PayPalで海外から送金を受けとる方法は、個人アカウントを作っただけでは受け取りができません。PayPalのアカウントをアップグレードし、海外からの送金をきちんと受け取りするための方法について、この記事では紹介しています。
PayPal(ペイパル)とは、インターネットを利用したオンライン決済サービスの一つです。PayPal(ペイパル)にはデビットカードやクレジットカードを登録することで、ネットショッピングなど、インターネット決済をする際、クレジットカード情報を店舗側に知られずに支払いできます。
そのため、セキュリティー面でも強い信頼がおけるオンライン決済サービスの一つです。アカウントの開設や、年会費などは無料なので気軽に利用できるサービスの一つとして世界中で使われています。PayPal(ペイパル)では、国内外への送金システムも備えており、家族や友人への送金もオンラインで行えるサービスです。
PayPal(ペイパル)を利用した海外送金や、PayPalからの入金についてこの記事では説明します。
便利なオンライン決済サービスであるPayPal(ペイパル)ですが、個人アカウントのみの運用になる場合、アカウントの利用の制限がかかります。個人アカウントで利用できるPayPal(ペイパル)の制限について説明します。
PayPalの個人アカウントを開設すると、ショッピングなどの支払いのほかに、家族や友人のPayPalアカウントへの入金や送金を受けとりをすることが可能になります。しかし、個人アカウントの場合、10万円以上の受け取りができません。送金を受ける場合は10万円以内のみの受け取りが可能です。
個人アカウントでは、10万円以上の送金を受け取りすることができませんが、もう一つの制限として、自分のPayPalのアカウントから自分の銀行口座へ送金することができません。PayPalアカウント上に送金を行ってもらった場合も、その金額を自分の銀行口座へ移すことができず、現金化を行えない状態になってしまいます。
PayPal(ペイパル)では、海外からの送金の受け取りや、10万円以上の送金受け取り、PayPal(ペイパル)からの自分の銀行口座への送金などをするためには、PayPal(ペイパル)アカウントのアップグレードが必要になります。
PayPal(ペイパル)のアカウントをアップグレードするためには、PayPal(ペイパル)の個人アカウントにログインし、左下のメニューからアカウントのアップグレードを選択します。アカウントのアップグレードを選択すると、現在のアカウントをビジネスアカウントにするか、新しいメールアドレスでビジネスアカウントを作るか、という選択肢が出てきます。
送金用として別にアカウントを開設したいと考えている方は、別のメールアドレスを使って新しくPayPal(ペイパル)のアカウントを作るという選択肢も視野に入ると考えられます。
PayPal(ペイパル)を使って商品を購入したりする際には手数料がかかりません。しかし、国内外からの送金を受け取りを行う際には、手数料がかかるようになっています。以下に表にしてまとめています。
月間のペイパルによる送金額 | 受取手数料(国内) | 受取手数料(海外) |
30万円以下 | 3.6 % + 40 円 / 件 (標準) |
4.1 % + 40 円 / 件 (標準) |
30万円超 100万円以下 | 3.4 % + 40 円 / 件 | 3.9 % + 40 円 / 件 |
100万円超 1,000万円以下 | 3.2 % + 40 円 / 件 | 3.7 % + 40 円 / 件 |
1,000万円超 | 2.9 % + 40 円 / 件 | 3.4 % + 40 円 / 件 |
PayPalのアカウントには、個人アカウント、ビジネスアカウント、プレミアアカウントの3種類が存在しています。その3種類の違いと、利用方法について説明します。
まず始めに説明するのは、個人アカウントについてです。個人アカウントは別名、パーソナルアカウントと呼ばれています。
パーソナルアカウントでは、本人確認書類なしで登録が可能です。手軽に登録ができ、登録手数料も掛からないため、パーソナルアカウントを所有している人は多いと考えられます
パーソナルアカウントでできることは、PayPalアカウントで10万円以下の支払いを受けとることと、PayPalにクレジットカードやデビットカードを登録し、PayPal支払いに対応した国内外のオンライン決済に利用することができます。
注意するべき点は、10万円を超える送金を受け取りを行うことができないこと、PayPal送金された残高等を、登録した銀行口座へ移すことはできません。本人確認を行えば10万円以上の金額を受けとることが可能になりますが、銀行口座へ移したりと、PayPal外へ出金することはできません。
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