2019年06月18日更新
iPhoneの画面のブルーライトカットできるNight Shiftモードの設定方法を解説!
iPhoneをはじめ様々な液晶画面で発生し、目の疲れが増すというブルーライトをカットするには、どのような機能を使えばよいのでしょうか。この記事では、iPhoneのブルーライトカット機能の設定方法や、Night Shiftモードの詳しい設定方法を解説します。
目次
iPhoneの画面をブルーライトカットして目の負担を軽減!
スマートフォンやパソコンの液晶画面から出ているブルーライトは、長時間浴び続けることで目に強い疲労感を感じたり、睡眠のサイクルが変化し寝不足になるなど悩まされる方は多いといいます。仕事やスマホでの作業を少しでも快適に進めるためにも、ブルーライトカットを設定するための方法をご紹介していきたいと思います。
iPhoneの機能「Night Shiftモード」とは
「Night Shift」モードとは、iPhoneに搭載されているブルーライトを軽減する方法です。Night Shiftモードを使えば、本来は青白い光を出している液晶画面を、夕陽のようなオレンジがかった暖色の光に変えてダメージを和らげてくれます。特に暗い場所で画面を見る時などは、Night Shiftモードの方が目に優しい光で操作できます。
Night Shiftモードの対応機種
ブルーライトカットは全てのiPhoneに対応しているわけではありません。Night ShiftモードはiOS9.3で搭載された機能であるため、それに対応している機種でなければ設定できません。また、A7以降のプロセッサを搭載している必要もあります。現在、Night Shiftに対応しているApple製品の機種は以下の表の通りです。
iPhoneシリーズ | iPhone 5s以降 |
iPadシリーズ | iPad Pro、iPad Air以降、iPad第5世代以降、iPad mini2以降 |
iPodシリーズ | iPod touch第6世代以降 |
iPhoneの画面をコントロールセンターからブルーライトカットする方法
では、ブルーライトをカットするための設定をするためには、具体的にどのような操作が必要になってくるのでしょうか。ここからは、ブルーライトカットに必要な「Night Shift」モードを設定するための方法を説明していきます。まずは最も手軽に出来る、コントロールセンターから設定するための操作方法を紹介します。
コントロールセンターからNight Shiftモードをオンにする
まず、ホーム画面を一番下から上へスワイプすると、画像のようにコントロールセンターが表示されます。画面中央の右寄りにある太陽のマークを、指でギュッと強く長押しします。すると、以下の画像のような表示に切り替わります。
明るさを調整するバーの下にある、Night Shiftと書かれた太陽のマークをタップすると、丸いアイコンがオレンジ色に変化します。それに伴い、画面全体はオレンジがかった色味の光に変わります。これでNight Shiftモードの設定は完了です。
iPhoneの画面を設定アプリからブルーライトカットする方法
ブルーライトをカットするには、コントロールセンターからだけでなく、設定アプリからでも操作可能です。設定アプリからNight Shiftモードを設定する場合、液晶画面をより自分に合った色味の濃淡に変えることが可能です。ここでは、設定アプリからNight Shiftモードを調整する方法を紹介していきます。
設定アプリからNight Shiftモードをオンにする
まずは、ホーム画面から「設定」アプリを開きます。下にスクロールしていくと「画面表示と明るさ」という項目があるので、それをタップします。
画面の明るさである輝度を調整するバーの下に「Night Shift」と書かれた項目があります。初期設定のままだとオフになっているので、それをタップします。
上から二段目に「手動で明日まで有効にする」という項目があります。その場ですぐブルーライトを軽減させたい時はここをオンにすると、画面はオレンジがかった色味に変わります。これでNight Shiftモードでの操作が可能になります。
Night Shiftモードの色温度を変更する
また、Night Shiftモードでは、どのくらいまでブルーライトを軽減させるかを自分で調整することも可能です。使用環境によってはブルーライトが軽減されすぎた画面を操作しにくく感じることがあるかもしれません。夜の室内と昼間の屋外では光量も異なるため、環境に合わせながら目に優しい光に変えられるよう、色温度の調節方法を知っておきましょう。
先ほどの説明で出たのと同じ画面に「冷たく」「暖かく」と表示されたバーがあります。中央の白い丸型を左右に動かすと、画面全体の色味を細かく調整することが可能です。白い丸型が「冷たく」に近い場合はブルーライトが多い光になっていくので、「暖かく」に近付けるほどよりブルーライトが軽減された、暖かな色味になっていきます。
iPhoneの画面のブルーライトカットを自動設定しよう
ブルーライトがカットされた状態は目の疲労を軽減できますが、常にオンかオフのどちらかでないと使えないのでしょうか。ここからは、ブルーライトが軽減された状態をいつ使いたいのか、自分の使用方法に合わせて細かく設定する方法を紹介していきます。この設定をしておくと、自動的にNight Shiftモードに切り替わるようにできます。
指定した時間にNight Shiftモードオン・オフにする
まずは、指定した時間に合わせてNight Shiftモードが自動で変わるように設定します。先ほど紹介した方法では、その場ですぐNight Shiftをオンにできる代わりに、「手動で明日まで有効にする」機能のため、翌日にはNight Shiftがオフになってしまいます。その都度オンにするのが手間だと思う時は、自動設定にしておくと良いです。
日の入りから日の出まで
ブルーライトによる目への影響や不快感を、多くの人は暗い場所や時間帯での液晶画面を見ている時に感じるようです。そんな人のために、太陽が沈んでいる時間だけブルーライトを軽減させるためのモードが搭載されています。日没や日の出の時間に伴って、自動的に切り替わってくれるという便利な機能を使ってみましょう。
Night Shiftモードのオンオフを日の入りから日の出までに設定する場合、iPhoneの位置情報サービスが機能していることが前提になるので、先にそちらの設定方法を説明していきます。
まず、ホーム画面の設定アプリを表示させ、下へスクロールすると「プライバシー」という項目があるのでそれをタップします。
「プライバシー」を開くと、最上部に「位置情報サービス」という項目があるので、それをタップします。
「位置情報サービス」を開くと、各アプリの位置情報が許可されている状態が並んで表示されています。その画面を最下部までスクロールしていくと「システムサービス」という項目が出てくるので、それをタップします。
「システムサービス」を開いて、下へスクロールしていくと「時間帯の設定」という項目が出てきます。この設定をオンにできれば基本の設定は完了です。引き続き、Night Shiftの設定方法を説明します。設定アプリの画面まで戻り、手動でNight Shiftをオンにした時と同じく「画面表示と明るさ」から「Night Shift」へと進みます。
「時間指定」という項目をオンにすると、すぐ下に開始時間と終了時間が青字で表示されます。数字横の「>」マークをタップします。
スケジュールという画面が表示され、最上部に「日の入から日の出まで」という項目があるのでそれをタップします。オンになると青いチェックが入るので、これで設定は完了です。
カスタムスケジュール
日の入りから日の出までを設定した時、同じスケジュール画面に「カスタムスケジュール」という機能が表示されています。これは、自分の予定や主な使用時間帯に応じて、ブルーライトが軽減する時間を設定できる機能です。昼間もなるべくブルーライトをカットして使いたい、というような人は、こちらの機能で時間を設定することをおすすめします。
「カスタムスケジュール」をタップすると、時刻設定のための項目が下に表示されます。そこからNight Shiftがオンになる時間を設定します。すると、その時間になれば自動的にブルーライトがカットされた状態に切り替わります。
同じように、その下にある「オフにする時刻」をタップして、Night Shiftがオフになる時刻を設定します。すると、その時間になれば自動的にブルーライトカットは解除され、通常の液晶画面へと戻ります。
iPhoneの画面のブルーライトカットしよう!
毎日の仕事以外にもスマホやパソコンなどを使う機会が多い現代では、長時間に渡って液晶画面を見続け、ブルーライトに晒される時間が増えています。目の疲れを軽減するためにも、また、健康的な睡眠サイクルを乱さないためにも、自分の生活リズムに合わせて上手にブルーライトをカットしていきましょう。