PS4をBluetooth(ブルートゥース)でイヤホンやヘッドホンに接続する方法や注意点について解説します。PS4をBluetoothに対応させるためには、PS4にUSB型のオーディオアダプターやトランスミッター等を接続する必要があることを含め、まとめました。
ソニーの高機能ゲーム機のPS4、つまりプレイステーション4は先進的なゲームの世界へ導いてくれるのは勿論、小型のコンピューター並みの性能があるので様々なことができます。それではPS4でオーディオBluetoothを使うにはどのような対応方法があるのでしょうか。
PS4についているBluetooth接続スイッチをオンにしたり、あるいはPS4にパソコンを接続してダウンロードしてあったファイルを読み込ませると、PS4がBluetoothイヤホンに接続可能になるということはありません。PS4自体がBluetooth用の電波を発信して、周辺に置いてあるBluetoothイヤホンと同期するという機能が盛り込まれていないのです。
従ってPS4からBluetoothイヤホンやヘッドホンに対して発信しようとすれば、PS4に発信用のデバイスをプラスするという対応方法が必要です。
PS4はBluetoothの電波をキャッチして受信した情報を入力することは可能です。つまりPS4はBluetoothを使ってヘッドホンやイヤホンへの発信はそのままではできないものの、Bluetoothの電波をキャッチしてPA4が動くことはできるのです。このことをよく理解した上で、PS4を使ってワイヤレスのイヤホンやヘッドホンを使用するようにしましょう。
つまりPS4は本来内部にBluetoothの送受信機は備えているのですが、Bluetooth対応のイヤホンやヘッドホンへ、そのままの状態でPS4から音声をワイヤレス送信する機能はないのです。そのために特別な対応方法が必要になってきます。
Bluetoothとは比較的近い距離で無線通信するための規格で、想定しているのは数メートルから約10メートルの距離です。国際標準の規格で規格名は「IEEE 802.15.1」となっています。なお、Wi-Fiも無線LANの規格で50メートルから100メートルの距離を想定しているのです。Bluetoothは1対1での接続が基本です。Wi-Fiは複数機器と接続可能になります。
なお「青い歯」という名称の由来はエリクソン社の技術者が命名したもので、ノルウェーとデンマークを平和に統合したデンマークの王、ハーラル・プロタン・ゴームソンにちなんでいます。この王には青黒い灰色の歯があったので、「青歯王」と呼ばれていました。そして無線通信規格を平和に統一したいという願いの象徴として採用しています。
またBluetoothのロゴは北欧の長枝ルーン文字でハーラル・プロタンの頭文字のHとBを組み合わせたものです。
Bluetoothは現在数々の電子機器に利用されており、毎日の生活になくてはならない技術となっています。現在主流になっているのは2009年12月に公開されたBluetoothバージョン4.0以降のバージョンで、最新バージョンは5.0です。
PS4から発信された電波でBluetoothイヤホンやヘッドホンを聴くようにするには特別な対応方法があります。先程説明したように、PS4単体ではBluetooth用の電波を出力することはできませんので、PS4に出力用のデバイスをアタッチして可能にするのです。その方法を3種類紹介しましょう。
PS4のアクセサリーのひとつとして用意されているのが、プレミアムワイヤレスサラウンドヘッドセットです。上の画像にはCUHJ-15007とCUHJ-15005を掲載しましたが、そもそもこのヘッドセットはどのような目的で作られたのでしょうか。それは、PS4でコードを気にしないでダイナミックな音響を楽しみながらゲームに集中するためなのです。
ここで提供されるのは7.1chバーチャルサラウンドなのです。CUHJ-15007は大口径の50mmドライバーを搭載しているので、包み込むようなサラウンドを聴くことができます。ところでこのヘッドセットはBluetoothのレシーバーになっているわけで、PS4から電波を発信するためには、付属のワイヤレスアダプターをPS4本体にセットするのです。
上の画像にあるのは、Bluetooth USB型オーディオアダプターです。対応方法は簡単でこれをPS4のUSB端子に差し込むだけで、PS4からBluetoothの電波を発信するようになります。PS4とペアリングをしたいデバイス、たとえばBluetoothイヤホンとペアリングができると、自動で緑色のLEDランプが点灯するのです。
このようなUSB型のオーディオアダプターで、PS4対応という商品がこの他にも販売されているので、気に入ったものを購入しましょう。USB型は手軽に使用できてしかも小型なのでUSB型のファンは多いです。なお、USB型のこの手の商品は電源は差し込んだデバイスから取り入れるので、別途用意する必要はありません。
PS4からBluetoothで音声を飛ばすために効果的な方法として、Bluetoothワイヤレスオーディオトランスミッターがあります。このトランスミッターは、Bluetoothを搭載していないオーディオ機器をワイヤレス化して、Bluetooth対応のスピーカーやヘッドホンで聴けるようにするものです。
上の画像のトランスミッターは3.5mmステレオミニプラグ端子を持つ機器にジャックを挿入すれば、ステレオ音声をBluetooth化できます。当然のことながらPS4のミニプラグ端子にジャックを挿入して、PS4の発する音声をBluetooth対応のイヤホンやヘッドホンで聴くことが可能です。
ミニプラグ端子はUSBよりも多くの電気製品にあるので、対応範囲が広くなります。
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