Macのゴミ箱を削除して消してしまったデータ・ファイルを復元する事は可能です。こちらの記事では、Time Machineや5つの専用ソフト、もしくはDropboxを用いて、Macのゴミ箱を削除して消してしまったデータ・ファイルを復元する方法をご紹介しています。
Macで作業をして、作業完了後にデータ・ファイルをゴミ箱に入れ、ゴミ箱を空にしたあとに、削除したデータ・ファイルを再度使わなければいけなくなったという経験はありませんか。そうなると、後悔してもあとの祭りで、データ・ファイルをゼロから作り直すはめになってしまいます。
Macで削除してしまったデータ・ファイルを戻す事はできるのでしょうか。結論から言うと、Macで削除してしまったデータ・ファイルを戻す事は可能です。こちらの記事では、Macで削除してしまったデータ・ファイルを戻す方法をご紹介していきます。
Macのゴミ箱を復元する前の注意点としては、どんな方法を使っても、削除してしまったデータ・ファイルを完全に復元させることはできないということです。
ゴミ箱を空にすると、それまでゴミ箱にあったデータ・ファイルは上書きされて復元することができなくなります。ですので、復元することができるのは、上書きされていないデータ・ファイルのみであるということです。
このあとご紹介する復元ソフトの検索や、専門業者を探すためのネットサーフィンでもデータ・ファイルは上書きされていきますので、間違ってゴミ箱を空にしてしまった場合は、すぐにMacの使用を中止するようにしましょう。
Macのゴミ箱の復元方法としては、Time Machineの機能を使ってデータを戻す方法、データを復元するソフトを利用する方法、専門業者に依頼する方法があります。ここから順番にご紹介していきます。
Macのゴミ箱の復元方法の1つ目は、Time Machineの機能を使ってデータを戻す方法です。
Time Machineとは、Mac OS X以降標準装備されている、日ごと、週ごと、月ごとに自動でバックアップを取ってくれる機能です。Time Machineのバックアップデータから、削除してしまったゴミ箱のデータ・ファイルを復元することができます。
自動バックアップが有効になっているかどうかは、「設定」メニューの「Time Machine」をクリックして、「バックアップを自動作成」にチェックが付いているか確認してみてください。
Time Machine からファイルを復元する手順は、画面右上のメニューバーの「Time Machine」ボタンをクリックして、「Time Machineに入る」をクリックします。
日付ごとのバックアップフォルダが表示されるので、復元したい日付を選択し、「復元」ボタンを押すと、一度完全に削除したデータ・ファイルを復元することができます。
Macのゴミ箱の復元方法の2つ目は、Macで削除してしまったゴミ箱を復元するソフトを使ってデータを戻す方法です。
Ease US Data Recovery Wizard for Mac Freeは、無料で使用することのできるMacで削除してしまったゴミ箱を復元するソフトです。
Ease US Data Recovery Wizard for Mac Freeは、無料版でも最大で2GBのデータ・ファイルを復元することができます。オフィス系データや画像データをはじめとして、ほぼすべてのファイル形式のデータ・ファイルの復元が可能です。
また、Time Machineバックアップからデータ・ファイルの復元をすることも可能なので、Mac自体が破損してしまったり、MacのHDDが起動しなくなったりしても、その前の正常な状態に復元することが可能です。
Photo Recも、無料で使用することのできるMacで削除してしまったゴミ箱を復元するソフトです。
Photo Recは、基本的に無料で利用することができ、復元できるデータ・ファイルの容量制限がありません。オフィス系データや画像データをはじめとして、ほぼすべてのファイル形式のデータ・ファイルの復元が可能です。
Photo Recはもともと、デジカメで撮影した画像や動画データを復元するために開発されたため、デジカメ内のメモリやSDカードなどからデータ・ファイルの復元をすることも可能です。一方、画像や動画データを復元する際には、ファイル名の復元をそれほど重視しないため、ファイル名までは復元されません。
また、コマンド入力によってデータ・ファイルの復元をおこなうので、PCの操作に慣れている人向けのデータ復元ソフトともいえます。
iSkysoftの万能データ復元! for Macは、有料で使用することのできるMacで削除してしまったゴミ箱を復元するソフトです。
1 / 3
続きを読む