【Android】スマホ探す方法！位置情報(GPS)をアプリで把握する！

そもそもAndriodとは、Google社が開発した、携帯情報端末を動作させるもので、それを搭載したスマホを総称してAndroid端末と呼びます。ですから、スマホの端末を作っているメーカーが異なっていても、Android端末を搭載したものであれば、ふとしたことでスマホを失ってしまったとしても、Android開発元であるgoogle社が開発したシステムによって、スマホを探し出すことが可能である、ということです。

では実際に、Android端末を探すとはどういうことなのか、またどのように探し当てることができるのかを説明します。

Android端末を探すとは、第3者またはスマホの捜索を専門にしている人たちが失ったスマホを探し、持ち主の元に届けてくれると言う意味ではありません。Android端末を探すと言う意味は、失ったスマホやタブレットがどこにあるかを特定する、と言う意味です。そのために開発されたのが、GPS機能です。

GPSとは、全地球測位システムのことで、地球を周回するGPS衛星からの信号をキャッチして、位置情報、つまり現在位置を探すことができる機能のことです。Android端末の場合、Android端末を搭載したスマホから衛星に電波が送られ、衛星がそのスマホの場所を地図で教えてくれます。

ですから物理的に、地球上のどこにいようと、スマホの正確な位置を特定することができます。

では具体的に、Androidスマホ端末の位置情報を特定し探し当てるため、Android開発元のGoogle社はGPS機能を用いたどのようなサービスを提供しているのでしょうか。Android端末の追跡サービスとして、Google社はAndroidデバイスマネージャーという無料のサービスを、2013年以降提供しています(現在は「端末を探す」または「Find my Device」と呼ばれています)。

このサービスは、スマホを探すことのみならず、盗難対策や防犯という側面からも、非常に便利な機能といえます。しかし、このAndroidデバイスマネージャーを利用してAndroid端末を探すためには、いくつかの条件を満たさなければなりません。これからそれらの条件について説明します。

Androidデバイスマネージャーのサービスを利用して、Android端末を探すには、まず事前設定をご自身で行う必要があります。無料のサービスとはいえ、事前設定をせずにAndroidスマホ端末を失ってしまえば、GPS機能を利用して探すことは不可能です。ですから、必要な設定が確実にオンになっていることを確認する必要があります。

まず、お持ちのAndroidスマホ端末の位置情報の提供がオンになっていることを確認してください。「設定」から「接続」に進みます。

そして「位置情報」がオンになっていることを確認します。

さらに、Android端末でAndroidデバイスマネージャーをオンにする必要があります。「Google」から「セキュリティ」に進みます。

「端末を探す」を選択しオンにします。

自分のAndroidスマホ端末の現在位置は、AndroidデバイスマネージャーのWebサイトからも特定し探すことができます。Googleアカウントにログインした後、以下のリンクにアクセスをします。自分のスマホの位置が、緑色のピンによって表されます。

また、画面上に表示される他のAndroid端末の現在位置も、特定し探すことができます。

Androidスマホ端末を探すことは、AndroidデバイスマネージャーのWeb版からだけでなく、Android端末向けに作られた専用アプリからも行うことができます。

Android端末のAndroidデバイスマネージャー用アプリには、Web版と比べ１つの利点があります。それはAndroidスマホ端末を失った人が、第3者のAndroidスマホ端末を使用し、「ゲスト」とし自分のスマホを探すことができるということです。

この専用アプリの魅力は、「ゲスト」として自分のGoogleアカウントとパスワードを使用して第3者のスマホからAndroidデバイスマネージャーを使用しても、ログアウト後、自分のGoogleアカウントもパスワードも第3者のAndroidスマホ端末に残ることがないということです。個人情報の保護という観点からも、喜ばしい機能といえます。

Androidデバイスマネージャーは、Android端末であるスマホやタブレットの現在位置を探し、特定するだけのものではありません。Androidデバイスマネージャーには、さらに3つの機能が備わっています。これら3つの機能は全て、遠隔での操作を行うことのできるものです。これからそれらを1つずつ説明します。

Androidデバイスマネージャーが備えた、遠隔操作のできる1つ目の機能は、着信音を鳴らすことです。Android端末に限らず、iPhoneなどでも言えることですが、スマホをどこに置いたか忘れてしまった時、おそらく誰かに頼んで自分のスマホに電話を掛けてくれるように頼んだことがあるのではないでしょうか。その理由はずばり、着信音によってスマホを探し当てることです。

Androidデバイスマネージャーには、このありがたい機能が備わっています。

Androidデバイスマネージャーに備わった2つ目の機能は、Android端末を遠隔操作でロックできることです。普段スマホをロックせずに持ち歩き、気づいたら失っていた、ということはありますか。もしそうなら、スマホに保存された個人情報が他の人に盗まれたのでは、と心配で夜も寝れなかったはずです。

Androidデバイスマネージャーには、手元を離れたAndroidスマホ端末を遠隔操作でロックできる機能があるため、こうした気をもむ経験から解放されます。

Androidデバイスマネージャーに備わった3つ目の機能は、遠隔操作でAndroid端末内の全てのデータを消去できることです。もちろん、できれば使用したくない機能であるのは否めません。しかし、必死に探しても失ったスマホが見つからず、放置して他の人に悪用されるというリスクを考えれば、必要な機能と言わざるをえません。

データを消去すると、Android端末は初期化され、Android端末内のGoogleアカウントも、Androidデバイスマネージャーも使用できなくなります。ただ、SDカード装着の場合は、SDカード内のデータが消去されることはありませんので、盗難された時のリスクを常に考えておくべきです。

この記事の冒頭で既に言及したことですが、現在Androidデバイスマネージャーは「端末を探す」または「Find my Device」アプリとして知られています。それでこれから具体的にこのアプリのインストールの仕方などを説明していきます。

「端末を探す」アプリをインストールするためには、Androidスマホ端末にGoogleアカウントを追加する必要があります。まずその手順を説明します。「設定」から「クラウドとアカウント」、「アカウント」へと進んで行きます。

そして「アカウント追加」、「Google」の順に進みます。Googleアカウントを追加していただき、「端末を探す」アプリのインストール準備をします。

「端末を探す」アプリ(Find My Device)をインストールするためには、Google Playから検索窓に「Find My Device」と入力する必要があります。その後、インストールを選択します。「端末を探す」アプリのインストール後、位置情報設定を行います。

位置情報設定については、既に「位置情報機能をオンにしておく」の副見出しで言及しましたので、ここでは省略します。

Androidスマホ端末を失った場合、通常は友達、また近親者が所有する、同じくAndroidスマホ端末を使用して探すことと思います。それでこれから、インストールしたこの「端末を探す」アプリを起動させ、どのように操作し探し当てるのかを説明します。

まず、スマホ画面の「端末を探す」アプリを選択し、その後「ユーザー名」を選択し、失ったご自身のGoogleアカウント、およびパスワードを入力します。

スマホ画面に地図が映し出されます。その地図上に表示される、中央がスマホの輪郭に白色で縁取られた緑色の丸が表示されます。これはあなたご自身のスマホの現在地を表しています。青色の丸はあなたご自身の現在地を表しています。この「端末を探す」アプリにも、先代のAndroidデバイスマネージャーと同様の3つの遠隔操作機能が搭載されています。

つまり、着信音、ロック、消去機能です。基本的に操作方法は変わりませんので、冒頭で既に述べた操作方法を参照してください。

Androidスマホ端末搭載からだけでなく、パソコンからも「端末を探す」アプリを利用して、失ったスマホを探すことができます。パソコンのインターネットブラウザの検索窓に「Androidを探す」と入力します。その後、「端末を探すーGoogle」を選択し、Googleアカウント、および失ったスマホのGoogleアカウントとパスワードを入力します。

「端末を探す」アプリを使ってスマホの画面に映し出されたのと同じものが表示されます。

忙しい日々を送っていると、ついつい疎かになってしまうのがスマホの管理です。ですからAndrido端末で「端末を探す」アプリをインストールし、スマホの管理、盗難対策をしましょう。対策をきちんと行えば、失ったAndroid端末を探すことは可能だからです。