2019年05月26日更新
iPhoneの機能制限が見当たらない?「スクリーンタイム」に変更しているので解説!
iPhoneの「機能制限」が見当たらないときは確認するべきポイントがあります。iPhoneの「機能制限」が見当たらないのは、バージョンアップして項目の配置が変わったためです。「機能制限」とは必要に応じてiPhoneの機能を一部制限できる機能です。
目次
iPhoneの機能制限が見当たらない?
iPhoneのiOSをアップデートしたら「機能制限」が見当たらなくなったとあわてている人はいないでしょうか?iPhoneの「機能制限」はiOS12から名称を変えてバージョンアップしています。
機能制限とは
iPhoneのシステムソフトウェアであるiOSの「機能制限」機能とは、自分の都合に合わせてiPhoneの一部機能を制御できる機能です。未成年にiPhoneを渡すときに、事前に年齢に不適切なアプリや機能を使用できないように設定する際に利用することが多い機能です。
iOS12から機能制限の設定手順が変更された
このiPhoneの「機能制限」機能が、iOS12よりリニューアルし、名称と設定手順が変更されています。
iOS11までは、「設定」→「一般」→「機能制限」と画面を進めて設定を行いましたが、iOS12からは機能の名称が「コンテンツとプライバシーの制限」に変更され、設定手順が「設定」→「スクリーンタイム」→「コンテンツとプライバシーの制限」と画面を進めて設定を行います。
iOS12のリニューアルでより細かい設定が可能になり、コンテンツ(映画など)・アプリに利用可能年齢を設定したり、Siriへの命令可能な言葉を制限したりできるようになっています。また、位置情報・連絡先・カレンダーの閲覧をアプリごとに設定することもできます。
iPhoneの機能制限を変更する方法
次に、新しくなったシステムで、iPhoneの機能制限を設定する方法を解説します。
スクリーンタイムから機能制限を変更する手順
新しくなったシステムで、iPhoneの機能制限を設定する手順を、特定のアプリの使用を制限する場合を例にして説明します。まず、「設定」→「スクリーンタイム」→「コンテンツとプライバシーの制限」まで進みます(スクリーンタイム・パスコードが設定されている場合はこの時点でパスコードを聞かれるので入力して先に進みます)。
切り替わった画面上の「コンテンツとプライバシーの制限」の項目のトグルをオンに設定して、同画面の「許可されたApp」を選択します。
次に、設定可能なアプリの一覧が表示されるので、使用を制限するアプリを選び、トグルを「オフ」に設定します。トグルを「オフ」に設定したアプリは画面上で表示されなくなります。
スクリーンタイムで確認できること
iPhoneのスクリーンタイムで確認できる項目は、「スクリーンタイム・よく使われたもの・持ち上げ・通知」の4項目あります。
「スクリーンタイム」はSNS・エンターテイメント・仕事効率化などのカテゴリ別にiPhoneの使用時間を把握できます。
「よく使われたもの」はアプリ・ウェブサイトごとの使用時間が分かります。
「持ち上げ」はiPhoneの利用回数を時間帯と持ち上げた回数で表示します。
「通知」は通知を受けたアプリ・時間帯・回数を把握できます。
スクリーンタイムで制限できること
iPhoneのスクリーンタイムで制限できる項目は、「休止時間・App使用時間の制限・常に許可・コンテンツとプライバシーの制限」の4項目あります。
「休止時間」はiPhoneの機能を休止させる時間を設定できます。休止中は「常に許可されたアプリ」と電話以外の機能が利用できなくなります。
「App使用時間の制限」は1日にiPhoneを使用できるのトータル時間を設定できます。SNS・ゲーム・エンターテイメントなどのカテゴリを指定して関連アプリの使用時間を制限します。
「常に許可」はiPhoneで常に利用できるアプリを設定できます。
「コンテンツとプライバシーの制限」は「iPhoneの画面上に表示しないアプリ・利用可能なコンテンツの制限・iPhoneを使った購入やダウンロードの制限」などが行えます。
iPhoneで機能制限のパスコードを設定しよう!
次に、iPhoneで機能制限のパスコードを設定する手順を解説します。機能制限の設定を行う際に使用する「スクリーンタイム・パスコード」はロック解除のパスコードとは別に運用されるパスコードになります。
スクリーンタイム・パスコードを設定する
前述の手順と同様に「設定」→「スクリーンタイム」まで進み、画面上の項目が「スクリーンタイム・パスコードを使用」と表示されていれば新規のパスコードを設定します。「スクリーンタイム・パスコードを変更」となっていたら既にパスコードが設定されているので、以前自分が設定した機能制限のパスコードを入力した後に、新たにパスコードを設定できます。
スクリーンタイム・パスコードを設定する注意点
「スクリーンタイム・パスコード」は6回続けてエラーを起こすと、不正なアクセスとみなされiPhoneが利用できなくなります。復旧させるにはi、Phone本体を初期化する必要があります。
初期化した後にiPhoneのバックアップデータでシステムを復旧させることになりますが、バックアップデータを取っておかないとiPhoneを以前の状態に戻せません。「スクリーンタイム・パスコード」を変更する際は、念のため事前にバックアップデータを取っておくことをおすすめします。
iPhoneで機能制限が見当たらない場合はスクリーンタイムを確認!
iPhoneの「設定」で「機能制限」が見当たらない場合は「スクリーンタイム」の傘下の項目を確認しましょう。「コンテンツとプライバシーの制限」という項目があれば、それが新しくなった「機能制限」の項目です。バージョンアップした「機能制限」はさらに細かい設定が可能になりました。
また、「スクリーンタイム・パスコード」を変更する際は、初期化が必要になる事態に備えて念のためバックアップデータを取っておきましょう。