今回はマルウェアに感染した場合の対処方法やマルウェアに感染しないための対策方法をご紹介していきます。また、マルウェアに感染しているかのチェックや駆除の方法についてもご紹介していますので、この記事を参考にマルウェア対策をして下さい。
今回はマルウェアの対策方法やマルウェアの感染経路、駆除の方法についてご説明していきます。
パソコンやスマートフォンを利用していて、突然端末が再起動を繰り返したり、電源が落ちたり、以前より動作が遅くなったりといった違和感を感じたことはありませんでしょうか。この様に、いつもと違和感を感じる挙動を起こしている場合は、マルウェアに感染している可能性があります。
万が一、マルウェアに感染している場合は、迅速に感染状況のチェック、そしてマルウェアの駆除が必要になります。
マルウェアとは、不正かつ有害な動作をさせることを目的に作成された悪意あるソフトウェアや悪意のあるコードの総称です。それらの種類に「ウイルス」、「ワーム」、「トロイの木馬」と呼ばれるものがあります。さまざまな方法で端末に侵入及び感染し、悪意のある挙動を起こします。そして、それらのマルウェアはスキャンや検出に簡単に掛からないよう巧妙に仕込まれています。
ウイルスとはパソコンやスマートフォンなどにインストールされているアプリケーションに、プログラムを一部書き換えをして、自身のコードを潜り込ませて、ウイルス自身が増殖するマルウェアです。ウイルス自身は独自に活動はできず、ウイルスに感染したアプリケーションが実行された際に侵入し、悪意ある行動と併せて増殖していきます。
ワームとは悪意のあるプログラムで、自分自身を複製して他のシステムに拡散し、侵入していく性質を持っているマルウェアです。ウイルスは独自に活動できませんが、ワームは独立したプログラムで、独自に活動します。そのため、拡散させるためのファイルやアプリケーションを必要としません。
しかし、インターネットを介して他のパソコンやスマートフォンに侵入及び感染していく点は同じであるため、ウイルスと同一視されることがあります。ワームの感染経路はインターネット経由の他に、USBメモリ等のストレージデバイスを接続することによって侵入及び感染する場合があります。
トロイの木馬とは便利なアプリケーションソフトに見せかけて、そのアプリケーションソフトを実行することで侵入し、悪意のある行動を起こすマルウェアです。トロイの木馬は他のプログラム内部に隠れることから、ギリシャ神話のトロイア戦争に語られるトロイの木馬から取って名前が付けられています。
トロイの木馬はアプリケーションソフトの実行時に侵入し、悪意のある行動を起こすため独自に動作して拡散や増殖をすることがないので、ウイルスやワームとは区別して呼ばれます。
マルウェアに感染してしまうと様々な被害が起こります。そして、マルウェアに感染していることに気づかなければどんどん被害が広がっていきます。そのマルウェアによる被害例をいくつかご紹介していきます。
一つ目の被害例はマルウェアに感染した端末のファイルを削除したり、端末の情報を外部ネットワークに流出するといった被害です。端末内の重要なファイルを気づかぬ内に削除されたり、外部に重要情報が漏洩する危険性があります。
二つ目の被害例はクレジットカードや銀行口座といった個人の重要情報が盗まれる被害です。この個人の情報が盗まれることによって金銭的な被害が発生するケースが多くあります。
また、個人の重要情報以外にもWebサイトの閲覧履歴やWebサイトなどに登録しているIDやパスワードなども盗まれて、外部に情報が漏洩する危険性があります。
1 / 6
続きを読む