QUICPay(nanaco)を使えば、チャージ不要・サインレスで代金の支払いを済ませられます。しかもクレジットカードと紐付けすることで、ポイントの2重取り・3重取りを実現できるメリットもあります。QUICPay(nanaco)の上手な使い方をまとめました。
電子マネーに興味のある方なら、QUICPay(クイックペイ)やnanaco(ナナコ)という名称を聞いたことがあるでしょう。両者は別々の会社が提供している電子マネーであり、互換性はありません。
しかしその一方で、「QUICPay(nanaco)」というサービスも存在しており、一見するとQUICPay(クイックペイ)で決済するのかnanaco(ナナコ)で決済するのか分からなくて混乱してしまいます。
QUICPay(nanaco)とはどのようなサービスなのか、詳しく見ていきましょう。
QUICPay(nanaco)とは、nanacoカードにQUICPayの機能を付け足したものです。一枚のnanacoカードに、プリペイド型電子マネー「nanaco(ナナコ)」とポストペイ型電子マネー「QUICPay(クイックペイ)」の両方の機能が搭載されています。
QUICPay(nanaco)を使えば、通常のnanacoカードでの支払いに対応していない店舗でもQUICPay(クイックペイ)を利用して決済できるため、ユーザーの選択肢が大幅に増えるメリットがあります。
なお、QUICPay(nanaco)を利用するためには、通常のnanacoカードおよびQUICPay(nanaco)に対応したクレジットカード(セブンカードやJCBカードなど)が必要です。
nanaco(ナナコ)は、株式会社セブン&アイ・ホールディングスが2007年4月からサービスを提供しているプリペイド(先払い)型の電子マネーです。
現金またはクレジットカードでチャージを行い、プラスチック製のカードを店員に提示する「カード式」とスマートフォンで決済する「nanacoモバイル」の2種類の中から好きな方式で代金を支払えます。(nanacoカードは発行手数料300円。)
セブンイレブンやイトーヨーカドーなど、セブン&アイグループと提携している全国約45万の店舗で利用可能。nanaco(ナナコ)で支払うと、200円ごとに1ポイントのnanacoポイントが還元されるメリットがあります。(2019年7月からポイント還元率が0.5%に変更。)
QUICPay(クイックペイ)は、株式会社ジェーシービー(JCB)が2005年4月からサービスを提供しているポストペイ(後払い)型の電子マネーです。
チャージは不要。QUICPay(クイックペイ)に対応したクレジットカードを事前に紐付けておくと、決済料金がクレジットカードの利用代金として請求され、指定の銀行口座から後日引き落としされます。
プラスチック製のカードを店員に提示して支払う「カード式」、スマートフォンで決済する「モバイル式」、コインをかざす「コイン式」など様々な形態があり、その中から好きな方式を選択できます。(QUICPayカードは発行手数料無料。)
QUICPay(クイックペイ)は、全国約30万の提携店舗で利用可能。QUICPay(クイックペイ)で支払うと、利用代金が紐付けしたクレジットカードのポイント還元対象になるメリットがあります。(具体的なポイント還元率はクレジットカード次第。)
ちなみにQUICPay(クイックペイ)には「QUICPay」と「QUICPay+」の2種類があり、以下の表のような違いがあります。
利用代金の支払い方法 | 1回あたりの利用可能金額 | 利用可能店舗 | |
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QUICPay | クレジットカード | 2万円まで |
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QUICPay+ | クレジットカード | QUICPay+対応店では2万円以上の利用も可能 |
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支払いに指定したカードおよび利用店舗等によっては2万円以上の利用も可能 | QUICPay+マークの付いている店(セブンイレブン、ファミリーマート、ローソン、イオンなど) |
QUICPay(nanaco)を利用するためには、すでに持っているnanacoカードにQUICPay(クイックペイ)機能を付加する申し込み作業が必要です。(しかもカードの裏面にQUICPayマークが付いていることが条件。)
なお、nanacoモバイルしか利用していない場合はQUICPay(nanaco)への申し込みが出来ません。先に以下のリンクにアクセスして、nanacoカードを発行しましょう。
それでは、自分のnanacoカードにQUICPay(クイックペイ)機能を付加する手続きの流れを見ていきましょう。
まずは、セブンカードを利用してnanacoカードにQUICPay(クイックペイ)を紐付けするパターンを解説していきます。
また、セブンカード以外のクレジットカードでも、nanacoカードにQUICPay(クイックペイ)を紐付けできる可能性があります。その場合は、各クレジットカード会社の専用ページからQUICPay(nanaco)への申し込みを行ってください。
ここでは、JCBカードを利用してnanacoカードにQUICPay(クイックペイ)を紐付けするパターンを解説していきます。
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