流行語にもなった「インスタ映え」。最高のポーズで自撮りをして、オンリーワンの写真を投稿できたら最高ですよね。でもインスタ映えするポーズとはどんなポーズでしょうか。今回はインスタ映えするおすすめポーズと自撮や友達と一緒に盛れる撮り方を解説します。
写真を撮ってインスタグラムに投稿する時、どんなポーズをとるでしょうか。圧倒的に多いポーズはピースサインです。ピースサインは日本人にとって定番ポーズとして広く知られています。しかしインスタグラムに写真を投稿する日本人はなぜ、それほどピースサインが好きなのでしょうか。
ピースサインはもともと「Victory」つまり勝利を意味するサインでした。また平和を祈るサインとしても用いられます。ベトナム戦争反対の抗議で知られるジョン・レノンが、ピースサインを用いていたことでも知られています。日本では楽しさや喜びを表現するためにピースサインを用いると考えられています。
しかしピースサインの起源は、決して喜ばしいものではありませんでした。発祥は中世のヨーロッパです。1337年から1453年までイギリスとフランスとの間で続いたあの悪名高き宗教戦争、100年戦争の際に、イギリス軍がフランス軍を挑発するために用いたのがこのピースサインの始まりである、と言われています。
そのためか、イギリス、オーストラリア、アイルランド、ニュージーランドといった、大英帝国とゆかりの深い国々では、手のひらを自分に向けたピースサインは今でも、揶揄することや侮辱を意味するもので、決して写真のポーズに使われることはありません。
では日本でなぜこれほどピースサインは有名になったのでしょうか。日本でのピースサインの火付け役になったのが、1972年のカメラのテレビCMで、タレントの井上順氏がピースサインを掲げながら「ピース」を決めセリフとしたギャグに用いたことでした。その後ベトナム戦争の終結と共に井上氏はピースサインに封印をされました。
しかし1980年代に入り、井上氏が再びピースサインにかけた封印を解き、笑いながら顔の近くでピースサインをするギャグを復活させることにより、ピースサインは瞬く間に日本全国に広がってゆきました。こうしたピースサイン流行の背景があるせいか、日本では楽しさや喜び、また親愛の情という意味合いを帯びた写真のポーズとして定着するようになりました。
インスタグラムに投稿する写真に見られる「ピースサイン」の多くは、意味をあまり考えずに行われているものです。しかしインスタグラムの投稿者がとる「ピースサイン」は、確かに顔の表情からも明らかなように、喜びやうれしさを大いに反映したものです。
インスタグラムで自撮り写真を撮り、皆をあっと言わたい、友達や他のインスタグラマーと差を付けたい写真を撮りたいなら、当然参考にすべきなのは、日本や世界のファッション界を牽引し、最新ファッションを世界中に発信し続けるモデルたちです。
モデルたちは、容姿端麗でスタイル抜群である、という自分では変えることのできない要素だけでそのポストを得たわけではありません。モデルの学校や、日々のたゆまぬ努力と観察によって、自分の外見上のウィークポイントをいかに隠し、チャームポイントだけを際立たせる立ち位置や、ポーズのとり方を見つけ出したために、現在の地位を得ることができたのです。
ですからそれらモデルをよく観察し、学ぶなら、おのずとインスタ映えする、一人のおしゃれポーズをとるコツを見つけ出すことができます。これから一人のおしゃれポーズをするコツを3つのカテゴリーに分け、それぞれのカテゴリーの中でどのようにモデルのようなおしゃれポーズをとれるのか、解説します。
1つ目は自撮りでインスタ映えするポーズ、2つ目は自撮りで可愛く写るコツと撮り方、そして3つ目は男性が使えるおしゃれなポーズです。
インスタグラムに投稿する写真の、一人のおしゃれポーズをとるコツの最初のカテゴリーは、「自撮りでインスタ映えするポーズ」です。当然、インスタグラムに投稿することを目的に自撮りをするならインスタ映えする写真を撮りたいはずです。自撮りでインスタ映えするおすすめポーズとそのコツは全部で12個あります。
1番目は「笑顔」、2番目は「目線そらし」、3番目は「横顔」、4番目は「顔を少し隠す」、5番目は「虫歯ポーズ」、6番目は「指ハートポーズ」、7番目は「ちゅんちゅんポーズ」、8番目は「小顔ポーズ」、9番目は「小悪魔っぽく」、10番目は「髪をつまむ」、11番目は「鏡越しに」、12番目は「背景をメインにあえて背中で」です。
自撮りでインスタ映えする最初のポーズは、「笑顔」です。無表情の顔やムスッとした顔が人の心を捉えることはありません。運転免許証やパスポートなどに貼られた証明写真を考えてみると理解できます。証明写真の撮影時は、あまりポーズを気にせずに撮影するかもしれません。
でも出来上がった写真が運転免許証やパスポートに貼られ、それを見ると、ガッカリさせられます。決して人には見せたくないと思うかもしれません。人に見せることを意識して写真を撮るなら、当然「笑顔」でなければなりません。
自撮りでインスタ映えする2番目のポーズは、「目線そらし」です。「目線そらし」にはどんな効果があるのでしょうか。視線をそらす女性心理には、相手に対する好意が含まれるようです。好きな人と目が合ってしまう時、女性は自分がその人に好意を持っていることがバレないように視線をそらせます。
でも視線をそらしたその姿には、好きな人への想いが見え隠れしています。そんな温かい感情が溢れる「目線そらし」はインスタ映えすること間違いなしです。
自撮りでインスタ映えする3番目のポーズは、「横顔」です。「横顔美人」という言葉がありますが、なぜ女性の横顔はそんなに映えるのでしょうか。日本人女性の美人基準は横顔で決まる、という人もいます。日本人女性の顔は、横顔の優しさが感じられる美曲線を特徴としています。
「Eライン」と言われる横顔美人のシルエットは、白人女性よりも日本人女性の方が作りやすく、その理由は、日本人女性の顔は短く丸いため、口、鼻、顎で作られる「Eライン」が一本に揃い、美しく感じさせるためです。そのため日本人女性の可愛らしさや美しさが垣間見えるのが「横顔」ポーズだと言えます。
自撮りでインスタ映えする4番目のポーズは、「顔を少し隠す」です。顔を少し隠して写真を撮ることにはどんな効果があるのでしょうか。人間の心理として、人は全てを見せずにある部分が隠されると、より好奇心がかき立てられます。写真についても同じことが言えます。
顔の一部を意図的に覆い、顔全体を見せない構図は見る者の好奇心をかき立てます。ですから結果的にインスタ映えする写真としての効果を発揮することになります。
自撮りでインスタ映えする5番目のポーズは、「虫歯ポーズ」です。「虫歯ポーズ」とはどんなポーズでしょうか。虫歯があると、その痛みのため、顎に手をやり痛みを和らげようとします。その顎に手をやったポーズが「虫歯ポーズ」です。「虫歯ポーズ」は現在最もポピュラーなポーズの1つですが、なぜそれほど有名になったのでしょうか。
理由は主に2つあります。1つ目は小顔に見せる効果があることです。2つ目は簡単に自撮りができるからです。この「虫歯ポーズ」は雑誌業界やSNSでも広く浸透し、ピースサインの地位を脅かすのでは、と言われるほど、写真のポーズとしてますます人々の間に定着しています。
自撮りでインスタ映えする6番目のポーズは、「指ハートポーズ」です。実は「指ハートポーズ」の発祥はお隣の韓国です。誰が「指ハートポーズ」を始めたか、ということに関しては意見が分かれるようですが、INFINITEのナム・ウヒョンが始めたと言う説と、BIGBANGのG-DRAGONが始めたという説とがあります。
今では韓国のみならず、日本でも人気の写真のポーズとなり、インスタ映えするおすすめの写真のポーズの1つになっています。
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