iPhoneの容量を増やす3つの方法!空き容量不足を解消する!

iPhoneの残り容量が不足して困る、というのは「iPhoneあるある」のひとつです。しかし、残り容量が少なくなってからあわてて空き容量を増やすのは、なにかと面倒なものです。そこでストレージ容量の少ないiPhoneの空き容量を増やす、3つの方法をお教えします。

目次

  1. 1iPhoneの容量を増やす前にストレージの状況を見る
  2. ストレージの使用状況で重たいデータを確認する
  3. 2iPhoneの容量を最も簡単に増やす方法
  4. アプリを削除せずにストレージに空きを作る設定方法
  5. 3音楽データを整理してiPhoneの容量を増やす
  6. ストリーミングアプリを活用して容量を増やす方法
  7. 4画像データを整理してiPhoneの容量を増やす
  8. iCloudを活用して容量不足を解決
  9. Google Photosを利用して容量不足を解決
  10. 5iPhoneの容量を増やすにはこの3つがおすすめ

iPhoneの容量を増やす前にストレージの状況を見る

iPhoneの容量が不足して、あわててストレージの空き容量を増やすために、データを消したりアプリを消去したりするのは、正直面倒なものです。しかも一時的に空き容量を増やすことができても、根本的な解決ではないために、またしばらくすると二度三度と同じことを繰り返さなければなりません。

そこで、iPhoneのストレージの容量不足を解決し根本的にiPhoneの空き容量を増やす3つの方法をお教えします。しかし、この方法を使う前に、まずはiPhoneのストレージがどれくらい使われているかを確認してください。

そのためには、まず「設定」を起動し、「一般」を選んだのち「iPhoneストレージ」を選択します。

ストレージの使用状況で重たいデータを確認する

「iPhoneストレージ」の中身が表示されたら、どの項目がストレージの容量を食っているかを確認してください。各項目の中身については以下に記します。
 

  • App……インストール済みのアプリとそのデータ
  • 写真……写真App内の写真やスクリーンショット、動画
  • メディア……音楽やビデオ、Podcastなどのコンテンツや着信音、アートワークなど
  • メール……メールApp内のメールと添付ファイル
  • Apple Books……ブックApp内のブックやPDF
  • メッセージ……メッセージApp内のメッセージとそれに付随したファイル
  • iCloud Drive……iCloud Driveからダウンロードした各種コンテンツ
  • その他……システムファイルやソフトウェアアップデート、キャッシュされたファイルやログなど

また、スクロールするとアプリがiPhoneの容量を食っている順に並んでいます。

多くの場合、iPhoneの容量を消費して空き容量不足にしているのはアプリとそのデータ、iTunesやミュージック経由の音楽やビデオ(含む映画)、そして写真と動画の各データです。逆に言うと、この3つが占める容量さえ削減できれば、空き容量を増やせてiPhoneの容量不足が解消できるというわけです。

そこで、これらの情報を踏まえて、この3つの分野に絞ってデータを削減しiPhoneの空き容量を増やすことにします。

iPhoneの容量を最も簡単に増やす方法

まずはiPhoneの空き容量を増やすために一番簡単な、アプリを「取り除く」方法から始めます。注意してほしいのは、この方法ではアプリを「削除する」のではなく「取り除く」ということです。

アプリを削除せずにストレージに空きを作る設定方法

アプリを「取り除く」には、冒頭で開いた「iPhoneストレージ」の「おすすめ」にある「非使用のAppを取り除く」の「使用」をタップします。

これを選択すると、空き容量が不足したときに、自動的にあまり使われていないアプリ本体を「取り除く」ようになります。ちょっとわかりにくいですが、「iPhoneストレージ」の表示における「App」とは、App Storeからダウンロードできるアプリ本体と、そのアプリがiPhone上で動作した結果作成する「書類とデータ」に分かれます。

さきほどの「iPhoneストレージ」にあるアプリの一覧からアプリ(ここではDQXツール)を選ぶと「Appのサイズ」と「書類とデータ」のサイズが表示されます。「Appのサイズ」がアプリ本体のサイズで、「書類とデータ」がそのアプリが作成したか、ネットからダウンロードした(電子書籍アプリなら電子書籍など)データです。

この画面で「Appを取り除く」を選ぶとアプリが取り除かれ、「Appのサイズ」138.3MBの容量が空きますしかし「書類とデータ」が残っていますので、アプリを再ダウンロードすればなにごともなかったかのよう利用を続けられます

もし、このとき「Appを削除」を選ぶと、「Appのサイズ」と「書類とデータ」の両方が削除され330.7MBの容量が空きますが、代わりにアプリを再ダウンロードしても元通りにはならず1からそのアプリを利用開始しなければなりません

つまり、「Appを取り除く」「非使用のAppを取り除く」という状態は、一時的にアプリ本体をApp Storeに預けてあるだけ、と考えるといいでしょう。そのためiPhone上にアプリのアイコンは残り続けます。ただし、そのアプリのアイコンには名前の頭にクラウドからダウンロードが必要であることを記す雲状のマークがつきます

このように、ワンタップで空き容量が不足したときに、空き容量を作ってくれる便利な「非使用のAppを取り除く」機能ですが、いかに記す3つの注意が必要です。
 

  1. iPhoneのシステムが「空き容量が不足している」と判断するまでアプリは取り除かれない
  2. 取り除かれたアプリを利用する際には再びアプリをインストールする必要がある
  3. 再インストールには時間とデータ転送のコストが必要となる

この方法は、こうしたちょっとした不便と、空き容量の確保のバーターとなります。

音楽データを整理してiPhoneの容量を増やす

アプリの整理に目処がついたところで、次に整理するのは音楽データです。iPhoneは元々iPodから発展したこともあり、iPhoneユーザーのほとんどはiPhoneで音楽を聴く習慣があります。そのためiPhone中の音楽データが容量を圧迫しがちです。しかし、ストリーミングの音楽アプリを使うことで、iPhoneの中の音楽データを削除して容量を解放できます

ストリーミングアプリを活用して容量を増やす方法

iPhoneでストリーミングミュージックといえばApple Musicです。そこで、まずはApple Musicを使って空き容量を増やす方法をお伝えした上で、もうひとつ人気のストリーミングの音楽アプリ、Spotifyを使う方法もお教えします。

Apple Musicを利用して容量不足を解決

Apple Musicに登録することで、iPhone内に自分の手持ちの音楽データを登録しておく必要はなくなります。Apple Musicで聴けない曲以外はすべて削除すれば、iPhoneの空き容量が数GBから数十GB増えます。

ただし、なにも考えずにApple Musicを使い続けていると、ストリーミングのキャッシュがどんどん溜まっていきます。そうなるとまた容量不足になりますので、そうならないために、Apple Musicのキャッシュに上限を設定します。

そのためにはまず「設定」を立ち上げ「ミュージック」を選び「ストレージを最適化」を選択します。そして「ストレージを最適化」をオン(緑色)にしたのち、「最小限の容量」の項目から「なし」か一番少ないものをタップします。

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この記事のライター
julyten
PDAの頃から携帯機器やPC関係を扱ってきた旧きプロレス愛好家。

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