Slackとは、社内コミュニケーションツールとして利用者が増加している注目のアプリです。Slackは機能が充実しているので、使い方を熟知すればビジネスマンの強力な味方になってくれます。今回はSlackの使い方を分かりやすくまとめてみました。
IT企業を中心に利用者が増えているSlack。その流れを追うかたちで一般の企業でも利用するところが増えてきています。
Slackとはスタッフ間のコミュニケーションを円滑に進めることのできる便利な多機能チャットアプリです。キーボードショートカットも充実しており、ユーザーに合わせた操作性をカスタマイズできます。
ビジネスワークで多くの人に使われているチャットツールは他に「チャットワーク」がありますが、こちらは日本で開発されたサービスです。それに対してSlackとは、海外で開発されたサービスです。2017年11月17日よりUI(ユーザーインターフェース)が日本語化されました。
SlackはアメリカのSlack technologies社で開発され、2013年8月よりサービス開始。2018年6月の時点で、DAU(1日にサービスを利用したユーザー数)が800万人を超え(世界100カ国以上を対象にリサーチ)、現在日本では50万人以上のユーザーが利用していると言われています。日本語化のタイミングで日本法人も設立しています。
代表的なIT企業ユーザーとして米IBM、米Oracleがあり、日本ではディー・エヌ・エーがユーザー代表として挙げられます。社内のエンジニアグループがまず登録し、次に他部署に普及して、最終的に全社が活用することになるパターンが多いそうです。
Slackとは、社内コミュニケーションツールとして、画像素材やドキュメントファイルの共有、ビデオ通話、タスク管理など一括して連携・運用できるアプリです。また、Slack のキーボードショートカットの充実は仕事の効率を高めるだけでなく、Slack を利用しやすいアプリにしています。
Slackは外部アプリと連携することで、その便利な多機能性をカスタマイズできます。Slackは簡単に連携できるアプリを1,500点以上用意しており、自分のニーズに合わせてアプリサービスを登録設定していくことで、複数のウインドウを切り替えて作業することなく、無駄のない動きで迅速に作業ができる環境を整えます。
Slackの特徴の一つはチーム間の便利な会話機能です。チーム登録者であれば誰でも参加できるパブリックチャンネル、特定のスタッフだけで会話が可能なプライベートチャンネル、個人に直接連絡できるダイレクトメッセージ機能などがあります。
ユーザーはパソコン、スマホ、タブレットなど、あらゆる端末でコミュニケーションサービスを活用できるという便利なアプリです。
また、過去のコミュニケーションの履歴を必要に応じて保存でき、後で検索して資料として活用するといったことも簡単にできて便利です。
料金体系は3つのグレードが用意されています。まず、お試しに最適なのが「フリー(無料)」プラン。「フリー(無料)」プランとは、無期限でSlack のサービスを活用できるプランで、比較的小さい規模のチーム向けと言えます。
「フリー(無料)」プランは、連携できる外部アプリが10点、メッセージ履歴の検索可能件数が10,000件と制限があり、ファイルストレージはチーム全体で50GB、通話は一対一のみ、となっていますが、無料で使用できるサービスとしては十分便利な機能を備えています。
次に「スタンダード」プランがあります。料金は1ユーザーにつき、年払いで850円、月払いで960円となっています。こちらは連携できる外部アプリ、メッセージ履歴の検索可能件数が共に無制限で、ファイルストレージは1ユーザーにつき10GB、通話は15人までマルチコミュニケーション可能、となっており、本腰を入れて導入するチーム向けです。
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