Twitterでの検索機能を使っていると、ユーザーの名前に目的のツイートが埋没して不便に感じる場合があります。そんな時に何かいい手はないかと悩む人もいるでしょう。実はTwitterの検索には、ユーザーの名前を除く方法があります。今回はその方法を紹介します。
Twitterで好きなゲームや芸能人、キャラクター名で検索したところ、全く関係のないツイートが表示されて困るということは少なくありません。ツイートの内容に検索ワードが全く入っていないのに、表示されるツイートには多くの場合アカウントの名前に問題があります。
今回は例として、スマホのTwitterアプリで、ゲームのタイトルの「FF14」を検索した場合を挙げましょう。
「FF14」で検索すると、検索結果の「話題のツイート」のトップに公式アカウントがユーザーとして表示されます。アカウント名の横には青地に白いチェックマークの入った認証済みバッジが表示され、これがTwitter公認の公式アカウントであることがアピールされます。
多分、この条件で検索する人にとっては、このアカウントが一番のお目当てのはずです。そういった意味では、Twitterの検索は正しい検索結果を導いたと言えます。
しかしそれ以外の検索結果を見ていくと、FF14には何の関係もないユーザーやツイートが入り込んでいるのが目につきます。「FF14」で検索しているのに、どうしてこんな余計なツイートが混ざりこむのでしょうか?
実は、これらのユーザー・ツイートが表示されるのにはアカウントの名前に検索ワードである「FF14」が引っかかっているという理由がありました。もちろん、Twitter上で「FF14」などという漠然とした検索ワードを使わずに「#FF14」とハッシュタグで検索すればこうした事態は避けられます。
しかし、検索の最初にはそこまで頭が回らず、大きな言葉で当たりをつけて、拾ったツイートから小さな言葉を見つけて再検索するか、絞り込み検索するのが一般的です。できれば最初の検索段階でも余計な名前入りのアカウントを避けて検索したいのに、どうしてこんな名前のついたアカウントがTwitterには大量に存在するのでしょうか?
こんな事態が起きるのは、Twitterではアカウントの名前は自由につけられるためです。英数+”_”しか使えないTwitterのユーザー名(スクリーンネーム)と異なり、アカウントの名前で使える文字は自由である上にいつでも変更可能で、しかも他のアカウント名と同じであっても構わないのです。
そのため、Twitter上では「applica」「太郎」「花子」などといった基本のユーザー名の後ろに「@」をつけ、
元々「@」は日本語では「アットマーク」、英語では「アットサイン」と呼ばれ、1個あたり、1件あたりの単価を示すための記号で、今でも簿記などの商業の分野で使われています。
それが、インターネットの誕生とともに「at」(アット)の意味を持つ記号として、所属を表すために使われるようになりました。電子メールのアドレスは、本来は学校や企業に所属している人に対して与えられており、××会社の○○さん、という意味で○○@××というアドレスのスタイルが使われるようになったのです。
それがやがて拡張され、「at」の「この場所にいる」「こんな期間中である」「こうした状態である」といった意味が「@」に託されるようになりました。そして現在では、上述したように好きなものや宣伝したことまでが「@」以下に付記されるようになったのです。
その結果、今回のようにTwitter上で「FF14」を検索した場合は、検索結果にアカウントの名前に「FF14」を添えたユーザのツイートがずらりと並ぶ光景を目の当たりにする羽目に陥るわけです。
もちろんそれだけではなく、Twitterで芸能人やアニメなどのキャラクターの名前を検索すると、その人やキャラのなりきりアカウントやキャラクターbotも、同じ理由で検索結果に表示されます。これらのアカウントも、それと知って利用する場合は問題になりませんが、本人やキャラクターの情報を知りたくてTwitterでツイート検索した場合には、邪魔者以外の何物でもありません。
Twitterの検索で2018年11月現在、検索ワードを含んだ名前を持つアカウントの完全な除外はできません。しかし、除外までいなくとも、検索結果からそれらの名前を減らす方法はあるのです。
検索ワードに続いて「[空白]OR[空白]存在しないユーザー名」と入力することでアカウントの名前に検索ワードを含むユーザーを、検索結果から除く方法は、現在では利用できません。
完全ではありませんがTwitterの検索時に、少なくとも名前に検索ワードを含むほとんどのアカウントを除外する方法はあります。うまくいくかどうかは時と場合を選びますが、Twitterの検索フィルターを利用する方法がそれです。
この方法を使うには、まずTwitterの検索結果画面の右上にあるスライダーを模した「フィルターボタン」をタップします。
すると「検索フィルター」画面が表示されます。これは現在検索された情報をフィルターで絞り込むためのTwitterのオプション機能です。
ここで、検索結果を「フォロー中のユーザーのみ」「近い場所のみ」と絞り込むことで、あなたがTwitterでフォローしていないユーザーや近くにいないユーザーの、ツイートやアカウントは除外され、検索結果に表示されなくなります。
当然、このTwitterの機能が有効に働くためには、あなたは検索ワードを名前に入れているようなアカウントをフォローしていないでしょうし、していたとしてもフォローリストがそんな名前で埋まってはいないことが前提です。……埋まっていないですよね?
さて、この検索フィルターによって、大きな単語でTwitter検索した結果のうち、自分の身の回りでフォロー中のユーザーがつぶやいたツイートしか表示されなくなりました。多分、ほとんどのツイートが除外されたことでしょう。
ただし、余計な名前入りのツイートが減るのはいいのですが、場合によっては除外しすぎることもあります。以下がその一例です。
除外しすぎて、何も残らなくなりました。多分、こんな結果はあなたも望んでいなかったことでしょう。
こんな悲しすぎる結果を導かないように、この方法は、
前節でもあまりうまくいきませんでしたが、全ての検索ワード入りの名前を削除できないまでも、確実にTwitter検索の邪魔になるアカウントの名前がわかっているのであれば、それをTwitterの検索結果から除外する方法もあります。
例として、先ほどの検索時に「applica001@FF14絶賛プレイ中!!!!!」などというウザい名前のアカウントがFF14に関係のないツイートを頻発していて目障りだった場合を想定します。その場合は、そのアカウントのユーザー名「applica001」をTwitterの検索コマンドで除外対象に指定することで、そのアカウントのツイートを除外した検索結果を得られます。
この時、Twitterの検索窓には、検索ワードに続いて空白を開けた後「-from:applica001」と入力します。
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