LinuxをMacで使うメリットは?違いやオススメの使い分けを比較して解説!

LinuxをMacで使うメリットや使い分け方法について解説します。また、LinuxとMacの違いや使うべき用途について考察し両者の特徴を理解できると使い分けがうまくなります。OSを使う目的を明確にすることで、OSの違い・特徴をうまく活かせます。

目次

  1. 1LinuxをMacで使うメリット
  2. Linuxとは
  3. Linuxをメインにするメリット
  4. 2Linux・Macの違いを比較
  5. 使い方や操作の難易度
  6. セキュリティの高さ
  7. 利便性の高さ
  8. 速度
  9. プログラミング環境構築面
  10. 3LinuxとMacのオススメの使い分け方とは
  11. サーバやアプリの開発環境を構築するならLinux
  12. コマンドで操作したいならLinux
  13. iOSやMacOS用のアプリ開発ならMac
  14. パッケージアプリを使うならMac
  15. 4LinuxをMacで使うための導入方法
  16. CDイメージをダウンロードする
  17. 仮想マシンを作る
  18. Linux OSをインストールする
  19. 5LinuxをMacに導入して活用しよう!

LinuxをMacで使うメリット

PCで使い分けるOSを考えるとき、最も定番なOSと言えば、Windows・macOSに次いでLinuxが挙げられるでしょう。Windows・macOSは、基本的にPCとパッケージングで取り扱われる場合がほとんどですが、Linuxはこの2者とは違ってOS単体で語られることが多いという特徴があります。

その理由はいくつか挙げられますが、最も主要な理由は「PCマシンを選ばないOS」であるという点でしょう。Linuxは、WindowsPC・Macに対して、デフォルトのOSを残したままサブOSとしてインストールできます。インストール後は、切り替えて利用できるので使い分けが可能です。

今回はそうした点も踏まえて、LinuxをMacで使うメリット、使い分け方法について解説します。また、LinuxをMacにインストールする手順も紹介します。

Linuxとは

Linuxについて語る前に、簡単にLinuxについておさらいしておくと、LinuxのOSカラーを一言で例えるならば「開発者向けOS」といえます。

Windows・macOSは歴史的に、一般ユーザーをパーソナルコンピューターの世界に巻き込もうという意図があり、一般人の生活・仕事の一部にパーソナルコンピューターの機能・可能性を取り込むという大きなテーマがありましたが、Linuxにおいては元々フリーOSであり、一般人に利用してもらおうという流れとは縁が薄かったといえます。

それ故に、コマンド操作などは逆にWindows・macOSに比べて発達したといえるでしょう。また、Linuxは応用できるデバイスにおいても汎用性が高く、PC以外にも、NAS(外付けネットワークハードディスク)・家電・ロボットなどにも利用されています。

Linuxをメインにするメリット

以下、Linuxをメインにするメリットについて端的にまとめました。

無料で試すことが可能

Linuxは無料インストールできるOSなので、興味があればコストをかけずにすぐに試せるという利便性があります。また、仮想OSとして簡単にゲストOSをインストールできるエミュレータ―アプリを利用すれば、デフォルトのOSをそのままメインOSとして利用しながら、Linuxを併用できます。

処理が早く快適に操作ができる

Linuxは他のOSと比べると機能が厳選されていて作りがシンプルなため、例えばWindowsなどと比べると処理が早く軽快なPC操作を行えます。

インストールするPCを選ばない

Linuxは基本的にインストールするPCを選びません。WindowsPCでもMacでもインストールできます。LinuxはUNIX系と呼ばれる、初期OSの流れを受け継いでいるOSなので汎用性が高いOSと言えます。ちなみにスマホ・タブレットのOSであるAndroidOSもLinux上で構築されているOSです。

Webアプリの開発環境に最適

LinuxはWebアプリの開発環境に最適なOSです。その理由は、レンタルサーバーなどの大規模なサーバーや開発環境のデバイスはほとんどがLinuxベースで管理されているという現状があるためです。

Linuxは開発・技術畑で多く利用されてきたことは前述しましたが、そういう歴史的経緯に加えて、無料で利用できるOSであることが、さらに開発・技術畑で多く利用されている理由にもなります。

実際にLinux以外のOSでWebアプリを開発しようとすると、有料のレンタルサーバーを借りて有料OSをインストールして、オペレーションの実験やシミュレーションを行わなくてはいけませんが、Linuxを使えば、有料のサーバーをレンタルする必要はなく、無料のLinuxを自分のPCにインストールしてオペレーションの実験やシミュレーションを行えます。

また、サーバーをレンタルすることがあっても、そのサーバーがほとんどの場合、Linuxベースで管理されているので、データ移行や開発もスムーズに行えます。

ソフトウェアは基本無料で使える

Linuxが無料OSであるということもあって、Linux用として配布・提供されているソフトウェアは基本的に無料で利用できます。歴史的にLinuxが利用されてきた環境のルールなので、一度Linuxのオペレーションに慣れると、無料で便利なソフトウェアを自由に利用できるというメリットがあります。

ソフトウェアはコマンド入力で手に入る

WindowsやmacOSに慣れている一般ユーザーには想像しづらいかもしれませんが、Linuxではソフトウェアをインストールするときにコマンド入力で簡単に入手できます。

例えば、Windows・macOSであれば、ブラウザでインストールしたいアプリの専用サイトにアクセスして「ダウンロード」ボタンをクリックして、まずインストーラーをダウンロードします。

次に、そのインストーラーをダブルクリックしてインストールウイザードを立上げて、「インストール」ボタンをクリックした後、手順に沿って「次へ」のリンクを続けてクリックして最後に「完了」をクリックするという流れが一般的でしょう。

しかし、Linuxの場合は、コマンドでインストールしたいアプリとインストール用のコマンドを入力するだけで、即時的にインストールできます。

Linux・Macの違いを比較

次に、Linux・Macの違いに関して、比較・考察をまとめました。

使い方や操作の難易度

まず、使い方や操作を覚える難易度を比較すると、Macよりも圧倒的にLinuxの方が苦労します。これは理解するのが難しいという意味ではなく、自分で能動的に理解していく努力が必要になるという意味です。

前述しましたが、Windows・Macは一般ユーザーを対象に有料で販売するOSサービスなので、基本的にユーザーサポートがつきます。

また、UI(ユーザーインターフェイス)も一般ユーザーができるだけ操作しやすい工夫が成されています。また、ユーザー数も多いので、ネット上でもユーザー同士の情報交換が盛んで、小さな操作上の悩みに関する情報も提供されている可能性があります。

それに対して、Linuxは一般ユーザーにはなじみが薄く、どちらかというと技術者が使用するOSで、無料で配布・提供されているので、基本的にユーザーサポートはありません。

最近はLinuxのUI(ユーザーインターフェイス)も利用しやすくデザインされていますが、Windows・Macほど細かい箇所に気が利いているつくりではありません。また、ユーザー数が少ないので、ネット上で情報収集する場合は苦労します。

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この記事のライター
KOUSUKE
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