2019年04月20日更新
iPhoneの標準カメラの使い方や設定まとめ!写真を綺麗に撮影するには?
iPhoneの標準カメラの使い方や設定をまとめました。iPhoneの標準カメラを使って写真を綺麗に撮影する方法を解説します。iPhoneの標準カメラには充実した便利機能が装備されています。iPhone標準カメラの使い方をマスターしましょう!
目次
- 1iPhoneの標準カメラを起動する方法
- ・ロック画面から起動
- ・ホーム画面から起動
- ・コントロールセンターから起動
- ・Siriから起動
- 2iPhoneカメラ撮影の基本
- ・撮影方法
- ・撮影前にピントや明るさを調整する方法
- ・撮影時に使える機能
- 3iPhoneカメラの写真撮影モード
- ・写真モード
- ・ポートレートモード
- ・スクエアモード
- ・パノラマモード
- 4iPhoneカメラの動画撮影モード
- ・ビデオモード
- ・スローモーションモード
- ・タイムプラスモード
- 5iPhoneカメラの設定をカスタマイズする
- ・設定を保持
- ・グリッド
- ・QRコードをスキャン
- ・ビデオ撮影
- ・スローモーション撮影
- ・フォーマット
- ・自動HDR
- ・通常の写真を残す
- 6iPhoneのカメラで撮影すると位置情報が残るのはなぜ?
- ・位置情報を残さない設定方法
- 7iPhoneの標準カメラでシャッター音を消す方法
- ・動画の撮影中にシャッターを押す
- 8iPhoneのカメラを使いこなして綺麗な写真を撮ろう!
iPhoneの標準カメラを起動する方法
iPhoneユーザーはiPhoneの標準カメラを使いこなしていますか?ベテランiPhoneユーザーはiPhoneの標準カメラの機能が充実していることは知っていると思いますが、実際に各機能を使いこなしているかといえば、意外に自分に必要な機能以外はよく知らないのではないでしょうか。
今回はiPhoneの標準カメラの基本操作のおさらいと、充実機能をまとめて解説します。まずはiPhoneの標準カメラを起動する方法から説明します。iPhoneの標準カメラを起動する方法は、ホーム画面でカメラアイコンをタップする以外にも気の利いた起動のしかたがあります。感覚的に自分の感性に合った起動のしかたを試してみましょう。
ロック画面から起動
最も手早くiPhoneのカメラを起動する方法はiPhoneのロック画面を左にスワイプする使い方です。iPhoneのロック画面を左にスワイプすれば、瞬時にiPhoneのカメラ画面が現れます。慣れれば片手操作でiPhoneのカメラ画面を表示できるので、シャッターチャンスが突然訪れたときなど、感覚的にiPhoneのカメラを準備できます。
iPhone X以降であればロック画面の右下に表示されるカメラアイコンを強く押し込む(3D Touch)ことで、カメラを起動できます。
ホーム画面から起動
iPhoneのカメラを起動する方法として最もポピュラーな方法が、ホーム画面からiPhoneカメラを起動する使い方です。iPhoneの機能の中でもカメラはよく使用する機能なので、カメラアイコンはロック画面を解除したときに現れる1ページ目のホーム画面に配置しておきましょう。
また、カメラアイコンを使ったテクニックとして、カメラアイコンを強く押し込ん(3D Touch)で表示したメニューから操作項目を選ぶことで、操作をショートカットするやり方があります。メニューには「セルフィー(自画像)を撮る」「ビデオ撮影」「QRコードをスキャン」「写真を撮る」があります。
コントロールセンターから起動
iPhoneの操作中にシャッターチャンスが訪れたときに有効なのが、コントロールセンターからiPhoneのカメラを起動する使い方です。iPhone画面をスワイプしてコントロールセンターを表示すればカメラアイコンが設置されているのでどんなiPhoneの操作状況でも瞬時にiPhoneのカメラ機能を立ち上げられます。
Siriから起動
意外に気づかれていないのがSiriを使ってiPhoneのカメラを起動する使い方です。ホームボタンを長押ししてSiriを起動し、「カメラを立ち上げて」というふうに指示すれば、ダイレクトにカメラ機能が立ち上がります。
ただし、Siriを使ってiPhoneのカメラを起動する使い方は声を発するので、この方法が使えるのは周りに気を遣わなくても良い環境に限定されます。
iPhoneカメラ撮影の基本
次に、iPhoneのカメラ撮影の各種操作について解説します。
撮影方法
まず、iPhoneのカメラ撮影の基本操作について説明します。
通常撮影
iPhoneカメラの通常の撮影は、iPhoneを縦に構えたときに画面下方に表示されるシャッターボタン「◎」をタップすることで写真を撮影できます。また、iPhoneを横に構えて一般的なカメラのシャッターを押すように音量ボタンを押しても写真を撮影できます。
一般的なカメラを扱うように写真撮影したい場合は音量ボタンを利用すると機能的に写真撮影ができるかもしれません。
バースト撮影
iPhoneのカメラ機能にはバースト撮影機能が装備されています。バースト撮影とは連写機能のことです。iPhoneカメラでバースト撮影(連写撮影)する方法は簡単です。写真撮影でシャッターを押すときに、シャッターボタン「◎」もしくは音量ボタンを長押しするだけです。
ボタンの長押しで保存されたバースト写真(連写写真)は写真アプリで確認できます。バースト写真は撮影ごとにフォルダでまとめて保存されるので、閲覧しやすい整理になっています。バースト写真(連写写真)を閲覧する際は写真アプリで、対象のフォルダを選択して、画面下方に表示されている「選択」をタップすると連写した全写真が表示されます。
残したい任意の写真をタップして「お気に入り」に指定すると、写真アプリのカメラロールで通常の写真と同じように表示されるようになります。また、「お気に入り」に指定する際、他の写真を残すか削除するか選択できます。
インカメラ撮影
iPhoneにはカメラが2ユニット搭載されています。1つはメインカメラと呼ばれ、iPhoneの背面に設置されているカメラです。通常はこのメインカメラで写真撮影します。もう1つのカメラはインカメラと呼ばれ、iPhone画面の前面に設置されているカメラです。このインカメラは「セルフィー(自画像)」を撮影するときに使用します。
インカメラに切り替えるには、iPhoneを縦に構えたときに画面右下に表示される「カメラマーク」をタップします。iPhoneのカメラ画面が切り替わるので、通常の撮影と同様にシャッターボタン「◎」もしくは音量ボタンを押して写真撮影します。撮影をメインカメラに戻すには再度「カメラマーク」をタップします。
撮影前にピントや明るさを調整する方法
iPhoneのカメラ撮影をする際には、ピントや明るさを調整した憶えはないiPhoneユーザーがほとんどではないでしょうか。iPhoneは標準設定として自動でピントや明るさを調整するように設定されているので、撮影者がピントや明るさを調整しなくてもきれいな写真が撮れるようになっています。
ピントは「フォーカス・焦点」、明るさは「露出」ともいいますが、iPhoneのカメラ機能は、オートフォーカス・自動露出機能や顔検出機能が装備されているので、ほぼ全自動でバランスが取れた写真撮影ができます。
しかし、iPhoneのカメラ撮影でピントや明るさを手動で調整できないわけではありません。iPhoneのカメラ撮影でもピントや明るさを手動で調整できる機能が用意されています。以下、その手順と内容について説明します。
ピントの合わせ方
iPhoneのカメラ撮影で、手動でピント(フォーカス・焦点)を合わせるには、ピントを合わせたいポイントを指でタップします。黄色いフォーカス枠が表示され、枠内のエリアにピントを合わせます。また同時に枠内のエリアに明るさも合わせます。つまりワンタップで、ピントと明るさを調整します。
また、ピント・明るさの手動調整時は、「顔検出機能」は無効化されます。
露出調整の方法
iPhoneのカメラ撮影時の明るさ(露出)の手動調整は、前述の通りピント合わせと同時に行われますが、明るさ(露出)は1度合わせた後に更に微調整できます。調整ポイントを指でタップすると、ピントの黄色いフォーカス枠の隣に、「太陽マーク」が表示されます。この「太陽マーク」を指で上下にスライドすることで明るさ(露出)を微調整できます。
AE/AFロックの使い方
ただ、iPhoneのカメラ撮影時にピントと明るさを手動調整しても、少しiPhoneを動かすと再度、オートフォーカス・自動露出機能が働いてしまい、手間をかけて手動調整したピントと明るさの設定がリセットされてしまう場合が少なくありません。こうした状況を回避するために、手動調整したピントと明るさを固定(ロック)するモードが用意されています。
固定(ロック)するモードは「AE/AFロック」機能といいます。AEは「Auto Exposure」の略で「自動露出」を意味します。AFは「Auto Focus」の略で「オートフォーカス」を意味します。
「AE/AFロック」機能を有効にする操作は簡単です。手動でピント・明るさを調整する際にポイントを長押しします。調整ポイントを長押しすると「AE/AFロック」と画面に表示され、手動で合わせたピント・明るさが固定されます。この状態であればiPhoneを動かしてもオートフォーカス・自動露出機能は働きません。
また、「AE/AFロック」機能が有効化されていると、ピントの手動調整はできない状態ですが、明るさ(露出)の手動調整は可能です。
上記は「メインカメラ」使用時のピント・明るさ調整機能の言及ですが、「インカメラ」使用時は同じ操作で「AEロック」(明るさ・露出固定)のみ可能です。調整ポイントを長押しすると「AEロック」の文字列が表示されます。
ズーム機能の使い方
iPhoneのカメラ撮影時のズーム機能の使い方は機種によって違うところがあります。基本的な操作としては、「ピンチ操作」でズームイン・ズームアウトを行いますが、その操作以外に、デュアルレンズを搭載しているiPhone(iPhone X以降、iPhone 8 Plusなど)はサークル型コントローラーを、それ以外のiPhoneはバー型コントローラーを使ってズームイン・ズームアウトを行います。
iPhoneのカメラ撮影のズームインの上限は、基本的に写真撮影で最大10倍、ビデオ撮影で最大6倍までとなっていますが機種によって異なる場合があります。
デュアルレンズを搭載しているiPhone(iPhone X以降、iPhone 8 Plusなど)では光学2倍ズームが可能で、手ぶれ補正も光学式を採用しています。それ以外のiPhoneは光学式の機能はなく、手ぶれ補正は電子式です。
撮影時に使える機能
次に撮影時に使える各種機能について解説します。
フラッシュのオン・オフ
iPhoneのカメラ撮影時のデフォルトのフラッシュ設定は「自動」に設定されているので、暗がりの場所では自動でフラッシュが働きます。フラッシュがたかれると都合が悪い場所では、オフに設定する必要があります。撮影場所に合わせてフラッシュのオン・オフを切り替えましょう。
フラッシュ設定の切り替えは、iPhoneを縦に構えたときに画面左上に表示される「雷マーク」をタップします。
セルフタイマーの使い方
iPhoneのカメラ機能にもセルフタイマー機能が装備されています。iPhoneカメラのセルフタイマーの使い方は、iPhoneを縦に構えたときに画面上方に表示される「時計マーク」をタップしてモードを切り替えます。セルフタイマーのモードは「3秒」「10秒」「オフ」です。
セルフタイマーのモードを設定した後にシャッターボタンを押すとカメラ画面上ではカウントダウンを始めます。セルフタイマーによる写真撮影はバースト(連写)撮影になります(iPhone 5s以降)。10枚の連写で保存されるのでその中からベストな写真を選べます。
Live Photosの使い方
iPhoneカメラに装備されている特殊写真機能「Live Photos」の使い方を説明します。「Live Photos」とは写真に動画効果を施した特殊写真で、シャッターボタンを押すとその瞬間の前後1.5秒(合計3秒間)の動画を撮影します。
「Live Photos」の機能を有効にするには、iPhoneを縦に構えたときに画面上方に表示される「Live Photosマーク」をタップしてモードを切り替えます。「Live Photos」の機能が有効になるとマークが黄色になります。
「Live Photos」写真は撮影後にエフェクト効果をかけた写真に加工できます。加工するには、撮影した「Live Photos」写真を写真アプリで表示して上方向にスワイプします。スワイプすると「ループ」「バウンス」「長時間露光」の3つの加工パターンが表示されるのでお好みのパターンをタップすれば加工されます。
特殊写真機能「Live Photos」はiPhone 6s以降の機種で利用できます。
HDRの使い方
iPhoneのカメラ機能はHDR機能が装備されています。HDRとは従来のSDRに比べてより広いレンジで色の明るさを表現できる表示技術です。従来のSDR設定で表示すると暗すぎたり明るすぎたりして色がはっきりしない部分をHDR設定では濃淡のあるバランスの取れた明るさで表示できます。
HDR設定のモードは「自動」「オン」「オフ」の3つです。「自動」に設定すると、カメラアプリがその都度HDR処理の必要性を判断して写真に適応します。撮影環境でHDR処理の必要性が明確である場合はオン・オフ設定しましょう。
HDR設定の切り替えは、iPhoneを縦に構えたときに画面上方に表示される「HDR」をタップします。
フィルター機能の使い方
iPhoneのカメラ機能には、バリエーションに富んだ様々な画像効果フィルターが用意されています。ラインナップは残部で10種類あります。写真撮影時にフィルターを選択して撮影できますが、写真撮影後に改めて写真アプリで編集してフィルター効果を施すこともできます。
写真撮影時にフィルターを選択するには、iPhoneを縦に構えたときに画面右上に表示される「フィルターアイコン」をタップするか、画面を上に向かってにスワイプして、画面下方にフィルター一覧メニューを表示させ、任意のフィルターをタップします。
写真撮影後にフィルター加工する場合は、写真アプリで写真を表示させた後に画面右上の「編集」をタップして編集画面に切り替え、編集画面下方の「フィルターアイコン」をタップしてフィルター一覧メニューを表示させ、任意のフィルターをタップします。
iPhoneカメラの写真撮影モード
iPhoneのカメラ機能には、写真撮影モードとして4つのパターンが用意されています。ラインナップとしては「写真」「ポートレート」「スクエア」「パノラマ」がありますが、「ポートレート」はiPhone X以降・iPhone 7 Plus・iPhone 8 Plusで利用できます。
写真撮影モードの切り替えは、画面下方のメニューバーを左右にスライドすることで簡単に行えます。
写真モード
写真撮影モードの標準設定が「写真」モードです。通常の写真撮影はこの「写真」モードで行います。
ポートレートモード
「ポートレート」モードを利用できるのは、デュアルレンズ搭載機種(iPhone X移行・iPhone 7 Plus・iPhone 8 Plus)とiPhone XR(デュアルレンズ非搭載)になります。「ポートレート」モードとは、被写界深度エフェクトを使用した高画質撮影です。
「ポートレート」モードは被写体との距離が撮影に大きく影響するので、距離によっては撮影できない場合があります。iPhone XS以降機種では撮影中もしくは撮影後にボケ調整ができます。
「ポートレート」モードには5つの照明効果エフェクターが用意されています。ラインナップは「自然光」「スタジオ照明」「輪郭強調照明」「ステージ照明」「ステージ照明(モノ)」となっています。
「自然光」をノーマル設定として、「スタジオ照明」「輪郭強調照明」は人の顔の輪郭を際立たせ、「ステージ照明」「ステージ照明(モノ)」は被写体自体を際立たせる効果があります。照明効果エフェクターは撮影後でも編集できます。
スクエアモード
「スクエア」モードは、「写真」モードと同じ条件の写真を正方形のフレームで撮影するというものです。「スクエア」モードで撮影すると被写体がまとまりやすく、全体的にコンパクトで分かりやすい写真になるので、SNSでよく使用されています。
パノラマモード
「パノラマ」モードは文字どりパノラマ写真を撮影できるモードです。「パノラマ」モードに合わせると、黄色のガイドラインが表示されるので、シャッターボタンをタップした後そのラインに沿って丁寧にiPhoneを動かします。撮影できる角度は240度です。基本的な撮影は水平撮影ですが、応用として垂直にiPhoneを動かして撮影する手法もあります。
撮影途中でパノラマ撮影を中断したい場合は、再度シャッターボタンを押せば撮影が停止します。
iPhoneカメラの動画撮影モード
iPhoneのカメラ機能には、写真撮影モード以外に動画撮影モードがさらに3つあります。ラインナップは「ビデオ」「スロー」「タイムラプス」です。
ビデオモード
動画撮影モードの標準設定が「ビデオ」モードです。通常の動画撮影はこの「ビデオ」モードで行います。「ビデオ」モードでは「AE/AFロック」の使用が可能です。また、「雷マーク」をタップすることでライトを点灯させながらビデオ撮影ができます。
また、「ビデオ」モードでは静止画キャプチャーの撮影も可能です。静止画キャプチャーを撮影するには動画撮影中に画面左下に現れる「白丸ボタン」をタップします。撮影された静止画キャプチャーは通常の写真と同様に写真アプリで閲覧できます。
スローモーションモード
「スロー」モードは120fps以上の速さで動画撮影を行う特殊動画機能です。「スロー」モードで動きの速いモーションを撮影することでその詳細な動きを確認できます。撮影後は写真アプリで開始時間と終了時間を編集できます。
タイムプラスモード
「タイムプラス」モードはいうなれば「ファスト」モードです。「スロー」モードとは逆で、長い一連の動きをコマ送り撮影することでコンパクトにまとめて、短い時間で凝縮して見せられます。作業の進展や自然の動きなどを長時間かけて撮影することで、全体の流れをつかめます。
iPhoneカメラの設定をカスタマイズする
次にiPhoneカメラの設定をカスタマイズする方法を解説します。iPhoneカメラの設定はアプリ起動画面で行う項目だけでなく、iPhone自体のシステムを管理する「設定」からカスタマイズする項目があります。
「設定」でカスタマイズできるiPhoneカメラの項目は「設定を保持」「グリッド」「QRコードをスキャン」「ビデオ撮影」「スローモーション撮影」「フォーマット」「自動HDR」「通常の写真を残す」です。以下、順番に解説します。
設定を保持
「設定を保持」の項目では、新規でアプリを立ち上げた際に「カメラモード(写真・動画)」「フィルタ」「Live Photos」の前回設定を引き継ぐかどうか設定できます。前回設定を引き継がない場合は、新規でアプリを立ち上げた際の設定はデフォルト設定となり、撮影モードは「写真」モード、「Live Photos」はオン状態になります。
グリッド
iPhoneカメラ撮影時に、ファインダー画面にグリッド線を表示させるかどうか選択できます。グリッド線とは縦横をそれぞれ三分割で区切って表示する線で、写真構図上で被写体をどこに配置するべきか判断する際に役に立つ線です。縦横の線が交わっているポイントに被写体を配置するやり方が一般的です。こうした被写体の配置方法を「三分割法」といいます。
QRコードをスキャン
iPhoneカメラでは、iOS 11以降で「QRコードリーダー」の機能が追加されています。文字通りQRコードを読み取る機能です。Phoneカメラの設定画面の「QRコードをスキャン」の項目でオン・オフ設定できます。
「QRコードをスキャン」の項目をオンに設定した場合、iPhoneカメラのファインダー画面にQRコードを映すと、iPhoneがQRコードを自動認識して、ファインダー画面上方に「移動先URL」の表示が現れます。タップするとそのままブラウザに移動してURLを開きます。
ビデオ撮影
「ビデオ撮影」の項目では、iPhoneカメラで撮影する動画の解像度とフレームレート(fps)を設定できます。設定できるメニューは「720p HD/30 fps」「1080p HD/30 fps」「1080p HD/60 fps」「4K/30 fps」の4つです。「4K/30 fps」が最高解像度モードになります。
解像度が高いモードほどファイルサイズが大きくなるので、自分のiPhoneのストレージ容量を考慮して解像度を選択しましょう。
スローモーション撮影
「スローモーション撮影」の項目では、iPhoneカメラで撮影するスロー動画の解像度とフレームレート(fps)を設定できます。設定できるメニューは「720p HD/240 fps」「1080p HD/120 fps」の2つです。デフォルトで「720p HD/240 fps」に設定されており、「1080p HD/120 fps」は高解像度モードになります。
「スローモーション撮影」の解像度も自分のiPhoneのストレージ容量を考慮して解像度を選択しましょう。
フォーマット
iPhoneカメラでは、iPhone 7以降のiOS 11から写真・動画ファイルのフォーマットとして新方式が採用されています。従来のiPhoneカメラのフォーマットは、写真ではJPEG形式、動画ではH.264形式が採用されていましたが、それに加えて写真ではHEIF形式、動画ではHEVC形式が新たに採用されています。
それぞれ新方式のフォーマットは高画質でありながら高圧縮ファイルで、ファイルサイズが小さくなるのが特徴です。
Phoneカメラの設定画面の「フォーマット」で選択できる項目としては「高効率」と「互換性優先」の2項目が用意されており、「高効率」を選択すれば新方式フォーマット(HEIF・HEVC)、「互換性優先」を選択すれば従来のフォーマット(JPEG・H.264)を設定できます。
自動HDR
「自動HDR」の項目をオンに設定すると、カメラアプリがその都度HDR処理の必要性を判断して写真に適応します。また、「自動HDR」の項目をオンに設定していると、iPhoneカメラのアプリを立ち上げた際に画面上にHDRの選択表示が現れなくなります。iPhoneカメラのアプリ上でHDRの選択項目を表示させたい場合は、「自動HDR」の項目をオフに設定しましょう。
通常の写真を残す
「通常の写真を残す」の項目をオンに設定すると、HDR処理で写真撮影した際に、HDR写真に加えて通常露出の写真も保存します。
iPhoneでは、HDR処理で写真撮影する際に3枚の写真を撮影し、合成して1枚のHDR写真を作成しているので、通常露出の写真もも撮影しています。
iPhoneのカメラで撮影すると位置情報が残るのはなぜ?
iPhoneカメラで撮影した写真には通常位置情報が残るようになっています。これはデフォルト設定でそのように設定されているだけなので、必要に応じて設定を変更できます。
位置情報を残さない設定方法
iPhoneカメラで撮影した写真に位置情報を残さないように設定するには、「設定」→「プライバシー」→「位置情報サービス」まで進み、「カメラ」をタップして「許可しない」を選択します。
位置情報は個人情報なので、他人に個人情報を知られないようにセキュリティー対策するのであれば、位置情報を残さないように設定すると良いでしょう。
iPhoneの標準カメラでシャッター音を消す方法
現在(2019年4月時点)、日本で販売されているiPhoneは撮影マナー上、シャッター音は必ずなるように設定されています。ただ、逆にシャッター音をならせない環境で写真撮影する必要がある場合も少なからずあるはずです。iPhoneの標準機能でシャッター音をならさずに写真撮影するには以下の方法があります。
動画の撮影中にシャッターを押す
iPhoneのカメラ撮影で動画撮影を行う際に、静止画キャプチャーで写真を撮れることは前述しましたが、この静止画キャプチャーの撮影時はシャッター音がなりません。撮影される写真は通常の写真と同じなので、シャッター音をならさずに写真撮影するには有効な方法です。静止画キャプチャーで写真を撮るには画面左下の「白丸ボタン」をタップします。
iPhoneのカメラを使いこなして綺麗な写真を撮ろう!
iPhoneカメラの使い方を理解して綺麗な写真を撮りましょう。まずはiPhoneカメラの標準機能を理解して使いこなしてみましょう。標準機能を使いこなせるようになったら応用編として、手動でピントや明るさを調整してみましょう。
iPhoneカメラの使い方を一通りマスターしたら、各種フィルターや項目設定を駆使して自分オリジナルの写真加工にチャレンジしてみましょう!