Audacity for Macで音声を編集する方法!MP3/WAVの書き出し方法も解説!
無料音楽編集ソフトウェア「Audacity for Mac」のインストール方法、音楽編集の使い方を紹介します。「Audacity for Mac」は無料音楽編集ソフトであるにもかかわらず、本格的なレコーディングも可能な優秀なソフトです。
目次
- 1Audacity for Macとは?ソフトの基本情報
- ・音楽編集・MP3やWAV形式の音声ファイルを書き出しできる無料ソフト
- 2Audacity for Macのダウンロード・インストール方法
- ・Audacity for Macのダウンロード方法
- ・Audacity for Macのインストール方法
- 3Audacity for Macので音声編集する使い方
- ・ノイズ除去編集
- ・エコー編集
- ・駄音の「無音化」編集
- 4Audacity for Macので音声分割する使い方
- ・音声データファイルを分割して出力する方法
- 5Audacity for MacでMP3/WAVを書き出しする使い方
- ・音声ファイルを書き出しする方法
- 6Audacity for Macで音声ファイルを編集・書き出ししてみよう!
Audacity for Macとは?ソフトの基本情報
Macのパソコンには「GarageBand」と呼ばれる音楽編集・作成アプリケーションソフトウェアが標準搭載されていますが、利用方法・使い方や作曲方法が非常に難しく、敬遠しがちなユーザーが多数あります。
また、実際に録音した音楽ファイルのノイズ除去編集をしたり、音楽以外の無駄な音声を除去する編集は可能ですが、非常に設定項目が多く分かりづらいという特徴があります。そこでおすすめするのが「Audacity for Mac」というフリーソフトウェアです。
「Audacity for Mac」を利用すれば、Macパソコンで簡単に音楽のノイズ除去編集やエコー効果編集が可能です。無料でインストール・ダウンロード可能なフリーソフトで、操作方法も簡単なことから、音楽編集をはじめたいユーザーにおすすめの音楽編集ソフトとなります。
音楽編集・MP3やWAV形式の音声ファイルを書き出しできる無料ソフト
「Audacity for Mac」は音楽編集ソフトでありながら、MP3などの汎用性の高い音楽ファイル形式、およびWindowsユーザー向けの音楽ファイル形式WAVへの変換が可能です。作成した音楽を、最終的な音質編集を行い、MP3形式への書き出し、WAV形式への書き出しを行う形で利用すると非常に便利です。
次の章からは、「Audacity for Mac」のダウンロード方法・インストール方法から、「Audacity for Mac」の音声編集方法を画像つきで詳しく紹介していきます。音楽編集・音楽ファイル形式変換ソフトを探している人は、本記事で紹介する「Audacity for Mac」を利用してみましょう。
Audacity for Macのダウンロード・インストール方法
「Audacity for Mac」のダウンロード・インストール方法を紹介します。また、「Audacity for Mac」単体ではMP3ファイル形式、WAVファイル形式へのファイル変換ができません。
作曲・作成した音楽ファイルの保存形式を変換したい人は、本記事後半の章【Audacity for MacでMP3/WAVを書き出しする使い方】を参照し、必要な追加ファイルを「Audacity for Mac」にインストールしてファイル変換・書き出しを実行してください。
Audacity for Macのダウンロード方法
「Audacity for Mac」のダウンロードは上記のリンク先にアクセスして、緑色の「ダウンロード」をクリックしてください。
続いてMacパソコンのブラウザ上に、上の画面が表示されるので「結構です。Audacity for Macを続行します」をクリックしてください。
Audacity for Macのインストール方法
「Audacity for Mac」のインストーラーがダウンロードされます。「.dmg」ファイルをダブルクリックしてインストーラーを起動してください。
あとは「Audacity for Mac」を「Application」フォルダに移動すれば、「Audacity for Mac」のインストール完了です。
Audacity for Macので音声編集する使い方
「Audacity for Mac」のインストールが完了したら、早速「Audacity for Mac」を起動してみましょう。上のユーザーインターフェースが表示されるはずなので、実際に本章で「Audacity for Mac」の使い方・楽曲編集方法を確認してください。本章では、「Audacity for Mac」の下記の使い方を個別に紹介していきます。
- 【Audacity for Macの使い方その1】音楽・楽曲のノイズ除去編集
- 【Audacity for Macの使い方その2】音楽・楽曲のエコー編集
- 【Audacity for Macの使い方その3】音楽・楽曲の駄音を「無音化」する編集
上記それぞれの「Audacity for Mac」の使い方を個別に紹介していきます。完成した音楽をより良いものにする方法を覚えて、音楽制作を楽しみましょう。まずは、「Audacity for Mac」上に編集したい音楽ファイルをドラッグ&ドロップで読み込みしましょう。
上のウインドウが「Audacity for Mac」上に表示されるので、読み込みが完了するまで待ちましょう。
「Audacity for Mac」に音楽データファイルが読み込まれると、楽曲の波長が表示されます。この状態で、【ノイズ除去編集】【エコー編集】【駄音の無音化編集】を進めていきます。
なお、「Audacity for Mac」では、「Audacity for Mac」単体で音声収録することが可能です、画面上部のメニュータブ一覧から「録音と再生」>「再生」の順番にクリックして録音を開始してみましょう。
ノイズ除去編集
音声ファイルを編集する場合は、最初に音声ファイルに含まれている「ノイズ」を除去する作業から進めましょう。レコーディングスタジオで音声を録音しない限り、かなりのノイズが音声ファイルに録音されています。その他の編集を行うよりも、まずはノイズ除去編集から行うことで、その後の音声編集が非常に楽になるので覚えておきましょう。
「Audacity for Mac」でノイズ除去を行う場合は、画面上部のメニュータブ一覧から「エフェクト」を選択して、表示されるメニュー一覧から「ノイズの除去」を選択してください。簡単なノイズ除去を行いたい場合はメニュー一覧から「クイックノイズの除去」をクリックすることで、自動でノイズを除去してくれます。
続いて、表示されるメニュー画面で「ノイズプロファイルの取得」をクリックしてください。
「ノイズの除去を適用中...」という画面が表示されるので、ノイズ除去が完了するまで待機してください。これで、選択した音楽プロファイル部分のノイズ除去が完了しました。一度音源・楽曲ファイルを再生して、ノイズが除去されているか確認してみてください。ノイズの除去を確認したら、次は楽曲ファイルにエコーをかけて編集してみましょう。
音楽にエコーをかけて編集することで、音楽により躍動感をつけたり、音楽の幅を広げることができるので、覚えておきたい編集技術の1つです。実際に、躍動をつけたい部分にエコーをかけて、自分の思い通りの音楽を作成してみてください。
エコー編集
エコー編集の方法を紹介します。エコーをかける場合は、エコーをかけたいプロファイルを選択してから、画面上部のメニュータブ一覧「エフェクト」項目をクリックして選択してください。表示されるメニュー一覧から「エコー」をクリックします。
「Audacity for Mac」の画面上にエコー編集画面が表示されます。「ディレイ時間」項目ではエコーエフェクトの効果時間を設定してください。「ディレイ時間」を長く設定することで、エフェクト効果が長くなります。あまりにも長く設定してしまうと、曲全体の構成やバランスがおかしくなってしまうので注意してください。
エコーエフェクトの調整具合が分からない人は、一度「ディレイ時間」「減衰ファクター」の数値を設定して「プレビュー」からエコーのかかり具合を確認してみましょう。その都度エコーを調整しておくことで、微調整を行いながらエコーエフェクトを設定するおことができます。
駄音の「無音化」編集
最後に駄音の無音化を編集しましょう。音楽ファイルの中には歌声の合間に息継ぎなどの音声が混じってしまいます。こういった駄音を無効化することで、よりクオリティの高い音楽を作成することができます。
駄音を無効化する場合は、プロファイル上で該当部分を選択し、画面上部のメニュータブ一覧から「無音化」アイコンを押すだけで完了です。「Audacity for Mac」を使った基本的な音声編集方法の手順解説は以上となります。次の章では、「Audacity for Mac」上で音楽・音声ファイルを分割する使い方を紹介します。
Audacity for Macので音声分割する使い方
「Audacity for Mac」の使い方として覚えておきたい機能の1つとして、音声ファイルを分割して出力・書き出しする方法があります。音声ファイルを分割して出力することで、サンプリング用の音源として活用することが可能です。音楽のREMIXを作成する時にも非常に便利な機能なので覚えておきましょう。
音声データファイルを分割して出力する方法
「Audacity for Mac」で音声を分割してファイル出力、書き出しする場合は、プロファイル上で分割したい部分を選択しておきましょう。複数の箇所を選択することも可能なので、事前に分割したい部分を決めておいてください。分割範囲が決まったら、画面上部のメニュー一覧から「ファイル」を選択し、「Export」をクリックします。
表示されるメニュー一覧から「複数ファイルの書き出し」をクリックすることで、複数の分割音声ファイルを書き出しすることが可能です。その他の分割ファイル保存方法は、メニュー一覧から選択してください。同画面でファイル形式を選択したファイルの書き出しも可能となります。
あとは、分割ファイルの保存先フォルダを選択すれば、ファイルの書き出しが完了となります。一度書き出した分割音楽ファイルは、再度「Audacity for Mac」の音楽作成・編集で利用することが可能です。この際に、一度前の項目で紹介した、音声のノイズ除去をしておくことで、無駄な工程を省くことができるので覚えておきましょう。
Audacity for MacでMP3/WAVを書き出しする使い方
本記事最後の本章では、「Audacity for Mac」を使った音楽ファイル形式の変換方法を紹介していきます。音楽ファイルの変換方法や、作曲した音楽ファイルの保存形式を変える方法を覚えておくと非常に便利です。特にWindowsパソコンで再生できるWAV形式に変換しておくことで、OS間の互換性の壁をなくすことができます。
音声ファイルを書き出しする方法
作曲した音声ファイルをMP3ファイル形式やWAV形式に変換して書き出す方法を紹介します。「Audacity for Mac」画面上部のメニュータブ一覧から「ファイル」を選択して、表示されるメニュー一覧の中から「Export」をクリックします。
書き出しメニューが表示されるので、「MP3ファイル形式」で音楽ファイルを書き出したい場合は「Export as MP3」をクリックしてください。「WAVファイル形式」で音楽ファイルを書き出したい場合は「Export as WAV」をクリックしましょう。あとは保存先のフォルダを選択すれば、MP3・WAVファイル形式の書き出しは完了です。
「Audacity for Mac」はMP3以外のさまざまな音楽ファイルに対応しているため、音楽ファイルの変換ソフトとしての利用用途としても便利です。MP3・WAVファイル形式への変換方法を覚えて、快適な音楽ライフを送りましょう。
Audacity for Macで音声ファイルを編集・書き出ししてみよう!
本記事では無料音楽編集ソフトウェア「Audacity for Mac」のダウンロード方法・インストール方法、音楽編集の使い方を紹介しました。「Audacity for Mac」は無料で利用できる音楽編集ソフトであるにもかかわらず、非常に多機能な編集や本格的な音楽レコーディングも可能な優秀なソフトウェアです。
レコーディング機能や編集機能以外にも、音楽ファイルをMP3やWAVファイル形式に変換することもできるので、非常に便利です。本記事を参考に、みなさんも「Audacity for Mac」を使って快適なレコーディングライフを送ってください。