GBから3GBの空き容量が必要です。場合によっては5GBの空き容量が必要になるともいわれています。
もちろんiPhoneの空き容量をすべて使い切るわけではないのですが、通信容量の契約が3GBとか5GB程度であればアップデートをするだけで高速通信を使い切ってしまう可能性があります。パケットの使用量に気を付けましょう。
データ通信を利用したWi-Fiなしで更新する裏技
SIMカードのデータ通信を利用してWi-FiなしでiPhoneをアップデートする裏技には次のものがあります。iPhoneのバグを利用したものなので、うまくいくかどうかはわかりませんが、簡単な方法なのでやってみる価値はあるでしょう。
機内モード編
機内モードに切り替えた時に生じるバグを利用して、Wi-FiなしでiPhoneをバックアップする方法です。150MB以上のアプリをダウンロードしようとすると、「このアイテムは150MBを超えています」と警告メッセージが表示されます。この表示が出た後ですぐに画面を下から上にスワイプして「コントロールセンター」を出します。
すぐに「機内モード」のアイコンをタップします。
数秒待ってから「機内モード」を解除するとダウンロードできることがあります。
日付のバグ編
日付のバグを利用してWi-Fiなしでアップデートに成功したという人もいます。まずはWi-Fiなしで容量の大きいアプリをダウンロードしようとするとエラーメッセージが出てダウンロードに失敗します。
その状態でiPhoneの設定を開きます。「設定」>「一般」>「日付と時刻」と進みます。日付と時刻の設定は通常の状態では「自動設定」になっています。
「日付と時刻」の自動設定をオフにします。
日付と時刻を設定できるようになるので、1か月くらい先の日付に一度設定し手設定を完了させます。アプリのダウンロードページに戻ると、これでWi-Fiなしでもアプリのダウンロードができるようになることがあります。試してみましょう。ダウンロードが終わったら日付と時刻の自動設定を戻しておきましょう。
脱獄する
このような裏ワザを使わずにWi-Fiなしでデータ通信のみでアップデートをしたいときには、iPhoneを脱獄するしかありません。脱獄というのは、通常は一般の人が触れることはできないiPhoneの基本的なシステムにアクセスして、システムの仕様を改変してしまうことです。
Wi-Fiがなければ大容量のアプリやアップデートのファイルがダウンロードできない、というiPhoneの基本仕様を脱獄して改変してしまうのです。しかし、脱獄にはiPhoneが壊れてしまうかもしれない、という大きなリスクがあります。また、保証期間内であってもメーカー保証も受けられなくなります。
しっかりとした知識がないと脱獄は非常に難しい方法なのでおすすめはできません。
iPhoneのアップデートをWi-Fiなしで挑戦してみよう!
iPhoneをWi-Fiなしでアップデートする方法にはいくつかの選択肢があることがお判りいただけたかと思います。正統派の方法から、裏ワザ的な方法までいろいろと方法があります。ぜひパケット料金には気を付けながら、どんな方法ならWi-Fiなしでアップデートできるか、いろいろと試してみましょう。