【Mac】ゴミ箱の復元方法!削除してしまったデータ/ファイルを戻すには?

Macのゴミ箱を削除して消してしまったデータ・ファイルを復元する事は可能です。こちらの記事では、Time Machineや5つの専用ソフト、もしくはDropboxを用いて、Macのゴミ箱を削除して消してしまったデータ・ファイルを復元する方法をご紹介しています。

【Mac】ゴミ箱の復元方法!削除してしまったデータ/ファイルを戻すには?のイメージ

目次

  1. 1Macで削除してしまったデータ・ファイルを戻す事はできる?
  2. 2Macのゴミ箱を復元する前の注意点
  3. 3Macのゴミ箱の復元方法
  4. Macの自動バックアップを有効にしていた場合のゴミ箱復元方法
  5. Macで削除してしまったゴミ箱を復元するソフト
  6. 専門の復旧業者に依頼する
  7. 4Macでゴミ箱を削除しても復元できるようにする対策
  8. 自動バックアップ機能を利用する
  9. オンラインストレージを利用する
  10. 5Macのゴミ箱のデータ復元するにはバックアップをとっておくことが安全!

Macで削除してしまったデータ・ファイルを戻す事はできる?

Macで作業をして、作業完了後にデータ・ファイルをゴミ箱に入れ、ゴミ箱を空にしたあとに、削除したデータ・ファイルを再度使わなければいけなくなったという経験はありませんか。そうなると、後悔してもあとの祭りで、データ・ファイルをゼロから作り直すはめになってしまいます。

Macで削除してしまったデータ・ファイルを戻す事はできるのでしょうか。結論から言うと、Macで削除してしまったデータ・ファイルを戻す事は可能です。こちらの記事では、Macで削除してしまったデータ・ファイルを戻す方法をご紹介していきます。

Macでデータ・ファイルを削除してしまったイメージ

Macのゴミ箱を復元する前の注意点

Macのゴミ箱を復元する前の注意点としては、どんな方法を使っても、削除してしまったデータ・ファイルを完全に復元させることはできないということです。

ゴミ箱を空にすると、それまでゴミ箱にあったデータ・ファイルは上書きされて復元することができなくなります。ですので、復元することができるのは、上書きされていないデータ・ファイルのみであるということです。

このあとご紹介する復元ソフトの検索や、専門業者を探すためのネットサーフィンでもデータ・ファイルは上書きされていきますので、間違ってゴミ箱を空にしてしまった場合は、すぐにMacの使用を中止するようにしましょう。

Macの使用を中止するイメージ

Macのゴミ箱の復元方法

Macのゴミ箱の復元方法としては、Time Machineの機能を使ってデータを戻す方法、データを復元するソフトを利用する方法、専門業者に依頼する方法があります。ここから順番にご紹介していきます。

Macのゴミ箱の復元方法の紹介のイメージ

Macの自動バックアップを有効にしていた場合のゴミ箱復元方法

Macのゴミ箱の復元方法の1つ目は、Time Machineの機能を使ってデータを戻す方法です。

Time Machineとは、Mac OS X以降標準装備されている、日ごと、週ごと、月ごとに自動でバックアップを取ってくれる機能です。Time Machineのバックアップデータから、削除してしまったゴミ箱のデータ・ファイルを復元することができます。

自動バックアップが有効になっているかどうかは、「設定」メニューの「Time Machine」をクリックして、「バックアップを自動作成」にチェックが付いているか確認してみてください。

バックアップを自動作成チェック

Time Machine からファイルを復元する手順

Time Machine からファイルを復元する手順は、画面右上のメニューバーの「Time Machine」ボタンをクリックして、「Time Machineに入る」をクリックします。

Time Machineに入るボタン

日付ごとのバックアップフォルダが表示されるので、復元したい日付を選択し、「復元」ボタンを押すと、一度完全に削除したデータ・ファイルを復元することができます。

Macで削除してしまったゴミ箱を復元するソフト

Macのゴミ箱の復元方法の2つ目は、Macで削除してしまったゴミ箱を復元するソフトを使ってデータを戻す方法です。

Macのゴミ箱の復元方法の2つ目

Ease US Data Recovery Wizard for Mac Free・無料

Ease US Data Recovery Wizard for Mac Freeは、無料で使用することのできるMacで削除してしまったゴミ箱を復元するソフトです。

Ease US Data Recovery Wizard for Mac Freeの画面

Ease US Data Recovery Wizard for Mac Freeは、無料版でも最大で2GBのデータ・ファイルを復元することができます。オフィス系データや画像データをはじめとして、ほぼすべてのファイル形式のデータ・ファイルの復元が可能です。

また、Time Machineバックアップからデータ・ファイルの復元をすることも可能なので、Mac自体が破損してしまったり、MacのHDDが起動しなくなったりしても、その前の正常な状態に復元することが可能です。

Photo Rec・無料

Photo Recも、無料で使用することのできるMacで削除してしまったゴミ箱を復元するソフトです。

Photo Recの画面

Photo Recは、基本的に無料で利用することができ、復元できるデータ・ファイルの容量制限がありません。オフィス系データや画像データをはじめとして、ほぼすべてのファイル形式のデータ・ファイルの復元が可能です。

Photo Recはもともと、デジカメで撮影した画像や動画データを復元するために開発されたため、デジカメ内のメモリやSDカードなどからデータ・ファイルの復元をすることも可能です。一方、画像や動画データを復元する際には、ファイル名の復元をそれほど重視しないため、ファイル名までは復元されません。

また、コマンド入力によってデータ・ファイルの復元をおこなうので、PCの操作に慣れている人向けのデータ復元ソフトともいえます。

iSkysoft

iSkysoftの万能データ復元! for Macは、有料で使用することのできるMacで削除してしまったゴミ箱を復元するソフトです。

iSkysoftの画面

iSkysoftの万能データ復元! for Macは、初回ダウンロード時に7,680円がかかりますが、その後の追加課金やアップグレードの必要がありません。有料ソフトなので、復元できるデータ・ファイルの容量制限もありません。オフィス系データや画像データをはじめとして、ほぼすべてのファイル形式のデータ・ファイルの復元が可能です。

iSkysoftの万能データ復元! for MacもPhoto Recと同様、デジカメ内のメモリやSDカードなどからデータ・ファイルの復元をすることができますし、iPodなどのメモリからのデータ・ファイルの復元も可能です。

iSkysoftの万能データ復元! for Macは、ユーザーが使いやすい画面設計がされているので、PCの操作に慣れていない人でも簡単に操作することができるデータ復元ソフトです。

PCの操作に慣れていない人のイメージ

Renee Undeleter

Renee Undeleterは、有料で使用することのできるMacで削除してしまったゴミ箱を復元するソフトです。

Renee Undeleterの画面

Renee Undeleterは、初回ダウンロード時に6,480円がかかりますが、その後の追加課金やアップグレードの必要がありません。有料ソフトなので、復元できるデータ・ファイルの容量制限もありません。オフィス系データや画像データをはじめとして、ほぼすべてのファイル形式のデータ・ファイルの復元が可能です。

Renee Undeleterは、復元可能なデータ・ファイルを検出すると、プレビュー画面で確認することができるので、うっかりファイル名を忘れてしまっても、目的のデータ・ファイルを確実に復元することが可能です。

データリカバリー

データリカバリーは、有料で使用することのできるMacで削除してしまったゴミ箱を復元するソフトです。

データリカバリーの画面

データリカバリーは、永久ライセンス版で初回ダウンロード時に7,980円がかかりますが、その後の追加課金やアップグレードの必要がありません。有料ソフトなので、復元できるデータ・ファイルの容量制限もありません。オフィス系データや画像データをはじめとして、ほぼすべてのファイル形式のデータ・ファイルの復元が可能です。

データリカバリーも、デジカメやビデオカメラのメモリーカードなどからデータ・ファイルの復元をすることができますし、AndroidスマホのSDカードからのデータ・ファイルの復元も可能です。

データリカバリーにはディープスキャン機能が備えられていて、他の復元ソフトでは感知できないデータ・ファイルの復元が可能になることもあります。

ディープスキャン機能のイメージ

専門の復旧業者に依頼する

Macのゴミ箱の復元方法の3つ目は、専門の復旧業者に依頼する方法です。

Macで削除してしまったゴミ箱を復元するソフトを利用するより費用がかかることがありますが、特殊なファイルの復元や、データ容量の大きなデータ・ファイルの復元が可能になることもあります。

専門業者を探すためのネットサーフィンでもデータ・ファイルは上書きされていきますので、間違ってゴミ箱を空にしてしまった場合は、すぐにMacの使用を中止するようにしましょう。

専門業者のイメージ

Macでゴミ箱を削除しても復元できるようにする対策

ここまで、Macのゴミ箱の復元方法をご紹介してきましたが、Macでゴミ箱を削除しても復元できるように、あらかじめできる対策についてもご紹介します。

自動バックアップ機能を利用する

Macのゴミ箱の復元方法の1つ目でもご紹介した、Time Machineの自動バックアップ機能や、オンラインストレージによる自動バックアップを利用すれば、万が一、Macでゴミ箱を削除しても、すぐにデータ・ファイルを復元ですることができます。

あらかじめの用意のイメージ

Time Machineを使うために必要な物

Time Machineを使うためには、外付けHDDやNASなどの記憶装置が必要です。Macと記憶装置を有線で接続する必要がある場合は、USBケーブルなども必要です。Wi-Fi環境が整っていれば、Wi-Fiを使って接続することができる記憶装置のほうが便利です。

外付けHDDやNASなどの記憶装置のイメージ

Time Machineを有効にする方法

Time Machineを有効にするためには、設定画面から「Time Machine」を選択し、「バックアップディスクを選択」し、用意した記憶装置をバックアップ先として登録しておく必要があります。この時、「バックアップを自動作成」にチェックを入れておくと、うっかりバックアップを忘れることもなくなります。

バックアップを自動作成ボタン2

オンラインストレージを利用する

Time Machineで自動バックアップするためには、Macと記憶装置が接続された環境が必要ですが、オンラインストレージを利用すれば、どこにいてもバックアップを取ることができるので便利です。

オンラインストレージサービスのイメージ

Dropboxとは

Dropboxとは、インターネット上にファイルを保存しておくことができる、オンラインストレージサービスの一つです。

利用しているMacと同期するように設定しておくと、インターネットに接続されている時に、データ・ファイルの自動バックアップがおこなわれます。

Dropboxのロゴイメージ

Dropboxでデータを復元する方法

Dropboxでデータを復元する方法は、インターネットブラウザでDropboxのサイトにアクセスし、「ファイル」メニューから、「削除したファイル」をクリックします。無料版のDropboxでは、「削除したファイル」に、Mac上では削除したデータが30日間保存されているので、万が一、Macでゴミ箱を削除しても、すぐにデータ・ファイルを復元ですることができます。

Dropboxの削除したファイルボタン

ファイルを復元できる期間を伸ばす方法

無料版のDropboxでは、ファイルを復元できる期間が30日間となっていますが、有料版のDropbox Professionalに登録することで、ファイルを復元できる期間を120日間まで伸ばすことができます。

無料版のDropboxとDropbox Professionalの比較表

Dropboxでできること

Dropboxでは、万が一、Macでゴミ箱を削除しても、すぐにデータ・ファイルを復元ですることができるほかにも、Macで間違って上書き保存してしまったデータ・ファイルを、保存前の状態に戻すことも可能です。

Macで間違って上書き保存してしまったイメージ

Macのゴミ箱のデータ復元するにはバックアップをとっておくことが安全!

Macのゴミ箱のデータのバックアップをとっておくイメージ

万が一、Macでゴミ箱を削除しても、あとからあわてることを防ぐために、Time MachineやDropboxの自動バックアップ機能を使って、あらかじめ、Macのゴミ箱のデータのバックアップをとっておくことがおすすめです。

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この記事のライター
hotpowder