ANAマイルの購入方法!マイレージが足りない時はバイマイルして航空券にかえよう!
ANAの飛行機のチケットをお得に買う方法があれば知りたいという人も多いのではないでしょうか。今回は、飛行機にお得に乗るために必要なANAマイルの購入方法などを詳しく解説します。マイルを利用してお得にチケットを購入して飛行機に乗りましょう。
目次
- 1ANAのマイレージを正攻法で貯める方法
- ・飛行機に乗って貯める
- ・マイルが貯まるクレジットカードを使って貯める
- ・別のポイントサービスからマイルへ交換して貯める
- 2ANAのマイルは購入可能?
- ・ANAから直接マイルを購入することはできない
- 3ANAのマイルの購入方法(バイマイル)とは
- ・海外サイト「Buy Airline Miles」でANAのマイルを買う
- ・ドットマネーを買ってANAマイルへ交換
- ・ヤフオクでも買うことができるがリスクも
- 4バイマイル以外にANAのマイルをお得に手に入れるには
- ・ポイントサイトで貯めたポイントをANAマイルへ交換
- ・お得にANAのマイルに交換するには
- 5ANAのマイルをお得に使うには
- ・国際線特典航空券に交換する
- ・国内線特典航空券に交換する
- ・ANA SKYコインに交換する
- 6ANAのマイルを使う際の注意点
- ・希望の特典航空チケットが取れないことも
- ・マイルの有効期限に注意
- 7ANAのマイルを購入する方法を把握して必要な時に活用!
ANAのマイレージを正攻法で貯める方法
まずは、特典航空券のチケット交換などに必要なANAのマイレージを正攻法で貯める基本的な方法を紹介していきます。
飛行機に乗って貯める
本来のマイルを貯める方法は、飛行機に乗ったフライトの距離等に応じて加算される「フライトマイル」を集めることです。ANAの国内線及び国際線に乗ると「フライトマイル」と「ボーナスマイル」の2種類のマイルがたまります。それぞれフライト距離に応じたマイルに細かく設定されている積算率を乗じて算出されます。
また、ANAの飛行機以外にもスターアライアンスに加盟している航空会社やその他連携航空会社の飛行機に乗った場合にもANAマイレージが貯まります。現在、合計37社でANAマイルを貯めることが可能です。
マイルが貯まるクレジットカードを使って貯める
次に、ANAマイルが貯まるクレジットカードを使ってマイルを貯める方法です。ANAが発行しているクレジットカードはもちろん、それ以外の会社が発行しているクレジットカードにもANAマイルを貯められるものがたくさんあります。
ANAマイルを最も貯めやすいクレジットカードは、ANAカード、アメリカン・エキスプレス、ダイナースクラブカードなど、カード利用1,000円につき10マイル相当のポイントが貯まるものですが、これら高還元のクレジットカードはマイル移行手数料が有料となっています。たくさん利用して貯まったポイントを一気にマイルに交換する人におすすめです。
マイルの付与率こそANAカード、アメリカン・エキスプレス、ダイナースクラブカードなどの高還元カードには劣るものの、移行手数料が無料になっているクレジットカードもあります。
比較的、移行レートが高く、ボーナスポイントのマイル移行に制限がないクレジットカードを選んで使うのがお得なのでおすすめです。三井住友カード、オリコカード、JCBカード、ジャックスカード、セゾンカード/UCカードなどがこれに該当します。既にお持ちの方はこれらのクレジットカードを積極的に使うのもいいでしょう。
別のポイントサービスからマイルへ交換して貯める
ANAマイルは他社のポイントサービスと多数提携をしており、各社ポイントとANAマイルの相互交換が可能です。もちろん、他社ポイントから交換したマイルも同じように特典航空券とチケット交換できます。
Tポイントや楽天スーパーポイント、nanacoポイントといったかなり一般的となっているポイントや、みずほマイレージクラブのポイントやヤマダ電機のポイントなど交換対象ポイントのジャンルはかなり幅広く、日常生活で何かを買う時などに貯まったポイントで ANAマイルに交換できるのが魅力です。
交換レートは各ポイントによって異なりますが、例えば、楽天ポイントは2ポイント=1マイルで交換できます。1マイルあたり2円相当で交換可能なのでお得に航空券を買うことができます。
ANAのマイルは購入可能?
ご紹介したように、いろいろとANAマイルを貯める方法はありますが、「手っ取り早くANAマイルを購入したい」と思っている人もいるのではないでしょうか。ここからは、ANAマイルを買うことができるのかという疑問にも答えていきます。
ANAから直接マイルを購入することはできない
残念なことに、ANAからは直接マイルを買うことはできません。ユナイテッド航空やイベリア航空など海外の航空会社では自社ホームページでマイルを買うことができるのですが、日本の航空会社のマイレージは一般個人が買うことはできなくなっています。しかし、間接的にANAのマイルを買う方法があるので、その購入方法を解説していきます。
ANAのマイルの購入方法(バイマイル)とは
マイルを買うことを「バイマイル」と言います。ここでは、バイマイルの方法を3つご紹介します。
海外サイト「Buy Airline Miles」でANAのマイルを買う
「Buy Airline Miles」はアメリカのサイトです。海外のサイトなので全文英語表記に抵抗がある方や不安に思う方もいるかもしれませんが、このサイトを使えば、簡単にバイマイルできます。
「お得で快適な旅」を目指し、なるべくリーズナブルにバイマイルできる仕組みを作ったのがBuy Airline Milesで、多くの人がこのサイトを使ってマイルを購入しているようなので、英語に抵抗さえなければBuy Airline Milesでバイマイルも有効でしょう。
トップページに表示されている航空会社の中から一つを選んで、必要マイル数や名前、アドレス、電話番号といった情報を入力することでバイマイル可能で、購入完了後は購入者のアカウントに2〜3日程度でマイルが直接加算されます。
面倒な移行手続きなどが不要でマイルを買うことができるのも、Buy Airline Milesが支持されている理由になっています。
以前は1000マイルから購入できたのですが、現在は20000マイルからしかバイマイルできなくなっています。たくさん飛行機に乗る人や海外へ行くなど、たくさんマイルを必要とする人にはいいですが、特典航空券とチケット交換するのにあと少しマイルが足りないというような人には少し購入しにくいという点があります。
ドットマネーを買ってANAマイルへ交換
ANAマイルを手に入れるために、ANAマイルに交換できるポイントを使う方法があるというのはご説明した通りですが、「ドットマネー」というポイントは、自分でポイントを貯める以外にもポイントを簡単に買うことができ、500マネー=250マイルのレートで交換可能なので活用しやすく、おすすめです。
ドットマネーを買う手段にヤフオク購入があります。ドットマネーにはギフト機能があり、ギフトコードを入力することでポイントを自分のアカウントに追加できるので、間接的にバイマイルでき、特典航空券にチケット交換できます。
ドットマネーをヤフオクで検索してみると、かなり多くのドットマネーギフトコードが出品されています。今のところの相場では、10000マネーあたり13000円〜14000円で買うことができます。ANAマイルに換算すると、5000マイルを13000〜14000円で購入可能ということになるので、1マイルあたり2.6円くらいでバイマイルできる計算です。
ただし、基本的には、ドットマネーの規約で販売や購入が禁止されているので、頭に入れておくことも必要です。
今のところはグレーゾーンだとされていますが、今後禁止体制が強化される可能性もあります。規制が強化されたら、購入リスクが高まるのでこの方法でのバイマイルも控えた方がいいでしょう。
ヤフオクでも買うことができるがリスクも
実は、ヤフオクでもANAマイルが1マイル=2円程度で出品されていて、実際に購入もされています。問題無く購入できたという声もあるものの、ヤフオクでのバイマイルはおすすめできません。
ANAはマイルの販売を禁止しているので、ANAマイレージクラブのアカウントが抹消されるというリスクがあるからです。ANAだけでなくJALもそうですが、マイルの販売・購入に対する取締りは今後もどんどん強化していく方向性のため、特に危険性が高くなっていくのでヤフオクでのバイマイルは避けるべきだと言えます。
バイマイル以外にANAのマイルをお得に手に入れるには
バイマイルはとても簡単にANAマイルを手に入れることができるものの、海外サイトでの購入に対する不安やグレーな部分に対しての不安があるという人も一定数いるのではないでしょうか。ここからは、そんな人にも安心してマイルを手に入れるお得な方法を紹介します。
ポイントサイトで貯めたポイントをANAマイルへ交換
「陸マイラー」「ポイ活」といった言葉ができて、親しまれるほど、近年少しずつメジャー化してきた方法が別ポイントサイトからマイレージ交換をする方法です。かなりお得な交換レートでANAマイルの交換が可能なので、かなりたくさんのマイルを手に入れている人も多いですが、時間や手間がかかるというデメリットもあります。
しかし、計画的に利用すれば、かなりお得にANAのチケットを手に入れられるので、ポイントサイトを使ってANAマイレージを貯める方法は知っておいて損はありません。
ANAマイルを買う方法を紹介した際、ドットマネーを購入することで間接的にANAマイルを買うことができるとお話しましたが、このドットマネーも「ドットマネーモール」というポイントサイトがあり、ご自身でもポイントを貯められます。
ポイントサイトのポイントをANAマイルに交換するには、LINEポイント→メトロポイント→ANAマイルのルートが最大の交換ルートとなっていて、交換率は81%です。
以前は90%の交換ルートがあったのですが、いわゆる改悪の結果、81%になりました。今後もいつ変更・改悪があるとも限りませんが、現状ポイントサイトからのANAマイル入手方法として最大の交換ルートなので覚えておくといいでしょう。
お得にANAのマイルに交換するには
お得にANAのマイルに交換する方法を押さえておきましょう。
ソラチカカードは必須
お得にANAマイルを交換して特典航空券にチケット交換するのに必須のカードが「ソラチカカード」です。 陸マイラーの中では、常識とも言われているくらい有名なクレジットカードで、こ れからANAマイルをたくさん貯めたいと思っている人、陸マイラーを目指す人は必携のカードと言えます。
ソラチカカードというのは通称で、ソラチカカードの正式名称は「ANA To Me CARD PASMO JCB」です。空(ANA)と地下(東京メトロ)でポイントを貯められることからソラとチカを略してソラチカカードと呼ばれるようになりました。
まずは、ソラチカカードでお得にANAマイレージを貯める方法の1つ目がカードを利用することでポイントとマイルを貯める方法です。
ソラチカカードでショッピングをすると、JCBのポイントである「Oki Dokiポイント」が貯まり、付属のPASMO機能で東京メトロを利用すると「メトロポイント」が貯まります。貯まったポイントをANAマイルに交換して使用できます。また、ソラチカカードを使って、ANAを利用すると搭乗マイルとしてANAマイレージが貯まります。
いろんな場面でポイントとマイルが貯まるようになっているので、効率的にANAのマイルを貯められます。
ソラチカカードの年会費は初年度無料で、2年目以降からは税抜2,000円、家族カードなら税抜1,000円の年会費が必要ですが、カード入会時と毎年のカード継続時にボーナスマイルとして1,000ANAマイルが付与されます。
1000マイルを手に入れようと思うと、他社ポイントからの交換だと2000ポイント必要ですし、普段ANAや東京メトロを利用している方であれば、ポイントやマイルもよく貯まるので、確実に年会費以上の価値があるカードといえます。
ソラチカカード人気の理由はメトロポイントからANAマイルの交換レートが優れているという点にあります。
また、ポイントサイトからメトロポイントを経由してANAマイルへの交換が可能で、この交換ルートのことを「ソラチカルート」と言います。ポイントサイトを使ってANAマイルを効率よく貯めるためにはこのカードが必須です。
さらにお得にソラチカカードを発行する方法
陸マイラー必携のソラチカカードを発行する時もお得に発行できる方法があります。それは、ポイントサイトを経由してクレジットカード発行の申し込みをすることです。
2019年8月26日現在、複数のポイントサイトで「ソラチカカード発券でポイント付与」の案件が出ていますが、中でも「すぐたま」というポイントサイトが今一番高ポイントとなっています。2ポイント=1円なので7500円相当のポイントが付与されます。
もちろんソラチカカードの発券で各社ポイントサイトから付与されたポイントもマイルに交換できるので航空券をお得に購入できる近道にもなります。ソラチカカードの発券は必ずポイントサイト経由ですることをおすすめします。
また、ソラチカカードに限らずANAカードは入会時に、もれなく入会ボーナスとして1000マイルがもらえますが、「マイ友プログラム」というものを利用すればさらに500マイルがもらえるので、合計1500マイルの獲得が可能です。
マイ友プログラムというのは、すでにANAカードを持っている人から紹介を受けてANAのカードを発行すると追加で500マイルがもらえるという紹介キャンペーンです。近くにカードを持っている人がいるようでしたらぜひ紹介してもらってください。
現在はそれ以外にもANAカードの入会キャンペーンを行っています。各主催元の条件によってポイントやマイルがもらえる大型のキャンペーンなのでお得にカードを発行するチャンスです。
- ANA主催キャンペーン:最大17500マイル
- JCB主催キャンペーン:最大18,600マイル相当
- 東京メトロ主催:500メトロポイント
このキャンペーンは自動でエントリーされるものではないので、入会後、ソラチカカードが手元に届いてから、JCBのキャンペーンページから自分で登録する必要があります。
登録するのを忘れてしまうと、キャンペーン分のマイルはもらえないので、カードが届いたら忘れずにキャンペーン登録をしてマイルをもらえるようにしましょう。
ANAのマイルをお得に使うには
ANAのマイルを貯める方法が一通り分かったところで、ANAマイルをお得に使う方法を紹介していきます。
国際線特典航空券に交換する
ANAマイルの使い道の1つ目は国際線の飛行機に乗ることです。通常のチケットを購入するのではなく、マイルを使って特典航空券とチケット交換します。1マイルあたりの価値をもっとも高めて使用できるので、国際線特典航空券に交換しての使用が一番おすすめの使い方です。
特にビジネスクラスやファーストクラスのチケット交換に使用すると1マイルの価値が、約4円~10円以上にも跳ね上がるのでもっともお得になります。
実際ANAマイルで特典航空券を交換すると、どのくらいのANAマイルが必要なのか、人気の路線である日本ーハワイ(ホノルル)を例に見てみます。この路線はかなり人気で予約を取る際には争奪戦になるため、あらじかじめ情報を知っておくことが必要です。
まず、前提として、座席のクラスと搭乗日のシーズンにによってチケット交換に必要なANAマイレージ数が異なります。シーズンは3種類に分かれており、L(ロー)、R(レギュラー)、H(ハイ)となっています。
ハイ・レギュラー・ローのシーズン日程は年度ごとにそれぞれ微妙に異なるものの、おおよその時期と期間は同じになっています。
日本ーハワイ(ホノルル)便 特典航空券 必要マイル数
L(ローシーズン) | R(レギュラーシーズン) | H(ハイシーズン) | |
エコノミー | 35,000 | 40,000 | 43,000 |
ビジネス | 60,000 | 65,000 | 68,000 |
ファースト | ━ | ━ | ━ |
また、ANA国内線の特典航空券のチケット交換対象には「ANA特典航空券」「提携航空会社特典航空券」の2種類があり、予約方法・必要マイルが異なるので提携航空会社特典航空券を利用したい人は、注意が必要です。
国内線特典航空券に交換する
もちろん国際線だけでなく、国内線でも特典航空券が利用可能です。フライトの距離とシーズンによって必要なマイレージ数が変わるという点は国際線の特典航空券の交換と同じです。
今回は、利用者の多い東京ー大阪のフライトを参考に見てみることにします。
東京ー大阪便 特典航空券 必要マイル数
L(ローシーズン) | R(レギュラーシーズン) | H(ハイシーズン) |
5,000 | 6,000 | 7,500 |
ANA SKYコインに交換する
ANAのマイレージは直接特典航空券に交換する以外に「ANA SKYコイン」に交換して使うこともできます。ANA SKYコインは、対象商品購入の際に10円単位(10コイン=10円分)で使用できるコインです。対象商品は国内線航空券、国際線航空券、国内旅行商品、海外旅行商品の4種類です。
ANAのマイレージからANA SKYコインへの交換は1マイルからできるので、有効期限が近いという時にでもマイルを無駄にせず、交換可能です。
ただし、1マイル=1コイン=1円の価値なので、国際線や国内線の特典航空券に交換して使うよりも価値は下がってしまうため、お得感は低いというデメリットもあります。逆に、メリットとしては特典航空券の空席がなくても一般の空席があれば使えるという点です。
飛行機に乗る場合は直接特典航空券にチケット交換する方がお得なので、まずは特典航空券での空席があるかを確認してからANA SKYコインを使って一般予約することも検討するのがいいでしょう。
ANA SKYコインへの交換は、ANAマイレージの有効期限が切れそうな時や特典航空券での空席が無く予約が取れない時、プレミアムポイントを貯めたい時などに活用するのがおすすめです。
ANAのマイルを使う際の注意点
ANAのマイルはとてもお得に利用でき、マイルの入手・購入方法もたくさんあるのですが、いくつか注意点もあるのでしっかりと押さえておきましょう。
希望の特典航空チケットが取れないことも
まずは、希望の特典航空チケットが取れないこともあるという点です。特典航空券で予約できる席数と一般で予約・購入できる席数には違いがあり、一般で予約できる空席があっても特典航空券での予約は満席ということがあります。
特典航空チケットで予約可能な空席のある日程に合わせて予定を組める方には、そこまで問題ではないかもしれませんが、休みが取れる日が限られている人にとって、これは重要なポイントとなります。
先述の通り、ANA特典チケットを使って予約する日本ーハワイ間のフライトは、人気の路線かつ特典航空券対象の座席数も限られているので、かなり予約は激戦になっていることで知られています。
マイルの有効期限に注意
もう一つは、ANAマイルの有効期限についてです。貯めたANAマイルは利用した月から数えて36カ月後の月末<日本時間>まで有効です。例えば、2019年4月10日に貯めたマイルの有効期限は2022年4月30日です。
なお、一度特典航空券にチケット交換したANAマイルにはマイルの有効期限が適用されなくなり、別途特典航空券の有効期限が適用されるので、こちらにも注意が必要です。
ANAのマイルを購入する方法を把握して必要な時に活用!
今回はANAのマイルの入手・購入方法とお得な使い方などをご紹介しました。ANAマイルの購入方法を知っておけば、ANAマイルが必要な時にすぐ活用が可能なので、通常のANAマイルの貯め方と合わせて覚えておきましょう。
ANAマイルでお得に購入した航空券を使って、旅行などにぜひお役立てください。