売りたい物、買いたい物を出品して買い物をするのがヤフオク!です。購入者に商品を届けるため、出品者はどんな発送方法を選択できるのでしょうか。また送料はどれくらいなのでしょうか。今回はヤフオク!の発送方法と送料を詳しく解説します。
ヤフオク!はYahoo! Japanが運営するインターネットオークションサービスです。日本で最も大きなインターネットオークションサービスで、1年間に出品される商品の数は2,000万個を超えています。
Yahoo!Japanの知名度の高さゆえに、ヤフオク!の出品者と入札者は共に多く、加えてオークションの他のネットオークションよりも落札率が高いことでも知られています。ヤフオク!で出品した商品が落札されると、商品の出品者と落札者が連絡を取り合い、発送方法、ならびに金額の確認を行います。その後落札者の入金を確認し、商品の発送が行われます。
では具体的に落札されてから商品の発送まで、商品の出品者はどのように準備を行うのでしょうか。
商品の梱包はとても重要です。商品が乱雑に包まれていると、ヤフオク!ユーザーからの評価が下がり、今後どんな良い商品を出品しても、誰も見向きをしなくなる可能性があります。また梱包がいい加減だと、配送中に大切な商品が破損する可能性もあります。これもヤフオク!ユーザーの評価を下げる原因になります。
商品の梱包は、透明テープとダンボールで丁寧に行いますが、透明テープとダンボールは、100均ショップではなくホームセンターで購入します。
では具体的に、商品をどのように梱包するのでしょうか。落札者に喜ばれ、なおかつ将来の顧客になり得るヤフオク!ユーザーから好印象を得るために行える梱包方法を説明します。まず納品する商品を気泡緩衝材でキレイに包んでいきます。商品に気泡緩衝材を包み織り込んだらセロハンテープを貼って口を塞ぎます。
次に購入したダンボールの底に気泡緩衝材を入れて商品を衝撃から守ります。商品を気泡緩衝材の上に置き、その上にさらに気泡緩衝材を載せます。その後ダンボールのすべての隙間に気泡緩衝材、または新聞紙を敷き詰め、商品が配送中に動かないようにします。完了したらダンボールの口を透明テープで塞ぎます。そして伝票を貼り、配送センターに持ち込みます。
ヤフオク!で商品の出品や販売を今後も行って行く上で重要なのは、落札者が行う出品者への評価です。その評価を参考にして他のユーザーは同じ出品者が出品した他の商品の購入を検討します。そのため落札者に喜ばれる梱包をするのは大切です。どんな工夫を施せるでしょうか。まず行えることは、ホコリや指紋が残らないようにキレイに梱包することです。
さらに感謝のメモを同封することもできます。リピーターの獲得のために多くの企業が用いる手法です。
商品の発送で重要なことは、購入者の立場で考えることです。購入者はできるだけ早く商品を手にしたいはずです。通常、商品を発送してから数日後に商品は届きます。ですから商品の発送はできるだけ早く、遅くとも落札者との連絡が取れてから2日以内に行う必要があります。
ヤフオク!で商品を発送する方法はいくつかあります。商品を出品し、落札者に商品を発送する出品者にとって、発送料がいくらかかるかということ、また発送条件がどのよなものか、ということは重要です。それでこれから発送方法を3つのカテゴリーに分け、それぞれのカテゴリー内にどのような発送方法があるのかを解説します。
まず考える発送方法は日本郵便です。日本郵便がどのような発送サービスを提供しているのかを考えます。9つの発送サービスを紹介します。
ヤフオク!の発送方法の最初のカテゴリーである日本郵便が提供する発送サービスの1つ目は、ゆうパケット(おてがる版)です。ゆうパケット(おてがる版)の発送サービスの料金などを以下にまとめて記載します。
大きさ | 厚み | 配送料金(全国同じ) | 補償 | |
3辺の合計が60cm以内(長辺34cm以内) | 3cm以内 | 210円(落札者負担の場合) | 175円(出品者負担の場合) | 補償なし |
ゆうパケット(おてがる版)での発送方法には3つの特徴があります。1つ目の特徴は、出品者も購入者も実名を伏せて発送できるので、宛名書きをする必要がないことです。ヤフオク!が落札者への発送通知を代行してくれます。個人情報の保護という面でとても便利なサービスです。
ゆうパケット(おてがる版)での発送方法の2つ目の特徴は、落札者への送料負担が可能なことです。商品の出品者が発送料金を負担せずに、落札者に払わせることができれば、それに越したことはありません。ゆうパケット(おてがる版)は補償を付けていないので、その分発送料金も休めに設定されています。
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