Windows10の再インストール方法!「新たに開始」機能で簡単に初期化する!

Windows10の調子が悪い場合、OSを再インストールすることで問題が解決することがあります。今回はWindows10の「新たに開始」を使って、OSの再インストールを行う方法を紹介します。「新たに開始」は従来の方法に比べ手っ取り早く再インストールができます。

目次

  1. 1Windows10の再インストール・初期化する方法
  2. 【新たに開始】機能とは
  3. 2Windows10の【新たに開始】のメリット・機能
  4. OS再インストールが簡単
  5. 再インストールする時間が短い
  6. 再インストールメディアを使わない
  7. クリーンインストールとほぼ同じ状態まで初期化する
  8. 3Windows10の【新たに開始】を実行できる条件
  9. Windows Defender セキュリティセンターが起動できる
  10. Windows10が起動できる
  11. 4Windows10の【新たに開始】を実行する前に
  12. 周辺機器は外す
  13. バックアップを確認
  14. 5Windows10の【新たに開始】を実行する方法
  15. 【新たに開始】を実行する手順
  16. 6Windows10の【新たに開始】を試してみよう

Windows10の再インストール・初期化する方法

Windows10の調子が悪い、アプリをインストールしすぎてOSが重くなったなど、OSをクリーンインストール(再インストール)すると、問題が解決できる場合があります。ただ「OSのクリーンインストールには時間がかかる...」「バックアップからデータを戻すのが面倒...」などの理由から、OSのクリーンインストールをためらっている方もいます。

今回は、Windows10の「新たに開始」という機能を使って、手っ取り早くOSの初期化を行う手順を紹介します。
 

【新たに開始】機能とは

「新たに開始」の機能は、2017年04月11日公開のWindows10 CreatorsUpdate(バージョン1703)で追加された新しい機能です。「新たに開始」は、Windows10の最新の更新プログラムを適用した状態でOSを初期化できます。

またユーザーアカウントやユーザが作成した画像、動画、Offceなどのデータを残したまま、それ以外はOSクリーンインストールと同じようにWindowsを初期化します。アプリについては、ユーザ自身がインストールしたアプリはすべて削除されますが、Windows10標準のアプリ、PCメーカーのプリインストールアプリは残ります。

Windows10の【新たに開始】のメリット・機能

従来の方法に比べ、「新たに開始」でOSを初期化した場合のメリットを見ていきます。

OS再インストールが簡単

冒頭でも述べましたが、従来の方法の場合、OSをクリーンインストール(再インストール)する場合、時間もかかる上に準備や手順が複雑で大変でした。それに引き換え、Windows10の「新たに開始」は、特にインストールメディア等を準備する必要もなく、少ない手順と少ない時間でOSの初期化を行えます。

再インストールする時間が短い

「新たに開始」の機能でOSを初期化する場合、従来の方法に比べて再インストールにかかる時間が短くなっています。お使いのPCのディスク使用量に大きく左右されますが、最近主流のSSDのPCであれば、1時間程度で再インストールが完了します。

従来のリカバリメディアからOSをクリーンインストール(再インストール)する方法にくらべ、かなり再インストールするまでの時間が短縮されています。

再インストールメディアを使わない

従来のリカバリメディアからOSをクリーンインストール(再インストール)方法では、DVDなどを始めとするインストールメディアを用意する必要がありました。しかし、今回紹介する「新たに開始」の機能でOSを初期化する方法では、USBやDVDのインストールメディアは不要です。今お使いのPCだけあれば、OSを初期化できます。

例えば従来の方法ではリカバリメディアのDVDが2枚あった場合、途中でDVDを交換する必要があるため、PCの前に張り付いている必要がありました。しかし「新たに開始」の機能であれば、そういった交換作業は不要で、基本的にPCを放置できます。

クリーンインストールとほぼ同じ状態まで初期化する

Windows10の「新たに開始」でOSを初期化した場合、ユーザーアカウントやユーザが作成したデータを残したまま、従来のクリーンインストール(再インストール)する方法と、ほぼ同じ状態までOSが初期化できます。

マイドキュメントなどの個人用ファイルは残る

「C:\Users\」配下にあるユーザの個人データは、「新たに開始」でOSを初期化した場合でも残ります。そのため、OS初期化後にバックアップからデータを復元するといった作業は必要ありません。

従来のWindowsをクリーンインストール(再インストール)する方法では、個人用ファイルを保持するか、全て削除してクリーンな状態にするのか選べましたが、「新しく開始」では、個人ファイルを保持する初期化方法しかないため、選択できません。

一部のアプリ・データは残る

一部のアプリ、Windowsの設定の一部についてはOS初期化後も残ります。まず、アプリについて「新たに開始」の機能でOSを初期化した後にどうなるのか、以下の表にまとめました。
 

  OS初期化後の状態
Windows10標準のアプリ 残る
PCメーカーのプリインストールアプリ 残る
ユーザーがインストールしたアプリ 削除される(*1)
(*1) ユーザーの個人フォルダ内にあるアプリについては、削除されません

次に、Windowsの設定がOSを初期化した後にどうなるのか、以下の表にまとめました。
 

  OS初期化後の状態
Internet Explorerのブックマーク 残る
Edgeのブックマーク 削除される(*2)
Chromeのブックマーク 削除される(アプリが削除される)
アプリの設定など(レジストリ) 削除される(*3)
(*2)  MicrosoftアカウントでWindows10にサインインしていれば残ります。
(*3)Windowsのレジストリには様々な設定が記録されています。その為、デスクトップアイコンの並び順や、アプリの設定情報などは削除されます。

Windows10の【新たに開始】を実行できる条件

「新たに開始」の機能を使ってWindows10を初期化する為には、以下2つの条件をクリアしている必要があります。

関連するまとめ

関連するキーワード

この記事のライター
てらす

人気の記事

新着まとめ