LINEのトーク履歴をしっかりバックアップして、正しい復元方法で復元したいと思う方は多いでしょう。LINEで重要なやり取りをするのならなおさらです。自分に合ったLINEのトーク履歴のバックアップ方法を確認し、いつでもできるように知識を蓄えておきましょう。
友人との日常会話や、仕事場の同僚とのビジネス会話など、LINEでは様々な方々が、様々な内容の話をトーク画面で繰り広げています。手軽に登録でき、簡単に人と繋がって、コミュニケーションを展開できるLINEは、多くのユーザーにとって非常に便利で、なくてはならないアプリです。
そんなLINEアプリで話した内容(トーク履歴)を、しっかりと保存しておきたい場合があるかもしれません。機種変更をする際などは、LINEのトーク履歴が残るか不安だという方もいるでしょう。
もしも機種変更などで、使用端末が変わる場合は、もちろんですがバックアップを取る必要があります。ここで大事なのは、LINEのトーク履歴をバックアップするには、LINEのアカウント引継ぎをするだけでなく、LINEのトーク履歴を個別でバックアップする必要があるということです。
機種変更をする時には、使用端末のバックアップをすることが普通でしょう。誰だって大事なデータは引き継いでおきたいと思うものです。ですが、LINEは端末付属のアプリではなく、LINE社が出した独自アプリのため、使用端末をバックアップしていても、LINEそのもののバックアップは取れていません。
では、使用端末とLINEアプリの二つをバックアップすればいいのかというと、まだ足りません。LINEアプリでアカウント引継ぎをした場合、友だちなどの情報は復活しますが、トーク履歴の情報はすべて消えてしまいます。
つまり機種変更時には、「使用端末のバックアップ」「LINEアカウントの引継ぎ設定」「LINEのトーク履歴のバックアップ」の三点が必要になり、LINEのトーク履歴を引き継ぐためには、「LINEのトーク履歴のバックアップ」が非常に重要になるのです。
今回はLINEのトーク履歴のバックアップや、復元方法について紹介しますが、使用端末のバックアップや、LINEアカウントの引継ぎも大事な要素ですので、曖昧な方はそちらもしっかり確認しておきましょう。
iPhoneからiPhoneへLINEのトーク履歴を引き継ぐ場合、icloud経由で引き継ぐ方法(Wi-Fi環境とiPhoneのみで操作可能)と、iTunes経由で引き継ぐ方法(PCが必要)の二つの方法が存在します。どちらも端末以外に、通信環境やPCの用意などが必要になりますが、操作自体はそう難しいものではありません。
自分に合った方法を選択し、落ち着いて順序に合わせて試してみましょう。
AndroidからAndroidへLINEのトーク履歴を引き継ぐ場合は、iPhoneと違い、Googleドライブ経由で引き継ぐ方法と、LINEのkeep機能を利用して引き継ぐ方法があります。こちらも操作方法は難しいものではないので、気負わずに安心して引継ぎをしてみましょう。
もっとも特殊なのは、iPhoneからAndroid、もしくはAndroidからiPhoneへ機種変更する際の、LINEのトーク履歴の引継ぎです。機種が変わるということは、対応OSが変わってしまうため、容易に引継ぎをすることはできません。
例えば、Androidでバックアップを取っていたとしても、iPhoneではOSが違うため、そのバックアップデータを復元することはできません。互換性がない、と言う方が分かりやすいかもしれません。
会社のサービス違いで難しいケースもあります。iPhoneのバックアップをicloudで取っていた場合、Androidではそのバックアップデータを復元することはできません。icloudはApple社のサービスですから、当然と言えば当然です。
このように通常の方法では、LINEのトーク履歴を引き継ぐのは非常に難しいことです。そのため別の方法として、LINEのトーク履歴をテキストデータとしてバックアップする方法があります。通常のバックアップ方法とは少し異なりますが、こちらの方法で引継ぎが可能になるため、機種変更でOS違いの機種に変更される方は、しっかりと確認しておきましょう。
まずは、iPhoneを使った引き継ぎ方法から確認していきましょう。「LINEのトーク履歴をバックアップ・復元する」の「iPhoneからiPhoneの場合」でも説明したように、iPhoneのみでLINEのトーク履歴を引き継ぐ場合、icloudを利用する方法が一番手っ取り早く効率的です。
iTunesを使う方法だとどうしてもPCを用意する必要がありますが、icloudだと使用しているiPhoneのみで、LINEのトーク履歴のバックアップと復元の両方が行えるため、コストも手間もかかりません。iPhoneだけでLINEのトーク履歴を引き継ぎたい場合は、icloudを使って復元作業を行ってみましょう。
icloudはApple社が提供しているデータ保管サービスです。雲のように場所を取らず、どこででも多くのデータが保管できます。(容量によっては有料になります。)iPhoneに初めから提供されているサービスなので、何かしらのアプリをダウンロードする必要もありません。
5GBまでなら無料でデータを保存できるところも魅力的で、非常に高いセキュリティで守られている部分も評価の高い一面です。
icloudの操作自体は簡単で、iPhoneに慣れていないユーザーでも、問題なくバックアップと復元ができます。ただしWi-Fi環境が必須なため、自宅でWi-Fi環境を整えるか、Wi-Fiが借りられる施設に行き、Wi-Fi環境がしっかりした場所で、LINEのトーク履歴のバックアップと復元を行いましょう。
icloudを利用する前に、iosとLINEのバージョンが最新かどうか確認することが大切です。どちらかが古いバージョンだった場合、バックアップと復元のどちらか、もしくは両方が失敗する恐れがあります。
LINEのトーク履歴のバックアップは上手くいったとして、バックアップの復元は失敗したとなれば、引継ぎは不完全なまま失敗ということになります。最悪の場合、二度目のバックアップが取れない可能性も十分にあり得ます。そんな悲しい事故を起こさないためにも、iosとLINEのバージョンアップは忘れずに行っておきましょう。
iosのバージョンアップは、iPhoneの設定アプリにある「一般」の、「ソフトウェア・アップデート」項目からできます。LINEのバージョンアップはapp storeからできるので、二点を確認しましょう。
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