動画の編集機能満載のVideoProc Converterの使い方を紹介します。動画ソフトのダウンロードやリッピング、出力ファイルの変換などが簡単にできます。また無料のバージョンもあり、使用方法を体験できます。VideoProc Converterの使い方について色々とまとめてみました。
動画ファイルのエンコードやその他多彩な機能が備わったVideoProc Converterをインストールして使ってみましょう。VideoProc Converterは中国で開発された多機能エンコードソフトです。開発はマルチメディアソフトウェアベンダーのDigiartyです。
VideoProc ConverterはDigiartyのVideoProc公式ホームページ にアクセスすれば、上の画像のように無料ダウンロードのボタンがありますので、ここをクリックすれば簡単にダウンロードできます。
VideoProc Converterソフトのインストールの手順と流れは次の通りです。
順番 | 手順と内容 |
---|---|
1 | 公式サイトで「無料ダウンロード」をクリックしソフトのインストーラーをダウンロードします |
2 | インストーラーを起動しユーザーアカウント制御メッセージが出たら「はい」 |
3 | ソフトのインストール先を変更する場合は「カスタマーインストール」をクリック |
4 | デスクトップにショートカットを作成する場合は項目にチェックを入れます |
5 | 「エンドユーザー使用許諾契約書」のリンクを見て内容を確認します |
6 | 設定ができたら「インストール」をクリックします |
7 | インストールが完了したら「今すぐ起動」をクリックします |
8 | ソフトのライセンスコードの入力画面が表示されますがとりあえず「後で通知する」とスキップします |
9 | 使用しているPCのGPUがサポートしているコーデックの情報が表示されます |
10 | GPUで処理可能な項目として、ハードウェアアクセレーションを使用するなら「OK」をクリックします |
11 | VideoProcのソフトセールの案内が表示されますが、不要ならば×で閉じます |
VideoProc Converterの使い方は4種類に分かれており、それぞれ次のような内容になっています。
項目名 | 内容 |
---|---|
「ビデオ」機能の使い方 | 動画の編集と変換を行います |
「DVD」機能の使い方 | DVDのリッピングとコピーを行います |
「ダウンロード」機能の使い方 | 動画サイトからの動画のダウンロードを行います |
「録画」機能の使い方 | デスクトップのキャプチャやWebカメラの録画を行います |
VideoProc Converterで動画ファイルや音声ファイルを取り込む使い方は、VideoProcトップ画面の上に並んでいるアイコンの中から、「ビデオ」、「動画フォルダ」、「音楽」をクリックします。なお、音声はフォルダを指定することができません。また動画と音声を同時に取り込む使い方はできません。
さらに動画は主要なフォーマットはサポートされています。具体的にはMP4、MKV、WMV、MOV、FLY、AS、AVIなどの変換方式です。そしてドラッグアンドドロップにてファイルやフォルダの追加ができます。これは音声フォルダの読み込みにも対応しています。
VideoProc Converterでファイル形式を変換する使い方は、「出力」のアイコンを選択して任意のファイル形式を選びます。動画は「通常の動画プロファイル」の「通常動画」を選び任意のファイル形式を指定します。音楽ファイルの使い方は同様にして「音楽」から任意のファイル形式を指定するのです。
動画ファイルを読み込み、出力ファイルに音声を選べば、動画から音声のみ変換抽出できます。設定内容は「名前をつけて保存」で保存可能です。下部にある「ビデオ」、「デバイス」、「音楽」タブに登録のプロファイルから任意のファイル形式も選べます。エンコード処理を実施しないロスレス出力変換の使い方の場合には「自動コピー」にチェックします。
「高品質エンジンを使う」にチェックすると、ブロックノイズ等エンコードの変換設定が一部変更となります。そしてビットレートがやや高くなります。「ツールボックス」で特殊な出力変換プロファイルが選択でき、ギアアイコンをクリックすれば詳細設定ができます。各種設定をしたら「完了」をクリックして確定です。
次に「出力フォルダ」項目を確認し、必要があれば「参照」から保存先を変更してから「RUN」をクリックすれば出力処理が開始されます。複数のタイトルをまとめる時には「結合」をチェックします。なお「ツールボックス」のプロファイルを使用している場合は「結合」を有効にはできません。
それではVideoProc Converterを利用して動画ソフトを編集してみましょう。VideoProc Converterならば動画のエフェクト、トリミング、クロップなどを編集する際に都度プレビューで確認しながら進める使い方ができるので、安心して編集ができます。
VideoProc Converterではエフェクト(効果)で映像全体のカラーや見え方を調整する使い方ができます。方法は動画素材リストから「効果」を選択するか編集画面の「効果」をクリックすれば効果編集画面を表示できます。エフェクト(効果)を使って編集できることは次の2つです。
番号 | 効果名 | 内容 |
---|---|---|
1 | フィルター効果 | 画面下部の左側から選択します。詳細効果では操作できない効果もあって、画面全体の雰囲気を変える使い方ができます |
2 | 詳細効果 | 画面下部の右側かでスライドさせて設定します。「明るさ」、「コントラスト」、「色調」、「ガンマ」、「彩度」の5項目を操作する使い方ができます |
VideoProc Converterで動画データの使用したい部分だけを切り取る時に「トリミング」を使います。方法は動画素材リストから「トリミング」を選択するか、編集画面の「トリミング」からトリミング編集画面を表示させます。VideoProc Converterを使ったトリミングの編集の仕方は次の通りです。
順番 | 手順 |
---|---|
1 | 動画ファイル全体の中から残したい部分に緑色のスライドをドラッグして合わせます |
2 | ちょうど良いところに調節できたら右側の「トリミング」をクリックしてカットします |
3 | 下のリストにトリミングしたパートが追加されています |
4 | 1から3の作業をトリミングが必要な箇所の分だけ繰り返します |
5 | リストの「編集」を選択すると範囲調整を数値入力で行う使い方ができますので、微調整をして、最後に「完了」をクリックして終わります。 |
VideoProc Converterで動画画面の映像から一部分のエリアを切り抜く使い方をする場合は、「クロップ」を利用します。方法は動画素材リストから「クロップ」を選択するか、編集画面の「クロップ」をクリックしてクロップ編集画面を表示させます。「クロップを有効にする」にチェックを入れて表示エリアを指定できるようにしましょう。
画面上部プレビュー左側の「元ビデオ」に8箇所の白点が表示されているので、これをドラッグすると範囲を指定できます。なお、下部の編集ポイントからは詳細な表示範囲指定が可能な使い方がでるのです。具体的には、「プリセット」でクロップの方法が指定できます。「位置」を入力してクロップ位置を指定できます。
調節が済んだら「完了」をクリックして終わりです。
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