Macユーザーの皆さんは「hostsファイル」という機能をご存知でしょうか?今回はこのMacの「hostsファイル」を書き換える方法と、hostsファイルを編集したにもかかわらず、設定が反映されない場合の対処法についてご紹介していきます。
日頃Macを使っているユーザーの皆さんは、「hostsファイル」という機能をご存知でしょうか。Macには様々な機能が備わっていますが、Macのこの「hostsファイル」という機能は、意識して使おうとしない限り、なかなか耳にする機能ではありません。まずはMacの「hostsファイル」とはどんな機能なのかを確認していきます。
Macの「hostsファイル」とは、ホストIPとアドレスの対応を記述したファイルのことです。普段インターネット上では、DNSサーバがドメインとIPの紐づけを行なっていますが、hostsファイルの設定を優先するため、自分の端末のhostsファイルを変更することで、DNSで解決のできないサーバに、ドメイン名を使ってアクセスできるようになります。
Macのhostsファイル機能を確認したところで、早速Macのhostsファイルを書き換える方法をご紹介していきます。まずはhostsファイルを「テキストエディット」で編集する方法をご紹介していきます。
早速お持ちのMacを起動させましょう。Mac画面上部のFinderのメニューバーから「移動」をクリックし、メニューの中の「フォルダへ移動」をクリックしましょう。フォルダへ移動をクリックし、そこで「/private/etc」と入力することで、hostsファイルが設定されている場所のフォルダが開きます。
次に、Macのhostsファイルを別の場所にコピーし、hostsファイルを編集していきます。今回はhostsファイルの編集がわかりやすいよう、Macのデスクトップ上の場所にhostsファイルをコピーしました。コピーした方のhostsファイルを、mac標準のテキストエディタで開きましょう。
hostsファイルを開いたら、hostsファイルの一番下に、「IPアドレス+半角スペース+ホスト名(ドメイン名)」を入力し、hostsファイルを保存します。
最後に、編集したMacのhostsファイルを元のフォルダに上書きをします。
「管理者の名前とパスワードが必要です」というメッセージがMacの画面上に表示されるので、名前とパスワードを入力し、認証をおこなってください。認証を進めると、「新しい項目で置き換えますか?」というメッセージが画面上に表示されるので、「置き換える」をクリックしましょう。
この流れに沿って設定をすることで、hostsファイルの設定が反映されるようになります。hostsファイルの設定が反映されているのかを確認するため、ブラウザを再起動して確認してみましょう。
次に「ターミナル」でhostsファイルを編集する方法をご紹介していきます。ターミナルの使い方に慣れているユーザーの方は、この「ターミナル」という機能を使って、hostsファイルを編集することをおすすめします。
早速ターミナルを起動させましょう。ターミナルを起動させるには、アプリケーションをクリックし、ユーティリティを選択します。メニューの中から「ターミナル」を選択し、クリックします。もしくは、Launchpadから入り、「その他」を選択し、メニューの中から「ターミナル」を選択しましょう。なお、下の画像はLaunchpadからターミナルを起動する場合のものです。
ターミナルを開いたら、最初に「sudo vi /private/etc/hosts」と入力し、hostsファイルを書き換えましょう。hostsファイルを書き換えると、パスワードの入力を求められるので、ログイン中のアカウントのパスワードを入力しましょう。
hostsファイルの書き換えを始めようとすると、下の画像のような画面が表示されます。この画面で「i」を入力すると、画面の一番下に「– INSERT –」と表示され、hostsファイルの書き換えるための入力モードになります
書き換えたhostsファイルを上書き保存しましょう。hostsファイルの書き換えが完了したら、「esc」キーを押します。その後に「:wq」と入力することで、hostsファイルの設定が上書き保存されます。
書き換えたhostsファイルを確認したい場合は、ブラウザを再起動しましょう。再起動することで、設定したhostsファイルを確認できます。
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