Google Cloud Platform(GCP)の無料枠を使用してサーバー費を抑える設定方法!

Google Cloud Platform(GCP)の無料枠を使用してサーバー費用を抑えましょう!今回はその方法を余すことなくご紹介します。便利でお得な無料クラウドサーバーであるGoogle Cloud Platformを使い倒しましょう!

目次

  1. 1Google Cloud Platform(GCP)を無料で使う方法
  2. Google Cloud Platform(GCP)の無料トライアルを利用
  3. Google Cloud Platform(GCP)でできること
  4. 無料トライアル資格対象者
  5. 2Google Cloud Platform(GCP)の利用登録
  6. Googleアカウントを取得
  7. プロジェクトの作成
  8. Google Compute Engineでサーバーを作成
  9. 3Google Cloud Platform(GCP)を無料で使うときの注意点
  10. 設定によっては課金されてしまうことも
  11. 4Google Compute Engineの常時無料枠に注目
  12. 条件範囲内で使えばf1-microインスタンスが月1台無料
  13. 5Always Freeは無期限で無料使用可能
  14. Always Freeの対象プロダクトは?
  15. 6Google Cloud Platformで無料のサーバーを持とう!
  16. Googleの記事が気になった方にはこちらもおすすめ!

Google Cloud Platform(GCP)を無料で使う方法

こんにちは。今回はGoogle Cloud Platformを無料枠内で使う方法をご紹介したいと思います。ちなみに、Google Cloud Platformとは何かというとGoogleが提供しているクラウドサーバーの事です。開発関係の方にとって欠かせないインスタンスの作業にとても便利なクラウドサービスです。

ちなみにAppleユーザーの間で有名なクラウドサーバーはiCloudですが、iCloudはデータを保存するサービスなのに対しGoogle Cloud Platformはインスタンスに便利な沢山の機能があるので全く違います。

カテゴリとしてはIaaS(Infrastructure as a Service)の一種だそうです。ただのクラウドサービスでは自分が構成したソフトをインスタンスする事はできません。

今回ご紹介するGoogle Cloud Platformを使えば、自分で構成したアプリケーション等をGoogle Cloud Platform内というクラウドサーバーを使って簡単にインスタンスできるため非常に便利です。

余談ですが当初考案された用語はHaaS(Hardware as a Service)との事でIaaSとHaaSは同じサービスを指している用語だそうです。前置きが長くなりましたが、早速便利なクラウドサーバーGoogle Cloud Platformを無料枠内で使う方法を見てみましょう。

Google Cloud Platform(GCP)の無料トライアルを利用

GCPがインスタンスをするのにとても便利なクラウドサーバーである事はわかりました。すごく使ってみたいけど、機能も多いみたいだしお金かからないか不安になります。そんな不安も無料トライアルを使えば大丈夫です。

安心して便利なクラウドサーバーであるGCPを無料枠内で使ってみましょう。早速GCPで何ができるのかご紹介します。

Google Cloud Platform(GCP)でできること

GCPは、Google Cloud Platformという名前の通りGoogle社から提供されているクラウドサーバーの事です。そのためGoogleで提供されているサービスは利用可能になっています。どのような機能が使えるのか、一部紹介いたします。

▼主な機能

  • Cloud Speech-to-Text…ML によって音声をテキストに変換します。
  • BigQuery…ML が組み込まれた、フルマネージドでスケーラビリティの高いデータ ウェアハウスだそうです。
  • Cloud Vision…ML によって画像から有用な情報を引き出してくれるそうです。

▼ストレージ関連

  • Cloud Storage…文字通りネット上の仮想ドライブのようなものです。iCloudに近いかもしれません。業界内では最高クラスのコストパフォーマンスだそうです。
  • Cloud Bigtable…容量の大きなデータの解析等をするためのデータベースサービスで、非常に高性能だそうです。
  • Cloud SQL… MySQL や PostgreSQL のデータベースの提供だそうです。

▼アプリケーション開発に便利な機能

  • Compute Engine…高性能なVM(仮想マシン)を使用できます。
  • App Engine…難しい設定なしでPHP、Java、Pytjon等の様々な言語を使用できます。
  • Kubernetes Engine…Google Cloud内にKubernetesというオープンソースのプラットフォームを使用できるそうです。主にアプリケーションを迅速に予定通りにデプロイしたり稼働中にアプリケーションをスケール、新機能をシームレスに提供したり等が可能です。

▼学習機能
  • Cloud Natural Language API…Google社が提供している自然言語分析APIを使って、非構造化テキストから場所や人の情報を取り出したり、感情を抽出することが可能です。他のAPIと合わせることで音声データを分析したり、手書き文書からデータを読み取ることも可能です。

▼開発者向け機能

  • Container Builder…Google Cloud Platform を用いたスピーディで一貫性があり信頼性の高い組み立てが可能です。質の高いインスタンスには欠かせない機能です。
上記だけでもかなりインスタンスに便利な機能が備わっている事がわかりました。まだまだこのクラウドサービスには便利な機能があるのですが、今回は割愛します。

GCPにしかない素晴らしい機能の数々をぜひご自分の目で確認してみてください。きっとあなたのインスタンスに役立つと思われます。それでは、無料枠はどのように使用できるのか次の項目で詳しく説明いたします。

12ヶ月間300ドル分が無料で使える

無料トライアル期間中は12か月(1年間)毎月300ドル分まで無料枠内でGoogle Cloud Platformを使用可能です。300ドルという事は日本円でおよそ30,000円です。結構な金額になるので、この金額分を無料枠内で使用できるのは非常にお得感があります。

ただし300ドル分以上使用した時点で無料トライアルは終了、強制的に無料枠は解除され有料プランに移行してしまいます。自分が幾ら使用したかどうかはサイトで確認できるそうなので、気が付いたらなるべく確認してみたほうがいいでしょう。

300ドル以上使った時点で無料トライアルは終了

上記に書いてある通り、300ドル分以上使ってしまった時点でGoogle Cloud Platformの無料トライアルは終了になります。ちなみに月300ドル以上の使用なので、例えば1月に250ドル分使用した場合次の月の2月にはまた300ドル分使用できるようになっています。

毎月の使用金額を200ドル程度に抑えておけば安心して無料トライアルを満喫できますね。お得に使い倒しましょう。ちなみに無料トライアル期間中は全ての機能を使える訳ではないそうです。本番環境用のアプリケーションの実行等はできないとの事ですのでご注意ください。

無料トライアル資格対象者

ちなみに、便利なGoogle Cloud Platformの無料枠を使用できる人は以下の人に限られます。大事な箇所は太線にしてアンダーラインが引いてあるのできちんと確認してください。
 

  • 今現在まで、過去に一度も Google Cloud Platform を有料で利用したことがない。
  • 過去に無料トライアルに登録したことがない。
  • Google Cloud Platform Console においてアカウントの請求を有効にしている。

また、請求書発行ビジネスアカウントは無料トライアルの資格対象外との事です。請求書発行ビジネス アカウントを設定する必要がある場合は、設定方法についてGoogleに問い合わせが必要との事なのでご注意ください。

Google Cloud Platform(GCP)の利用登録

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この記事のライター
田沼
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