2019年10月25日更新
iPhoneカメラのシャッター音を消す・小さくする・変更する方法を解説!
iPhoneのカメラは無音にできないのでしょうか?ここではiOSのバグを利用して無音でカメラ撮影をする方法や、音を小さくする方法をご紹介します。iPhoneで完全に無音でカメラを使いたい方に、無料で使えるおすすめのカメラアプリもご紹介します。

目次
iPhoneカメラのシャッター音量は変更もしくは小さくできる?
iPhoneの標準カメラは撮影する際に、マナーモードにしていてもシャッター音が鳴ってしまいます。そのため無音で撮影できるカメラアプリを利用している方もいるでしょう。しかしアプリによっては画質が悪かったり広告が表示されたりします。またiPhoneのカメラだと、ロック画面からすぐにカメラを起動できて便利です。
iPhoneの純正カメラを無音にしたり、小さくしたりできないのでしょうか。まずはシャッター音を消せない理由や、iOSのバグを用いて無音で撮影する方法をご紹介します。
基本的に音量を変更することは不可能
iPhoneのカメラのシャッター音量は、基本的に変更できません。iPhone7以降の機種であれば「一般」から「アクセシビリティ」を選び、左右チャンネルのオーディオ音量バランスを「左側」にすることで、シャッター音量を小さくできます。ただ音楽等を聴く際に音が左側に寄ってしまうので、その都度オーディオ音量バランスの調整が必要です。
また、海外で販売されているiPhoneであれば無音でカメラを利用できます。そのため外国人の方は、日本のiPhoneでシャッター音がすると驚くようです。
音量を変更できない理由
Apple社は、日本で販売されているiPhoneにだけシャッター音量を変更できないようにしている理由について明らかにしていません。よく言われているのが盗撮や迷惑行為の防止のためです。日本は電車通勤の人が多いため、独自にこのような措置を設けたと考えられます。
ただ多くのiPhoneユーザーにとっては関係ないので、シャッター音を消してほしいという要望は多いようです。外出先でカメラを使うと周りの人が不審がってこちらを見てくるケースもあるため、なるべく静かに撮影したいという人も多いでしょう。
iOSによってはバグで音量を消すことができる
iOSのバージョンによってはバグでiPhoneのカメラ音量を消すことができます。古いバージョンのiOSを利用しているなら、無音でカメラが使えるか試してみましょう。iOSのバージョンの確認は「一般」から「ソフトウェア・アップデート」をタップすれば行えます。
ミュージックアプリ
ミュージックアプリを使ったバグはiOS10で修正されました。このバグを再現するにはそれより前のバージョンのiPhoneが必要です。まずミュージックアプリで適当な曲を再生してください。再生中に曲の音量を小さくして、そのままカメラを起動すると無音でカメラ撮影ができます。
ただし無音で撮影できるのは1回だけなので、何枚も撮影したい場合は、ミュージックアプリの音量を下げてカメラを起動する動作を繰り返してください。またスクリーンショットの音量も小さくできます。
AssistiveTouch
AssistiveTouchは障がいのある方向けの機能ですが、ジェスチャを登録して1タップで複数のアプリをタスクキルできたり、スクリーンショットの撮影ができたりするので、健常者でも活用している方がいるようです。またホームボタンの代わりとしても使えるため、物理のホームボタンが故障した際にも便利です。
AssistiveTouchを用いたバグはiOS10.2で再現可能です。まずはAssistiveTouchの設定が必要です。「一般」から「アクセシビリティ」を選び、「AssistiveTouch」をタップしてください。AssistiveTouchをオンにして、「最上位メニューのカスタマイズ」をタップしてください。
「カスタム」をタップして、「消音」を選択しましょう。AssistiveTouchをオンにすると画面にAssistiveTouchボタンがフロー表示されます。このボタンをタップするとメニューが表示されるので、「消音」をタップしましょう。するとスクリーンショットやカメラを無音で使えます。
iPhoneカメラのシャッター音量を消す方法
スクリーンショット撮影時のシャッター音はiOS11以降なら消すことができますが、カメラのシャッター音は正規の方法では消せません。しかしiPhoneのカメラ機能だけでシャッター音を小さくすることはできます。アプリのインストールなどが一切不要で操作も簡単なので、以下の通りの方法を使ってみましょう。
スピーカー部分をふさいで撮影する
原始的な方法ですが、iPhoneのカメラで撮影する際にスピーカー部分を指でふさげばシャッター音を小さくできます。iPhoneのスピーカーは下部だけなのでふさぎやすく、音量も半分くらい小さくできます。iPhoneの内部に響くような音が聞こえますが、街の喧騒の中で使用してもあまり気になりません。
静止画撮影ボタンで撮影する
iPhoneでは動画撮影モードで撮影すると、画面の左下に静止画撮影ボタンが表示されます。このボタンをタップすると撮影中の動画を静止画で保存できます。静止画撮影をするとシャッター音を消すことができるので便利です。
注意点
静止画撮影自体は無音ですが、動画撮影を開始・停止する際に「ピコ」という独特の音が鳴ります。ただこの音はシャッター音よりも小さいため、状況によっては気にならないかもしれません。また、動画撮影モードは通常のiPhoneのカメラよりも解像度が低いため、きれいな写真を撮りたい方は注意してください。
そして撮影時には静止画だけでなく動画も保存されるため、動画を消す作業が少し面倒です。
iPhoneカメラのシャッター音を変更する方法
iPhoneのカメラのモードを変更することでシャッター音を変更できます。音は鳴りますがシャッター音より小さいので、それほど周りに迷惑が掛かりません。またシャッター音ではないので不審がられることもありません。iPhone6s以降のiPhoneならデフォルトでこの機能が搭載されています。
Live Photosを設定する
Live Photosとは、シャッターを押す前後1.5秒(合計3秒)の映像と音声が保存される機能です。壁紙に設定できるので、動く壁紙を作成できます。Live Photosの撮影方法は簡単で、iPhoneのカメラを起動して上部中央の「Live Photos」マークをタップしてからシャッターボタンで撮影するだけです。するとシャッター音ではなく「ピコン」という音が鳴ります。
Live Photosは動画の側面もあるので、通常の写真よりもデータ容量が大きいのがデメリットです。iPhoneのストレージ容量の空きに注意しながら利用してください。
iPhoneカメラのシャッター音をアプリで無音にする
前述した方法では満足できず、iPhoneのカメラ音を完全に消したい場合は、カメラアプリをインストールしましょう。ここでは無料で使える無音カメラアプリを2つご紹介します。
StageCamHD
StageCamHDは高解像度の写真撮影が可能で、無課金なら3264×2448まで、課金をすれば4032×3024まで対応しており、全部で7種類の解像度の中から選択できます。セルフタイマーや連続撮影モード、最大7倍のズーム機能、グリッド線表示など、無料ながら多くの機能を備えています。また起動やプレビュー表示は3DTouchに対応しているので便利です。
無音で写真やビデオ撮影が可能で、フラッシュ撮影も無音で行えます。ただ何回かに1回、アプリを起動する際に広告が表示されます。課金をすれば広告が非表示になり、解像度の選択肢も増えるので、カメラを頻繁に使用する方は課金も検討してみましょう。
Microsoft Pix
Microsoft Pixは無料のアプリにもかかわらず、広告が一切ありません。シャッター音をオフに設定しておけば、マナーモードにしていなくてもシャッター音を消すことができます。シーンと明るさを自動で調整してくれる機能や顔認識、瞬間撮影など撮影に便利な機能がたくさんあります。
またAIを活用した機能も豊富で、テキストの読み取りや動画のコマ撮り映像の作成などが行えます。いろいろな場面で使えそうなアプリですが、おしゃれなエフェクト機能はないので、インスタ映えするような写真を撮影したい場合は他のアプリを利用しましょう。
iPhoneカメラのシャッター音が気になる場合はアプリを使おう
iPhoneではiOSのバージョンによるバグ以外は、純正のカメラアプリの音は消すことができません。物理的にスピーカーをふさいだり、Live Photosを利用したりすれば音を小さくできます。無音で写真撮影したい場合は、他のカメラアプリを利用しましょう。
アプリをインストールする場合は、画質にこだわるならStageCamHD、AIによる様々な機能を活用したいならMicrosoft Pixを利用しましょう。
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