2019年05月24日更新
Apple IDの完全削除方法と注意事項!iCloudのデータやアカウント復活について解説!
iCloudなどのAppleのサービスを使用する際に、IDとパスワードが分からなくて新規にApple IDを作ってしまった方も多いと思います。今回の記事では、使っていない不要なApple IDの削除方法と、削除に関する注意点などを詳しく解説します。
目次
Apple IDを削除する時の注意点は?iCloudのデータはどうなる?
削除することで受けれなくなるサービス
Apple IDを削除すると、以下の物が利用できまくなります。
- iTunes・App Store・iBooksなどの購入したアイテムすべて
- iCloud内の写真やiCloud drive内の書類などのデータすべて
- FaceTimeやiCloudメールの機能すべて
削除するApple IDに紐付いているすべてのサービス・機能が利用できなくなります。
削除する前に行うこと
データのバックアップ
Apple IDを削除する前には、必ずデータのバックアップを取って下さい。iCloudで取ったバックアップデータも消失します。iCloudの写真・動画・書類などのデータは、PCや外部ディスクなどのローカルディスクに保存して下さい。
デバイスからのサインアウト
Appleのデバイスを複数使用している場合は、各デバイスで削除するApple IDが設定されているか確認して下さい。設定されていた場合は、デバイスごとにApple IDのサインアウトをして下さい。また削除するApple IDで取得したアプリなども個別に削除するか、『設定』『一般』『リセット』から『すべてのコンテンツと設定を消去』で一括リセットして下さい。
登録サービスの確認
iPhoneの『設定』を開きます。項目の一番上の『アカウント』をタップします。
『アカウント』の各項目の中から『iTunesとApp Store』をタップします。
『iTunesとApp Store』の項目の一番上に表示される『Apple ID』をタップします。
『Apple ID』の各項目の中から『Apple IDを表示』をタップします。
『Apple ID』のアカウント情報が表示されますので、画面を下にスクロールして『登録』をタップします。
ここでApple IDで利用している『サブスクリプション(定額制サービス)の登録』が表示されます。各項目を選択して解約します。Apple IDの削除前にこの操作を行わないと、Appleサポート連絡して手続きをする必要があります。
Apple IDを完全に削除・退会する方法
Webブラウザから『my apple id』と入力して、Apple IDの管理ページにアクセスします。ページが開いたら、削除するApple IDでログインします。
ログインが完了したら、画面を下にスクロールして『データとプライバシーの管理』をクリックします。
『データとプライバシーの管理』の各項目が表示されます。画面下の『アカウントの削除をリクエスト』をクリックします。
アカウントの削除に関する注意事項が詳しく解説されます。各項目をしっかり読んで、画面を下にスクロールします。
ここで『アカウントを削除する理由』聞いてきます。アカウントの削除は永続的な処理で、再度利用する事はできません。本当に削除してよければ『アカウントの使用を停止したいです』を選択して『次に進む』をクリックします。
さらに『アカウントの削除に関する重要な点』が詳しく解説されます。しっかり読んだら『次に進む』をクリックします。
『アカウントの削除に関する利用規約』が表示されます。こちらもしっかり読んだら、『これらの条件を読み、同意しました』にチェックを入れて『次に進む』をクリックします。
アカウントの削除に関するAppleからの重要なメッセージを受信する方法を選択します。削除するApple IDが使用中のメールアドレスであれば選択します。キャリアメールを設定して、MNPや解約などで既に使用していない場合は『別のメールアドレスを使用』か『別の電話番号を使用』を選択・入力して『次に進む』をクリックします。
アカウントの削除の為の『アクセスコード』が表示されます。『数字4桁』-『数字4桁』-『数字4桁』の組み合わせです。スクリーンショットを撮って保存するか、『コードをプリント』をクリックして印刷して保管して下さい。さらに『次に進む』をクリックします。
前のページで発行された『アクセスコード』の入力を求められますので入力します。
いよいよ最終確認です。改めてアカウントの削除関する注意点と重要な項目が表示されます。しっかり読んだら『アカウントを削除』をクリックします。
『アカウントの削除を処理中です』の画面が表示されたら、Apple IDの削除依頼の手続きは完了です。アカウントの削除が完全に完了するまでには、最大で7日間かかります。
削除が完了したらAppleより連絡が来る
Apple IDの削除依頼の手続き完了直後には、確認メールが送信されてきます。最大7日間を経過し、完全にApple IDが削除されて退会処理が完了した際にもメールが送信されます。
削除したApple IDは復活できる?
削除依頼した後でも処理期間内であればキャンセルできる
Apple IDの削除依頼の手続きが完了しても、完全に削除されて退会になるまで最大7日間かかります。7日以内にAppleサポートでApple ID削除のキャンセル依頼をして、間に合えば退会はキャンセルできます。
完全に削除されたApple IDは復活できない
最大7日間を経過して『お客様のApple IDアカウントは削除されました』とのメールがAppleから受信された時点で、既に退会処理が完了していますので復活できません。
ファミリー共有で使用しているApple IDの注意点
家族でファミリー共有を利用している場合、子供のApple IDは親の承認がなければ削除・退会できません。また、親がApple IDを削除・退会すると、子供のApple IDも自動的に削除・退会になります。共有したアプリやデータも利用できなくなりますので、しっかり確認して下さい。
Apple IDを削除・退会する場合は注意を!
今回はApple IDを完全に削除する方法や、削除手続き後の復活方法について解説しました。Apple IDはご自身の個人情報や重要なデータ、アプリなどの課金情報が含まれる大切な資産です。発行済みのApple IDを忘れてしまった場合、Apple IDを新規作成する事は可能ではあります。しかし以前のApple IDでの資産は引き継げません。安易に新規作成をせず、日頃からご自身のApple IDはしっかり管理してください。